北海道エリアでおすすめの新電力会社は？電気料金プランを比較

「北海道電力エリアでおすすめの新電力は？」
「北海道電力と比べてどのくらい安くなる？」
「家族の人数に合った安い新電力は？」

最近では電気代が値上がりしていることもあり、北海道電力エリアでおすすめの電力会社を探している人も多いでしょう。

しかしたくさんの電力会社のなかから、おすすめの電力会社を探すのは大変ですよね。

北海道電力エリアの新電力のおすすめは6社です。

• Looopでんき
• オクトパスエナジー
• J:COMでんき
• TERASELでんき
• idemitsuでんき
• シン・エナジー

どの会社も北海道電力以下の電気料金を期待できますよ。

本記事では、北海道電力エリアでおすすめの新電力を解説します。

家族の人数別でおすすめの新電力を紹介するほか、北海道の電気料金の平均額なども解説するので、ぜひサービス選びの参考にしてください。

北海道エリアでおすすめの電力会社

北海道エリアでおすすめの電力会社は6社です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Looopでんき

Looopでんきが提供するプラン「スマートタイムONE」は、電力市場の価格に応じて電力量料金単価が変動する「市場連動型」の料金プランです。

電力の市場価格に連動して30分ごとに電力量料金単価が変動するため、なるべく単価の安い時間帯に集中して電気を使うことで、電気料金を抑えられます。

また電力量料金単価の変動を専用アプリで確認できるのも特徴で、ピークシフトを簡単に実現できます。

市場連動型プランはピークシフトに取り組んでこそ。

アプリで簡単にピークタイムを確認できるのはいいわね。

ただし市場連動型プランは、電力市場の取引価格の影響を強く受けるため、場合によっては単価が想定より上昇することがあります。

直近の数ヶ月では目立った単価の上昇はありませんが、1つのリスクとして把握しておくと失敗がありません。

オクトパスエナジー

オクトパスエナジーは再生可能エネルギーによる電力供給を得意としているのが特徴です。

代表的なプランの「グリーンオクトパス」は実質再生可能エネルギーを100%使用しているにもかかわらず、電力料金は業界最安クラスです。

環境に貢献しながら電気料金を抑えたい人には、おすすめの新電力サービスです。

一般的に、環境に配慮した電気を使うプランは単価が高くなりがちだけど、オクトパスエナジーは料金が安く、北海道電力の料金よりも安くなる可能性が高いよ。

またオクトパスエナジーは料金プランの種類が豊富で、一般的な従量料金プランや時間帯によって単価が安くなるプランなど、タイプの異なるプランを複数提供しています。

変更手続きも簡単にできるので、さまざまなタイプのプランを試してみたい人にもおすすめです。

J:COMでんき

J:COMでんきはJCOM株式会社の提供する新電力サービスです。

段階制料金プランの「従量電灯B」プランや環境に配慮した電気を使う「グリーンメニュー」などを提供しています。

J:COMでんきの料金プランは、北海道電力の従量電灯Bプランよりも単価が低く設定されているので、燃料調整費が大きく高騰しない限りは、北海道電力よりも電気料金が安くなる可能性が高いです。

ただし燃料費調整額は燃料の調達コストによって単価が毎月変動するよ。

現在は落ち着いているけど、燃料費調整額が大きく上昇した場合は、電気代の総額が逆に高くつくこともあるので注意してね。

J:COMでんきにはポイント還元がありませんが、J:COMモバイルの割引やデータ容量の増量など、同社の関連サービスを絡めた特典が用意されています。

J:COM光やJ:COMガスなど、生活インフラをJ:COMで揃えている人には特におすすめです。

TERASELでんき

TERASELでんきは、株式会社エネクスライフサービスの運営する新電力です。

エネクスライフサービスは伊藤忠グループの関連会社なので、運営企業の信頼性を重視する人には特に魅力的なサービスと言えるでしょう。

またTERASELでんきは電気料金が安いのも特徴です。

電力量料金単価が北海道電力よりも安く設定されているため、同じ使用電力量の場合は、北海道電力よりも電気料金が安くなる可能性が高いです。

燃料費調整単価の動向によっては北海道電力と料金が逆転する可能性もあるわ。

直近の状況では、TERASELでんきと北海道電力でほぼ同額よ。

おすすめのプランは、段階制料金プランの「超TERASEL北海道B」「TERASEL北海道B」で、月間の使用電力量が280～300kWh以上の場合は「超TERASEL北海道B」がお得です。

idemitsuでんき

idemitsuでんきは、出光興産株式会社が提供する新電力サービスです。

一般家庭向けには、段階制料金プランの「Sプラン」と、オール電化住宅向けの「オール電化プラン」が提供されています。

Sプランは、北海道電力の「従量電灯Bプラン」に相当しますが、料金単価はどの段階でも北海道電力以下なので、北海道電力からの乗り換えで電気代が安くなる可能性が高いです。

idemitsuでんきが北海道電力よりも高くなるのは、燃料費調整額が高騰した場合だよ。

今は燃料費調整額が北海道電力とほぼ同額なので、電気の使用量に関わらず北海道電力よりも電気代を抑えられる可能性が高いよ。

また、idemitsuでんきならではの強みとして自動車のガソリン代や電気代の割引があります。

ガソリンや軽油の場合、1リットルあたり最大10円が割引されるので、自家用車を使う頻度の多い家庭には特におすすめです。

出光興産と言えば、ガソリンスタンドを思い浮かべる人が多いはず。

EV車向けの割引も用意されているので、自動車のタイプに関わらずぜひチェックしてみよう。

シン・エナジー

シン・エナジーは、標準的な段階制の料金プランに加えて、時間帯別の低料金プランが魅力的な新電力サービスです。

昼に安い「【昼】生活フィットプラン」や、夜に安い「【夜】生活フィットプラン」など、生活スタイルに合わせた低単価プランを選ぶことで、無理なく節約に取り組めます。

また「きほんプラン」は電力量料金単価も安く設定されており、2024年8月時点では、電気料金は業界でも最安クラスです。

目立った特典やセット割はありませんが、JALマイルによるポイント還元があるので、マイルを集めている人もぜひチェックしてみましょう。

家族の人数別でおすすめする北海道電力エリアの電力会社

北海道電力エリアでおすすめの電力会社を家族の人数別に紹介します。

家族の人数が同じでも、家族のライフスタイルによって使用する電力量や電気を使う時間帯は大きく変わります。

試算条件も掲載しているので、あわせてご確認ください。

1人暮らしでおすすめの電力会社

北海道電力エリアの1人暮らしでおすすめの電力会社は「Looopでんき」と「オクトパスエナジー」です。

上記の試算は、北海道電力エリアでの1人暮らしを想定して、契約アンペアを30A、使用する電力量を135kWhとして試算しています。

北海道電力エリアの1人暮らしにもっともおすすめの新電力はLooopでんきです。

Looopでんきの「スマートタイムONE」は基本料金がゼロ円かつ料金単価が市場に連動して変わるので、単価の低い時間帯に集中的に電気を使うことで、電気代を大きく下げられます。

当サイト編集部の試算によると、北海道電力からLooopでんきに乗り換えた場合、年間で16,740円も電気代を節約できる見込みです。

ただしLooopでんきは市場連動型で単価の変動があるので、場合によっては思うほどの節約効果が見込めない場合があるよ。

積極的にピークシフトを活用できる人向けだね。

また単価が市場に連動しない料金プランがよい人には、オクトパスエナジーがおすすめです。

オクトパスエナジーの「シンプルオクトパス」は3段階制の料金プランで、1人暮らしで想定される30A、月間使用電力量135kWhで計算した場合の平均月額料金は5,169円と非常に安価です。

「シンプルオクトパス」の基本料金や電力量料金単価は北海道電力以下なので、同じような使い方をしても、北海道電力より電気代が安くなる可能性は高いです。

2～3人暮らしでおすすめの電力会社

北海道電力エリアの2～3人暮らしでおすすめの電力会社は「Looopでんき」と「シン・エナジー」です。

上記の試算は、北海道エリアでの2人暮らしを想定して、契約アンペアを30A、使用する電力量を259kWhとして試算しています。

北海道電力エリアの2～3人暮らしにおすすめの新電力はLooopでんきです。

Looopでんきは、市場連動型のプラン「スマートタイムONE」を提供しており、電力の市場価格にあわせて単価が30分ごとに変わります。

2～3人暮らしでそれぞれの在宅時間がズレている場合は、電力料金単価の安い時間帯を狙って家電を使えるので、無理なく節約が可能です。

単価の安い時間帯に家電を集中して使うと、電気代を節約できるよ。

当サイトが想定する試算条件では、北海道電力からの乗り換えで、年間で27,000円以上を節約可能です。

またシン・エナジーの「きほんプラン」の場合も、年間で16,000円以上を節約できる見込みです。

4人暮らしでおすすめの電力会社

北海道電力エリアの4人暮らしでおすすめの電力会社は「Looopでんき」と「シン・エナジー」です。

上記の試算は、北海道エリアでの4人暮らしを想定して、契約アンペアを50A、使用する電力量を350kWhとして試算しています。

北海道電力エリアの4人暮らしにおすすめの新電力はLooopでんきです。

Looopでんきは「スマートタイムONE」という市場連動型のプランを提供しており、電力量料金単価が30分ごとに変動します。

単価は昼間に下がり夜に上がる傾向があるので、電気の安い時間帯に集中して家電を使うことで、年間47,000円近い電気代の削減を見込めます。

市場連動型プランは、電力量料金単価の安い時間帯にまとめて電気を使うのが節約のコツだよ。

ただし実際にどれだけ節約できるかは使い方によってずいぶん変わるので、上記の試算は一例として見てね。

また料金単価の変動がないプランがよければ、シン・エナジーがおすすめです。

料金単価が北海道電力よりも安いため、乗り換えることで年間で25,000円以上が節約できる試算です。

北海道エリアで電気とガスのセット割がある電力会社

北海道電力エリアで電気とガスのセット割がある電力会社は下記の4社です。

ただしセット割は一見お得に見えますが、必ずしも最安の組み合わせとは限りません。

むしろ最安にならないパターンの方が多いので、電気とガスを別々の会社で契約するパターンも含めて、実際に試算してみることが重要です。

たとえばガス会社系の新電力は電気代が安く、電力会社が展開しているガスサービスはガス会社よりも料金が安い場合があるわ。

セット割よりもそれぞれを個別に組み合わせた方が得になる場合もあるので、イメージに捉われず必ず試算してね。

またエリアも非常に限られているので、自分の住所が対象のエリアに含まれているかも、事前にチェックしておきましょう。

北海道の年間の平均電気代は？

総務省統計局が実施した家計調査によると、2023年7月～2024年6月の北海道電力エリアにおける2人以上世帯の年間電気代はおよそ143,169円です。

全国エリアの同期間の年間電気代が133,121円なので、北海道電力エリアの年間電気代は、全国平均よりも10,000円近く高いです。

また2022～2023年は燃料費調整額の上昇により、一部の新電力において電気代の高騰が生じましたが、2024年の現在はおおむね落ち着いてきています。

2024年に入って以降、「電気代が何倍にも跳ね上がった」という話は聞かないわ。

ただしこれは、政府によって2024年5月まで実施されていた激変緩和措置や、同8月から3ヶ月間にわたって実施される「酷暑乗り切り緊急支援」による効果も大きいです。

2024年に入って以降、電気料金における託送料金の追加や再エネ賦課金単価の上昇などが実施されており、電気料金これから上昇していくことが見込まれます。

特にこれまで北海道電力を契約していて、電気料金の値上げに不満を感じている方は、新電力会社への乗り換えを真剣に検討することを強くおすすめします。

2024年9月25日 激変緩和措置とは？今後の電気料金はどうなるの？

北海道エリアで即日開通が可能な新電力会社は？

北海道エリアで即日開通が可能な新電力会社は2社です。

ただし時間間近の連絡の場合、電力会社で対応ができない場合もあります。

余裕をもって、なるべく早めに連絡するようにしましょう。

また転居先にスマートメーターが設置されていることが前提条件の場合もあるので、事前の条件確認をしっかりと行いましょう。

2024年10月11日 電気契約が即日開通可能なのはどこ？引越し当日でも間に合う？

北海道電力エリアの電力会社によくある質問

北海道電力エリアでおすすめの電力会社によくある質問を回答します。

まとめ

最後に北海道エリアでおすすめの電力会社についておさらいしましょう。

北海道電力エリアは全国平均と比較して電気代が高めです。

電気代が比較的安い九州電力エリアの110,215円と比べると、年間で40,000円以上も高額なので、積極的に電気代の節約に取り込むことが重要です。

新電力ベスト編集部が最新の料金単価にもとづいておすすめする新電力は6社です。

最近では燃料費調整額や電力の市場価格が落ち着いているため、上記の電力会社への乗り換えによって、北海道電力よりも電気代が安くなる可能性はかなり高いです。

ただし実際にかかる電気代は、プランの選び方や電気の使い方などによっても変わります。

それぞれの電力会社の特徴をしっかりと把握して、自身の使い方にぴったりと合った電力会社に乗り換えましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。