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「洗濯機の電気代の目安は?」
「洗濯機の節電方法は?」
「洗濯機の節電効果は?」
洗濯機の電気代がどれくらいかかるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。
電気代の値上がりが続いており、洗濯機で節電できるのであれば、知りたいという人も多いでしょう。
洗濯機の節電では乾燥機の使い方がポイントです。
洗濯には電気代はそれほどかかりませんが、乾燥機能は1回で100円以上かかるものもあります。
本記事では、洗濯機のタイプごとの電気代を詳しく解説します。
洗濯機の電気代を抑えるための節約方法も紹介しているので、節電したいと思っている方はぜひ参考にしてください。
洗濯機の電気代の目安
洗濯機の1回あたりの電気代の目安は洗濯時で2~3円、洗濯乾燥時で35~60円です。
資源エネルギー庁が公表するデータによると、家電製品のなかでも洗濯機は消費電力が少ない部類に入ります。
スポットで使用する家電なので、エアコンなど長時間使用するものに比べて、1日の消費電力に占める割合は少ないです。
洗濯機の電気代の算定方法
洗濯機の電気代は、消費電力量を1kWに換算し、電気料金単価をかけることで求められます。
「電気代」=「消費電力(W)」÷1,000×「使用時間(h)」×「電気料金単価(円/kWh)」
電気料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める31円/kWh(令和4年7月22日)を目安に計算します。
たとえば、洗濯1回の消費電力が72Whの洗濯機で30分洗濯した場合、電気代は72Wh÷1,000×31円=2.2円です。
厳密にはこれに燃料調整単価や再エネ賦課金単価が加算されるわ。
洗濯乾燥で約1,130Whの消費電力であれば、電気代は1,130Wh÷1,000×31円=35円の計算です。
洗濯機のタイプごとの電気代
洗濯機には3つのタイプがあります。
- ドラム式洗濯機:ヒーター式乾燥タイプ
- ドラム式洗濯機:ヒートポンプ式乾燥タイプ
- 縦型洗濯機
今回は日立の洗濯機をモデルとして、1時間あたりの料金、1ヶ月あたりの料金、1年あたりの料金を比較します。
日立 BD-SV120JL(12kg)
内容 | 1時間あたり | 1ヶ月あたり | 1年あたり |
---|---|---|---|
洗濯のみ | 4.15円 | 72.60円 | 883.30円 |
洗濯乾燥 | 29.79円 | 1460.10円 | 17,764.55円 |
日立 BD-SV120JLはヒーター式乾燥タイプのドラム式洗濯機です。
消費電力量は洗濯時で78Wh、洗濯乾燥で約1,570Whです。
- 洗濯のみ(35分):78Wh÷1,000×31円=2.42円
- 洗濯乾燥(98分):1,570Wh÷1,000×31円=48.67円
毎日洗濯のみを使う場合、1ヶ月あたり約73円、年間で約883円なので、洗濯のみではそれほど電気代はかかりません。
一方、洗濯乾燥を毎日行うと、年間で17,764円ほどの電気代がかかります。
日立 BD-STX130J(12kg)
内容 | 1時間あたり | 1ヶ月あたり | 1年あたり |
---|---|---|---|
洗濯のみ | 4.40円 | 79.20円 | 963.60円 |
洗濯乾燥 | 23.00円 | 1069.50円 | 13,012.25円 |
省エネコース | 6.51円 | 651.00円 | 7,920.50円 |
日立 BD-STX130Jはヒートポンプ式乾燥タイプのドラム式洗濯機です。
消費電力量は洗濯時で85Wh、洗濯乾燥で約1,150Whです。
なお、省エネコースの乾燥モードを使うと、約700Whに抑えられます。
- 洗濯のみ(36分):85Wh÷1,000×31円=2.64円
- 洗濯乾燥(93分):1,150Wh÷1,000×31円=35.65円
- 省エネコース(200分):700Wh÷1,000×31円=21.70円
ヒート式乾燥タイプで毎日洗濯乾燥を行った場合と比べると、年間で4,700円以上も安くなります。
省エネコースでは9,800円以上の節約です。
日立 BW-DX120G(12kg)
内容 | 1時間あたり | 1ヶ月あたり | 1年あたり |
---|---|---|---|
洗濯のみ | 4.24円 | 91.20円円 | 1,109.60円 |
洗濯乾燥 | 21.66円 | 1841.40円 | 22,403.70円 |
日立 BW-DX120Gは乾燥機能の付いた縦型洗濯機です。
消費電力は洗濯時で98Wh、洗濯乾燥時で約1,980Whです。
- 洗濯のみ(43分):98Wh÷1,000×31円=3.04円
- 洗濯乾燥(170分):1,980h÷1,000×31円=61.38円
縦型洗濯機の場合、ヒート式乾燥タイプと同じ方法で衣類を乾かします。
そのため、ヒートポンプ式に比べて、電気代が高くなるのが縦型洗濯機のデメリットです。
ただし、洗濯機能のみであれば、ドラム式と電気代はほとんど変わりません。
洗濯機の電気代を抑えるための節電方法
洗濯機の電気代を抑えるための節電方法は6つです。
- まとめ洗い・まとめ乾燥をする
- 洗剤は適量を投入する
- 乾燥フィルターを掃除する
- 自然乾燥させる
- 省エネモードを使う
- 古い洗濯機は買い換える
使い方を見直すことで洗濯機の電気代を抑えられるので、ぜひ参考にしてください。
まとめ洗い・まとめ乾燥をする
こまめに洗うのではなく、まとめて洗濯や乾燥をすると電気代が節約できます。
たとえば、毎日の洗濯を2日に一度にすれば、年間かかる洗濯機の電気代が半分になります。
ただし、洗濯や乾燥の量に適した量は決まっており、詰め込みすぎるとうまく洗えません。
一度に洗うのは容量の8割が目安です。
洗濯機の故障にもつながるので、詰め込み過ぎないようにしましょう。
特に乾燥の容量は、洗濯の半分ほどに設定されているものがほとんどです。
洗剤は適量を投入する
洗剤は適量使うことが需要です。
キレイに洗うために、多めに投入したくなりますが、洗剤が多すぎるのは逆効果です。
すすぎに時間がかかるので、結果として電気代も高くなるわ。
適切な量は洗剤ごとに決められているので、それ以上投入しすぎないようにしましょう。
洗剤の入れ過ぎは、衣類の色落ちや傷みの原因にもなります。
乾燥フィルターを掃除する
乾燥機能付きの洗濯機は、乾燥フィルターをこまめに清掃するようにしてください。
乾燥フィルターには、乾燥時に出た衣類の糸くずなどのほこりが付着します。
乾燥フィルターが目詰まりすると、乾燥効率が悪くなるので、運転時間が長くなります。
つまり、その延長時間の分、電気代がかかってしまいます。
乾燥機能を使うたびに掃除するのが理想ですが、少なくとも月に1回はキレイにしましょう。
自然乾燥させる
乾燥機を使わず、自然乾燥させると電気代を大きく節約できます。
実は洗濯機能は毎日使っても月に100円ほどとそれほど電気代がかかりませんが、乾燥機能は消費電力が多いため、電気代が高くなりがちです。
特にヒーター式乾燥タイプの洗濯機の場合、ひと月で1,500円以上かかるものもあり、一気に電気代が高くなります。
電気代を抑えたい場合は、乾燥機はできるだけ使わず、天日干しや室内干しにして、除湿器や扇風機を活用しましょう。
自然乾燥を8時間行い、その後乾燥機を補助的に使用するだけで、年間約12,230円の節約ができます。
省エネモードを使う
省エネモードが搭載されていれば、使うことで電気代を抑えられます。
省エネモードは温風温度をコントロールして、消費電力を少なくする機能です。
温度が低くなる分、乾燥にかかる時間は長くなります。
標準モードに比べて、30分ほど長くなるのが一般的です。
たとえば、日立 BD-STX130Jの場合、省エネモードを使うと消費電力は6割ほどに抑えられます。
- 洗濯乾燥(93分):1,150Wh(消費電力)÷1,000×31円=35.65円
- 省エネコース(200分):700Wh(消費電力)÷1,000×31円=21.7円
電気代の差は14円ほどですが、毎日使う場合、年間で5,091円の節約になります。
古い洗濯機は買い換える
10年以上前の洗濯機を使用している場合は、買い替えも検討しましょう。
ヒートポンプ式乾燥タイプのドラム式洗濯機を2006年製から2014年製に買い替えた場合、洗濯では1回あたり0.4円の節約、洗濯乾燥時では19.9円の節約になります。
洗濯乾燥なら年間7,000円以上の節約になるわ。
節電だけでなく、節水性に優れたものも多く出ています。
内閣府の「2014年消費動向調査」では、洗濯機の平均買い替え年数は8年なので、買い替えの目安にしましょう。
洗濯機の節電効果を高めるなら電力会社の乗り換えもおすすめ
洗濯機の使い方を見直すことで電気代を抑えられますが、日々の節電には限界があります。
電力会社によっては電気料金単価が安いプランが提供されており、電力会社やプランを見直すのもおすすめです。
特に洗濯の頻度が多い家庭は、使い方の見直しよりも電力会社の乗り換えが効果的です。
電力会社の料金プランを比較して、ライフスタイルに合った料金プランを選ぶようにしましょう。
新電力会社のなかには、昼間の時間帯の電気料金単価が安い市場連動型プランもあり、平日の昼間に洗濯ができる方におすすめです。
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シン・エナジー | 詳細情報 |
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供給エリア | 全国 離島など一部除く |
初期費用 | 0円 |
支払方法 | クレジットカード 口座振替 |
解約費用 | 0円 |
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洗濯機の節電に関するよくある質問
洗濯機の節電に関するよくある質問をまとめました。
- 洗濯機の電気代の目安は?
- 洗濯機の1回あたりの電気代の目安は洗濯時で2~3円、洗濯乾燥時で35~60円です。
洗濯機にはヒーター式乾燥タイプ、ヒーターポンプ式乾燥機、縦型洗濯機の3種類があり、タイプによって消費する電力量が異なります。
>> 洗濯機の電気代の目安を詳しく見る
- 洗濯機の電気代を抑えるための節電方法は?
- 洗濯機の電気代を節約する方法は6つです。
・まとめ洗い・まとめ乾燥をする
・洗剤は適量を投入する
・乾燥フィルターを掃除する
・自然乾燥させる
・省エネモードを使う
・古い洗濯機は買い換える
ただし、洗濯機の占める消費電力量は家電の中でもそれほど多くありません。
日々の節電には限度があるので、電力会社を乗り換えるのもひとつの方法です。
>> 洗濯機の電気代を抑えるための節電方法を詳しく見る
- 洗濯機を1回回すと水道代はどれくらい?
- 1回でおおよそ20~40円ほどの水道代がかかります。
お風呂の残り湯を使用したり、水の量を調整したりすると、水道代の節約ができます。
まとめ
最後に洗濯機の節電について、おさらいします。
- 洗濯機の1回あたりの電気代の目安は洗濯時で2~3円、洗濯乾燥時で35~60円
- 電気代は「消費電力(Wh)」÷1,000×「電気料金単価(円/kWh)」で算出できる
- 洗濯機の使い方の見直しで洗濯機の電気代を節約できる
- 電力会社や電気料金プランの見直しもおすすめ
洗濯機はスポット的に使用する家電なので、1日の消費電力に占める割合はそれほど大きくありません。
しかし日々の使い方やメンテナンスで節電の効果は得られるので、しっかりと取り組んでいきましょう。
乾燥機ではなく自然乾燥をメインにすると、年間約12,230円の節約になります。
とはいえ、節電の効果には限界があります。
電気代を大幅に節約したいのであれば、新電力への乗り換えもおすすめです。
最近では地域電力会社よりも安い電気料金プランも多いので、ぜひ前向きに検討してみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。