ドコモでんきの料金は高い?ドコモ利用で何がお得になるのか解説

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「ドコモでんきは大手より安い?」
「ドコモでんきの料金プランは?」
「dポイントは貯まる?」

大手電力会社からドコモでんきに乗り換えると、電気代がどれくらい安くなるのか気になりますよね。

三浦 瞬
三浦 瞬

ドコモでんきの料金は大手と同額ですが、dポイントが還元される分だけ大手よりお得です。

本記事では新電力アドバイザーの資格を持つプロが、ドコモでんきの料金やプランを詳しく解説します。

大手電力会社との電気代比較も掲載するので、ぜひ乗り換え前の参考にしてください。

\dポイントが貯まる/

ドコモでんきの料金は大手と同額

ドコモでんきは還元ポイント分、大手より安い
三浦 瞬(小売電気アドバイザー)
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ドコモでんきの実質料金は大手より安い

ドコモでんきは基本料金や電力量料金が大手電力会社とほぼ同額ですが、電気代に応じてdポイントが還元されるため、実質的な料金は大手より安いです。dポイント還元率は、ドコモ回線の利用やdカード支払いなどにより最大20%(一部エリアは最大12%)まで上げられます。ただし、東北・関東エリアのみ調達コストとして電源費用等調整額が追加で発生し、還元ポイントを差し引いても大手より割高になります。そのため、ドコモでんきは東北・関東エリア以外で、ドコモのスマホやdカードを所有している人におすすめの新電力です。

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ドリームでんき
ドコモでんき詳細情報
提供エリア全国
沖縄と離島を除く
電気料金料金確認
初期費用0円
支払方法クレジットカード
口座振替
解約費用0円

ドコモでんきは、株式会社NTTドコモが提供する新電力サービスです。

ドコモでんきがおすすめな理由
  • dポイントが貯まりやすい
  • ドコモ回線を契約しているとお得になる
  • キャンペーンを定期開催している

ドコモでんきは「Basic」「Green」の2種類のプランがあります。

ドコモでんきのユーザーはdポイントを貯めたい人が多いため、dポイントが貯まりやすいGreenが人気です。

\dポイントを貯めやすい/

ドコモでんきの代表的な料金プランは2種類

ドコモでんきの料金プランは2つ
プラン名特徴
ドコモでんき
Basic
・大手の基本プランと同じ料金設定
・dポイント最大2%還元
ドコモでんき
Green
・再生可能エネルギーを使用
・dポイント還元最大20%
・基本料金が大手より500円高い

ドコモでんきのプランは、大手電力会社と同じ料金でdポイント還元される「ドコモでんきBasic」と、大手より500円高くなりますがdポイント還元は高い「ドコモでんきGreen」の2種類です。

Basicプランのdポイント還元率は最大2%に対し、Greenプランは最大20%あります。

オーソドックスな「ドコモでんき Basic」

料金項目ドコモでんき ロゴ
Basic
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
基本料金
(30A)
935.25円935.25円
電力量料金
第1段階
(~120kWh/月)
29.80円29.80円
第2段階
(121~300kWh/月)
36.40円36.40円
第3段階
(301kWh/月~)
40.49円40.49円
エリア基本料金
(30A契約)
電力量料金
(1〜3段階)
北海道1,207.80円35.35~45.36円
東北1,108.80円29.62~40.32円
中部963.42円21.20~28.62円
北陸907.50円30.86~36.46円
関西522.58円
(~15kWhの最低料金)
20.21~28.59円
中国759.68円
(~15kWhの最低料金)
32.75~41.55円
四国666.89円
(~11kWhの最低料金)
30.65~40.78円
九州948.72円18.37~26.97円

ドコモでんきBasicの基本料金と電力量料金は、全てのエリアで大手電力会社と全く同じ料金設定です。

また、ahamo・eximo・irumoなどのドコモ回線を利用かつ電気代をdカードで支払うと、最大2%のdポイントが還元されます。

ドコモ系サービスを利用していなくてもドコモでんきの契約はできますが、ドコモでんきBasicのdポイント還元率は0.5%に下がるため、基本的にはドコモ利用者におすすめのプランです。

dポイントが貯まりやすい「ドコモでんき Green」

料金項目ドコモでんき ロゴ
Green
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
基本料金
(30A)
1,435.25円935.25円
電力量料金
第1段階
(~120kWh/月)
29.80円29.80円
第2段階
(121~300kWh/月)
36.40円36.40円
第3段階
(301kWh/月~)
40.49円40.49円
エリア基本料金
(30A契約
電力量料金
(1〜3段階)
北海道1,707.80円35.35~45.36円
東北1,608.80円29.62~40.32円
中部1,463.42円21.20~28.62円
北陸1,407.50円30.86~36.46円
関西1,022.58円
(~15kWhの最低料金)
20.21~28.59円
中国1,259.68円
(~15kWhの最低料金)
32.75~41.55円
四国1,166.89円
(~11kWhの最低料金)
30.65~40.78円
九州1,448.72円18.37~26.97円

ドコモでんきGreenは、再生可能エネルギーを実質100%使用する地球環境に優しいプランですが、基本料金は大手より500円高いです。

ただし、ポイント還元率はドコモでんきBasicより大幅に高く、dカードPLATINUM会員なら最大20%のdポイントが貯まります。

Basicプランと同様に、ドコモ回線の利用や電気代のdカード支払いでdポイント還元率が上がるため、ドコモのヘビーユーザーにおすすめのプランです。

Greenプランの還元率の補足

ドコモでんきGreenのdポイント還元率はエリアによって異なり、中部・関西・九州エリアは最大20%、その他のエリアは最大12%です。

ドコモでんきの料金を比較

ドコモでんきの料金を大手と比較
エリアごとの
実質料金比較
ドコモでんき ロゴ大手電力会社
北海道安い高い
東北高い安い
東京高い安い
中部安い高い
北陸安い高い
関西安い高い
中国安い高い
四国安い高い
九州安い高い

dポイント還元分も含めたドコモでんきの実質料金を大手電力会社と比較すると、東北・関東以外のエリアで大手よりお得に使えます。

例として東京電力・関西電力とドコモでんきの電気代を詳しく比較するので、料金の把握に役立ててください。

大手より高いケース(東京電力の例)

ドコモでんきより東電の方が安い

30アンペア契約で300kWh/月の電力使用量を想定すると、ドコモでんきの電気代は東京電力より年間最大30,762円高いです。

東北・関東エリアは電源費用等調整額が導入されているから、大手より高くなるんだ。

ドコモでんきで還元されるdポイントを含めた実質料金で比較しても、東京電力の方が年間1万円以上安いため、料金重視の人は東電からの乗り換えを控えましょう。

なお、東北エリアでも同様の試算結果になるため、東北・関東エリアの人はドコモでんき以外の新電力を検討しましょう。

大手と同額のケース(関電の例)

実質料金は関電よりドコモでんきの方が安い

30アンペア契約で300kWh/月の電力を使用すると、ドコモでんきBasicは関西電力と同額ですが、ドコモでんきGreenは関電より年間6,000円(500円×12ヶ月)高いです。

ただし、dポイント還元分も含めた実質的な料金で比較すると、ドコモでんきBasicは年間約2,000円、ドコモでんきGreenは年間6,000円以上お得に使えます。

東北・関東以外のエリアなら、還元されるdポイント分だけ大手よりドコモでんきの方が実質的に安くなります。

ドコモでんきGreenは、月額500円高く、還元率を最大にするにはdカード払いが必要だからカード年会費もかかるよ。

Greenの還元率は高いけど、月額増額分とカード年会費のバランスを見て検討すべきだね。

ドコモ回線契約やdカード支払いでdポイントが貯まる

ドコモ回線
契約有無
ドコモでんきBasic ロゴ
dポイント還元率
ドコモでんきGreen ロゴ
dポイント還元率
有り
(eximo・ahamo・
irumoなど)
1〜2%3〜20%
無し0.5〜1%1〜2%
dカードの種類ドコモでんきGreen ロゴ
dポイント還元率
PLATINUM
(年会費29,700円)
5~20%
GOLD
(年会費11,000円)
5〜10%
通常カード3~5%

ahamo・eximo・irumoなどのドコモ回線を契約中の場合、ドコモでんきBasicは最大2%、ドコモでんきGreenは最大20%のdポイントが還元されます。

還元率はドコモ回線契約のほか、ドコモでんきの支払方法により変動し、ドコモ回線所有者かつdカードで電気代を支払うと還元率がアップする仕組みです。

ドコモでんきGreenは、ドコモ回線契約・支払方法に加えて、dカードの会員ランクでも還元率が変動するわよ。

ドコモでんき料金の計算方法

ドコモでんきの料金計算方法

ドコモでんき料金の計算方法は、基本的に大手電力会社と同じです。

ただし、東北・関東エリアのみ燃料費等調整額が導入されているため、計算項目や電気代の算出方法がやや異なります。

計算項目はエリアごとに異なる

電気代内訳ドコモでんき ロゴ東京電力EP ロゴ
(大手電力会社)
基本料金
ドコモでんきBasic)
同じ同じ
基本料金
ドコモでんきGreen)
高い安い
電力量料金同じ同じ
燃料費調整額
(調達コスト)
同じ同じ
電源費用等調整額
(調達コスト)
東北・関東エリア
のみ必要
なし
再エネ賦課金同じ同じ

ドコモでんきと大手電力会社の計算項目はほぼ同じですが、ドコモでんきGreenの基本料金は大手より500円高く設定されています。

また、ドコモでんきは東北と関東エリアのみ電源費用等調整額を導入しているため、該当エリアの電気代は大手より割高になりやすいです。

電源費用等調整額とは

電源費用等調整額とは、ドコモでんきが日本卸電力市場(JEPX)で電力を調達するコストに応じて、毎月の電気代から加算または減算される費用です。

調達コストを比較

調達コスト
比較
(東京エリア)
ドコモでんき ロゴ
燃調費調整単価
+電源費用調整端等
東京電力EP ロゴ
燃料費調整額
2024年
12月
-2.04円-6.33円
11月-1.57円-6.17円
10月-2.06円-6.19円
9月-3.15円-6.37円
8月-2.98円-6.31円

東電エリアでドコモでんきの調達コスト「燃調費調整単価+電源費用調整端等」と、東京電力の調達コスト「燃料費調整額」を比較すると、東電が平均4円ほど安いです。

例えば、東京エリアの2024年12月の調達コストは東電が-6.33円なのに対してドコモでんきは-2.04円なので、1kWhにつき4.29円の差が生まれます。

電力使用量が200kWhだと858円、300kWhだと1,287円、ドコモでんきの方が高くなる計算だよ。

ただし、調達コストが原因で大手よりドコモでんきが高くなるのは、電源費用等調整額を導入している東北・関東エリアのみです。

他のエリアは、調達コストも含めて大手と全く同じ料金設定なので、dポイントが還元される分ドコモでんきの方がお得になります。

調達コストとは

調達コストとは、電力会社が電源を調達する際に発生するコストです。

大手電力会社の場合は、調達コストを電気代に反映させるため燃料費調整額を設けており、毎月プラス調整またはマイナス調整されます。

ドコモでんきの料金でよくある質問

ドコモでんきの料金でよくある質問

ドコモでんきの料金で、よくある質問に回答します。

ドコモでんきの料金は安い?
ドコモでんきの基本料金と電力量料金は大手と同額ですが、電気代に応じて0.5~20%のdポイントが還元されます。東北・関東エリアのみ電源費用等調整単価が導入されているため、大手より割高です。
>> ドコモでんきの料金を詳しく見る
ドコモでんきのプランの違いは?
ドコモでんきの料金プランの主な違いは、基本料金とdポイント還元率です。ドコモでんきBasicは大手の基本プランと同じ料金設定で、dポイントが最大2%還元されます。ドコモでんきGreenは基本料金が大手より500円高く、dポイントが最大20%還元されるプランです。
>> ドコモでんきの料金プランを見る
ドコモでんきと大手を比べるとどっちがお得?
東北と関東エリアのみ、ドコモでんきより大手電力会社の方が安いです。その他のエリアはdポイントの還元分だけ大手よりお得です。
>> ドコモでんきと大手の比較を見る

まとめ

最後にドコモでんきの料金をおさらいします。

  • ドコモでんきの料金は、大手とほぼ同額
  • 0.5~20%の還元ポイント分、大手よりドコモでんきの方がお得
  • ドコモでんきは、東北・関東エリア以外でドコモ回線やdカードを持っている人におすすめ

ドコモでんきの2つのプランのうち、ドコモでんきBasicは基本料金・電力量料金が大手と同額ですが、 dポイントが還元される分だけ大手よりドコモでんきがお得になります。

ドコモでんきGreenは基本料金がBasicよりも500円高く、還元率を上げるにはカード年会費も必要ですが、dポイント還元率は最大20%と高還元です。

どちらのプランも、ドコモ回線の契約やdカードの支払いでdポイント還元率がアップするため、ドコモサービスを利用している人はドコモでんきを検討しましょう。

三浦 瞬
三浦 瞬

東北・関東以外のエリアなら、ドコモでんきで還元されるdポイントの分だけ大手よりお得に使えますよ!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。