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「サステナブルエナジーの電気料金は?」
「大手電力会社と比べて安い?」
「自分にぴったりのプランは?」
サステナブルエナジーが提供する「ネット電力」は、業界最安級の電気料金が注目を集めている新電力サービスです。
しかし大手電力会社と比べてどれくらい安いのか、どのプランへ乗り換えるべきか等、疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。
サステナブルエナジーは基本料金や燃料費調整額が0円なので、大手電力会社から乗り換えれば安くなります。
ただし電源調達調整費や容量拠出金など独自の費用も導入しているため、今後電気代が高騰するリスクもゼロではありません。
本記事では新電力ベスト編集部の試算結果をもとに、サステナブルエナジーと大手電力会社のどちらがお得なのか、詳しく解説します。
ネット電力の詳しい料金プランや契約する際の注意点も紹介するので、電気代を節約したい人はぜひ参考にしてください。
\大手電力よりお得に使える/
サステナブルエナジーは大手電力会社よりも安くなる
サステナブルエナジーは大手電力会社より安くなるケースが多い
サステナブルエナジーは、大手電力会社よりも安くなります。基本料金が0円で、電力量料金も安く設定されています。ただし、電源調達調整費が高騰してしまうと、金額が高くなってしまう可能性があるので注意してください。サステナブルエナジーは、今後さらに注目を集めるでしょう。
新電力ベスト編集部が独自に料金シミュレーションをした結果、ほとんどの地域において大手電力会社よりサステナブルエナジーの方が安くなります。
電力使用量 | 北海道電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
200kWh/月 | ||
400kWh/月 |
電力使用量 | 東北電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
200kWh/月 | ||
400kWh/月 |
電力使用量 | 東京電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
200kWh/月 | ||
400kWh/月 |
電力使用量 | 中部電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
200kWh/月 | ||
400kWh/月 |
電力使用量 | 北陸電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
200kWh/月 | ||
400kWh/月 |
電力使用量 | 関西電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
200kWh/月 | ||
400kWh/月 |
電力使用量 | 中国電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
200kWh/月 | ||
400kWh/月 |
電力使用量 | 四国電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
200kWh/月 | ||
400kWh/月 |
電力使用量 | 九州電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
200kWh/月 | ||
400kWh/月 |
サステナブルエナジーは電力使用量が多いほどお得になる料金体系なので、電力使用量が400kWh/月の場合は全エリアで大手電力会社より安い試算結果となりました。
また、電力使用量が少ない場合も基本的にサステナブルエナジーの方が安くなりますが、唯一、関西エリアでは僅差で関西電力の方がお得に使える可能性があります。
関西電力の最低料金は非常に安いので、あまり電気を使わない人は新電力より安くなるケースが多いの。
特に電力使用量が少なめの一人暮らしの場合は、関西電力とサステナブルエナジーのどちらがお得か、しっかり試算して比較してね。
なお、今回は電源調達調整費を平均値の「0円」で試算しましたが、実際は電力の市場価格により増減するため、大手電力会社より高くなる可能性がある点は事前に理解しておきましょう。
サステナブル エナジー | 詳細情報 |
---|---|
提供エリア | 全国 沖縄や離島を除く |
電気料金 | 料金確認 |
初期費用 | 0円 |
支払方法 | 口座振替 クレジットカード |
解約費用 | 0円 |
ネット電力は、サブステナブルエナジー株式会社が2021年5月から提供している新電力サービスです。
従量料金は最大2段階なので分かりやすく、電気代も計算しやすいのでおすすめです。
基本料金や燃料費調整額が0円、従量料金は最大2段階など、利用者に寄り添った良心的な料金体系で、今後さらに注目を集めるでしょう。
\新電力におすすめ/
サステナブルエナジー(ネット電力)の3つの料金プラン
サステナブルエナジー(ネット電力)には、3つの料金プランが用意されています。
プラン名 | 特徴 |
---|---|
サステナブルでんきB (ネットでんきB) | ・一般家庭向け ・基本料金が0円 ・電力量料金は最大2段階 |
サステナブルでんきC (ネットでんきC) | ・商店や事務所向け ・基本料金が0円 ・電力量料金は最大2段階 |
サステナブル低圧電力 (ネット低圧電力) | ・消費電力が多い業務用向け ・時期に応じて電力量料金が変化 |
プランによって対象者が異なるので、それぞれ見ていきましょう。
サステナブルでんきB(ネットでんきB)
サステナブルでんきB(現:ネットでんきB)は、一般家庭向けのオーソドックスな料金プランです。
内容 | |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | ~280kWh:32.00円 281kWh~:31.50円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
内容 | |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | ~300kWh:28.00円 301kWh~:27.50円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
内容 | |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | 27.90円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
内容 | |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | ~300kWh:28.00円 301kWh~:27.50円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
内容 | |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | ~300kWh:23.90円 301kWh~:22.10円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
内容 | |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | 24.40円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
内容 | |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | 16~300kWh:26.00円 301kWh~:25.80円 |
その他の費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
内容 | |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | 12~300kWh:26.40円 301kWh~:26.30円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
内容 | |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | 24.90円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
基本料金0円、従量料金の区分が最大2段階という点が特徴です。
また、サステナブルエナジーは燃料費調整額が0円ですが、代わりに電源調達調整費と容量拠出金を導入しています。
加えて再エネ賦課金も毎月の電気代に含まれるため、単純に「基本料金+電力量料金」だけが請求されるわけではない点に注意しましょう。
実際に電気代を計算する場合の算出方法をまとめます。
40Aで200kWhを想定 (北海道エリア) | 料金 |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | 32円 × 200kWh = 6,400円 |
再エネ賦課金 | 3.49円 × 200kWh = 698円 |
電源調達調整費 | 0円 (2024年の平均値で算出) |
容量拠出金 | 2.35円 × 200kWh = 470円 |
合計の電気代金 | 7,568円 |
なお、電源調達調整費は2024年度の平均値を再エネ賦課金は2024年度分の料金を採用しています。
電源調達調整費は毎月料金が変動するので、注意してください。
サステナブルでんきC(ネットでんきC)
サステナブルでんきC(現:ネットでんきC)は、事務所や商店向けのプランです。
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | ~280kWh:33.50円 281kWh~:33.00円 |
その他の費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | ~300kWh:28.80円 301kWh~:28.30円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | 28.90円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | 29.00円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | ~300kWh:25.00円 301kWh~:23.75円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | 24.90円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | 26.90円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | 26.80円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | 25.80円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
ネットでんきCは一般家庭でも契約できるので、電力消費量が多い家庭はネットでんきBと比較してプランを決めましょう。
ネットでんきBの契約容量が60Aまでだから、それより大きいアンペア数で契約したいときはネットでんきCを選ぶと良いわね。
実際に電気代を計算する場合の算出方法をまとめます。
40Aで200kWhを想定 (北海道エリア) | 料金 |
---|---|
基本料金 | 0円 |
電力量料金 | 33.50円 × 200kWh = 6,700円 |
再エネ賦課金 | 3.49円 × 200kWh = 698円 |
電源調達調整費 | 0円 (2024年の平均値で算出) |
容量拠出金 | 2.35円 × 200kWh = 470円 |
合計の電気代金 | 7,868円 |
なお、電源調達調整費は2024年度の平均値を再エネ賦課金は2024年度分の料金を採用しています。
電源調達調整費は毎月料金が変動するので、注意してください。
サステナブル低圧電力(ネット低圧電力)
サステナブル低圧電力(現:ネット低圧電力)は、契約容量が50kW未満の商店や工場などを対象にした業務用プランです。
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 1132.56円/kW |
電力量料金 | 夏季:17.67円 夏季以外:17.67円 |
その他の費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 1176.45円/kW |
電力量料金 | 夏季:15.95円 夏季以外:14.50円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 1044.58円/kW |
電力量料金 | 夏季:17.37円 夏季以外:15.80円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 1029.60円/kW |
電力量料金 | 夏季:17.01円 夏季以外:15.46円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 1107.70円/kW |
電力量料金 | 夏季:12.15円 夏季以外:11.09円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 970.20円 |
電力量料金 | 夏季:14.43円 夏季以外:12.95円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 1055.45円 |
電力量料金 | 夏季:15.01円 夏季以外:13.72円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 948.60円 |
電力量料金 | 夏季:15.80円 夏季以外:14.36円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 870.30円/kW |
電力量料金 | 夏季:17.12円 夏季以外:15.43円 |
その他にかかる費用 | ・再エネ賦課金 ・電源調達調整費 ・容量拠出金 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
ネット低圧電力も、再エネ賦課金・電源調達調整費・容量拠出金が発生します。
また関西・中国・四国エリアを除いて、基本料金は1kWにつき発生するので試算する際は注意しましょう。
実際に電気代を計算する場合の算出方法をまとめます。
4kWで200kWhを想定 | 料金 |
---|---|
基本料金 | 1132.56円 × 4kW = 4,530.24円 |
電力量料金 | 17.67円 × 200kWh = 3,534円 |
再エネ賦課金 | 3.49円 × 200kWh = 698円 |
電源調達調整費 | 0円 (2024年の平均値で算出) |
容量拠出金 | 2.35円 × 200kWh = 470円 |
合計の電気代金 | 9,232.24円 |
なお、電源調達調整費は2024年度の平均値を再エネ賦課金は2024年度分の料金を採用しています。
電源調達調整費は毎月料金が変動するので、注意してください。
サステナブルエナジーの料金プランの特徴
サステナブルエナジーの料金プランには7つの特徴があります。
- 基本料金が0円でお得
- 電力量料金が最大2段階で分かりやすい
- 電力量料金が大手電力会社より安い
- 燃料費調整額がかからない
- 再エネ賦課金がかかる
- 電源調達調整費がかかる
- 容量拠出金がかかる
それぞれ詳しく解説します。
基本料金が0円でお得
ネット電力の料金プランのうち、「ネットでんきB」と「ネットでんきC」は基本料金が0円です。
契約アンペア | 北海道電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
10A | 402.60円 | 契約不可 |
20A | 805.20円 | 契約不可 |
30A | 1207.80円 | 契約不可 |
40A | 1610.40円 | 0円 |
50A | 2013.00円 | 0円 |
60A | 2415.60円 | 0円 |
契約アンペア | 東北電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
10A | 369.60円 | 契約不可 |
20A | 739.20円 | 契約不可 |
30A | 1,108.80円 | 契約不可 |
40A | 1,478.40円 | 0円 |
50A | 1,848.00円 | 0円 |
60A | 2,217.60円 | 0円 |
契約アンペア | 東京電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
10A | 311.75円 | 契約不可 |
20A | 623.50円 | 契約不可 |
30A | 935.25円 | 0円 |
40A | 1247.00円 | 0円 |
50A | 1558.75円 | 0円 |
60A | 1870.50円 | 0円 |
契約アンペア | 中部電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
10A | 321.14円 | 契約不可 |
20A | 642.28円 | 契約不可 |
30A | 963.42円 | 契約不可 |
40A | 1284.56円 | 0円 |
50A | 1605.70円 | 0円 |
60A | 1926.84円 | 0円 |
契約アンペア | 北陸電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
10A | 302.50円 | 契約不可 |
20A | 605.00円 | 契約不可 |
30A | 907.50円 | 契約不可 |
40A | 1210.00円 | 0円 |
50A | 1512.50円 | 0円 |
60A | 1815.00円 | 0円 |
電力使用量 | 関西電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
~15kWh | 522.58円 | 0円 |
電力使用量 | 中国電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
~15kWh | 759.68円 | 0円 |
電力使用量 | 四国電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
~11kWh | 666.89円 | 0円 |
契約アンペア | 九州電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
10A | 316.24円 | 契約不可 |
20A | 632.48円 | 契約不可 |
30A | 948.72円 | 0円 |
40A | 1264.96円 | 0円 |
50A | 1581.20円 | 0円 |
60A | 1897.44円 | 0円 |
大手電力会社の従量電灯プランと比べると差は歴然で、基本料金が無いだけで月2,000円以上お得になる場合もあります。
特に電力使用量が少ない人は、電気代全体に占める基本料金の割合が大きくなりがちなので、お得に使えます。
電力量料金が最大2段階で分かりやすい
サステナブルエナジーの「ネットでんきB/C」は、最大2段階制です。
使用量が300kWh以下なら料金が変わらないから、毎月の電気代が計算しやすいね。
また東京・関西・九州エリアの「ネットでんきB」は1段階制なので、従量料金の増減を気にせずに電気を使えるのもメリットです。
電力量料金が大手電力会社より安い
サステナブルエナジーの電力量料金は、大手電力会社の従量電灯プランより最大15円/kWh以上安く設定されています。
北海道電力 | サステナブルエナジー | |
---|---|---|
〜120kWh | ||
121~280kWh | ||
281kWh~ |
電力使用量 | 東北電力 | サステナブル エナジー |
---|---|---|
〜120kWh | ||
121~300kWh | ||
301kWh~ |
電力使用量 | 東京電力 | サステナブル エナジー |
---|---|---|
〜120kWh | ||
121~300kWh | ||
301kWh~ |
電力使用量 | 中部電力 | サステナブル エナジー |
---|---|---|
〜120kWh | ||
121~300kWh | ||
301kWh~ |
電力使用量 | 北陸電力 | サステナブル エナジー |
---|---|---|
〜120kWh | ||
121~300kWh | ||
301kWh~ |
電力使用量 | 関西電力 | サステナブル エナジー |
---|---|---|
16〜120kWh | ||
121~300kWh | ||
301kWh~ |
電力使用量 | 中国電力 | サステナブル エナジー |
---|---|---|
16〜120kWh | ||
121~300kWh | ||
301kWh~ |
電力使用量 | 四国電力 | サステナブル エナジー |
---|---|---|
12〜120kWh | ||
121~300kWh | ||
301kWh~ |
電力使用量 | 九州電力 | サステナブル エナジー |
---|---|---|
〜120kWh | ||
121~300kWh | ||
301kWh~ |
サステナブルエナジーは、1段階目の料金より2段階目の料金が安くなります。
そのため、毎月の電気使用量が多い家庭ほどお得になりやすいです。
ただし電力量料金が安くても、電源調達調整費や容量拠出金など、他の費用の影響で電気代が高くなるケースがある点は注意しましょう。
燃料費調整額がかからない
サステナブルエナジーの料金プランは、基本料金だけでなく燃料費調整額も0円です。
日本は発電燃料のほとんどを輸入に頼っているため、良くも悪くも燃料費変動の影響を受けやすい立場にあります。
例えば2022年に発生したロシアによるウクライナ侵攻の時期には一時的に燃料費が暴騰し、政府が補助金を支給する事態にまで発展しました。
結果的には補助金のおかげで電気代への影響は最小限に抑えられましたが、今後の社会情勢しだいではまた燃料費や電気代が高騰する可能性もゼロではありません。
しかしサステナブルエナジーは2024年1月から燃料費調整額を撤廃しているため、上記のようなリスクを心配せずに電気を使い続けられます。
サステナブルエナジーが燃料費調整額を撤廃した理由は、「さらに安く、安定して電力を供給することが可能になったため」と発表しているよ。
再エネ賦課金がかかる
サステナブルエナジーの電気代には再エネ賦課金が含まれており、基本料金や電力量料金とは別に3.49円/kWh(2024年度)が課税されます。
再エネ賦課金は国が定めた制度なので、大手・新電力に関わらず、どの電力会社と契約しても均一に発生する費用です。
再エネ賦課金の単価は、2022年度は3.45円/kWh、2023年度は1.40円/kWhだったの。
2024年度は3.49円/kWhだから、この3年の間でも激しく増減を繰り返していることが分かるわね。
電源調達調整費がかかる
サステナブルエナジーでは、電源調達調整費という費用がかかります。
電源調達調整費は、日本卸電力取引所(JPEX)にて取引される電力の市場価格をもとに調整される費用です。
電源調達調整費単価は以下の計算をもとに加算または減算され、毎月の電気代に反映されます。
- 追加請求の場合:
(A―C)×Cを上回った際の使用電力量(kWh) - 還元請求の場合:
(A―B)×Bを下回った際の使用電力量(kWh)
A:JEPXが公表するエリアプライス(30分単位)
B: 還元基準価格
C :追加調準価格
エリア | 還元基準価格 | 追加調準価格 |
---|---|---|
北海道 | 5.00円 | 15.00円 |
東北 | 5.00円 | 15.00円 |
東京 | 5.00円 | 15.00円 |
中部 | 5.00円 | 13.00円 |
北陸 | 5.00円 | 13.00円 |
関西 | 5.00円 | 13.00円 |
中国 | 5.00円 | 13.00円 |
四国 | 5.00円 | 13.00円 |
九州 | 5.00円 | 13.00円 |
計算が難しいから、「電力の市場価格が高くなるとプラス調整される」「電力の市場価格が低くなるとマイナス調整される」と覚えておけばOKだよ。
新電力会社の多くは電源調達調整費を導入しているので、覚えておきましょう。
容量拠出金がかかる
サステナブルエナジーでは、2.35円/kWhの容量拠出金がかかります。
つまり電力会社が支払った容量拠出金を利用者に転嫁することで、新電力会社は費用を回収でき、安定して電力の供給が可能になる仕組みです。
容量拠出金は定期的に見直されるため、値上がりもしくは値下がりの可能性があることは覚えておきましょう。
電力会社の中には、請求書を見ても「容量拠出金」という項目が無いこともあるけど、その場合は電力量料金などに容量拠出金が含まれているケースが多いよ。
実際には、以下のフローで容量拠出金が発生しています。
サステナブルエナジーと大手電力会社の料金を比較
サステナブルエナジーと大手電力会社の料金をエリア別に比較した結果、ほとんどのエリアにおいてサステナブルエナジーが安いことが分かりました。
項目 | 北海道電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
基本料金 | 402.60円/10A | 0円 |
電力量料金 | 1~120kWh:35.35円 121~280kWh:41.64円 281kWh~:45.36円 | 1~280kWh:32.00円 281kWh~:31.50円 |
燃料費調整額 (2024年の平均) | -5.45円/kWh | 0円 |
再エネ賦課金 | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh |
電源調達調整費 | 0円 | 0円 |
容量拠出金 | 0円 | 2.35円/kWh |
推定電気代金 (40Aで200kWh) | ||
推定電気代金 (40Aで400kWh) |
項目 | 東北電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
基本料金 | 369.60円/10A | 0円 |
電力量料金 | 1~120kWh:29.62円 121~300kWh:36.37円 301kWh~:40.32円 | 1~300kWh:28.00円 301kWh~:27.50円 |
燃料調整費 (2024年の平均) | -6.82円/kWh | 0円 |
再エネ賦課金 | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh |
電源調達調整費 | 0円 | 0円 |
容量拠出金 | 0円 | 2.35円/kWh |
推定電気代金 (40Aで200kWh) | ||
推定電気代金 (40Aで400kWh) |
項目 | 東京電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
基本料金 | 311.75円/10A | 0円 |
電力量料金 | 1~120kWh:29.80円 121~300kWh:36.40円 301kWh~:40.49円 | 27.9円 |
燃料調整費 (2024年の平均) | -6.02円/kWh | 0円 |
再エネ賦課金 | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh |
電源調達調整費 (2024年の平均) | 0円 | 0.20円/kWh |
容量拠出金 | 0円 | 2.35円/kWh |
推定電気代金 (40Aで200kWh) | ||
推定電気代金 (40Aで400kWh) |
項目 | 中部電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
基本料金 | 321.14円/10A | 0円 |
電力量料金 | 1~120kWh:21.20円 121~300kWh:25.67円 301kWh~:28.62円 | 1~300kWh:28.00円 301kWh~:27.50円 |
燃料調整費 (2024年の平均) | 2.90円/kWh | 0円 |
再エネ賦課金 | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh |
電源調達調整費 (2024年の平均) | 0円 | 0円 |
容量拠出金 | 0円 | 2.35円/kWh |
推定電気代金 (40Aで200kWh) | ||
推定電気代金 (40Aで400kWh) |
項目 | 北陸電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
基本料金 | 302.50円/10A | 0円 |
電力量料金 | 1~120kWh:30.86円 121~300kWh:34.75円 301kWh~:36.46円 | 1~300kWh:23.90円 301kWh~:22.10円 |
燃料調整費 (2024年の平均) | -6.25円/kWh | 0円 |
再エネ賦課金 | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh |
電源調達調整費 (2024年の平均) | 0円 | 0円 |
容量拠出金 | 0円 | 2.35円/kWh |
推定電気代金 (40Aで200kWh) | ||
推定電気代金 (40Aで400kWh) |
項目 | 関西電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
最低料金 | 522.58円 (~15kWh) | 0円 |
電力量料金 | 16~120kWh:20.21円 121~300kWh:25.61円 301kWh~:28.59円 | 24.40円 |
燃料調整費 (2024年の平均) | 3.17円/kWh | 0円 |
再エネ賦課金 | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh |
電源調達調整費 (2024年の平均) | 0円 | 0円 |
容量拠出金 | 0円 | 2.35円/kWh |
推定電気代金 (40Aで200kWh) | ||
推定電気代金 (40Aで400kWh) |
項目 | 中国電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
最低料金 | 759.68円 (~15kWh) | 0円 |
電力量料金 | 16~120kWh:32.75円 121~300kWh:39.43円 301kWh~:41.55円 | 16~300kWh:26.00円 301kWh~:25.80円 |
燃料調整費 (2024年の平均) | -7.92円/kWh | 0円 |
再エネ賦課金 | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh |
電源調達調整費 (2024年の平均) | 0円 | 0円 |
容量拠出金 | 0円 | 2.35円/kWh |
推定電気代金 (40Aで200kWh) | ||
推定電気代金 (40Aで400kWh) |
項目 | 四国電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
最低料金 | 666.89円 (~11kWh) | 0円 |
電力量料金 | 12~120kWh:30.65円 121~300kWh:37.27円 301kWh~:40.78円 | 12~300kWh:26.40円 301kWh~:26.30円 |
燃料調整費 (2024年の平均) | -5.52円/kWh | 0円 |
再エネ賦課金 | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh |
電源調達調整費 (2024年の平均) | 0円 | 0円 |
容量拠出金 | 0円 | 2.35円/kWh |
推定電気代金 (40Aで200kWh) | ||
推定電気代金 (40Aで400kWh) |
項目 | 九州電力 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
基本料金 | 316.24円/10A | 0円 |
電力量料金 | 1~120kWh:18.37円 121~300kWh:23.97円 301kWh~:26.97円 | 24.9円 |
燃料調整費 (2024年の平均) | 1.86円/kWh | 0円 |
再エネ賦課金 | 3.49円/kWh | 3.49円/kWh |
電源調達調整費 (2024年の平均) | 0円 | 0円 |
容量拠出金 | 0円 | 2.35円/kWh |
推定電気代金 (40Aで200kWh) | ||
推定電気代金 (40Aで400kWh) |
電気代の試算結果はあくまでも目安ですが、新電力ベスト編集部の調べでは、サステナブルエナジーの方が最大で2,000円以上お得になりました。
特に北海道や北陸など、寒さが厳しいエリアでは大手電力会社よりサステナブルエナジーの方が大幅に安い傾向にあります。
暖房は冷房より消費電力が多いから、寒冷地では電気料金が安いサステナブルエナジーを使うのがおすすめ!
一方関西エリアでは、サステナブルエナジーの方が高くなるケースもあります。
特に電力使用量が200kWhを下回る人は関西電力の方がお得になる可能性が高いので、しっかり試算したうえでサステナブルエナジーに乗り換えましょう。
サステナブルエナジーの注意点
サステナブルエナジーを契約する際は、以下の点に注意しましょう。
- 電源調達調整費が高騰する可能性がある
- オール電化プランはない
- 電気使用量が少ないと割高になる
ライフスタイルや住まい環境によっては、サステナブルエナジー以外の電力会社を選んだ方が良い場合もあるので、ぜひ以降の解説を参考にしてください。
電源調達調整費が高騰する可能性がある
サステナブルエナジーが導入している電源調達調整費は、電力の市場価格によって高騰する可能性があります。
直近5年間のデータを見ると、2021年1月に大きく高騰した過去がありました。
2021年1月は日本が強烈な寒波に襲われた時期で、10年に1度と言われる膨大な電力需要が発生したんだ。
また、前述した容量市場の設立や拡大しつつある太陽光発電により、国内の電力供給は今後安定する見通しです。
そのため、今後電源調達調整費が高騰する可能性は低いと言われていますが、可能性はゼロではないので、そのリスクを覚えておきましょう。
オール電化プランはない
サステナブルエナジーにはオール電化プランはないので、オール電化住宅に住んでいる人には向いていません。
また夜間のみ電気料金が安くなるプランなども存在しないため、特定の時間に電気を多く使う人にも、あまりおすすめできない新電力です。
サステナブルエナジーに問い合わせたところ、「現状ではオール電化プランを追加する予定はない」という旨の回答を得られました。
オール電化プランを探している人は、CDエナジーダイレクトなど、新電力ベスト編集部がおすすめする他の電力会社を検討しましょう。
電気使用量が少ないと割高になる
サステナブルエナジーの「ネットでんきB/C」プランは、1段階料金より2段階料金の方が安いという、やや特殊な料金体系です。
そのため電力使用量が少ないと、大手電力会社より割高になる可能性があります。
エリア | 大手電力会社 | サステナブルエナジー |
---|---|---|
中部 | ||
関西 | ||
九州 |
1段階料金に収まることが多い一人暮らしの場合は、特に注意しよう。
またエリアによっては40A以上の契約しかできないから、10~20Aなど小容量契約をしたい人にも、あまり向いていないんだ。
もちろん全てのエリアで1段階料金が割高というわけではないので、大手電力会社との料金比較も参考にしながら乗り換えを検討してください。
サステナブルエナジーの料金でよくある質問
サステナブルエナジーの料金について、よくある質問と回答をまとめました。
- サステナブルエナジーの料金プランは?
- サステナブルエナジーの料金プランは3つです。
・「ネットでんきB」
・「ネットでんきC」
・「ネット低圧電力」
上記のうち一般家庭向けのプランは「ネットでんきB」で、大手電力会社の従量電灯プランに相当します。
契約容量が60Aでは足りない家庭や事務所・商店は、「ネットでんきC」を選びましょう。
>> サステナブルエナジーの料金プランを見る
- サステナブルエナジーは大手電力会社より安い?
- サステナブルエナジーは以下の理由により、大手電力会社より電気代が安くなる可能性が高いです。
・基本料金が0円
・燃料費調整額が0円
・電力量料金が安い
ただし電力量料金については必ずしも大手電力会社より安いわけではなく、例えば関西エリアの1段階料金は、関西電力より4.19円/kWh高いです。またサステナブルエナジーでは電源調達調整費と容量拠出金も導入しているため、電力量料金だけで比較しないように注意しましょう。
>> サステナブルエナジーの安さの秘密を詳しく見る
- サステナブルエナジーの料金の特徴は?
- サステナブルエナジーの従量料金は最大2段階なので分かりやすく、電気代も計算しやすいのがメリットです。
東京・関西・九州エリアの従量料金は1段階しかないので、実質的に固定料金制のような感覚で電気を使えます。ただし基本的に電力使用量が多いほどお得になる料金体系になっているため、一人暮らしなど電力使用量が少なめの人は注意が必要です。
>> サステナブルエナジーの料金の特徴を詳しく見る
まとめ
最後にサステナブルエナジーの料金おさらいしましょう。
- サステナブルエナジーは大手電力会社より安くなる
- 電気使用量が多くなるとお得になりやすい
- 電力使用量が少ない人やオール電化住宅には向かない
2021年5月に電力の提供を開始したサステナブルエナジーは、新電力の中では後発組の企業ですが、その分電気料金は他社より安く設定して差別化を図っています。
基本料金や燃料費調整額が0円、従量料金は最大2段階など、利用者に寄り添った良心的な料金体系も人気の秘密です。
サステナブルエナジーは料金の安さが魅力の新電力会社です。電気代を安くしたい人に特におすすめですよ。
サステナブルエナジーの申し込み手続きはネットから簡単に行え、手数料や工事なども不要です。
本記事を参考にしながら電気代の試算や比較して、空き時間を見つけて申し込みましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。