東京ガスの電気料金を年額でシミュレーション!ケース別で結果を紹介

東京ガスの電気代 年額でシュミレーション

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「東京ガスと東電どっちが安い?」
「電気代が上がった理由は?」
「東京ガスの電気は年間いくら?」

東京ガスの公式サイトで電気代をシミュレーションしても、計算結果は1ヶ月分だけのため、年額でどれぐらいになるのか気になりますよね。

柴田今日子
柴田今日子

東京ガスの電気は数年前は東電より高い時期がありましたが、現在は安いためおすすめです。

この記事では、東京ガスの電気料金について年額シミュレーションした結果を解説します。

東京ガスの電気が一時的に高くなった原因も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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東京ガスの電気は燃調費が下がり安くなった

東京ガスの電気は燃料調整費が下がって安くなった
燃料調整費東京ガスの電気ロゴ
基本プラン
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
2024年
1月
9,717円9,950円
2023年
12月
9,711円9,944円
11月9,771円10,004円
10月9,843円10,076円
9月12,849円10,229円
8月13,128円10,532円
7月13,524円10,910円
平均11,802円10,850円
燃料調整費
(2023年1~10月)
東京ガス
基本プラン
東京電力
従量電灯B
2023年
10月
-5.73円-5.73円
9月4.29円-5.22円
8月5.22円-4.21円
7月6.54円-2.95円
6月7.91円-1.87円
5月9.21円5.13円
4月10.25円5.13円
3月11.69円5.13円
2月13.04円5.13円
1月12.99円5.13円
2022年
12月
11.92円5.13円
11月9.72円5.13円
  • 該当年月の料金算定で実際に適用された燃料調整費・再エネ賦課金を用いています。
  • 基本料金・電力量料金は2024年現在の価格を適用しています。
  • 電気・ガス価格激変緩和対策事業や酷暑乗り切り緊急支援による値引きは含みません。

東京ガスの電気の基本プランは、2023年9月頃まで東電より高い状態でしたが、2024年現在は東電の従量電灯Bより安い状態に戻りました。

基本プランが高かった理由は、世界情勢の影響による燃料費の高騰が原因です。

東電の従量電灯Bは燃調費に上限がありますが、東京ガスの電気は自由料金のため上限がなく、割高になっていました。

近年の
燃料調整費
東京ガスの電気ロゴ
基本プラン
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
2024年
12月
-6.33円-6.33円
11月-6.17円-6.17円
10月-6.19円-6.19円

今の燃調費は、東京ガスも東電も同じ金額だね!


燃調費高騰を解消するため、基準額と計算方法が見直された結果、東京ガスと東電の燃料調整費の差はなくなり同じ金額が続いています。

燃調費が上限に達しにくい仕組みのため、以前のように上限が料金に影響する可能性も低くなり、安心して東京ガスの電気を選べます。

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電気代を節約したいなら、東京ガスの電気「基本プラン」にしておけば間違いないよ!

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東京ガスの電気「基本プラン」年額シミュレーション

東京ガスの電気「基本プラン」年額でシュミレーション
年額合計東京ガスの電気ロゴ
基本プラン
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
2024年度92,691円94,788円
2023年度141,627円130,200円
2022年度173,445円164,835円
料金項目東京ガスの電気ロゴ
基本プラン
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
基本料金
(10Aごと)
295.24円311.75円
電力量料金
第1段階
(〜120kWh/月)
29.9円29.80円
第2段階
(120〜300kWh/月)
35.41円36.40円
第3段階
(300kWh/月〜)
37.48円40.49円
  • 該当年月の料金算定で実際に適用された燃料調整費・再エネ賦課金を用いています。
  • 基本料金・電力量料金は2024年現在の価格を適用しています。
  • 電気・ガス価格激変緩和対策事業や酷暑乗り切り緊急支援による値引きは含みません。

東京ガスの電気の基本プランは、燃料費高騰の影響により2022年と2023年は東電の従量電灯Bより高い時期が続いていました。

年調費の計算方法など仕組み見直された結果、2023年10月以降は現在まで東電より東京ガスの電気が安くなっています。

基本プランの2024年度〜電気代年額

2024年度
40A契約で300kWh使用
東京ガスの電気ロゴ
基本プラン
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
お得度東電より
年間2,097円安い
東京ガスの電気
より高い
電気代合計92,691円94,788円
電気代平均
(1ヶ月)
10,299円10,532円
300kWh
(40Aで契約)
東京ガスの電気
基本プラン
東京電力
従量電灯B
燃調費
両社共通
2024年
12月
10,290円10,523円-6.33円
11月10,338円10,571円-6.17円
10月10,332円10,565円-6.19円
9月10,278円10,511円-6.37円
8月10,296円10,529円-6.31円
7月10,362円10,595円-6.09円
6月10,449円10,682円-5.80円
5月10,497円10,730円-5.64円
4月9,849円10,082円-5.71円
合計92,691円94,788円
平均10,299円10,532円

▼東京ガスの電気「基本プラン」料金計算の一例

(300kWh・40A契約・2024年12月の燃料調整費-6.33円)

2023年2月以降実施している国の電気・ガス価格激変緩和対策事業や酷暑乗り切り緊急支援による値引きは含まない。

  • ① 基本料金+(②電力量料金単価×使用量)±(③燃料費調整額×使用量)+(④再エネ賦課金× 使用量)=電気料金
  • ①基本料金:295.24円×4=1,180.96円
  • ②電力量料金:29.90×120(第1段階)35.41×180(第2段階)=9,961.8円
  • ③燃料調整額:-6.33(燃調費)×300=–1,899円
  • ④再エネ賦課金:3.49(再エネ賦課金)×300=1,047円
  • ①から④の合計:1,180.96円+9,961.8円-1,899円+1,047円=10,290円

2024年度は東京ガスと東京電力で燃料調整費が同額のため、基本料金や電力量料金が東電よりも安い東京ガスの方が合計額もお得です。

基本プランの2023年度の電気代年額

2023年度
40A契約で300kWh使用
東京ガスの電気ロゴ
基本プラン
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
お得度東電より高い東京ガスより
年間952円安い
電気代合計141,627円130,200円
電気代平均
(1ヶ月)
11,802円10,850円
燃料調整費東京ガスの電気
基本プラン
基本プラン
燃料調整費
東京電力
従量電灯B
従量電灯B
燃料調整費
2023年
3月
9,828円-5.7810,061円-5.78
2月9,744円-6.069,977円-6.06
1月9,717円-6.159,950円-6.15
12月9,711円-6.179,944円-6.17円
11月9,771円-5.9710,004円-5.97
10月9,843円-5.7310,076円-5.73
9月12,849円4.2910,229円-5.22
8月13,128円5.2210,532円-4.21
7月13,524円6.5410,910円-2.95
6月13,935円7.9111,234円-1.87
5月14,325円9.2113,334円5.13
4月15,252円10.2513,949円5.13
合計141,627円130,200円
平均11,802円10,850円

2023年に実施された、東京ガスと東京電力の料金変更ならびに燃料調整費の基準値の見直し以降、東京ガスの電気が安いです。

柴田今日子
柴田今日子

当時は燃料価格が従量電灯Bの燃料調整費の上限を超え、大手電力会社の損失が大きすぎたために、燃料調整費を電気料金で回収できる形に変更されました。

変更以前は、燃料調整費の不足分を自社で負担していた東京電力のほうが安く、2社の燃料調整費が同額に戻った10月からは東京ガスが安いです。

2社の燃料調整費は、以前に比べて上限に達しにくい算定式に変更されたため、再び燃料調整費の上限に達する可能性は低くなりました。

基本プランの2022年度の電気代年額

2022年度
40A契約で300kWh使用
東京ガスの電気ロゴ
基本プラン
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
お得度東電より高い東京ガスより
年間9,060円安い
電気代合計173,445円164,835円
電気代平均
(1ヶ月)
14,453円13,736円
300kWh
(40Aで契約)
東京ガスの電気
基本プラン
基本プラン
燃料調整費
東京電力
従量電灯B
従量電灯B
燃料調整費
2022年
3月
15,68411.6913,9495.13円
2月16,08913.0413,9495.13円
1月16,07412.9913,9495.13円
12月15,75311.9213,9495.13円
11月15,0939.72円13,9495.13円
10月14,5988.07円13,9495.13円
9月14,1276.5円13,9495.13円
8月13,7075.1円13,9405.1円
7月13,4224.15円13,6554.15円
6月13,0682.97円13,3012.97円
5月12,9992.74円13,2322.74円
4月12,8312.27円13,0642.27円
合計173,445円164,835円
平均14,453円13,736円

2022年8月までは燃料調整費が同じため東京ガスが安かったのですが、9月以降東京電力の燃料調整費は上限に達し、東京ガスの電気が高くなりました。

特に燃料調整費がピークとなった2023年2月は、2社の燃料調整費に7.91円/kWhも差ができていました。

柴田今日子
柴田今日子

電気代の安さは、基本料金や電力量料金で決まるのが電力業界の常識でした。

しかし、2022年の燃料費高騰は業界的にも想定外な出来事だったと言えます。

さすてな電気の料金の年額合計シミュレーション

東京ガスの電気「さすてな電気」年額でシュミレーション
年額合計さすてな電気
基本プラン
東京電力
従量電灯B
2024年度94,725円94,788円
2023年度144,339円130,200円
2022年度176,157円164,835円
料金項目
(A契約タイプ)
東京ガスの電気
さすてな電気
東京電力
従量電灯B
基本料金
(10A毎)
295.24円311.75円
電力量料金
第1段階
(〜120kWh/月)
30.00円29.80円
第2段階
(120〜300kWh/月)
36.60円36.40円
第3段階
(300kWh/月〜)
40.69円40.49円
  • 該当年月の料金算定で実際に適用された燃料調整費・再エネ賦課金を用いています。
  • 基本料金・電力量料金は2024年現在の価格を適用しています。
  • 電気・ガス価格激変緩和対策事業や酷暑乗り切り緊急支援による値引きは含みません。

東京ガスの「さすてな電気」は、太陽光や風力発電による再エネ系の電気です。

再エネ系の電気は「非化石証書」という証明書発行が必要なため、通常は標準的なプランよりも割高になります。

一方、東京ガスのさすてな電気は、東京電力の従量電灯Bとほとんど変わらない金額のため、再エネ系電力の中では契約しやすくお得なプランです。

燃料費高騰などの要因がなければ、さすてな電気の料金は東電とほぼ同額だよ。

さすてな電気は、地方自治体の補助金や助成金の対象となるケースがあります。

補助金を電気代に補填すると、通常より大幅に値下げできるため、EV車両や太陽光発電を所持している場合におすすめです。

さすてな電気2024年〜の電気代年額

2024年度
40A契約で300kWh使用
さすてな電気
基本プラン
東京電力
従量電灯B
お得度東電より
年間63円安い
東京ガスの電気
より高い
電気代合計94,725円94,788円
電気代平均
(1ヶ月)
10,525円10,532円
300kWh
(40Aで契約)
東京ガスの電気
さすてな電気
東京電力
従量電灯B
燃調費
両社共通
2024年
12月
10,516円10,523円-6.33円
11月10,564円10,571円-6.17円
10月10,558円10,565円-6.19円
9月10,504円10,511円-6.37円
8月10,522円10,529円-6.31円
7月10,588円10,595円-6.09円
6月10,675円10,682円-5.80円
5月10,723円10,730円-5.64円
4月10,075円10,082円-5.71円
合計94,725円94,788円
平均10,525円10,532円

さすてな電気の基本料金や電力量料金を東電と比べると、総合的には「さすてな電気」が安いです。

ただし、ほとんど金額差はないため、2024年の試算でも東京ガスの電気が63円安くなるだけでした。

電気料金の安さだけ求めるなら、さすてな電気より基本プランを選ぶ方が良いね。

さすてな電気2023年度の電気代年額

2023年度
40A契約で300kWh使用
さすてな電気
基本プラン
東京電力
従量電灯B
お得度東電より高い東京ガスより
年間14,139円安い
電気代合計144,339円130,200円
電気代平均
(1ヶ月)
12,028円10,850円
300kWh
(40Aで契約)
東京ガスの電気
さすてな電気
基本プラン
燃料調整費
東京電力
従量電灯B
従量電灯B
燃料調整費
2023年
3月
10,054-5.7810,061円-5.78
2月9,970円-6.069,977円-6.06
1月9,943円-6.159,950円-6.15
12月9,937円-6.179,944円-6.17円
11月9,997円-5.9710,004円-5.97
10月10,069円-5.7310,076円-5.73
9月13,075円4.2910,229円-5.22
8月13,354円5.2210,532円-4.21
7月13,750円6.5410,910円-2.95
6月14,161円7.9111,234円-1.87
5月14,551円9.2113,334円5.13
4月15,478円10.2513,949円5.13
合計144,339円130,200円
平均12,028円10,850円

2023年に東京ガスと東京電力の料金や燃料調整費の基準値が見直されて以降、さすてな電気が安いです。

さすてな電気2022年度の電気代年額

2022年度
40A契約で300kWh使用
さすてな電気
基本プラン
東京電力
従量電灯B
お得度東電より高い東京ガスより
年間11,322円安い
電気代合計176,157円164,835円
電気代平均
(1ヶ月)
14,679円13,736円
300kWh
(40Aで契約)
東京ガスの電気
さすてな電気
基本プラン
燃料調整費
東京電力
従量電灯B
従量電灯B
燃料調整費
2022年
3月
15,91011.6913,9495.13円
2月16,31513.0413,9495.13円
1月16,30012.9913,9495.13円
12月15,97911.9213,9495.13円
11月15,3199.72円13,9495.13円
10月14,8248.07円13,9495.13円
9月14,3536.5円13,9495.13円
8月13,9335.1円13,9405.1円
7月13,6484.15円13,6554.15円
6月13,2942.97円13,3012.97円
5月13,2252.74円13,2322.74円
4月13,0572.27円13,0642.27円
合計176,157円164,835円
平均14,679円13,736円

2022年度は、燃料調整費の上限を上回った9月以降、さすてな電気が高い状態でした。

オール電化「時間帯別プラン」のシミュレーション

東京ガスの電気「時間帯別プラン」年額でシュミレーション
6kVA契約で
600kWh使用
東京ガスの電気ロゴ
時間帯別プラン
東京電力EP ロゴ
スマートライフL
2024年
電気代平均
22,491円22,753円
2023年
電気代平均
324,307円327,739円
料金内訳東京ガスの電気ロゴ
時間帯別プラン
東京電力EP ロゴ
スマートライフL
基本料金
(10Aあたり)
292.28円311.75円
電力量料金
午前1~6時
(深夜帯)
27.77円27.86円
電力量料金
午前1~6時以外
(主に日中)
35.60円35.76円
  • 電力使用量の割合は、6~25時が57%、1~6時が43%として試算しています。
  • 2024年の料金算定で実際に適用された燃料費調整額で試算しています。
  • 再エネ賦課金は、2024年4月のみ1.40円、2024年5~12月に3.49円を適用しています。
  • 電気・ガス価格激変緩和対策事業や酷暑乗り切り緊急支援による値引きは含みません。

東京ガスのオール電化プラン「時間帯別プラン」と、東電の類似プラン「スマートライフL」を比べると、どの年も東京ガスの電気がお得です。

両社とも燃調費の上限がないため、燃料高騰の時期は、東京電力のスマートライフLも上限突破している状態が続いていました。

東京ガスと東電のオール電化プランは、調達コストで差がつかないわ。

シンプルに…基本料金と電力量料金が安い東京ガスの電気がお得というわけね。

東京ガスの電気シミュレーションでよくある質問

関西電力の解約でよくある質問

東京ガスの電気シミュレーションで、よくある質問にお答えします。

東京ガスの電気と東電で安いのは?
現在は東電の従量電灯Bより東京ガスの電気の基本プランが安いです。東京ガスの電気が高かった時期は、燃料費高騰が原因でしたが、2023年に燃料調整費の仕組みの見直し実施され、東京ガスが安い状況に戻っています。
>> 東京ガスが高かった理由を見る
東京ガスの電気「基本プラン」電気代平均は?
2024年に東京ガスの基本プランで標準的な電気の使い方(30A・毎月260kWh)をした場合、電気代は約8,700円/月です。
>> 基本プランの年額を見る
さすてな電気は値上がりした?
さすてな電気は基本料金と電力量料金が上がりましたが、同時に燃料調整費の算定方法と上限額も変更されたため、トータルすると従来とほぼ変わらず同額です。
>> さすてな電気の年額を見る

まとめ

最後に東京ガスの電気料金シミュレーションをおさらいしましょう。

  • 東京ガスの基本プランは東電より安い
  • 燃調費原因の金額差は起きにくくなった
  • さすてな電気は東電とほぼ同額
  • オール電化プランは東京ガスが安い

東京ガスの電気の基本プランは、東京電力の従量電灯Bより安い設計ですが、燃料調整費が高騰した影響で一時的に高くなる時期もありました。

2023年に東京ガス・東京電力ともに料金や燃料調整費を見直し、その後東京ガスが安い状態に戻ったため、東京ガスの電気を安心して使える状況です。

柴田今日子
柴田今日子

東京ガスの基本プランは、従量電灯Bより安くなるよう設計されています。

燃料調整費は以前より上限に達しにくいため、東京ガスの基本プランがおすすめです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。