太陽光発電と家庭用蓄電池を導入するメリット

太陽光発電と家庭用蓄電池を導入するメリット

「家庭用蓄電池の導入費用は?」
「蓄電池を設置するメリットは?」
「太陽光発電と組み合わせる意味は?」

太陽光発電の導入とあわせて家庭用蓄電池の設置も検討しているとき、総額でどれぐらいの予算が必要なのか、本当に設置するメリットはあるのか気になりますよね。

家庭用蓄電池の導入費用は80〜100万円です。

太陽光発電と組み合わせると、余剰電力がなくなるだけでなく、電気代も大幅に安くできます。

この記事では、太陽光発電と家庭用蓄電池を導入する利点をくわしく解説します。

高額な導入費をサポートしてくれる補助金制度の仕組みや、事前に知っておくべき注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

太陽光発電システムと蓄電池のしくみ

太陽光発電システムと蓄電池のしくみ

太陽光電池や蓄電池について簡単な仕組みと、それぞれの連携方法について解説します。

太陽光発電とは

太陽光電池とは?

太陽光発電は、太陽光の光エネルギーから電気を生み出す発電方法です。

太陽光発電の要となるソーラーパネルは、n型シリコン(n型半導体)と、p型シリコン(p型半導体)の2枚を張り合わせて作られます。

ソーラーパネルに太陽光が当たると、n型シリコンにマイナスの電子が集まり、p型シリコンにプラスの正孔が集まります。

これにより導線内を電子が移動するようになり、電力が生まれる仕組みです。

太陽光さえあれば電気を生み出せるので、エネルギー源が枯渇する心配がない点が太陽光発電の特徴だね。

蓄電池とは

蓄電池とは?

家庭用蓄電池にはいくつかの種類があり、一般的によく利用されるのはリチウムイオン電池です。

リチウムイオン電池は、リチウムイオンの移動によって放電と充電ができます。

放電する際はリチウムイオンが正極に向かって移動しエネルギーとして使用され、充電する場合は逆に負極にリチウムイオンが移動し充電されます。

リチウムイオンが正負の電極に移動することで、電気を貯めたり使ったりできる仕組みだよ!

太陽光発電で発電された電流は直流電流のため、交流電流に変換するためパワーコンディショナーと呼ばれる機器を通さなくてはいけません。

パワーコンディショナーはソーラーパネル用と蓄電池用の2種類があり、別々に設置する充電方式を単機能型、一体化されたタイプはハイブリッド型と呼びます。

蓄電池の
充電方式
特徴
単機能型・蓄電用と太陽光パネル用パワコンが別々
・発電効率は劣る(変換ロスが起こる)
・導入費用が安い
ハイブリッド型・蓄電用と太陽光パネル用パワコンが兼用
・発電効率が良い
・導入費用が高額になる

ハイブリッド型の方が発電した電力のロスが発生しにくく、電気を無駄にすることなく利用できます。

その反面、メーカーごとの相性があるため、単機能型のような自由度の高い組み合わせはできません。

2つのタイプがあることと、それぞれのメリット・デメリットを理解しておこう。

太陽光発電と蓄電池の連携のしくみ

太陽光発電と蓄電池の連携

太陽光発電と蓄電池を組み合わせると、発電した電気を無駄なく利用できます。

内容特徴
太陽光発電・発電分を家庭で利用
・発電の余剰分を蓄電池へ
蓄電池・電力会社の深夜電力等を充電
・太陽光が使えない早朝や夜間に送電

太陽光発電で発電された電気は、通常はそのまま家庭用電力で利用されますが、蓄電池を設置しておけば余剰分もストックできるようになります。

また、太陽光電力だけではなく、電力会社の電気も深夜電力などの安い時間帯にあわせて充電しておける点も利点です。

例えば、Looopでんきのような市場連動型のプランを利用すれば、深夜帯の圧倒的に安くなる時間の電気を蓄電池を使ってお得に貯めておくこともできるよ!

太陽光発電の蓄電池導入にかかるコスト

太陽光発電の蓄電池導入コスト

太陽光発電と組み合わせる蓄電池の導入コストは80〜110万円です。

蓄電池導入の際の初期費用の詳細や、国や地方自治体の補助金を活用して、安く導入する方法を解説します。

蓄電池導入にかかる初期費用

経済産業省と三菱総合研究所による「定置用蓄電システムの普及拡大対策に向けた調査」では、蓄電池を設置する費用について蓄電容量別の平均値が発表されています。

利用者が最も多いとされる蓄電容量5〜7kWhの価格帯を見ると、1kWhあたり12.7万円必要です。

蓄電容量蓄電池の導入費
1kWhあたり
〜5kWh13.9万円
5〜10kWh12.7万円
10kWh〜10.3万円

蓄電池の工事費用は、蓄電容量が増えるほど高くなる傾向です。

平均的な価格帯をみると、蓄電池1基あたり19.6万円の工事費用となります。

蓄電容量蓄電池の工事費
1基設置時の相場
〜5kWh10.0万円
5〜10kWh19.6万円
10kWh〜26.7万円

実際に設置される蓄電池の平均的な5〜7kWhの容量を想定し、蓄電池導入費用と工賃の合計を計算したところ、83.1万円〜108.5万円かかる計算でした。

設置する蓄電池蓄電池導入費の目安
(蓄電池+工賃)
5kWh83.1万円
6kWh95.8万円
7kWh108.5万円

蓄電池の工賃は、太陽光パネルを設置しているかどうかでも金額が変わるわ。

可能であれば、まとめて導入した方が、後々の合計金額と比べてお得になるケースが多いわね。

国や地方自治体の補助金の活用もおすすめ

蓄電池導入は、100万円単位の高額な費用が必要です。

再生エネルギーの普及を進めている国や自治体としては、積極的な蓄電池導入を推奨しているため、高額な導入費用をサポートとして複数の蓄電池補助金制度が設定されています。

  • ZEH支援事業
  • DR対応 蓄電池補助金
  • 自治体の蓄電池補助金は併用可能

それぞれの補助金の詳細について、簡単に解説します。

ZEH支援事業

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の意味で、日本語に訳すと「実質エネルギーゼロの家」という意味です。

実質エネルギーゼロの家とは、家庭内で使用するエネルギーを自宅でまかなえる設備が整った住居のことで、太陽光発電の利用・蓄電池の設置・空調エネルギーを無駄にしないための断熱設備などの機能を備えています。

ZEH住宅を建てるのを国から許可された人は、ZEHビルダーと呼ばれるわ。

ZEHビルダーや施工主向けの補助金として、ZEH支援事業が設定されているわよ。

種類補助金蓄電システム
追加補助金
ZEH定額55万円上限20万円
ZEH+定額100万円上限20万円

ZEH支援事業の補助金は、基本的には55万円で、より高性能はZEH住宅であるZEH+に認定されると100万円の補助金が受け取れます。

さらに、蓄電システムの導入で追加の補助金として最大20万円の補助金が支給されます。

補助の申請者や受け取り主はZEHビルダーや施工主ですが、補助を受けた分、導入費用が安くなるため結果的に利用者にも還元される仕組みです。

DR対応 蓄電池補助金

電力の需給バランスを保つ節電プログラムであるDRプログラムに参加すると貰えるのが、DR対応蓄電池補助金です。

内容詳細
補助金額上限60万円
金額の詳細金額が低いほうが適用
・工賃の1/3
・初期実効容量 3.7万円/1kWh

DR対応蓄電池補助金のDRとは、デマンドレスポンスの略で、太陽光発電や蓄電池等を利用して、電気使用量を抑える行動を指します。

近年の燃料費高騰による電気代急騰はもちろん、電力不足を個々人で対応することが推奨されています。

そのため、国が主導となってDR対応を推進しており、補助金としてサポートしている形です。

自治体の蓄電池補助金は併用可能

蓄電池の補助金は「DR対応 蓄電池補助金」のように国がサポートしているものと、各自治体が独自に実施している補助金制度の2種類にわけられます。

国と自治体の蓄電池補助金は、それぞれを併用することが可能で、うまく組み合わせれば導入費用をかなり安くできます。

例えば、東京都が実施している「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」では、蓄電池設置の補助金も含まれており、金額も上限95万円と高額です。

内容詳細
蓄電池の設置・6.34kWh未満:19万円/kWh
(上限95万円)
・6.34kWh以上:15万円/kWh
DR実証への参加10万円上乗せ
蓄電池に
IoT機器の設置
10万円上乗せ

国や自治体の補助金は、蓄電池の施工主が対応してくれるけど、手続きの面倒さから対応してない事業者もあるわ。

補助金制度もしっかり活用してくれる事業者で、蓄電池設置を選ぶようにすると良いわね。

太陽光発電で蓄電池を設置するメリット

太陽光発電で蓄電池を設置するメリット

太陽光発電を設置するメリットは5つです。

  • 電気代が安くなる
  • 災害時や停電時でも電気を使える
  • 売電価格(FIT価格)が低下しても無駄にならない
  • 安定した電力供給が見込める
  • 太陽光によるクリーンな発電で環境貢献できる

それぞれの利点について、くわしく解説します。

電気代が安くなる

ピークカットにより電気代を安くできる

太陽光発電と蓄電池を組み合わせると、ピークカットが可能になり電気代を安くできます。

ピークカットは、電気を利用する人が多いピークの時間帯に電気を使用せず、電気料金の削減につなげる方法です。

太陽光発電や蓄電池がない場合のピークカットは「電気を使わない」という選択肢しかない一方、太陽光発電と蓄電池がある場合は、普通に電気を利用する感覚でピークカットできます。

電気料金が市場連動型プランの場合だと、ピークタイムの電気代は2〜3倍高くなるのが普通よ。

料金が高い時間帯の電気を太陽光発電分で補うことで、電気代を下げられるという仕組みね。

災害時や停電時でも電気を使える

太陽光システムと蓄電池を設置する大きな利点は、急な災害による長期間の停電時でも、自家発電で安定的に電気を供給できる点です。

蓄電池から住居に給電する場合、電力会社の電気と同じように全部屋で使用できる「全負荷型」と、一部のコンセントだけ利用可能な「特定負荷型」の2タイプに分かれます。

蓄電池
のタイプ
特徴
全負荷型・家全体に電気を供給できる
・災害時も通常と同じように使用できる
・容量が大きいため高価
・サイズが大きいため設置場所を選ぶ
特定負荷型・供給可能なコンセントが限られる
・災害時にも稼働させたい冷蔵庫やエアコン等限定
・容量が小さい分 蓄電池としては安価
・サイズが小さく設置しやすい

「負荷」というのは、電気を消費する機器のことで、電化製品=負荷設備と考えると言葉の意味も分かりやすくなるわよ!

全負荷で全部の家電、特定負荷で一部の家電だけ使えるという感じね。

災害後の停電時でも、普段と同じように給電したい場合は、全負荷型の蓄電池を選ばなくてはいけません。

便利な反面、導入コストは高額になり設置スペースも大きくなるため、利用状況にあわせて蓄電池のタイプを選ぶようにしましょう。

売電価格(FIT価格)が低下しても無駄にならない

FIT価格の推移

太陽光発電などの再生可能エネルギーで発電した電力を、一定期間一定の価格で買い取ることを国が保証した制度がFIT制度です。

余剰分の電力を10年間一定価格で買い取る制度で、高額だった2012年の42円買い取りを例にすると、2022年まで42円で買い取ってもらえます。

ただ、2009年から始まった当初からの買い取り金額から比べると、現在は10〜16円と値下がりしている状況です。

FIT制度を利用した年の金額を基準に10年間固定されるから、利用者目線で買取り額が毎年下がっているわけではないわよ。

勘違いしやすいから注意ね!

10年経過後も継続して買い取りしてもらえますが、1kWhあたり7円程度とさらに売電価格が下がるため、電気を売らずに自己消費する人が半数以上です。

自己消費の際、蓄電池を事前に用意しておけば、余剰分の電力を無断に捨てることなくストックできます。

安定した電力供給が見込める

太陽光発電のデメリットとして、天候によって発電できる量が変わってしまう点があります。

蓄電池を利用すると、晴れ間が続く天候の良い日に電気を貯めておき、天候が悪いときには蓄電池の電気を利用可能です。

太陽光発電の天候に左右される弱点は、蓄電池との併用でカバーできます。

太陽光によるクリーンな発電で環境貢献できる

太陽光発電や蓄電池の導入に対する補助金制度は、国や自治体によって毎年のように積極的に実施されています。

世界的な「再生可能エネルギーへのシフト」の流れの一環であり、より一層の普及が推奨されているため、補助金制度も充実している現状です。

太陽光発電だけでも再生可能エネルギーへの推進活動は行えていますが、蓄電池との併用で余剰分の電気も無駄にしないため、より一層「環境への貢献」ができます。

太陽光発電で蓄電池を設置するデメリット

太陽光発電で蓄電池を設置するデメリット

太陽光発電と蓄電池を設置する際は、4つのデメリットに注意しましょう。

  • 充放電回数によって容量が劣化する
  • 設置スペースが必要
  • 初期費用は高くなりやすい
  • 蓄電池の保証期間外にも注意

それぞれのデメリットについて解説します。

充放電回数によって容量が劣化する

蓄電池は充電と放電の回数が増えるほど劣化が進み、最終的には交換しなくてはいけません。

蓄電池の寿命は、メーカーによるサイクル数の設定や、使用期間によって判別できます。

蓄電池
寿命の目安
詳細
サイクル数・残量0%から満タンまで充電し使い切ったら1サイクル
・記載されているサイクル数分使用できる
・家庭用蓄電池は6,000〜12,000回など
使用期間・蓄電池を設置してから使える期間
・平均すると10〜15年が多い

蓄電池の代表的なメーカーのサイクル数を見ると、6,000回・8,000回・10,000回のように、2,000回刻みで設定されていることが多いです。

1サイクルを1日と換算し、1年で365サイクル使用すると想定した場合、蓄電池の使用年数のは16〜32年程度が目安です。

蓄電池名
(メーカー)
サイクル数使用年数目安
(サイクル数÷365日)
JH-WB1621
(シャープ)
12,000回約32年
LJPB21A
(パナソニック)
10,000回約27年
KPAC
(オムロン)
8,000回約22年
EGS-LM1201
(京セラ)
6,000回約16年
ESS-H1L1
(ニチコン)
6,000回約16年

1サイクルは「0%から100%まで充電して使い切る…」というものだけど、実際は途中で充放電するのが普通だよね。

だから、サイクル数はあくまでも目安程度に考えておく方が良いよ。

設置スペースが必要

蓄電池は屋内型や屋外型など様々なタイプがあり、小型化も進んでいます。

ただし、やはりそれなりの広さのスペースは必要なため、実際の寸法をみながら設置場所を検討しておかなくてはいけません。

蓄電池名
(メーカー)

(mm)
高さ
(mm)
奥行
(mm)
JH-WB1621
(シャープ)
500605360
LJPB21A
(パナソニック)
549776195
KPAC
(オムロン)
452542228
EGS-LM1201
(京セラ)
1,0601,250300
ESS-H1L1
(ニチコン)
1,0601,250300

目安として、エアコンの室外機の標準サイズが幅800mm×高さ550mm×奥行き30mm程度と、各メーカーの蓄電池サイズと似ています。

屋外にエアコンの室外機を設置している場合は、もう1台別の室外機が増えるイメージをしておくと良いでしょう。

初期費用は高くなりやすい

蓄電池を設置する費用は、平均的な金額を見ても100万円近くかかり高額です。

蓄電容量費用の目安
蓄電池の導入費
(1kWあたり)
12.7万円
蓄電池の工事費
(1kWあたり)
19.6万円
合計の目安
(6kWhの場合)
95.8万円

太陽光パネルもあわせて設置する場合、総額は200〜300万円程度になります。

国や自治体の補助金をうまく活用し組み合わせながら、できるだけ導入費用を抑えるようにしましょう

補助金申請は蓄電池の施工主が行うよ!

…つまり、補助金対応もしっかりしている業者が良いということだね。

蓄電池の保証期間外にも注意

3〜5年に1回のメンテンナンスが必須で、1回あたり3.5万円ほどの金額がかかるソーラーパネルとは違い、蓄電池に関しては基本的にはメンテナンスは不要とされます。

屋外に置きっぱなしのソーラーパネル・エアコン室外機などと比べると、蓄電池はかなりしっかりとした外装で覆われており気密性も高いため故障リスクも低いです。

ただし、万が一の故障に備えて、メーカー保証期間はしっかり確認しておきましょう。

蓄電池名
(メーカー)
メーカー保証期間
JH-WB1621
(シャープ)
15年
LJPB21A
(パナソニック)
15年
KPAC
(オムロン)
10年
EGS-LM1201
(京セラ)
10年
ESS-H1L1
(ニチコン)
15年

各社差はありますが、保証金は10年か15年のいずれかの設定にしているメーカーが多いです。

太陽光発電の蓄電池を購入する際のポイント

太陽光発電の蓄電池購入する際のポイント

太陽光発電と蓄電池を購入する際は、3つのポイントも抑えておきましょう。

  • 太陽光発電システムの出力に合った容量を選ぶ
  • 太陽光発電システムと同時に設置する
  • 悪質な訪問販売に注意する

気にしておくべきポイントの詳細について解説します。

太陽光発電システムの出力に合った容量を選ぶ

太陽光発電システムが発電できる出力と、蓄電池が充電できる量のバランスを考えて選びましょう。

生み出す電力が多いのに対して蓄電容量が少なければ余剰分が無駄になり、逆に太陽光発電に対して蓄電池が大きすぎても初期費用が無駄になります。

プロの施工主なら、太陽光発電と蓄電池のバランスを考えた提案をしてくれるよ。

太陽光発電システムと同時に設置する

太陽光発電と蓄電池は同時に設置した方が安くすみます。

設置の際の工事費用や人件費など、二重で計上されてしまう分を1回の費用で抑えられるためです。

また同時設置により、自家消費優先・売電優先・非常用モードなど、利用状況にあわせて太陽光発電の運転モードが選べるようになり、本来の性能を発揮できます。

悪質な訪問販売に注意する

太陽光発電と蓄電池の悪質な訪問販売をされた、というケースもあります。

突然自宅を訪問した事業者から太陽光発電設備と家庭用蓄電池の勧誘を受けた。すぐに契約するつもりはなかったが、「安く契約できるのはあと2件」などと説明されて約300万円で契約してしまった。

引用:国民生活センター

太陽光発電や蓄電池は、国や自治体の補助金をうまく活用して購入するのが基本で、補助金無しに契約することは無いと考えるべきです。

補助金は、施工主が手続きを行いますが、一部の補助金はZEHワーカーなど国から認められた施工主しか応募できません。

補助金申請込みで契約できる施工主は、国からのお墨付きを貰っている業者と言えるため、信頼性を担保する一因と言えるでしょう。

太陽光発電の蓄電池導入でよくある質問

5人家族の電気代でよくある質問

太陽光発電の蓄電池導入で、よくある質問にお答えします。

蓄電池の導入コストは?
蓄電池を導入するには、公費費用も含めて80〜110万円ほど必要です。
導入費用は高額なため、ZEH支援事業・DR対応蓄電池補助金などの国が主導している補助金と、自治体が独自に実施している蓄電池補助金の併用がおすすめです。
>> 蓄電池の導入コストをくわしく見る
太陽光発電で蓄電池を設置するメリットは?
太陽光発電の電気を無駄にすることなく、蓄電池にストックできます。
貯めた電気は、ピークタイムにあわせて利用し、ピークカットによって電気代を安くできる点もメリットです。
また、災害時には非常用電力として蓄電池に貯めた電気を利用できる他、太陽光発電との組み合わせで平時と同じような電力供給も可能です。
>> 太陽光発電で蓄電池設置のメリットを見る
蓄電池設置のデメリットは?
初期費用は100万円単位となり高額であり、太陽光発電とあわせて設置すると200〜300万円の費用がかかります。
国や自治体の補助金制度を必ず使用するようにし、初期投資を安く抑える工夫が必要です。
蓄電池本体の大きさは、一般的なエアコンの室外機程度の大きさがあるため、設置場所も検討しなくてはいけません。
>> 蓄電池設置のデメリットをくわしく見る

まとめ

太陽光発電の蓄電池導入について、おさらいします。

  • 太陽光発電と蓄電池を組み合わせると電気を無駄なく利用できる
  • 蓄電池の導入コストは80〜110万円必要
  • 高額な設置費用のため国や自治体の補助金制度が充実している
  • 深夜電力を蓄電池に充電しても電気代を安くできる

太陽光発電システムを導入する場合は、能力を最大限に発揮するために、蓄電池もあわせて設置するべきです。

導入費用は100万円近く必要で高額ですが、各種補助金も充実しているため、うまく組み合わせることで低価格で導入可能です。

太陽光との組み合わせ以外にも、電気代の安い時間帯の電力会社の電気もストックできるようになるため、トータルの電気代をかなり安く抑えられます。

一般的な電気事業者は1kWhあたり20〜30円だけど、時間帯によって電力量料金が変わる市場連動型プランの深夜帯なら1kWh10円ぐらいに抑えることもできるよ!

太陽光発電と蓄電池の組み合わせとあわせて、市場連動型プランのLooopでんきなどへの切り替えも検討しましょう。

電気代が高くなる時間は、太陽光発電や蓄電池の電力を利用し、電気代が安くなる深夜帯電力を蓄電池にストックするなど組み合わせの幅はさらに広がります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。