オクトパスエナジーの料金は高い？プランの特徴をプロが解説

「オクトパスエナジーは高い？」
「大手電力会社とどっちが安い？」
「料金が安いのはどのプラン？」

SNSで話題のオクトパスエナジーについて、大手電力から乗り換えて実際のところ電気代は安くなるのか、気になりますよね。

三浦 瞬

オクトパスエナジーの標準プラン「グリーンオクトパス」は、関西電力・中国電力以外の地域であれば、大手より安くおすすめです。

東京・中部・北海道・東北電力エリアで契約1年目なら、もっとも安くなるシンプルオクトパスにも契約できます。

この記事では、オクトパスエナジーの料金について解説します。

各プランの特徴と、電気代は高いのか安いのかを解説するので、ぜひ参考にしてください。

＼全国対応で大手より安い／

オクトパスエナジーの基本料金と電力量料金は安い

オクトパスエナジーの標準プランであるグリーンオクトパスは、沖縄や離島を除く全国提供しており、全エリアで大手よりも基本料金と電力量料金が安いです。

ポップでカラフルなサイトデザインは、電力会社らしくない一見すると怪しい雰囲気ですが、実はイギリスに本社を構え電力販売量1位の実績もある大手です。

日本進出にあたり、日本国内で電力販売量1位の「東京ガスの電気」とタッグを組み、実質再エネ100％の電力を販売しています。

イギリス＆日本でそれぞれ1位の会社だから、安心感があるね。

代表的なプランはグリーンオクトパス

オクトパスエナジーの代表的な料金プランがグリーンオクトパスで、再エネ実質100％の電気でありながら、大手よりも基本料金も電力量料金も安いです。

再エネ実質100％の電気は、非化石証書の購入費用がかかるため本来は高くなりますが、オクトパスエナジーは再生可能恵那ルギー以外の電力と比べても安くなります。

オクトパスエナジーにはスタンダードプランというプランもあり、その名前から標準的なプランに見えますが、グリーンオクトパスより割高です。

中国電力と四国電力だけは、グリーンオクトパスよりもスタンダードオクトパスを選んだ方が安くなるため、それ以外の地域の人はグリーンオクトパスを選択しましょう。

オクトパスエナジーの基本料金は日額表記のため、365を掛けて12で割った金額を月額として表記しています。

大手より電気代が安くて環境保全も手助けできるのが、オクトパスエナジーの標準プラン「グリーンオクトパス」だよ。

＼全国対応で大手より安い／

各地域の大手と比較して安い

グリーンオクトパスは、旧一般電気事業者の従量電灯A/Bに比べて基本料金や電力量料金が安いです。

沖縄や離島を除く全国展開しており、どの地域でも大手より安くなっています。

オクトパスエナジーの基本料金は日額表記のため、365を掛けて12で割った金額を月額として表記しています。

実際に電気代を計算する際は、基本料金と電力量料金の他に、燃料費調整額と再生可能エネルギー促進賦課金も加えて計算します。

燃料費調整額は大手よりも割高

オクトパスエナジーは基本料金と電力量料金が安い分、燃料調整費は大手よりも高いです。

オクトパスエナジーの電気代で使用される項目は、基本料金・電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金の4点です。

このうち、基本料金と電力量料金はオクトパスエナジーの方が安く、燃料費調整額は東電や関電などの大手電力会社の方が安くなります。

再エネ賦課金は、どの電力会社でも共通で全国一律価格のため同じ金額です。

実際に電気代を試算してみると、燃料費調整額が高い分を差し引いても、ほとんどの地域でオクトパスエナジーの方が安くなります。

グリーンオクトパスと大手電力会社の料金比較

グリーンオクトパスと旧一般電気事業者の従量電灯A/Bを比較すると、関西・中国電力管内を除き、グリーンオクトパスのほうが電気代が安くなります。

特に北海道電力管内は、北海道電力からの切り替えで7％前後も安くなるため、迷わず切り替えましょう。

北海道の試算例だと、年間1～2万円も電気代が浮くのね！

オクトパスエナジーの料金プラン

オクトパスエナジーは、グリーンオクトパス以外にも複数のプランを提供しています。

ほとんどのプランが全国供給ですが、一部プランのみ供給エリアが限定されているため注意しましょう。

それぞれのプランについて、詳しく解説します。

基本的なプランは3つ

オクトパスエナジーの基本的なプランは、グリーンオクトパス・スタンダードオクトパス・シンプルオクトパスの3つです。

まずは、各プランで安くなる地域が違う点を抑えておこう！

それぞれの料金を比べると、最も安いのが1年間だけ契約できるシンプルオクトパスで、次の標準プランのグリーンオクトパスです。

オクトパスエナジーの基本料金は日額表記のため、365を掛けて12で割った金額を月額として表記しています。

基本料金と電力量料金だけみると、シンプルオクトパスはさほど安くないように見えます。

ただし、シンプルオクトパスは基本料金0円に加えて燃料費調整額も不要という特徴的なプランのため、同じ条件下でトータルで試算すると最も安いです。

スタンダードオクトパスは高いので注意

スタンダードオクトパスはグリーンオクトパスと比べ、基本料金・電力量料金ともに高いです。

ただし、中国電力と四国電力エリアのみ、グリーンオクトパスを契約するよりも安くなります。

1年限定で最も料金が安くなるシンプルオクトパスは、中国電力・四国電力エリアで契約できないよ。

だから、その中国地方と四国住まいの人だけは、スタンダードオクトパスを選んだ方が良いということだね。

シンプルオクトパスは最安だが期間とエリア限定

シンプルオクトパスは、初回の1年間限定で地域限定で契約できるプランで、オクトパスエナジー内で最もお得なプランです。

契約できるエリアは、東京・北海道・東北・中部電力管内の4箇所で、2年目以降は自動的にグリーンオクトパスに切り替わります。

シンプルオクトパスは、電気料金の計算方法も他のプランとは違っており「（電力量料金＋再エネ賦課金）×使用量」という簡単な計算式な点が特徴です。

グリーンオクトパスは、基本料金・電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金の4つ。

シンプルオクトパスは、電力量料金と再エネ賦課金の2つしか計算式に使わないよ！

1年分の料金を試算すると、シンプルオクトパスが最も安くなります。

シンプルオクトパスは基本料金が0円なので、電力使用量が少ない一人暮らしの人にもおすすめです。

注意点として、今後のレアなケースとして燃料輸入価格が極端に下がれば、シンプルオクトパスよりもグリーンオクトパスの方が安くなる可能性もあります。

オクトパスエナジーのその他のプラン

オクトパスエナジーのその他のプランは、ソーラーオクトパスやみなとみらいオクトパス、EVオクトパスのプランです。

みなとみらいオクトパスは、オクトパスエナジーが横浜市の再エネ普及連携事業のパートナーとして選ばれ、みなとみらい地区の人の売り上げの1％が環境保全にあてられるというエコなプランです。

LLオクトパスはグリーンオクトパスの前身と言えるプランですが、料金はグリーンオクトパスのほうが安く、これから選ぶ理由はありません。

オクトパスエナジーのオール電化プランは関西なら安い

オクトパスエナジーのオール電化住宅向けプラン「オール電化オクトパス」は、関西電力エリアなら安くおすすめです。

東京電力エリアは、一見して基本料金が安いオール電化オクトパスに軍配が上がりそうですが、燃料調整費で逆転されて割高になります。

関西は関西電力が強い印象だけど、オール電化に関してはオクトパスエナジーがおすすめだよ！

ただし、今は契約できない「はぴｅプラン」など、以前のプランから契約していた人は、割引分だけ関電の方が安くなるケースがあるから注意しよう。

オクトパスエナジーの料金でよくある質問

オクトパスエナジーの料金でよくある質問にお答えします。

まとめ

最後に、オクトパスエナジーの料金について、おさらいします。

オクトパスエナジーは、実質再生可能エネルギーを使っていながら、電気代が大手より安いのが特徴です。

標準プランのグリーンオクトパスは、全国のほとんどの地域で大手より安くなりますが、中国・四国電力エリアの人はスタンダードプランがお得です。

東京・北海道・東北・中部電力住まいの人は、最安のシンプルオクトパスを選びましょう。

住んでる地域によって、おすすめプランが変わっている点に注目だね。

イギリスに本社を構えるオクトパスエナジーは、イギリスで電力販売1位の実績があり、日本では「日本国内販売量1位」の東京ガスの電気と共同経営しています。

新電力に不安を感じるから、大手の電力会社から選びたいという人も、オクトパスエナジーはおすすめできるサービスです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。