一人暮らしの電気代の平均は?季節ごとの目安を解説

一人暮らし電気代の平均

「一人暮らしの平均的な電気代は?」
「電気代が高い理由は?」
「一人暮らしで電気代を節約する方法は?」

一人暮らしをしていて、1ヶ月の電気代が平均より高いのか安いのか、不安に思う方も多いでしょう。

最近では電気代も上昇傾向にあるため、支払う額は少しでも抑えたいですよね。

総務省統計局が実施した2023年の家計調査によると、一人暮らし1ヶ月の平均電気代は6,201円です。

電気代は地域や季節によっても異なりますが、最近は燃料費の高騰の影響も大きいです。

本記事では、一人暮らしの電気代の平均額や、季節や地域ごとに電気料金が高い理由を紹介します。

一人暮らしの方向けに、効果的な電気代の節約方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。

一人暮らし1ヶ月の電気代は6,201円

一人暮らしの1ヶ月の電気代

総務省統計局が実施した2023年の家計調査によると、一人暮らしで1ヶ月にかかる電気代は平均で6,201円です。

一年間の電気代に換算すると74,412円とかなり高額で、電気代は光熱水費のなかで大きな割合を占めています。

過去5年間単身世帯の平均電気代
2019年5,700円
2020年5,791円
2021年5,482円
2022年6,808円
2023年6,201円
総務省統計局が実施した2019~2023年の家計調査より

2019~2021年までの一人暮らし電気代は横ばいで、安定しています。

しかし2022年は世界情勢の悪化により、電気を発電する燃料費が高騰したため、電気代が大きく上昇しました。

2023年には、政府によって「電気・ガス価格激変緩和対策」が実施されたことにより、単身世帯の電気代は再び下がっています。

単身で一般的な暮らし方をしているのに、電気代が6,201円以上もかかっているなら、意識しないまま電気を使い過ぎている可能性大よ。

電気の使い方を早急に見直しましょう。

一人暮らしの電気代が気になる人は、電気代を節約する方法を参考にしてください。

また2024年5月から、政府による電気料金の補助施策が縮小されるため、電力会社によっては電気料金が実質的に値上げされます。

電気の使い過ぎに注意して、少しでも節電できないか検討しましょう。

電気代は季節や地域によって異なる

電気代は季節や地域によって異なる

総務省統計局の実施した2023年、2024年の家計調査によると、単身世帯の平均的な電気代は季節や地域によって異なります。

季節ごとの1ヶ月の平均電気代

外気の温度の変化に応じて電気の使い方も変わるため、季節ごとに電気代は大きく異なります。

季節ごと1ヶ月の平均電気代
2024年1~3月7,150円
2023年10~12月5,833円
2023年7~9月5,842円
2023年4~6月5,486円
総務省統計局が実施した2023年4月~24年3月の家計調査より

2024年1月~3月は、ほかの季節と比較して電気料金がかなり上昇しています。

冬場は日照時間が短く、照明や家電を長く使用するため、電気代が高くなりがちです。

また同時期は燃料費の高騰を受けて、大手電力会社が電気代を値上げしたことも理由に挙げられます。

電気代のかかる暖房や電気ヒーターを使ったことも理由として上げられるよ。

一方、2023年4~12月の電気代を見ると安定しています。

電気代が安定している理由は、燃料費が落ち着いたことでJEPXの市場価格が安く取引されるようになったためです。

JEPXとは?

JEPXは電力会社が電気を売買できる国内唯一の卸電力市場です。

JEPXは日本語で「日本卸電力取引所」と言い、英名の「Japan Electric Power Exchange」の頭文字から名称が取られています。

2016年4月の電力小売全面自由化以降、多くの会社が電力市場に参入してきましたが、その大部分は発電所を保有しておらず、自社での電気の調達が困難でした。

JEPXは電気事業法にもとづく国の指定法人として、すべての電力会社が安定して電気を調達できるよう運営されています。

一人暮らしの電気代は季節によって大きく変動するので、電気代の高い時期は節電の意識を高く持ちましょう。

地域ごとの1ヶ月の平均電気代

地域の電気代はエリアによってばらつきがあり、電気代の高い地域から安い地域まであります。

地域ごと1ヶ月の平均電気代
北海道・東北8,103円
関東6,635円
北陸・東海7,252円
近畿6,052円
中国・四国7,394円
九州・沖縄5,513円
総務省統計局が実施した2023年の家計調査より

一人暮らしの電気代が最も高い地域は北海道・東北エリアで、1ヶ月の平均的な電気代は8,103円です。

北海道エリアの電気代が高い理由は、広大な土地に電力を供給できる電力会社が少ないことや、寒冷地で暖房器具を多く使うことが挙げられます。

北海道エリアは九州・沖縄エリアと比較して、1ヶ月の電気代が約30%も高かったわよ。

「北陸・東海エリア」と「中国・四国エリア」は、「九州・沖縄エリア」と比較して、電気代が約25%も上がっています。

九州・沖縄エリアは、一年を通して温暖な地域であるため、寒さの厳しい地域より電気代が安くなります。

電気代の内訳

電気代の内訳

電気代の内訳の項目はおもに4つです。

  • 基本料金
  • 電力量料金
  • 燃料費調整額
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金

毎月の電気代を支払いの金額としてしか認識していない人も多いかと思いますが、内訳を意識することは重要です。

何にどれくらいの費用が生じているのかをしっかりと確認して、電気代節約のポイントをつかみましょう。

内訳①:基本料金

基本料金とは、電力会社が料金プラン別に設定している固定料金のことです。

電力会社の設備費、人件費、機材費などに相当する費用として設けられています。

東京電力エナジーパートナーを例に出して基本料金を紹介します。

契約アンペア(1契約)基本料金
10A311円75銭
15A467円63銭
20A623円50銭
30A935円25銭
40A1,247円00銭
50A 1,558円75銭
60A1,870円50銭
東京電力エナジーパートナー2024年4月1以降の基本料金

基本料金は10~60Aまであり、10A増えるごとに料金が上乗せされます。

アンペア数が大きいほど、同時に使える電気量も大きくなるので、契約するアンペアは、家庭で使う電気の使用量や世帯人数などを考慮しながら決めるのが一般的です。

また基本料金は固定費用として含まれるため、全く電気を使用していない場合でも、電気代として請求されてしまいます。

適切な契約アンペアと契約することが大切になるわよ。

内訳②:電力量料金

電力量料金は3段階料金制度とも言い、段階的に料金が設定されています。

利用者に対して節電や省エネ化を促すために、電気の使用量が多いほど料金単価が高くなるよう設定されていることが一般的です。

東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bプランを見ても、第1段階よりも第2段階の方が単価が高く、第3段階の単価の方がさらに高額です。

従量電灯B電力量料金
1kWhあたり
第1段階料金
(120kWhまで)
29円80銭
第2段階料金
(120~300kWh)
36円40銭
第3段階料金
(300kWh超)
40円49銭
東京電力エナジーパートナー2024年4月1以降の電力量料金

電力量料金は120kWhまでは1kWhあたり29円80銭で、使用量が120kWhを超えると1kWhあたり36円40銭になります。

電気使用量が300kWhを超えると1kWhあたり40円49銭になり、最も電気代が高くなります。

一人暮らしの方が一ヶ月間電気を使用すると、第2段階料金の使用量におさまることが多いよ。

関西電力の従量料金制

西日本にある関西電力の従量料金Aを見ていきます。

従量電灯A電力量料金
1kWhあたり
15kWhまで522円58銭
(1ヶ月の最低料金)
15~120kWhまで20円21銭
120~300kWhまで25円61銭
300kWh超28円59銭
関西電力より2024年4月1以降の電力量料金

関西電力の電力量料金は東京電力とは違い、最初の15kWhまでは522円58銭の最低料金がかかり、基本料金はありません。

使用電力が15kWhを過ぎると、120kWhまで1kWhあたり20円21銭の電力量料金が発生します。

120kWhを超えると、1kWhあたりの電気使用量が徐々に高くなります。

関西電力と似た料金プランの地域は、中国エリア、四国エリア、沖縄エリアがあるよ。

内訳③:燃料費調整額

燃料費調整額とは、電気を発電する原材料の価格を電気料金に転嫁するために設けられた項目です。

電気を発電する燃料は、石油、石炭、LNG(液化天然ガス)などで、3ヶ月間の貿易統計価格により月の電気代に反映されます。

下記は燃料費調整額が電気代に反映するまでの表です。

燃料費調整額が反映される3ヶ月間電気代の反映月
1月~3月6月
2月~4月7月
3月~5月8月
4月~6月9月
5月~7月10月
6月~8月11月
7月~9月12月
8月~10月1月
9月~11月2月
10月~12月3月
11月~1月4月
12月~2月5月

燃料費調整額は電力会社の経営を安定させるために、1996年1月から導入されました

世界の経済情勢の悪化によって燃料費が高騰すると、各電力会社は自社で燃料費を負担することになるため、経営が逼迫します。

そこで燃料コストを燃料費調整額として反映することで、電力会社の経営安定を図っています。

燃料費調整調達費のプラスとマイナス調整

燃料費調整調達費は、月によって単価が大きくなる場合と小さくなる場合があります。

プラスに調整された月は電気代への負担が大きくなり、マイナスに調整された場合は反対に負担が小さくなります。

燃料費調整調達費がプラス調整されるのは、電気を発電する燃料費が高騰した場合です。

JEPXにも影響が及び市場価格が高くなると言われているよ。

燃料調整費がマイナス調整されるのは、再生可能エネルギーで多く発電できた場合や、燃料費が落ち着いた場合などです。

燃料費調整額の計算方法は以下です。

▼燃料費調整額の計算方法

+プラス調整の場合は下記の計算方法(電気代が高い)

「燃料費調整単価(円/kWh) = (平均燃料価格 - 86,100円) × 基準単価1,000」


-マイナス調整の場合は下記の計算方法(電気代が安い)

「燃料費調整単価(円/kWh) = (86,100円 - 平均燃料価格) × 基準単価1,000」

今後、燃料費調整額は激変緩和措置による補助政策が終了すると、さらに電気代は値上がりするわよ。

内訳④:再生可能エネルギー発電促進賦課金

再生可能エネルギー発電促進賦課金

再生可能エネルギー発電促進賦課金とは「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」によって電力会社が買い取りに支払った費用を、利用者に負担させるために設けられた費用です。

再生可能エネルギーの固定価格買取制度とは、太陽光や風力などで発電した電気を電力会社が固定価格で買い取る制度です。

この固定価格買取制度では、再生可能エネルギーを今後より普及していくために、買い取りにかかる費用を全国一律の価格で消費者が負担することが定められています。

現在、日本の電力のおもな発電方法は火力発電や原子力発電で、再生可能エネルギーだけでは、一般家庭の電気をまだまかなえないよ。

自宅に太陽光発電を設置すれば、再エネ賦課金を支払う必要がなく、逆に電気代が割引きされます。

再生可能エネルギーには、太陽光発電や風力発電などのほかに、バイオマス発電や地熱発電があります。

再生可能
エネルギー
発電方法
太陽光発電太陽の光を利用して発電するので枯渇する心配がない
風力発電風の力で発電するので枯渇する心配がなく半永久的に発電できる
バイオマス発電木質燃料、バイオディーゼル、バイオエタノールなどを燃焼させて発電する
地熱発電 地下にあるマグマの熱(1,000℃)によって発電する

再生エネ賦課金を支払って、原発や火力発電に頼らないクリーンな再生可能エネルギーを日本に普及していきたいね!

一人暮らしの電気代を節約する方法

一人暮らしの電気代を節約する方法

一人暮らしで電気代を効果的に節約する方法は6つです。

  • 適切なアンペア数に変更する
  • 家電や照明をこまめに消す
  • 照明をLED電球に替える
  • 古い家電を買い替える
  • 消費電力の大きい家電の使い方を見直す
  • 節電タップを使用する

一人暮らしの電気代を節約する大きなポイントは、無駄な電力を使わないことです。

今後のために下記に紹介する節電方法を把握して、電気代を大幅に節電してください。

適切なアンペア数に変更する

適切なアンペアに変更する

電気代を節約したい場合は、適切なアンペアに変更することで基本料金の節約になる場合があります。

契約しているアンペアを変更するには、現在契約している電力会社に問い合わせして、無料で工事できます。

工事を終えた1年間は元に戻せないから注意しましょう!

基本料金のアンペアを変更するなら、最大で使うアンペア数を計算しておくと変更が必要かわかります。

一人暮らしに最適なアンペア数は30アンペアとされていますが、電気の使い方に無理がないか下の表から確認しましょう。

家電製品 アンペア数 消費電力
エアコン(冷房時)6A(運転時)

14A(起動時)
600~1,400W
ドライヤー8A~12A 800~1,200W
洗濯機(乾燥機能付き)8A~10A 800~1,000W
自動食器洗い機13A1,300W
アイロン12A1,200W
掃除機10A1,000W
電気ケトル10A1,000W
電気カーペット5A~8A500~800W
冷蔵庫1.5A~6A 150~600W
洗濯機5A500W
ノートパソコン0.5A~1.5A50~150W
液晶テレビ32型1.5A150W
照明1A100W
扇風機0.5A50W
※メーカーや製造年月日によりアンペアは前後する

20Aで契約して、下記の家電を同時に使用するとします。

エアコン(6A)+ドライヤー(8A)+洗濯機(8A)+照明(1A)=合計25A

20Aを超えて電気を使用しているので、容量オーバーでブレーカーが落ち、電気を使用できなくなります。

一方、一人暮らしの方が30Aで契約しているなら、合計アンペアが30A以内のため家電を問題なく使えます。

20Aで契約しているなら、家電を合計25A以上使用するとブレーカーが落ちるので注意しましょうね。

家電や照明をこまめに消す

自宅の家電や照明を使用するなら、こまめなオンオフで節電効果が期待できます。

LED照明は蛍光灯器具とは違い、起動電力が抑えられるので、消した分だけ電気代を節約できます。

グローランプが付いている蛍光灯器具は、電源を入れた3秒間が最も電力を消費するので、こまめなオンオフは控えましょう。

グローランプとは?

グローランプとは、蛍光灯器具のスイッチを投入すると、グローランプにあるバイメタルが働き、蛍光灯内にある電極を数秒間予熱して蛍光灯器具を自動点灯させるランプです。

最近の蛍光灯器具の主流はラビットスタート式やインバータ式で、グローランプが不要な仕様です。

蛍光灯器具をオンオフしすぎると、蛍光灯やグロー球の寿命を縮めてしまいます。

またエアコンで最も電気代がかかるのは、部屋の温度を設定温度にするまでです。

その後の室温を保つのに電気代はさほどかからないので、部屋から離れる時間が短いなら、点灯したままの方が電気代はかかりません。

部屋が設定温度に達したからとすぐに電源を切ると、電気代が高くついてしまうわよ。

照明をLED電球に替える

照明の電球はLED電球に変えることで、電気代を節約できます。

LED電球は白熱電球(シリカ電球)より、消費電力を80%以上もカットできます。

また白熱電球は定格寿命が1,000時間なのに対して、LED電球は定格寿命が「40,000時間」と40倍以上も使用できる計算です。

通常通りにLED電球を使うと、おおよそ10年以上の寿命があると言われているよ!

古い家電を買い替える

古い家電を買い換えるのも、一人暮らしの電気代を節約するのに効果が高いです。

10年以上前の古い家電は、省エネ機能がない、もしくは省エネ性能が低い場合が多いです。

最新の家電は10年前の家電と比べて、省エネ性能が格段にアップしており、照明器具では86%も、冷蔵庫では42%も節電が可能です。

家電製品電力省エネ率
(10年前比)
照明器具−86%
冷蔵庫−42%
テレビ−31%
エアコン−15%
温水洗浄便座−10%
環境省の省エネ製品買取ナビゲーションより

ただし、家電製品は初期投資がかかるので、古い家電を「少しだけ早く買い換える意識」を持つと良いでしょう。

消費電力の大きい家電の使い方を見直す

消費電力の大きい家電の使い方を見直すと、一人暮らしの電気代を節約できます。

消費電力が高い家電製品を効果的に節約する方法を紹介します。

エアコン

エアコン(冷房時)は、設定温度を1℃や2℃上げると、1℃に対して約10%の節電効果があるとされています。

扇風機の首振り機能を使って、部屋全体に冷気を行き届かせる工夫も、電気代節約に効果が期待できます。

エアコンは自動設定にすると、トータルコストで安上がりになるよ。

電気ストーブ

電気ストーブの使い方を変えるだけで、節電効果に期待できます。

部屋の窓側はペリメーターゾーンと言い外気の影響を受けやすく、電気ストーブを入れて暖まりにくいです。

そこで電気ストーブを使うなら、カーテンをしっかり閉めて、隙間テープを貼ると節電効果があります。

隙間テープは100円ショップで販売しているわよ。

炊飯ジャー

炊飯ジャーは、長時間ご飯を保温すると電気代がかかります。

保温時15W、電力量単価30円00銭で計算した場合、10時間で4.5円がかかる計算です。

炊飯ジャー保温時間電気代
1時間0.45円
2時間0.9円
3時間1.35円
5時間1.8円
10時間4.5円
資源エネルギー庁の冬季の省エネメニューより

炊飯ジャーは、1時間程度の保温ではさほど電気代はかからないものの、1ヶ月間で約324円、年間で約3,888円もの電気代がかかります。

ご飯は必要な分だけ炊飯して、ご飯を炊いたらサランラップに巻いて冷凍保存しておくと、電気代の削減になります。

冷蔵庫は内部に余裕を持たせ、壁から離す

冷蔵庫は食品などを詰め込み過ぎると、冷気がまわりにくく電気代のロスにつながります。

また、熱い食べ物は常温に冷ましてから、冷蔵庫に入れると電気代の節約になります。

冷蔵庫は壁から5センチ以上離すことで、放熱がスムーズになり電気ロスを防ぐので、壁に接していないか確認しておきましょう。

トイレの温水洗浄便座のふたはこまめに閉める

冬場のトイレでは温水洗浄便座には保温機能がありますが、便座のふたを開けておくと、熱が逃げてしまい電気代の無駄になります。

保温50W、電力量単価30円00銭で計算した場合、10時間で15円もの電気代がかかります。

温水洗浄便座の
保温時間
電気代
1時間1.5円
2時間3円
3時間4.5円
5時間7.5円
10時間15円
TOTOアプリコットシリーズより

温水洗浄便座の保温機能を1ヶ月間使用した場合は1,080円、半年間では6,480円もの電気代がかかる計算です。

トイレの温水洗浄便座のふたは、こまめに閉める習慣をつけて、ムダな電気を消費しないようにしましょう。

節電タップを使用する

節電タップ

一人暮らしで電気代を効果的に節約するなら、節電タップも便利なアイテムです。

節電タップはコンセント1個に対してスイッチが1個ついており、オンオフして電気の供給を自由に入り切りできます。

電化製品はプラグをコンセントに差したままだと、待機電力を消費します。

待機電力は年間の電気代の5%~6%とも言われるわよ。

電源タップを利用して、無駄な家電の待機電力を抑えるようにしましょう。

また電源タップは1つ用から5つ以上のタイプもあり、一人暮らしのライフスタイルに合わせて使用できます。

最新家電の待機電力

最新の家電では、待機時消費電力はほぼゼロに近づいてきています。

資源エネルギー庁が毎年公開する『省エネ性能カタログ』でも、2019年版を最後に待機電力に関する特集はなくなっています。

新電力への乗り換えも電気代の節約に効果大

新電力への乗り換えも電気代の節約に効果大

一人暮らしの場合、新電力に乗り換えることで、大きく電気代を節約できる可能性があります。

電力会社や電力プランが利用者に合わないと、電気代が高くなりがちです。

大手の地域電力会社の場合、設備費や人件費などが新電力よりかかるので、電気代が高くなりやすいよ。

2016年4月より電力小売全面自由化が開始されて以降、新電力のサービスは年々充実してきています。

新電力なら電気代を大幅に削減できるだけでなく、新電力独自のサービスを受けられます。

新電力サービス
Looopでんき基本料金や燃料費調整が0円、前日に電力単価がわかり節電しやすい
ドリームでんき電気とガスのセットで契約すると基本料金が5%割引プラン、半年に一度ジャンボ宝くじがプレゼント
CDエナジーダイレクト一人暮らし向けに電気代が安くなるシングルでんき(東京電力エリア限定)

Looopでんき

Looopでんき

Looopでんきは基本料金や燃料費調整が0円のプランがあり、基本料金や燃料費調整を見直したい人にはおすすめです。

Looopでんきはアプリによる電力管理を推奨しており、アプリをインストールすると前日の電力単価がスマホでわかり、節電しやすくなります。

またドリームでんきなら電気とガスをセットで契約すると、大手電力会社より基本料金が5%割引されて、電気代の削減になります。

ドリームでんきは、半年に一度ジャンボ宝くじがもらえるから、定期的に宝くじが欲しい方におすすめね!

CDエナジーダイレクト

CDエナジーダイレクトの「シングルでんき」は、一人暮らしの方向けの料金プランのため、電気代の節約に期待できます。

一人暮らしの方は、ライフスタイルに合ったプランが新電力で見つかるので、乗り換えすることでお得なサービスを体験できます。

新電力の乗り換えは面倒に感じますが、スマホ1つあれば最短5分と簡単に切り替えできるので、この機会にぜひ検討してみましょう。

一人暮らしの電気代でよくある質問

一人暮らしの電気代でよくある質問

一人暮らしの電気代によくある質問について紹介します。

一人暮らしの1ヶ月の電気代は?
総務省統計局の実施する2023年の家計調査によると、一人暮らしの1ヶ月間の平均電気代は6,201円です。
季節ごとでは1月~3月までは7,150円と電気代が高く、他の季節の電気代は6,000円以下と安定しています。
最も電気代が高いのは北海道エリアで8,103円で、最も安いのは九州・沖縄エリアの5,513円です。
>> 一人暮らし1ヶ月の平均電気代について詳しく見る
一人暮らしの1ヶ月のエアコン代は?
一人暮らしの1ヶ月平均電気代は、夏季と冬季で異なります。
総務省統計局によると、夏季は電気の使用割合から全体の38.3%がエアコン代で、平均の電気代は2,374円です。
冬季はエアコンの使用がやや少なく、電気の使用割合が17%で、平均の電気代は1,054円です。
一人暮らしで電気代を節約する方法は?
一人暮らしで電気代を節約するなら、家電や照明の使い方を見直して節電意識を高めましょう。
・適切なアンペア数に変更する
・家電や照明をこまめに消す
・照明をLED電球に替える
・古い家電を買い替える
・消費電力の大きい家電の使い方を見直す
・節電タップを使用する

身近な所から節電していく意識が、電気代の節約につながります。
>> 一人暮らしで電気代を節約する方法について詳しく見る

まとめ

最後に一人暮らし電気代について、おさらいしましょう。

  • 2023年一人暮らしの電気代平均は6,201円
  • 季節や地域ごとで一人暮らしの電気代は異なる
  • 電気代の内訳は基本料金、電力量料金、燃料費調整、再エネ賦課金で構成される
  • 電気代の節約にはアンペア変更、こまめに電気を消す、LED電球に交換などがある
  • 新電力会社の乗り換えが電気代の節約に効果が高い

総務省統計局の実施する2023年の家計調査によると、一人暮らしの電気代は平均6,201円です。

季節の電気代で最も高いのは1~3月で、その他の季節の電気代は安定しています。

地域の電気代がとくに高額なのは北海道エリアの8,103円で、対照的に電気代が安かったのは九州・沖縄エリアの5,513円です。

また一人暮らしで電気代を節約するなら、適切なアンペア変更、家電や照明をこまめに消すなど、身近なことから節電を意識しましょう。

節電は長期的に行ってはじめて効果が出るため、すぐに電気代を安くしたいなら新電力の乗り換えがおすすめです。

電力小売全面自由化により各電力会社で競争が生まれ、非常にお得なプランが増えています。

新電力はWeb申込みが主流で、スマホで24時間申込みできるので、ぜひ検討しましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。