ハルエネでんきの評判はやばい?メリットとデメリットを解説

「ハルエネでんきの評判は?」
「ハルエネでんきはやばい?」
「ハルエネでんきのメリットとデメリットは?」

電力会社の乗り換えを検討していて「ハルエネでんき」という新電力が気になっている人もいるでしょう。

しかし「ハルエネでんき やばい」などの情報に行き当たることも多いため、実際の評判が気になりますよね。

「ハルエネでんき」とは「株式会社ハルエネ」のことで、正式なサービス名称は「ハルとくでんき」です。

現在はビジネス向けの提供が中心で、家庭用の提供はハルとく電気に契約している法人、個人事業主と同じ建物に住んでいる場合に限ります。

2022~2023年頃は電気代の高騰に対するネガティブな評判が多くあがっていましたが、現在では強引な営業や高額の解約金に対する不満がメインになってきています。

本記事では、ハルエネでんきの口コミや評判について解説します。

ハルエネでんきは、過去に家庭向けとして提供していた旧プランの一部を「富士でんき」からの提供に切り替えており、現在では家庭向けの利用にはあまり適していません。

契約できる人は一部に限られますが、最新のプラン内容にもとづいたメリット・デメリットをお伝えするので、自宅を事業所として使用している人はぜひ参考にしてください。

\新電力小売事業部門低圧電力供給量No.1/

ハルエネでんきとは

ハルエネでんきとは

ハルエネでんきとは、株式会社ハルエネのことです。

以前は「ハルエネでんき」の名称で電力サービスを提供していましたが、現在では「ハルとくでんき」として電気を供給しています。

ややこしいのでサポートセンターに聞いてみたところ、「弊社ハルエネでんきの提供するプランがハルとくでんき」との回答だったわ。

「ハルエネでんき」ではなく「ハルエネ」では?との疑問もあったけれど、本記事での呼称は「ハルエネでんき」で統一するわ。

ハルエネでんきの基本情報

 ハルエネでんき
(ハルとくでんき)
提供エリア全国
料金プラン▼低圧電力プラン
・スマートプラン
・シンプルプラン
・動力プラン
▼高圧電力プラン
・高圧ダイレクトプランS
・高圧フラットプランS
オール電化
プラン
なし
ガスセット
プラン
ハルとくガスとの
セットで割引あり
初期費用0~3,850円
契約解除料9,800円
解約
事務手数料
3,850円
契約期間1年・3年
支払い方法口座振替
コンビニ払い
クレジットカード払い
ポイント還元なし
乗り換え特典なし
運営会社株式会社ハルエネ

ハルエネでんきは主に法人や店舗を対象に、北海道エリアから沖縄エリアまで、全国で電力を提供しています。

基本的には法人プランのみの提供なので、オール電化プランはありません。

また株式会社ハルエネはガスサービス「ハルとくガス」も提供しており、電気とセットで申し込むことで、基本料金の割引を受けられます。

店舗を運営している人は、電気とガスをまとめて契約すると得になるわね!

ハルエネでんきの料金プランの種類

ハルエネでんきは法人・個人事業主向けに複数のプランを提供しています。

主なプランとしては、下記の低圧3プラン、高圧2プランがあります。

プラン名特徴
スマートプラン蛍光灯・一般的な電化製品などを利用している人向け。
シンプルプラン蛍光灯・一般的な電化製品などを利用している人向け。
動力プラン店舗用エアコン・業務用冷蔵庫・自動ドアなどがある人向け。
基本料金が割引されており、電力量料金単価は夏に上がり冬に下がる。
高圧ダイレクトプランS50kWh以上使用している人向け。
契約種別によって電力量料金の単価が変動。
高圧フラットプランS契約種別によって電力量料金の単価が変動。
夏冬などの価格高騰時に基準値を超えた場合は、超過分を3ヶ月後にスキップ可能。

本記事執筆時点では、家庭向けの単独プランは提供されていません。

家庭向けプランは、上記のビジネス向けプランの加入者がオフィスと自宅を併設している場合にのみ契約可能なものが、オプションプラン的に用意されているだけです。

ハルエネでんきで家庭向けプランのみの契約はできません。

ここでは代表的な小規模事業者向けプランとして、スマートプランとシンプルプランについて紹介します。

スマートプラン

スマートプランは一般的な従量料金制のビジネスプランで、蛍光灯やPC、プリンターなどの一般的な電化製品を使う小規模オフィス、店舗に向いたプランです。

ハルエネでんきでは、スマートプランとして3種類を用意していますが、どれも料金体系は同じです。

  • 法人スマートプランJ
  • 法人スマートプランJプラス
  • 法人スマートプランFプラス

スマートプランの料金体系は、旧一般電気事業者の家庭向け従量電灯プランに相当します。

各エリアの基本料金と電力量料金の構成は、各地域電力の従量電灯プランとほぼ同じです。

ただし基本料金、電力量料金ともに、地域電力よりも単価は割安です。

基本料金(最低料金)

契約電流税込み料金
(北海道電力エリア)
30アンペア1,023.00円
40アンペア1,364.00円
50アンペア1,705.00円
60アンペア2,046.00円
契約電流税込み料金
(東北電力エリア)
30アンペア990.00円
40アンペア1,320.00円
50アンペア1,650.00円
60アンペア1,980.00円
契約電流税込み料金
(東京電力エリア)
30アンペア858.00円
40アンペア1,144.00円
50アンペア1,430.00円
60アンペア1,716.00円
契約電流税込み料金
(中部電力エリア)
30アンペア858.00円
40アンペア1,144.00円
50アンペア1,430.00円
60アンペア1,716.00円
契約電流税込み料金
(北陸電力エリア)
30アンペア726.00円
40アンペア968.00円
50アンペア1,210.00円
60アンペア1,452.00円
使用電力量税込み料金
(関西電力エリア)
15kWh以下341.01円
使用電力量税込み料金
(中国電力エリア)
15kWh以下337.37円
使用電力量税込み料金
(四国電力エリア)
11kWh以下411.40円
契約電流税込み料金
(九州電力エリア)
30アンペア891.00円
40アンペア1,188.00円
50アンペア1,485.00円
60アンペア1,782.00円
使用電力量税込み料金
(沖縄電力エリア)
10kWh以下402.40円

例として東京電力の従量電灯Bを見ると、基本料金は、ハルエネでんきのスマートプランと比べるとやや割高です。

ハルエネでんきのスマートプランの「10アンペアあたり286円」と比べると、東京電力の従量電灯Bは「10アンペアあたり311.75円」と高く、アンペア数が高くなるにつれ、料金差も大きくなります。

電力量料金

使用電力量税込み料金
(北海道電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
23.98円
第2段階
(121~280kWh)
30.27円
第3段階
(281kWh~)
32.80円
使用電力量税込み料金
(東北電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
18.58円
第2段階
(121~300kWh)
25.33円
第3段階
(301kWh~)
28.55円
使用電力量税込み料金
(東京電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
19.88円
第2段階
(121~300kWh)
26.48円
第3段階
(301kWh~)
29.50円
使用電力量税込み料金
(中部電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
21.07円
第2段階
(121~300kWh)
25.54円
第3段階
(301kWh~)
27.49円
使用電力量税込み料金
(北陸電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
17.85円
第2段階
(121~300kWh)
21.74円
第3段階
(301kWh~)
22.63円
使用電力量税込み料金
(関西電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(15~120kWh)
20.31円
第2段階
(121~300kWh)
25.71円
第3段階
(301kWh~)
27.98円
使用電力量税込み料金
(中国電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
20.79円
第2段階
(121~300kWh)
27.47円
第3段階
(301kWh~)
28.55円
使用電力量税込み料金
(東京電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(11~120kWh)
20.37円
第2段階
(121~300kWh)
26.99円
第3段階
(301kWh~)
29.43円
使用電力量税込み料金
(九州電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
17.46円
第2段階
(121~300kWh)
23.06円
第3段階
(301kWh~)
25.41円
使用電力量税込み料金
(沖縄電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(10~120kWh)
22.95円
第2段階
(121~300kWh)
28.49円
第3段階
(301kWh~)
29.71円
使用電力量税込み料金
(東京電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
19.88円
第2段階
(120kWh~300kWh)
26.48円
第3段階
(301kWh~)
29.50円

また電力量料金も、地域電力の従量電灯プランより安く設定されています。

たとえば東京電力エリアの場合、すべての段階でスマートプランの方が東京電力の従量電灯Bよりも割安です。

段階によっては単価が10円以上も安いので、ビジネス用途での電気契約をするなら、ハルエネでんきはおすすめね。

シンプルプラン

シンプルプランもスマートプランと同様に、3段階制のオーソドックスな料金プランです。

シンプルプランも契約内容に応じてプランが3つに分かれています。

  • シンプルプランJ
  • シンプルプランJプラス
  • シンプルプランFプラス

シンプルプランの料金体系はスマートプランと似ており、旧一般電気事業者の従量電灯プランとほぼ同じ構成です。

ただしスマートプランと同様に地域電力の従量電灯プランよりも料金単価は割安です。

基本料金

契約電流税込み料金
(北海道電力エリア)
30アンペア910.47円
40アンペア1,213.96円
50アンペア1,517.45円
60アンペア1,820.94円
契約電流税込み料金
(東北電力エリア)
30アンペア881.10円
40アンペア1,174.80円
50アンペア1,468.50円
60アンペア1,762.20円
契約電流税込み料金
(中部電力エリア)
30アンペア763.62円
40アンペア1,018.16円
50アンペア1,272.70円
60アンペア1,527.24円
契約電流税込み料金
(中部電力エリア)
30アンペア763.62円
40アンペア1,018.16円
50アンペア1,272.70円
60アンペア1,527.24円
契約電流税込み料金
(北陸電力エリア)
30アンペア646.14円
40アンペア861.52円
50アンペア1,076.90円
60アンペア1,292.28円
契約電流税込み料金
(関西電力エリア)
15kWh以下303.05円
契約電流税込み料金
(中国電力エリア)
15kWh以下300.26円
使用電力量税込み料金
(四国電力エリア)
11kWh以下366.15円
契約電流税込み料金
(九州電力エリア)
30アンペア792.99円
40アンペア1,057.32円
50アンペア1,321.65円
60アンペア1,585.95円
使用電力量税込み料金
(沖縄電力エリア)
10kWh以下358.14円

基本料金はシンプルプランの方が、スマートプランよりも割安です。

契約は30~60アンペアのみで、関西、中国、四国、沖縄は最低料金が設けられています。

電力量料金

使用電力量税込み料金
(北海道電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
23.98円
第2段階
(121~280kWh)
30.27円
第3段階
(281kWh~)
33.99円
使用電力量税込み料金
(東北電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
18.58円
第2段階
(121~300kWh)
25.33円
第3段階
(301kWh~)
29.28円
使用電力量税込み料金
(東京電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
19.88円
第2段階
(121~300kWh)
26.48円
第3段階
(301kWh~)
30.57円
使用電力量税込み料金
(中部電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
21.07円
第2段階
(121~300kWh)
25.54円
第3段階
(301kWh~)
28.49円
使用電力量税込み料金
(北陸電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
17.85円
第2段階
(121~300kWh)
21.74円
第3段階
(301kWh~)
23.45円
使用電力量税込み料金
(関西電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(15~120kWh)
20.31円
第2段階
(121~300kWh)
25.71円
第3段階
(301kWh~)
28.70円
使用電力量税込み料金
(中国電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
20.79円
第2段階
(121~300kWh)
27.47円
第3段階
(301kWh~)
29.59円
使用電力量税込み料金
(四国電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
20.37円
第2段階
(120kWh~300kWh)
26.99円
第3段階
(301kWh~)
30.50円
使用電力量税込み料金
(九州電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
17.46円
第2段階
(121~300kWh)
23.06円
第3段階
(301kWh~)
26.06円
使用電力量税込み料金
(沖縄電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(10~120kWh)
22.95円
第2段階
(121~300kWh)
28.49円
第3段階
(301kWh~)
30.47円

シンプルプランはスマートプランと比べて基本料金が安い分、電力量料金の第3段階の単価が高めに設定されています。

そのため、月々の電力使用量が多い場合は、スマートプランの方がお得になる可能性が高まります。

たとえば、月々の使用電力量が400kWh近くまで達するようであれば、スマートプランを検討した方がよいでしょう。

ハルエネでんきがやばいと言われる理由

ハルエネでんきがやばいと言われる理由

インターネットでハルエネでんきについて調べると、「ハルエネでんきはやばい」という口コミを目にすることがあります。

ハルエネでんきがやばいと言われる理由はおもに4つです。

これらの理由について、口コミを参照しながら詳しく見ていきましょう。

理由①:電気料金が高騰したことがある

理由①:電気料金が高騰したことがある

ハルエネでんきの口コミで目立つのが、電気料金の高騰に関する不満です。

電気代に対する不満は2021~2022年頃に特に多く見られますが、これは燃料費の高騰の影響によって、新電力業界全体で電気料金が大幅に値上がりした時期と重なります。

ユーザーの不満の声がネット上に一気に広まったため、かなり目立ちますが、現在では価格の高騰も落ち着いており、電気代の高さに対する怒りの声はかなり少なくなっています。

ただし現在でも、電気料金の一部に市場価格に連動する要素が含まれているわ。

調達コストが上がれば再び電気代が高騰する可能性がある点には注意が必要よ。

理由②:電話勧誘や訪問営業が多い

理由②:電話勧誘や訪問営業が多い

勧誘の電話がしつこく、営業マンの訪問が多いなど、ハルエネでんきは営業全般に対する評判がよくありません。

一度断っても他の代理店から営業してくる場合もあり、「手を変え品を変え」というやり方が印象を悪くしているようです。

営業の押しが強いのはよくあることだけど…。

強引な印象を抱いている人も少なくないようね。

理由③:解約違約金が高額

理由③:解約違約金が高額

ハルエネでんきの解約違約金に対する不満の声も多くあがっています。

最新のハルとくでんきの解約に関する費用を確認すると、契約期間内に解約する場合、解約事務手数料3,850円のほか、契約解除料として9,800円がかかることが明記されています。

店舗と自宅で別に契約している場合は、それぞれに費用がかかってくるため、積算で高額の請求になるケースもあるようです。

契約費の費用は契約の内容次第でかなりの負担になることもあるわ。

解約時の負担が気になる人は、解約違約金のない新電力がおすすめよ。

理由④:サポートの対応が悪い

理由④:サポートの対応が悪い

ハルエネでんきの口コミを調べると、解約や問い合わせに対する対応が悪いとの口コミが多く見られます。

営業に対する印象の悪さと相まって、不満の多くあがるポイントとなっているようです。

サポートセンターの電話がつながりにくいという声もあったわ。

ハルエネでんきは安いという評判もあり

ハルエネでんきは安いという評判もあり

ハルエネでんきに関する口コミはただ「やばい」というものだけではありません。

ハルエネでんきに変えて安くなったという評判も少ないながら見られるのも事実です。

資源エネルギー庁の資料によると、ハルエネでんきは2024年3月時点で「新電力小売事業部門低圧電力供給量No.1」の実績があり、多くの人に利用されていることが分かります。

インターネットでは、ネガティブな印象のついた対象について同系統の意見が雪だるま式に増えていく傾向があるので、ポジティブな意見も把握しながら、サービスを評価する必要があります。

正反対のことが書かれていることも多いので、見極めが大事だね。

ハルエネでんきのメリット

ハルエネでんきのメリット

ハルエネでんきのメリットは2つです。

  • ハルとくガスとのセット割がある
  • ハルエネプレミアムメンバーズクラブへの加入で特典を受けられる

詳しく解説します。

ハルとくガスとのセット割がある

ハルエネでんきでは、ガスサービスの「ハルとくガス」を提供しており、ハルとくでんきとセットで契約できます。

もちろんセット割が適用され、基本料金が割引されるので、事業を始めたばかりで光熱費をまとめて節約したい人にはおすすめです。

ハルエネプレミアムメンバーズクラブへの加入で特典を受けられる

ハルエネプレミアムメンバーズクラブは月額540円のプログラムで、レジャーやグルメなどのさまざまなサービスを優待価格で利用できます。

対象は会員本人のほか、二親等以内の親族までが対象です。

ハルエネでんきのデメリット

ハルエネでんきのデメリット

ハルエネでんきのデメリットは4つです。

  • 燃料費調整額の変動により価格が高騰する可能性がある
  • プランが多く違いが分かりづらい
  • 解約時の手数料が高額
  • 一般家庭向けプランがない

それぞれ解説します。

燃料費調整額の変動により価格が高騰する可能性がある

「料金が高い」「やばい」という口コミの原因となっていたのが、燃料費調整額の変動による電気代の高騰です。

ハルエネでんきの各プランは、電気代に含まれる「燃料費調整額」という項目について、単価の上限を定めていません。

そのため、燃料費の調達コストが極端に上昇すると、電気代が大きく高騰する場合があります。

ただし燃料費調整単価の上限がないのは、すべての新電力会社で共通よ。

どの会社を選んでもリスクとして存在するので、納得のうえでサービスを選んでね。

プランが多く違いが分かりづらい

ハルエネでんきはプランが非常に多く、公式サイトを見ても違いが分かりづらいのがデメリットです。

おそらく訪問営業が顧客獲得の主軸になっているためと思われますが、公式サイト上の説明が不足している感は否めません。

分かりやすさや信頼性を重視する人には、やや敬遠されるポイントかもしれません。

解約時の手数料が高額

ハルエネでんきでは契約期間内に解約した場合、手数料として3,850円がかかるほか、契約解除料として9,800円が請求されます。

解約違約金がゼロ円の電力会社が主流のなか、解約時のコストが非常に高額なのはデメリットです。

特に電気代の高騰で解約するケースが多いことを考えると、解約時の負担が想像以上に大きくなるケースも考えられます。

燃料費調整額の高騰で解約するような場合、さらに解約時の費用がかかることになるわ。

踏んだり蹴ったりな印象が「やばい」という口コミにつながっているみたいだわ。

一般家庭向けプランがない

ハルエネでんき(ハルとくでんき)は基本的に事業者向けのサービスで、一般家庭向けプランは単独で提供されていません。

事業向けプランのオプション的に家庭向けにプランを契約できる場合もありますが、利用条件からも消費者に対して広く開かれているものではありません。

一般家庭向けの用途で契約するなら、ほかの電力会社を探した方がよいでしょう。

新電力会社を選ぶ際に重視すべきポイント

新電力会社を選ぶ際に重視すべきポイント

新電力会社を選ぶ際に重視すべきポイントは6つです。

  • ①市場連動型か段階制料金か
  • ②従量料金単価
  • ③提供エリア
  • ④契約期間と解約違約金の有無
  • ⑤サポートの充実度
  • ⑥キャンペーンや特典

それぞれ解説します。

①市場連動型か段階制料金か

新電力を選ぶ際は、電気料金の電力量料金部分について、市場連動型か段階制料金かを確認しましょう。

電力の使用量に応じて段階的に単価が決まる段階制料金に対し、市場連動型プランは市場における電気の調達価格に応じてリアルタイムで単価が変動します。

市場価格によっては単価が安くなるのが市場連動型プランのメリットですが、段階制料金も毎月の電気の使用量から電気代の予測が立てやすいというメリットがあります。

▼新電力の各プランのメリット

  • 市場連動型プラン:市場価格の変動に応じて単価が変わるので、安い時間帯に使うことで電気代を節約できる
  • 段階制料金プラン:単価が段階的に固定されているので、電気代の予測がつきやすい

ただし市場連動型プランは電気の市場価格の高騰によって単価が大幅に上昇する場合があります。

特に世界情勢などの影響を強く受けやすいので、状況に応じてプラン変更などを検討するようにしましょう。

またこれらのほかにも、夜間に単価が安くなるオール電化向けプランなどもあります。

市場連動型プランは単価の安い時間帯に電気を使える「在宅時間の多い人向け」のプランだよ。

②従量料金単価

新電力を選ぶ際は、従量料金部分の単価についてもしっかりと確認しましょう。

たとえば段階制料金の場合、一般的には地域電力の単価と同額か、それよりも低い単価が設定されることが多いですが、具体的な単価は新電力やプランごとに異なります。

自身がひと月に使用する電力量を確認し、どの段階の単価が安ければ自分にとって一番得になるかを見極めるようにしましょう。

使用電力量TERASELでんき
超TERASEL東京B
TERASELでんき
TERASEL東京B
120kWh以下29.80円29.00円
121~300kWh34.26円35.34円
301kWh~35.64円39.26円

上記のTERASELでんきの場合を例に見ると、月々の使用電力量が120kWh以下の場合は、TERASEL東京Bプランの方が単価が安くお得です。

しかし120kWh以上の単価はTERASEL東京Bプランの方が安いため、1ヶ月の使用電力量が210kWhを超える場合は、超TERASEL東京Bプランを選んだ方が、電気代を抑えられます。

実際に試算することが大事だよ!

注意

電力会社間で電気料金を比較する場合は、基本料金や従量料金以外に、燃料費調整額や市場価格調整額などもチェックしましょう。

燃料費調整額や市場価格調整額は、使用電力量に応じて電気料金に費用として加算されますが、単価は電力会社によって異なります。

従量料金部分の単価は安くても、燃料費調整額や市場価格調整額の単価が高い場合もあるので、電気料金の比較は費用として含まれるすべての要素を合算した総額ベースで行うようにしましょう。

③提供エリア

電力会社を選ぶ際は、提供エリアもチェックしましょう。

会社ごとに提供エリアは異なるうえ、エリアごとに基本料金や従量料金単価は異なるので、自分の居住する地域に対応しているかしっかりと確認しましょう。

電力会社
全国が提供エリアシン・エナジー、Looopでんきなど
沖縄を除く全国で提供TERASELでんき、オクトパスエナジーなど
提供エリアが限定東京ガスの電気、東邦ガスの電気、東急でんきなど

ガス会社や鉄道会社が提供する電力サービスは、提供エリアが限定されているケースが多いよ。

④契約期間と解約違約金の有無

電力会社によっては、契約期間を設けている場合があります。

契約期間がある電力会社、プランの場合は、契約期間中に解約した場合に解約違約金が発生する場合があるので、契約前に条件をよく確認しておきましょう。

特に市場連動型プランの場合は、市場価格の高騰によって電気代が跳ね上がる場合があるため、解約の条件についてはしっかりと確認しておくことが重要です。

⑤サポートの充実度

電力会社のサポートの充実度もよく確認しておきましょう。

24時間対応など、サポートセンターの対応時間が長ければ、トラブルの際には安心です。

またサポートの実際の応対は契約するまで分からない部分なので、SNSなどの口コミを参考にしましょう。

契約前に電話問い合わせするなどしてみるのも有効だよ。

⑥キャンペーンや特典

電力会社によっては、キャンペーンや特典を用意している場合があります。

電力会社の乗り換えで節約できる金額には限界がありますが、キャンペーンなどで付与されるポイントなどを含めて考えることで、乗り換えで得られるメリットを最大化できます。

自分の生活にあう内容かどうかもチェックしながら電力会社を選びましょう。

ハルエネでんきからの乗り換えにおすすめの新電力

ハルエネでんきからの乗り換えにおすすめの新電力

ハルエネでんきからの乗り換えにおすすめの新電力は3つです。

ハルエネからの乗り換えにおすすめの電力会社

Looopでんき

Looopでんき
  Looopでんき 
供給エリア離島を除く全国エリア
契約年数1年間
サービスの
特徴
・基本料金0円
・燃料費調整額0円
・単価が30分ごとに変動する市場連動型プラン
電気ガス
セット割
ガスとセットで電気料金単価が-1円/kWh
ポイント還元なし
オール電化
住宅向けプラン
なし
解約金の
有無
契約期間内の中途解約も解約手数料0円
支払い方法・クレジットカード
・一部デビットカード
・一部プリペイドカード
運営会社株式会社Looop

Looopでんきは「市場連動型プラン」の新電力です。

基本料金・燃料費調整単価が0円に設定されており、使った電力量分にだけ料金が発生するため、電気料金に納得感を求める人にはぴったりでしょう。

なお市場連動型なので、料金単価は電力が取引されている市場の価格に応じて、30分ごとに変動します。

単価の変動は専用アプリ「でんき予報」で確認できるわ。

市場連動型プランは、電力の市場価格にあわせて使用量をコントロールするのが使い方のコツですが、Looopでんきでは「でんき予報」で電力量料金単価の値動きを公開しています。

一般の人にもひと目でわかりやすく予想しやすいので、在宅時間が長く、安い時間を狙って家電を使える人であれば、大きな節約効果を期待できるでしょう。

Looopでんきがおすすめな人
  • 節約意識が高い人
  • 家族の在宅時間が長く、電力料金単価の変動にあわせて電気を使う時間を変えられる人

\ピークシフトで電気代を抑えられる/

CDエナジーダイレクト

CDエナジーダイレクト
  CDエナジーダイレクト
供給エリア東京電力エリア
契約年数初年度は直近の3月末日まで
その後1年ごとに更新
サービスの
特徴
・中部電力と大阪ガスによる共同経営
・ライフスタイルにあうプランを選びやすい
・ポイントが貯まりやすい
電気ガス
セット割
あり
ガスとセットで、ガス・電気ともに0.5%の割引
ポイント還元・カテエネポイントを1%ポイント還元
・ポイントでんきなら最大6%ポイント還元
・貯まったポイントを電気代の支払いにあてられる
オール電化住宅
向けプラン
あり
解約金の有無解約手数料0円
支払い方法・クレジットカード
・口座振替
運営会社株式会社CDエナジーダイレクト

CDエナジーダイレクトは、電気料金の安さが魅力の新電力会社です。

家族の人数に応じた複数の電気料金プランが用意されており、生活スタイルに合うものを選べます。

ポイントも貯まりやすく、還元されたポイントを電気料金の支払いにあてられるので、現金での支出を少しでも抑えたい人におすすめの新電力です。

貯まったポイントを電気代の支払いにあてられるので、実費の支払いを抑えたい人向きね。

また中部電力と大阪ガスによる共同経営なので、経営基盤がしっかりしているのもポイントです。

東京電力エリア限定なので、関東の人はぜひチェックしてみましょう。

CDエナジーダイレクトがおすすめな
  • 市場連動型のリスクを回避しながらお得に電気を使いたい人
  • ブランド力があり、信頼のおける会社の電気やガスを安心して使いたい人
  • オール電化でお得なプランを探している人

\電気料金が最安クラスで安い/

TERASELでんき

TERASELでんき
  TERASELでんき
提供エリア沖縄電力エリアと離島を除く全国エリア
(北海道、東北、東京、
中部、北陸、関西、
中国、四国、九州電力エリア)
契約年数1年間
(1年ごとに自動更新)
サービスの特徴・段階制料金プランと市場連動型プランが選べる
・提供エリアが広い
・契約は20アンペアから
電気ガス
セット割
なし
ポイント還元楽天ポイント付与
オール電化住宅
向けプラン
なし
解約金の有無解約手数料0円
※一部例外あり
支払い方法口座振替
クレジットカード払い
運営会社株式会社エネクスライフサービス
(伊藤忠エネクスグループ)

TERASELでんきは、段階制料金プランと市場連動型プランをそれぞれ提供しており、段階制プランは月々の使用電力量に合わせた2プランから選べます。

電力量料金単価も安いので、地域電力からの乗り換えであれば、安くなる可能性が非常に高いです。

また運営会社は伊藤忠グループの「株式会社エネクスライフサービス」なので、非常に信頼感が高いのもポイントの1つです。

電力会社の倒産もよく耳にするけど、ここはその心配はなさそうね。

また楽天ポイントの付与があるので、楽天経済圏を実践している人にもおすすめです。

TERASELでんきがおすすめな
  • 段階制料金プランで手堅く節約したい人
  • 運営会社の経営基盤を重視する人
  • 楽天ポイントを集めている人

\料金の安い段階制料金プラン/

ハルエネでんきがやばいという口コミによくある質問

ハルエネでんきがやばいという口コミによくある質問に回答します。

ハルエネでんきがやばいと言われる理由は?
ハルエネでんきがやばいと言われる理由は4つです。
・電気料金が高騰したことがある
・電話勧誘や訪問営業が多い
・解約違約金が高額
・サポートの対応が悪い

特に2022~2023年にかけての電気代高騰に関するネガティブな口コミが多いのが特徴ですが、現在では価格も落ち着いてきているため、やばいと言われる機会も減少しています。
>> ハルエネでんきがやばいと言われる理由を詳しく見る
ハルエネでんきのデメリットは?
ハルエネでんきのデメリットは4つです。
・営業がしつこく強引である
・代理店の対応が悪いことがある
・契約事務手数料や解約違約金がかかる
・家庭向けの単独プランがない

ハルエネでんきには家庭用の単独プランがなく、契約できるのはビジネス向けプランに加入している人のみです。
また契約期間内に解約した場合は、解約事務手数料3,850円に加えて、契約プランによっては契約解除料9,800円が請求されます。
ハルエネでんきが安い理由は?
ハルエネでんきの電力量料金単価が安い理由は3つです。
・発電事業者から安く電力を調達している
・設備投資等にかかるコストを抑制している
・人件費等の固定費を抑制をしている

ただし電気代には、電力調達コストによって単価が変動する「電源調達調整費」を含むため、コストの高騰時には、電気代が大きく跳ね上がる場合があります。

まとめ

最後にハルエネでんきはやばいという評判をおさらいしましょう。

  • やばいと言われる理由①:電気代が高騰したことがある
  • やばいと言われる理由②:電話勧誘などの営業スタイルが強引
  • やばいと言われる理由③:解約時にかかる費用が高額
  • やばいと言われる理由④:サポートの対応が悪い

記事中で紹介したように、「ハルエネでんきはやばい」という口コミは少なくありません。

これらの口コミは電力市場の価格高騰時のものが大半ではありますが、サービスやプラン内容ともに一新された現在でも、相変わらず評判が良いとはいえません。

一部では「ハルエネでんきに乗り換えて安くなった」という口コミもあるほか、資源エネルギー庁の統計による「新電力小売事業部門低圧電力供給量No.1」の実績もありますが、それだけだと決めかねるという人も多いでしょう。

またそもそもハルエネでんきは家庭向けのサービスを提供していないので、電気の家庭利用において電気代を抑えたい人は、本記事で紹介した下記の新電力がおすすめです。

最後までお読みいただきありがとうございました。