ハルエネでんきの料金プランを解説!プランの違いや特徴は?

ハルエネでんきの料金プラン

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「ハルエネでんきはおすすめ?」
「ハルエネでんきは安いの?」
「大手電力との違いは?」

電力会社の乗り換えを検討していて「ハルエネでんき」が気になっている人もいるでしょう。

ハルエネでんきに乗り換えることで料金が高くなるケースもあるので、プランの特徴や料金をしっかり把握しておきことが大切です。

吉見 元希
吉見 元希

ハルエネでんきは、電気使用量が少ない環境であれば、大手電力会社よりもお得です。

この記事では、ハルエネでんきの料金プランについて詳しく解説します。

各プランの特徴や、適したオフィスの規模なども解説しますので、乗り換えを検討している方はぜひ参考にしてください。

\おすすめの法人向け新電力/

ハルエネでんきとは

吉見 元希(小売電気アドバイザー)
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吉見 元希(小売電力アドバイザー)
満足度
 (4.5)

ハルエネでんきは電気使用量が少ない事務所におすすめ

ハルエネでんきは法人向けにサービスを展開している新電力会社で、3つの低圧電力プラン2つの高圧電力プランが選べます。どのプランにも共通して言えるのが、電気使用量が多くなると、大手電力会社よりも料金が高くなってしまう可能性が高いという点です。電気使用量が少ない場合はハルエネでんきの方が安くなりますが、電気使用量が増えていくにつれて、大手電力会社が安くなってきます。そのためハルエネでんきは、電気使用量が少ない事務所などに向いた新電力と言えます。なお、高圧電力プランについては、各企業ごとに見積もりを出す仕組みを採用しているので、どれくらいの料金か気になる人は、一度見積もりを出してみると良いでしょう。

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ハルエネでんき
ハルエネでんき詳細情報
提供エリア全国
沖縄と離島を除く
初期費用0円
支払方法クレジットカード
口座振替
解約費用3,850円

ハルエネでんきは、株式会社ハルエネが運営していて、正式なサービス名称はハルとくでんきです。

以前はハルエネでんきというサービス名称でした。

ハルエネでんきがおすすめな理由
  • 一般家庭より法人におすすめ
  • でんきとガスのセット割がある

ハルエネでんきは、過去に家庭向けとして提供していた旧プランの一部を「富士でんき」からの提供に切り替えており、現在では家庭向けの利用にはあまり適していません。

自宅を事業所として使用している人は検討してみてください。

\新電力におすすめ/

ハルエネでんき「スマートプラン」

スマートプランは、低圧電力プランで、蛍光灯や一般的な電化製品をメインで利用するオフィスや企業向けのサービスです。

契約内容に応じて3つの種類に分かれています。

  • 法人スマートプランJ
  • 法人スマートプランJプラス
  • 法人スマートプランFプラス
項目内容
基本料金エリアによって変動
電力量料金エリアによって変動
その他の費用・電源調達調整費
・再エネ賦課金
契約期間3年
手数料・初回事務手数料(法人スマートプランJ)
・解約事務手数料(法人スマートプランJプラス、Fプラス)
・違約金(更新月以外に解約した場合)

3種類とも料金の仕組みは同じですが、解約手数料や事務手数料が異なります。

基本料金は30アンペア~60アンペアまでで、電力量料金は3段階に分かれているわ。

次の項目から、エリアごとに料金の解説をしていくわね。

基本料金(最低料金)

エリア料金
(10A換算料金)
北海道341.00円
東北330.00円
関東286.00円
中部286.00円
北陸242.00円
関西341.01円
中国337.37円
四国411.40円
九州297.00円
沖縄402.40円

契約アンペア数は30Aからで最大60Aになっています。

関西・中国・四国・沖縄では、アンペアごとの契約金額ではなく、使用電力量に応じた最低金額が設定されています。

エリアによって最低使用電力量が異なるので、注意しましょう。

電力量料金

電力量料金は、使用電力量に応じて3段階に分けられます。

使用電力量
(関東エリアの例)
料金
(1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
19.88円
第2段階
(121~300kWh)
26.48円
第3段階
(301kWh~)
29.50円

北海道のみ第2段階が280kWhまでですが、他のエリアでは300kWhまでで設定されています。

第3段階から料金が高くなるので、使用電力量が第2段階で収まる小規模なオフィスや企業におすすめのプランです。

ハルエネでんき「シンプルプラン」

シンプルプランは、電気の使用量が少ない事務所向けのプランです。

基本的にはスマートプランと同様の料金体系になっており、シンプルプランにも3つの種類あります。

  • シンプルプランJ
  • シンプルプランJプラス
  • シンプルプランFプラス
項目内容
基本料金エリアによって変動
電力量料金エリアによって変動
その他の費用・電源調達調整費
・再エネ賦課金
契約期間3年
手数料・初回事務手数料(シンプルプランJ)
・解約事務手数料(シンプルプランJプラス、Fプラス)
・違約金(更新月以外に解約した場合)

スマートプラン同様、3つとも料金の仕組みは同じで、解約手数料や事務手数料が異なります。

スマートプランと比べて、シンプルプランの方が基本量が安く、代わりに電気利用量の3段階目の金額が高いという違いがあります。

使用電力が少ない場合は、シンプルプラン。

使用電力が多い場合は、スマートプランの方がお得に使えそうね。

基本料金(最低料金)

シンプルプランの基本料金は、スマートプランに比べて安く設定されています。

エリア料金
(10A換算料金)
北海道303.49円
東北293.70円
関東254.54円
中部254.54円
北陸215.38円
関西303.05円
中国300.26円
四国366.15円
九州264.33円
沖縄358.14円

スマートプラン同様、関西・中国・四国・沖縄は使用電力量に応じた最低金額で設定されています。

電力量料金

第1段階と第2段階の料金はスマートプランと同じですが、第3段階の料金のみシンプルプランの方が高くなっています。

使用電力量
(関東エリアの例)
料金
(1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
19.88円
第2段階
(121~300kWh)
26.48円
第3段階
(301kWh~)
30.57円

スマートプランに比べて第3段階の料金が高いので、電気使用量が多い事務所などに向いています。

ハルエネでんき「動力プラン」

動力プランは、店舗用エアコン・業務用冷蔵庫・自動ドアなどを利用するオフィスや店舗向けのサービスです。

動力プランも、スマートプラン・シングルプラン同様、契約内容によって3種類に分かれています。

  • 動力プランJ
  • 動力プランJプラス
  • 動力プランFプラス
項目内容
基本料金エリアによって変動
電力量料金エリアによって変動
その他にかかる費用・電源調達調整費
・再エネ賦課金
契約期間3年
手数料・初回事務手数料(動力プランJ)
・解約事務手数料(動力プランJプラス、Fプラス)
・違約金(更新月以外に解約した場合)

契約内容によって解約手数料や事務手数料が異なりますので、しっかり確認しておきましょう。

基本料金

動力プランの基本料金は、1kWhあたりの金額で算出されます。

エリア料金
(1kW)
北海道1,248.39円
東北1,227.05円
関東1,088.34円
中部1,109.68円
北陸1,131.02円
関西1,056.44円
中国1,077.67円
四国1,083.01円
九州981.64円
沖縄1,304.38円

自分が使いたいエリアの金額をしっかり確認しておきましょう。

電力量料金

動力プランの電力量料金は、季節によって異なります。

使用季節
(関東エリアの例)
料金
(1kWhあたり)
夏季17.37円
その他季15.80円

どのエリアに関しても、夏季の料金が高くなっているのは共通です。

北海道エリアのみ季節に関係なく料金が一定なので、その点も注意しましょう。

ハルエネでんき「高圧ダイレクトプランS」

高圧ダイレクトプランSは、高圧電力プランで、50kWh以上使用しているオフィスや店舗向けのサービスです。  

基本料金が原価価格であり、契約種別によって電気利用量の単価が変動するのが特徴です。

細かな料金は、企業同士で見積りをしたうえで決定されるので、料金を確認したい場合は問い合わせを行いましょう。

高圧ダイレクトプランは、基本料金から電力量料金まで全て企業によって異なります。

細かな料金は公開されていないので、確認したい場合は問い合わせを行いましょう。

ハルエネでんき「高圧フラットプランS」

高圧フラットプランSは、高圧ダイレクトプランSに繰延の仕組みが採用されたプランです。

繰延とは?

夏冬などの価格高騰時に基準値を超えた場合は、超えた分を3ヶ月後にスキップする仕組みです。

これにより、夏冬に価格が大きく高騰することがなく、年間を通して電気料金をフラットにすることができます。

繰延にはスキップ金額の1%分、手数料がかかります。

高圧ダイレクトプランSと同様、基本料金は原価価格で、契約種別によって電気料金単価が変動します。

料金は見積りをしたうえで決定されるので、高圧ダイレクトプランS同様に見積もりを行いましょう。

ハルエネでんきのプランに関わらずかかる費用

電源調達調整費

電源調達調整費は低圧電力プランでかかる費用で、新電力会社が安定して電力供給をするために、電力を仕入れる際のコストを電気料金に反映させたものです。

ハルエネでんきの電源調達調整費の算出方法は、燃料費調整額+調達調整費です。

需要によって仕入れ価格が変動するため、「燃料価格が高騰した場合には電源調達調整費も高くなる」「需要が高まる夏場は高くなる」などの特徴があります。

時期
(関東エリアの例)
単価
2024年6月4.844円
2024年7月8.864円
2024年8月7.856円

2024年の6月~8月を比べてみると、電力需要が高まった8月の単価が高い傾向にあることがわかります。

供給管理費

供給管理費は、高圧電力プランでかかる費用です。

電気を安定して供給するための設備維持費などの支払いに当てられるもので、「(使用電力量)×(供給管理費単価)×(1+消費税率)」で算出されます。

実際には、見積もりをしないと詳細な料金が分からないので、見積もりを依頼して確認してみてください。

再エネ賦課金

再エネ賦課金は、全ての電力会社で一律で発生する料金です。

風力発電・地熱発電・水力発電などの再生可能エネルギー発電の普及、拡大させることを目的に電力会社が再生可能エネルギーを買い取る際の支払いに当てられます。

2024年度は1kWh当たり3.49円で料金が決められており、毎年度3月に翌年の再エネ賦課金が決定されます。

今後は値上がりが想定されているため、その点も把握しておきましょう。

その他にかかる費用

低圧電力プランでは、上記のほかに「契約事務手数料」「解約金」「違約金」がかかる場合があります。

プラン契約事務手数料解約金違約金
法人スマートプランJ
シンプルプランJ
動力プランJ
3,850円(税込)なし9,800円(不課税)
法人スマートプランJプラス
法人スマートプランFプラス
シンプルプランJプラス
シンプルプランFプラス
動力プランJプラス
動力プランFプラス
なし3,850円(税込)9,800円(不課税)

本記事で紹介している低圧電力プランの契約期間はいずれも3年で、更新月は36か月目とその翌月の2か月間です。更新月以外で解約した場合に、違約金が発生します。

ハルエネでんきと大手電力会社の料金を比較

ここではハルエネでんきと大手電力会社の料金を実際に比較します

電気料金の計算は、従量料金や電源調達調整費などわかりづらいところも多いので、実際の金額を比較して確認してみましょう。

8月の電気料金を比較

まずは電源調達調整費が高騰した8月から比較していきます。

1ヶ月の想定
電気使用量
ハルエネでんき東京電力
従量電灯B
150kWh5,646円5,180円
219kWh8,256円7,497円
331kWh12,619円11,385円
436kWh16,969円15,340円

比較してみると、北海道以外のエリアでは、ハルエネでんきの方が割高になっていました。

北海道は他のエリアと比べて電源調達調整費が大きく高騰しなかったため、料金が安く収まったと考えられます。

夏季は電源調達調整費が高騰する傾向にあるため、夏季が繁忙期である店舗やオフィスなどの場合にはハルエネでんきはおすすめできません

6月の電気料金を比較

次に、電源調達調整費が比較的安かった6月の比較をしてみます。

1ヶ月の想定
電気使用量
ハルエネでんき東京電力
従量電灯B
150kWh5,194円5,213円
219kWh7,596円7,497円
331kWh11,622円11,457円
436kWh15,656円15,436円

比較してみると、電気使用量が少ない場合に、ハルエネでんきの方が割安になる傾向がありました。

また、北海道・北陸・四国・九州に関しては、電気使用量が多くても割安になっています。

電気使用量が少ない場合や、北海道・北陸・四国・九州で利用する場合にはハルエネでんきの方がおすすめです。

ハルエネでんきの料金についてのよくある質問

ハルエネでんきの料金についてよくある質問

ハルエネでんきの料金について、よくある質問にお答えします。

ハルエネでんきの料金プランは?
ハルエネでんきには5つの料金プランがあります
・スマートプラン
・シングルプラン
・動力プラン
・高圧ダイレクトプランS
・高圧フラットプランS
いずれも法人向けサービスで、特に電気使用量が少ない事務所におすすめです。
>>ハルエネでんきの料金プランをくわしく見る
ハルエネでんきとは?
「株式会社ハルエネ」が運営する新電力サービスのことです。
オフィスや法人向けのサービスで、全国どこでも利用できます。
>>ハルエネでんきとはをくわしく見る
ハルエネでんきは安い?
大手電力会社と比べて、極端に安いサービスではありません。
ガスとのセット割や、使用電力量によってはお得になるので、小規模なオフィスなどでは検討する価値があるでしょう。
>>ハルエネでんきと大手電力会社の料金を比較をくわしく見る

まとめ

最後にハルエネでんきの料金プランをおさらいしましょう。

  • 電気使用量が少ないと大手電力会社よりハルエネでんきのがお得になる
  • 小規模なオフィスは検討する価値あり

ハルエネでんきは、低圧電力プランの「スマートプラン」「シンプルプラン」「動力プラン」と高圧電力プランの「高圧ダイレクトプランS」「高圧フラットプランS」の大きく5つのプランがあります。

低電力プランでは、電源調達調整費がかかるため、電力需要によって料金が変動します。

大手電力会社と比較して極端に安いサービスではありませんが、ガスとのセット割でガス料金が安くなるため、ガスもセットで利用したい場合にはお得になる可能性が高いです。

また、大手電力会社と比較して、使用電力量が少ない方が安い傾向が高いため、小規模なオフィスなどでは検討する価値があるでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。