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「東京ガスの電気料金は安い?」
「最安で使う方法は?」
「東京電力とどっちが安い?」
新電力の中でも特に人気が高い「東京ガスの電気」について、実際のところ、料金が安いのか高いのか気になる人も多いのではないでしょうか。
東京ガスの電気の「基本プラン」は関東エリアで最安クラスです。
ガスとセットにせずに電気単独の使用でも、東電より安くなります。
東京ガスの電気は、最も販売量の多い新電力なので、大手で安心感のあるところから選びたい人にも最適です。
この記事では東京ガスの電気料金について解説します。
東京ガス独自の割引や、電気料金の計算方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
\新電力販売量1位/
東京ガスの電気の基本プランは安い
東京ガスの標準的なプランである基本プランは、基本料金や電力量料金が東電よりも安くお得です。
- 東京電気のガスは基本料金と電力量料金が安い
- 高いケースは東京ガスだけではなく全社共通
それぞれ、詳しく解説します。
東京電気のガスは基本料金と電力量料金が安い
東京ガスの電気の「基本プラン」と、東京電力の「従量電灯B」の電気代を比較すると、年間で最大約800円ほど安くなります。
また、東京電力の自由料金プランであるスタンダードS契約者も、料金は従量電灯Bと同じため、東京ガスの電気の方が安いです。
使用量 | 基本プラン | 従量電灯B |
---|---|---|
100kWh | ||
200kWh | ||
300kWh | ||
400kWh | ||
500kWh |
- 契約アンペア数は40Aを想定
- 東京ガスの電気と東京電力の電気の料金計算は、基本料金・電力量料金・燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金と全ての項目を、実際の電気料金計算と同じように使用し実態に近いリアルな数値で試算しています。
- 燃料費調整額は、東京ガスの電気と東京電力とは同額で、2024年10月分の-6.19円を使用しています。
- 燃料費調整額は、国による激変緩和措置を適用していません。
東京ガスの電気の基本プランは、基本料金と電力量料金単価が、東京電力よりも安く料金設定されています。
電気代の計算式で使用する、再エネ賦課金や燃料費調整額については東京ガスも東電も同じ価格です。
電気代計算のうち2つが東京ガスが安くて、2つが同じ価格だから…
トータルすると東京ガスが安くなるという計算だね!
東京ガスの電気は新電力の販売量が全国1位の実績があり、その多くの需要家(電気の消費者)から基本プランが選ばれています。
\新電力販売量1位/
高いケースは東京ガスだけではなく全社共通
東京ガスの電気は2023年に値上がりしたため高いという声もありますが、同時期に他の電力会社も値上げが相次いだため、現在も業界最安クラスです。
東京ガスの電気が近年値上げした理由は、新託送料金制度の導入や燃料調整費の高騰などがあります。
全ての新電力が等しく影響を受けたため、東京ガスを含む多くの電力会社が相次いで値上げしました。
値上がりした 新電力の一例 | 値上がり時期 |
---|---|
東京電力 | 2023年6・7月 |
東京ガスの電気 | 2023年9月 |
CDエナジーダイレクト | 2023年9月 |
Looopでんき | 2022年6・8月 |
idemitsuでんき | 2023年9月 |
エネワンでんき | 2023年7月 |
数年前に比べると、どの電力会社でも高いのよ。
その中でも東京ガスの電気が比較的安いってわけね。
近年は電気代が全国的に上がっているからこそ、相場より高い電力会社と契約していないかこまめに確認し、少しでも割安な新電力を使いましょう。
東京ガスの電気料金プランは3つ
東京ガスの一般家庭向け電気料金プランは、基本プラン・さすてな電気・時間帯別プラン(オール電化向け)の3つです。
- 基本プラン
- さすてな電気
- 時間帯別プラン(オール電化向け)
ほとんどの人は基本プランを選んでいますが、環境に配慮して暮らしたい人やオール電化住宅に住む人は、さすてな電気や時間帯別プランもチェックしましょう。
項目 | 基本プラン | さすてな電気 | 時間帯別プラン |
---|---|---|---|
契約容量 | 10~60A | 10~60A | 10~60A 6~50kVA |
料金体系 | 使用量に応じた 3段階の従量制 | 使用量に応じた 3段階の従量制 | 電力量料金が 時間帯で異なる従量制 |
電気ガス セット割 | 適用可 | 適用不可 | 適用不可 |
プランの 特徴 | 東京ガスの電気で 最もスタンダード かつお得なプラン | 再エネ実質100%の 電気を割安な価格で 使えるプラン | 2016年4月以降に オール電化住宅に 住み始める人が お得に使えるプラン |
それぞれ詳しく解説します。
基本プランは東電より安い
料金項目 | 基本プラン | 従量電灯B |
---|---|---|
基本料金 (10Aあたり) | ||
電力量料金 第1段階 (1~120kWh) | ||
第2段階 (121~300kWh) | ||
第3段階 (300kWh~) |
東京ガスの代表的な電気料金プランが基本プランで、基本料金や電力量料金が東京電力よりも安いです。
電力量料金の第1段階のみ東京電力より高いですが、使用を想定してアンペア数や電力使用量を掛け算すると、基本料金の安さが上回ります。
なお、2社の燃料費調整額は同額ですが、世界情勢の変化などで燃料費が高騰した場合は、上限設定がない東京ガスの電気のほうが高くなる可能性もあります。
2023年の料金改定で、東電と東ガスの2社とも燃料費調整額の計算方法を変えてから、2社の燃料費に差がつく可能性は低くなったよ。
CO2排出量実質ゼロのさすてな電気
さすてな電気は、再生可能エネルギー実質100%の電気を提供するプランです。
CO2排出量がゼロの、太陽光や風力発電で作られた電気が持つ環境価値を買い取って供給するため、基本プランよりも高めに料金設定されています。
また、さすてな電気と同じように再エネ実質100%のプランを提供し、同エリア&同サービスは東急でんき&ガスの従量電灯Bです。
両者ともに似たような金額設計ですが、調達コストの金額差が10円前後と大きく違うため、さすてな電気のほうが安いです。
料金項目 | 東京ガスの電気 さすてな電気 | 東急でんき&ガス 従量電灯B |
---|---|---|
基本料金 (10Aあたり) | 30A以上で契約可 | |
電力量料金 第1段階 (1~120kWh) | ||
第2段階 (121~300kWh) | ||
第3段階 (300kWh~) |
基本プランより若干高いため万人におすすめのプランではないですが、サステナビリティに取り組みたい人は検討しましょう。
電気自動車購入補助金対象の再エネ100%電力
さすてな電気は再エネ100%電力として認められており、環境省や自治体の電気自動車購入補助金の対象です。
さすてな電気は、東京ガスの電気の基本プランより高いけど…
もし、電気自動車などの購入予定があるなら、補助金分を考えるとでお得になる可能性があるということだね。
これからオール電化を使うなら時間帯別プランがおすすめ
東京電力管内で2016年4月以降にオール電化住宅に住むなら、東京ガスの時間帯別プランがお得です。
基本料金、電力量料金のいずれも東京電力のスマートライフS/Lより安く、今までと変わらない生活でも電気代が下がります。
料金内訳 | 時間帯別プラン | スマートライフS/L |
---|---|---|
基本料金 (10Aあたり) | ||
電力量料金 午前1~6時 (深夜帯) | ||
電力量料金 午前1~6時以外 (主に日中) |
2016年4月以降に東京電力のスマートライフSやLを契約した人は、時間帯別プランへの切り替えがおすすめです。
2016年3月以前からオール電化住宅なら試算が必須
2016年3月以前から提供されている東京電力のオール電化住宅向けプランで契約中なら、2025年4月の割引廃止を考慮し、試算したうえで比較検討しましょう。
これまで、2016年3月以前から東京電力のオール電化住宅向けプランを利用中なら切り替えないほうがお得でした。
現在、東京電力エナジーパートナーの旧選択約款「電化上手、おトクなナイト8、おトクなナイト10、ピークシフトプラン、深夜電力等」にご契約中の方は、切り替えによって電気料金が高くなります。
引用:東京ガス
しかし、東京電力のオール電化向けプランは2025年4月以降、割引が廃止されます。
標準家庭の場合、2025年4月以降の電気料金は月966円高くなり21,446円です。
電化上手 契約電力:8kVA 使用電力量:610kWh | 標準家庭の 電気料金目安 |
---|---|
2025年3月末まで | 20,480 円 |
2025年4月以降 | 21,446 円 |
差額 | +966 円 (見直し率:+4.7%) |
電化上手の場合、電気料金が最大2,200円高くなるため、東京ガスの時間帯別プランのほうが安くなる可能性があります。
料金改定が行われる 東京電力の オール電化向けプラン | 2025年4月以降の 改定内容 |
---|---|
電化上手 | 電力量料金から5%の割引 (上限2,200円)を廃止 |
深夜電力A | 基本料金を値上げ +146.69円 |
深夜電力B | 基本料金を値上げ +293.37円 |
第2深夜電力 | 基本料金を値上げ +293.37円 |
東京電力のオール電化住宅向けプランから電力会社の切り替えを検討する際は特に、割引廃止後の金額を試算して選びましょう。
お得な独自の割引やポイントがある
東京ガスの電気には、新規申し込み割の適用やパッチョポイントが貯まるなどの魅力があります。
- 新規申し込み割で基本料金1ヶ月分無料
- 一人暮らしだと特にお得なパッチョポイント
それぞれ詳しく解説します。
新規申し込み割で基本料金1ヶ月分無料
東京ガスの電気を初めて使う人は、「新規申し込み割」という割引が適用され、基本料金1ヶ月分が無料になります。
以前に東京ガスの電気を使った経験がある人も、別の住所では初めての契約であれば割引対象です。
引っ越すと解約されるから、新居で契約すると新規扱いなの。
基本料金1ヶ月分なので、例えば30Aなら885.72円、40Aなら1,180.96円の割引です。
他の電力会社からの切り替えであれば初月に適用されますが、引っ越しだと2〜3ヶ月目に割引適用となるケースもあります。
一人暮らしだと特にお得なパッチョポイント
東京ガスの電気の基本プランを利用の際、利用料金の確認やクイズへの回答で毎月100ポイントのパッチョポイントが貯まります。
多くの電力会社は電気代に応じて0.5~1%のポイント還元が多い一方、東京ガスの電気は電気の使用量は無関係なため、使用量の少ない1人暮らしの人ほど高還元になる計算です。
1ヶ月の電気代 | 東京ガスの電気 100Pで固定 貯まるポイント | 一般的な新電力 1%の場合 貯まるポイント |
---|---|---|
5,000円 | ||
7,000円 | ||
10,000円 | ||
20,000円 |
ちなみに、東京ガスのガスとセットで使えば毎月150P獲得に増えるわよ!
パッチョポイントは、無料のWeb会員サービスmyTOKYOGASに登録して電気やガスの使用量を確認したり、クイズに回答すると貯まります。
ポイント獲得条件 | 獲得ポイント数 |
---|---|
電気の使用量を myTOKYOGASで確認 | 月1回で50P |
ガスの使用量を myTOKYOGASで確認 | 月1回で50P |
myTOKYOGASで クイズに回答 | 月1回で50P |
myTOKYOGASで パッチョスロットに挑戦 | 最大100P/日 |
節電キャンペーンで ピークシフトに取り組む | 最大3,000P/回 |
特徴的なのは、アプリで利用できる「パッチョスロット」です。
1日1回のチャレンジで「あたり」「大あたり」「はずれ」の3種類があり、あたりなら1P、大あたりなら100Pのパッチョポイントがもらえます。
当たっても1Pのケースが多いみたいだけど、たまに100Pのあたりの人もいるのね。
ポイントをしっかりと貯めたい人は「節電キャンペーン」がおすすめで、特に夏と冬の節電キャンペーンは、自宅での電気の使い方を工夫すれば大量ポイント獲得も可能です。
電気ガスセットで電気料金が0.5%割引
東京ガスの電気と都市ガスをセットで使うと電気料金の0.5%が割引されます。
電気ガスセット割の適用には、同一の住所で電気と都市ガスを使う、などの条件が必要です。
▼東京ガスの電気ガスセット割適用条件
- 東京ガスの都市ガスと電気の使用場所が同じ
- 都市ガスと電気の契約者が同じ
- 都市ガス料金と電気料金を合算して支払う
電気と都市ガスはそれぞれ使えるエリアが異なり、セットでの割引率も決して高くはないため、無理にセットで使う必要はありません。
自宅がプロパンガス(LPガス)の人は、東京ガスとガス契約できないけど、電気の切り替えだけでも十分節約効果が高いよ。
東京ガスの電気料金の計算方法
東京ガスの基本プラン・さすてな電気の料金は、東京電力の従量電灯Bなど旧一般電気事業者の基本的なプランと同じです。
▼東京ガスの電気料金の算定式
- 電気料金=基本料金+電力量料金-割引額+再生可能エネルギー発電促進賦課金
基本料金はアンペア数に応じて毎月一定の金額です。
その他、電力量料金や燃料費調整額、再エネ賦課金は電気の使用量に比例します。
例えば、標準的な家庭使用量である30アンペア契約で260kWh/月で計算すると、8,129円になります。
▼東京ガスの電気「基本プラン」料金計算の一例
(契約容量30A・260kWh・電気ガスセット割適用・2024年11月の燃料費調整額-6.17円/kWh※酷暑乗り切り緊急支援を含まない)
- ① 基本料金+(②電力量料金単価×使用量)+(③燃料費調整単価×使用量)+(④再エネ賦課金× 使用量)ー⑤割引額=電気料金
- ①基本料金:295.24円(10アンペアあたり)×30A(30アンペア分)=885.72円
- ②電力量料金:電力量料金単価=29.90×120(第1段階)+35.41×140(第2段階)=8,545.4円
- ③燃料調整額:ー6.17(燃調費)×260= -1,604.2円
- ④再エネ賦課金:3.49(再エネ賦課金)×260=349円
- ⑤割引額:ー(885.72+8,545.4)×0.5%=ー47.16円
- ①から⑤の合計:885.72円+8,545.4円ー1,604.2円+349円ー47.16円=8,129円
東京ガスの電気料金の支払い方法は豊富
東京ガスの電気は支払い方法が豊富で、口座振替やクレジットカードの他、スマートフォンで手軽に支払う方法が充実しています。
東京ガスの 電気料金 支払い方法 | 手数料 | 詳細 |
---|---|---|
クレジット カード | 無料 | ・JCB ・VISA ・MasterCard ・楽天カード など計19種利用可 |
口座振替 | 55円割引 | ・金融機関から振替 ・ガス電気セットか ガス単独の場合、 口座振替割引あり |
電子請求 (マイペイメント) | 無料 | ・ミニストップ ・セイコーマート ・セブンイレブン ・ファミリーマート ・ローソン ・MMK設置店 にて現金払い |
払込書 | 有料 220円 ※払込書代 | ・銀行窓口 ・コンビニ窓口 ・スマートフォンアプリ (エポス・楽天銀行・ LINEPay・PayBd払い auPAY・PayPay・ファミペイ) |
ガスの利用があるなら毎月55円が定額で引かれる口座振替がおすすめですが、支払いが高額であればポイント還元狙いでクレジットカード支払いも良いです。
払込書が必要な方法だと毎月220円の費用が発生してしまうため、特別な理由がない限りはペーパーレスで支払いましょう。
東京ガスの電気料金でよくある質問
- 東京ガスの電気は高い?
- 東京ガスの電気の一般家庭向けの基本プランやオール電化住宅向けの時間帯別プランは、基本料金や電力量料金が東京電力の類似プランよりも安く設定されています。
東京ガスの電気と東京電力を比べると、電気の使い方が同じであれば東京ガスの電気のほうが安いです。
>> 東京ガスの電気の基本プランは安い?を詳しく見る
- 東京ガスの電気料金プランの特徴は?
- 東京ガスの電気料金プランは3つあり、東京電力よりも基本料金や電力量料金が安い基本プランと時間帯別プラン、東京電力とほぼ同額で環境にやさしい電気が使えるさすてな電気があります。
東京ガスはガスを主力事業とする会社ですが、ガス契約なしで電気単独でも利用可能です。
>> 東京ガスの電気料金プランを詳しく見る
- 東京ガスの電気料金の計算方法は?
- 東京ガスの電気の料金計算方法は、東京電力の従量電灯Bなど従来の旧一般電気事業者と同じです。
契約アンペア数に応じた毎月固定額の基本料金と、電力量料金・再生可能エネルギー促進賦課金は電気の使用量に比例します。
燃料費調整額は電力量料金に含まれ、東京電力と同じ計算方法のため毎月同額が加算又は減算される仕組みです。
>> 東京ガスの電気料金の計算方法を詳しく見る
まとめ
最後に東京ガスの電気料金について、おさらいします。
- 東京ガスの電気の基本プランや時間帯別プランは東京電力より安い
- 基本料金と電力量料金が東電よりも安い
- 燃料費調整額や再エネ賦課金は東電と同じ設定
- 電気ガスセットで0.5%割引されるが、割引額が低いため無理にセットにする必要はない
- 電気契約でパッチョポイントが最大100p/月貯まる
東京ガスの電気の基本プランや時間帯別プランの料金は、関東最安級です。
燃料費調整額が上限に達しない限り、電気の使い方が同じであれば、東京電力よりも確実に安く使えます。
東京電力管内に住むなら、東京ガスの電気への切り替えがおすすめです。
東京ガスの電気は関東エリア限定にも関わらず、供給件数日本一だから、その人気の高さがわかるわね。
また、もともと東京ガスの都市ガスを契約している人は、電気を東電から東京ガスの電気に切り替えるだけで、電気代も安くなりセット割引も適用されるためさらにお得です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。