シン・エナジーの評判は?メリットとデメリットを解説

シン・エナジーの評判は?メリットとデメリットを解説

「シン・エナジーの評判は?」
「シン・エナジーに乗り換えると安くなる?」
「シン・エナジーのメリット・デメリットは?」

シン・エナジーは、大手電力会社より大幅に安い料金設定が魅力の新電力サービスですが、評判や口コミが気になっている人も多いのではないでしょうか。

本当に大手電力会社より安くなるのか、自分にぴったりのプランはあるのかなど、疑問や不安を解決したうえで乗り換えたいですよね。

シン・エナジーは特に料金面での評判が良く、他社からの乗り換えで電気代が半分になった利用者も見られました。

料金の安さでは他社を圧倒していますが、市場価格と連動して値上げされる電源調達調整費など、注意するべき点も存在します。

本記事では利用者からの評判をもとに、シン・エナジーがおすすめな人やメリット・デメリットを詳しく解説します。

大手電力会社や他社の新電力との電気代比較も掲載しているので、乗り換え先に迷っている人もぜひ参考にしてください。

\電気料金が最安クラスに安い/

評判・口コミから分かるシン・エナジーがおすすめな人

評判・口コミから分かるシン・エナジーがおすすめな人

結論から言うと、シン・エナジーがおすすめなのは以下に該当する人です。

  • 電気を安くしたい人
  • 毎日決まった時間に電気を利用する人
  • JALマイルを貯めている人

シン・エナジーの電気料金は他社と比べて格段に安いため、毎月の電気代を節約したい人にはぴったりな新電力です。

従量制プランのほか、特定の時間帯のみ電気料金が安くなるプランも提供しているので、電気を使う時間帯が一定の人にも向いています。

ただしオール電化プランは提供していないので、オール電化住宅に住んでいる人がシン・エナジーを利用すると電気代が割高になる恐れがあります。

オール電化住宅でも、エリアによっては「【夜】生活フィットプラン」に乗り換えれば大手電力会社より安くなる可能性があります。

ただし、基本的にはオール電化プランを提供している別サービスをおすすめしますよ。

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シン・エナジーとは

シン・エナジーの特徴

シン・エナジーは、シン・エナジー株式会社が提供する新電力サービスです。

他社を圧倒する料金の安さが特徴で、自分に最適なプランを選択すれば抜群のコスパで電気を使えるようになります。

シン・エナジーの電力サービスは国からも評価されており、資源エネルギー庁が公表している令和5年度の省エネコミュニケーション・ランキングでは最高ランクを獲得しています。

省エネコミュニケーション・ランキング

省エネコミュニケーション・ランキングは、資源エネルギー庁がエネルギー小売事業者のサービス充実度などを総合的に調査し、評価・公表するランキング制度です。

ランクは「ランク外~★5」の6段階あり、資源エネルギー庁の公式サイトで毎年発表されます。

シン・エナジーの基本情報

シン・エナジーの基本情報
シン・エナジー
供給エリア全国(離島を除く)
料金プラン・きほんプラン
・【夜】生活フィットプラン
・【昼】生活フィットプラン
・プランB/C(沖縄非対応)
・低圧電力ワイド
契約容量30A~
電気ガスセット割なし
契約特典電気料金に応じてJALのマイルが貯まる
初期費用0円
契約年数1年
解約金0円
支払い方法・クレジットカード
・口座振替
運営会社シン・エナジー株式会社

シン・エナジーは国内のほぼ全域を対象にしている新電力サービスなので、居住地域に縛られずに契約できます。

一般的な従量制プランのほか、独自の時間帯別電灯プランも提供しているため、ライフスタイルに応じて柔軟にプラン選択できるのがメリットです。

ガスセット割やポイント還元はありませんが、JALのマイルが貯まるため、旅行や海外出張をする機会が多い人にもおすすめできる新電力です。

契約期間は1年だけど、いつ解約しても違約金が発生しないのも嬉しいポイントね。

シン・エナジーの料金プラン

シン・エナジーには、以下5つのプランが用意されています。

プラン内容
きほんプラン電気を使った分だけ支払う従量制プラン
【夜】生活フィットプラン夜間の電気料金が安いプラン
【昼】生活フィットプラン日中の電気料金が安いプラン
プランB/C(※)電気使用量が多い人向けのプラン
低圧電力ワイド業務用の動力プラン
※沖縄エリアは非対応

シン・エナジーに乗り換えて電気代を節約するためには最適なプランを選ぶ必要があるので、それぞれの料金や特徴を把握しておきましょう。

きほんプラン

きほんプラン

きほんプランは大手電力会社で提供している「従量電灯」に相当するプランですが、料金は大手電力会社より大幅に安く設定されています。

基本料金

契約アンペア料金
30A1,092.00円
40A1,466.00円
50A1,840.00円
60A2,214.00円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
25.18円
121~280kWh
(2段階)
29.08円
281kWh~
(3段階)
30.98円

基本料金

契約アンペア料金
30A1,099.63円
40A1,466.18円
50A1,831.70円
60A2,198.25円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
18.64円
121~300kWh
(2段階)
24.75円
301kWh~
(3段階)
27.12円

基本料金

契約アンペア料金
30A796.06円
40A1,061.41円
50A1,326.76円
60A1,592.12円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
19.67円
121~300kWh
(2段階)
24.78円
301kWh~
(3段階)
27.71円

基本料金

契約アンペア料金
30A857.95円
40A1,145.59円
50A1,430.25円
60A1,715.91円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
20.69円
121~300kWh
(2段階)
24.16円
301kWh~
(3段階)
25.53円

基本料金

契約アンペア料金
30A885.72円
40A1,180.96円
50A1,476.20円
60A1,771.44円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
17.68円
121~300kWh
(2段階)
21.16円
301kWh~
(3段階)
23.12円

最低料金

電力使用量料金
~15kWh396.81円

電力量料金

電力使用量料金単価
16~120kWh
(1段階)
19.81円
121~300kWh
(2段階)
23.83円
301kWh~
(3段階)
27.30円

最低料金

電力使用量料金
~15kWh420.81円

電力量料金

電力使用量料金単価
16~120kWh
(1段階)
21.44円
121~300kWh
(2段階)
25.67円
301kWh~
(3段階)
28.42円

最低料金

電力使用量料金
~11kWh448.96円

電力量料金

電力使用量料金単価
12~120kWh
(1段階)
20.83円
121~300kWh
(2段階)
26.94円
301kWh~
(3段階)
28.27円

基本料金

契約アンペア料金
30A939.81円
40A1,229.32円
50A1,506.95円
60A1,719.24円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
18.08円
121~300kWh
(2段階)
22.21円
301kWh~
(3段階)
24.25円

最低料金

電力使用量料金
~10kWh428.67円

電力量料金

電力使用量料金単価
11~120kWh
(1段階)
24.81円
121~300kWh
(2段階)
29.39円
301kWh~
(3段階)
30.41円

きほんプランでは契約アンペアを30~60Aから選んで契約することになりますが、関西・中国・四国エリアでは契約容量が存在しないので、基本料金ではなく最低料金が設定されています。

また電力量料金が3段階まで設定されているのは全エリア共通で、電力使用量が多いほど料金単価も上がる仕組みになっています。

しかしシン・エナジーの基本(最低)料金と従量料金は割安なので、他社の従量電灯プランから乗り換えれば電気代が安くなる可能性が高いです。

記事後半では、他社との料金比較結果を掲載しているよ。

シン・エナジーがどれくらい安いか、ぜひ確認してみよう。

【夜】生活フィットプラン

【夜】生活フィットプラン

【夜】生活フィットプランは、夜間の電気料金が安く設定されているプランです。

基本料金

契約アンペア料金
30A1,092.00円
40A1,466.00円
50A1,840.00円
60A2,214.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム29.11円
ライフタイム34.03円
ナイトタイム25.65円

基本料金

契約アンペア料金
30A819.00円
40A1,070.00円
50A1,321.00円
60A1,572.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム25.30円
ライフタイム31.70円
ナイトタイム17.93円

基本料金

契約アンペア料金
30A565.20円
40A753.60円
50A942.00円
60A1,130.40円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム26.25円
ライフタイム32.65円
ナイトタイム18.88円

基本料金

契約アンペア料金
30A708.00円
40A933.00円
50A1,158.00円
60A1,383.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム24.20円
ライフタイム31.60円
ナイトタイム18.33円

基本料金

契約アンペア料金
30A834.00円
40A1,079.00円
50A1,324.00円
60A1,569.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム22.22円
ライフタイム25.71円
ナイトタイム17.41円

基本料金

項目料金
基本料金440.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム24.32円
ライフタイム27.81円
ナイトタイム19.51円

基本料金

項目料金
基本料金473.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム26.14円
ライフタイム29.63円
ナイトタイム21.33円

基本料金

項目料金
基本料金513.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム26.59円
ライフタイム31.08円
ナイトタイム21.28円

基本料金

契約アンペア料金
30A797.00円
40A1,045.00円
50A1,293.00円
60A1,541.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム22.05円
ライフタイム29.45円
ナイトタイム16.18円

基本料金

項目料金
基本料金403.21円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム30.85円
ライフタイム28.35円
ナイトタイム24.18円
  • デイタイム
    平日9時~16時、 休日扱い日8時~22時
  • ライフタイム
    平日6時~9時、平日16時~23時
  • ナイトタイム
    平日23時~翌6時、休日扱い日22時~翌8時

デイタイムやライフタイムなどの時間帯区分はシン・エナジーが独自に設定したもので、他社のオール電化プランの時間帯区分とは異なります。

そのため【夜】生活フィットプランはオール電化住宅との相性はイマイチですが、主に夜間に家電を稼働させる家庭にはぴったりなプランです。

逆に一般的な生活を送る家庭だと、きほんプランと比べて電気代が高くなる恐れがあるので注意しましょう。

【昼】生活フィットプラン

【昼】生活フィットプラン

【昼】生活フィットプランは、平日の昼間や休日の電気料金がお得になるプランです。

基本料金

契約アンペア料金
30A1,092.00円
40A1,466.00円
50A1,840.00円
60A2,214.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム24.46円
ライフタイム35.53円
ナイトタイム28.49円

基本料金

契約アンペア料金
30A819.00円
40A1,070.00円
50A1,321.00円
60A1,572.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム19.15円
ライフタイム32.25円
ナイトタイム22.08円

基本料金

契約アンペア料金
30A565.20円
40A753.60円
50A942.00円
60A1,130.40円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム20.05円
ライフタイム32.65円
ナイトタイム22.98円

基本料金

契約アンペア料金
30A708.00円
40A933.00円
50A1,158.00円
60A1,383.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム19.35円
ライフタイム32.40円
ナイトタイム22.45円

基本料金

契約アンペア料金
30A834.00円
40A1,079.00円
50A1,324.00円
60A1,569.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム18.82円
ライフタイム25.51円
ナイトタイム21.21円

基本料金

項目料金
基本料金440.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム21.07円
ライフタイム27.76円
ナイトタイム23.46円

基本料金

項目料金
基本料金473.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム22.47円
ライフタイム29.16円
ナイトタイム24.86円

基本料金

項目料金
基本料金513.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム22.84円
ライフタイム29.53円
ナイトタイム25.23円

基本料金

契約アンペア料金
30A797.00円
40A1,045.00円
50A1,293.00円
60A1,541.00円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム16.75円
ライフタイム29.65円
ナイトタイム21.30円

基本料金

項目料金
基本料金403.21円

電力量料金

時間帯料金単価
デイタイム24.48円
ライフタイム28.35円
ナイトタイム25.68円
  • デイタイム
    平日9時~16時、 休日扱い日8時~22時
  • ライフタイム
    平日6時~9時、平日16時~23時
  • ナイトタイム
    平日23時~翌6時、休日扱い日22時~翌8時

【昼】生活フィットプランは平日・休日を問わず日中の電気料金が安いので、在宅勤務の人や、外出する機会が少ない人に向いています。

またペットを飼っている一人暮らしの人など、留守中もエアコンを消せない人にも最適なプランです。

昼間の電気料金が安いプランは、シン・エナジー以外の新電力ではあまり見られません。

電気を使う時間帯が昼間に集中している家庭は、ぜひ【昼】生活フィットプランを検討してみてね。

プランB/C

プランB/C

プランB(関西・中国・四国エリアはプランC)は、契約容量が6kVA以上の人を対象にした、電力使用量の多い人におすすめのプランです。

基本料金

契約容量料金
1kVAあたり369.00円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
25.18円
121~280kWh
(2段階)
29.08円
281kWh~
(3段階)
30.08円

基本料金

契約容量料金
1kVAあたり361.67円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
18.90円
121~300kWh
(2段階)
20.68円
301kWh~
(3段階)
22.96円

基本料金

契約容量料金
1kVAあたり297.83円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
19.78円
121~300kWh
(2段階)
20.57円
301kWh~
(3段階)
22.90円

基本料金

契約容量料金
1kVAあたり290.48円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
20.48円
121~300kWh
(2段階)
24.35円
301kWh~
(3段階)
25.13円

基本料金

契約容量料金
1kVAあたり298.98円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
17.11円
121~300kWh
(2段階)
19.89円
301kWh~
(3段階)
21.21円

最低料金

契約容量料金
1kVAあたり336.36円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
17.72円
121~300kWh
(2段階)
19.23円
301kWh~
(3段階)
21.37円

最低料金

契約容量料金
1kVAあたり419.34円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
18.75円
121~300kWh
(2段階)
23.33円
301kWh~
(3段階)
23.62円

最低料金

契約容量料金
1kVAあたり403.94円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
16.74円
121~300kWh
(2段階)
20.81円
301kWh~
(3段階)
22.85円

基本料金

契約容量料金
1kVAあたり307.03円

電力量料金

電力使用量料金単価
~120kWh
(1段階)
18.11円
121~300kWh
(2段階)
18.62円
301kWh~
(3段階)
21.17円

プランB/Cの料金体系は従量制ですが、基本料金や電力量料金はきほんプランより割安です。

そのため、一般家庭でも契約容量が60Aでは足りない場合は、プランB/Cも候補に入れつつプラン選びをするのがおすすめです。

ただし沖縄エリアは本プランの対象外なので、沖縄電力管内に住んでいる人はプランの選択肢がやや狭まる点に注意しましょう。

電気自動車を所有している人の中には、シン・エナジーのプランB/Cを契約して車の維持費を上手に節約している人もいるよ。

低圧電力ワイド

低圧電力ワイドは、契約容量が50kW未満の商店や事務所を対象にした、業務用プランです。

基本料金

契約容量料金
1kWあたり1,029.00円

電力量料金

電力使用量料金単価
~第1段階使用量22.34円
第1段階使用量超え~28.93円

基本料金

契約容量料金
1kWあたり1,235.91円

電力量料金

電力使用量料金単価
~第1段階使用量夏季:16.42円
夏季以外:14.96円
第1段階使用量超え~夏季:19.31円
夏季以外:18.80円

基本料金

契約容量料金
1kWあたり1,068.90円

電力量料金

電力使用量料金単価
~第1段階使用量夏季:17.01円
夏季以外:18.68円
第1段階使用量超え~夏季:15.48円
夏季以外:17.01円

基本料金

契約容量料金
1kWあたり1,084.93円

電力量料金

電力使用量料金単価
~第1段階使用量夏季:17.02円
夏季以外:15.47円
第1段階使用量超え~夏季:19.46円
夏季以外:17.69円

基本料金

契約容量料金
1kWあたり1,126.38円

電力量料金

電力使用量料金単価
~第1段階使用量夏季:12.48円
夏季以外:11.42円
第1段階使用量超え~夏季:15.10円
夏季以外:14.08円

基本料金

契約容量料金
1kWあたり668.47円

電力量料金

電力使用量料金単価
~第1段階使用量夏季:16.30円
夏季以外:15.02円
第1段階使用量超え~夏季:17.93円
夏季以外:16.55円

基本料金

契約容量料金
1kWあたり1,046.28円

電力量料金

電力使用量料金単価
~第1段階使用量夏季:15.54円
夏季以外:14.28円
第1段階使用量超え~夏季:18.92円
夏季以外:17.37円

基本料金

契約容量料金
1kWあたり1,046.53円

電力量料金

電力使用量料金単価
~第1段階使用量夏季:17.41円
夏季以外:15.85円
第1段階使用量超え~夏季:17.41円
夏季以外:15.85円

基本料金

契約容量料金
1kWあたり926.70円

電力量料金

電力使用量料金単価
~第1段階使用量夏季:16.70円
夏季以外:15.07円
第1段階使用量超え~夏季:18.85円
夏季以外:17.01円

基本料金

契約容量料金
1kWあたり1,339.25円

電力量料金

電力使用量料金単価
~第1段階使用量夏季:16.75円
夏季以外:15.37円
第1段階使用量超え~夏季:24.69円
夏季以外:23.16円

低圧電力ワイドの電力量料金は、第1段階使用量(契約容量×100)を境に変化します。

また5%の力率割引/割増が設定されており、力率によって毎月の基本料金が増減します。

力率

力率とは、「供給された電力がどれくらい有効活用されたか」を示す指標です。

シン・エナジーの低圧電力ワイドの場合、力率が85%を上回る場合は基本料金から5%割引され、力率が85%を下回る場合は基本料金が5%割り増しされます。

低圧電力ワイドは三相200ボルトの大型機器などを利用する業者を対象にしていて、一般家庭での使用は想定されていないよ。

シン・エナジーの評判・口コミ

シン・エナジーの評判・口コミ

シン・エナジーは良い評判が多く、特に以下のような意見が多く寄せられていました。

  • 電気料金が安くなった
  • 状況に応じてプランを使い分けられる
  • 支払った電気料金でマイルが貯まる
  • キャンペーンがお得
  • 電源調達調整費が高い

実際にシン・エナジーを利用している人の口コミも参考にしながら、乗り換えを検討してみましょう。

電気料金が安くなった

電気料金が安くなった

シン・エナジーの評判の中では料金の安さを評価する口コミが圧倒的に多く、「電気代が数千円安くなった」など喜びの声があふれていました。

https://twitter.com/miracle_orca/status/1773546326015328682

画像投稿されているauでんきの電気代は、政府からの補助金により7円/kWhの値引きが適用されていますが、総額は1万円を超えています。

一方シン・エナジーの明細を見ると、補助金額は3.5円/kWhに縮小されているものの、電気代はauでんきより3,500円以上安くなっています。

時期や電力使用量などの比較条件はほぼ同じだから、シン・エナジーの料金の安さが際立っているわね。

上記の投稿を見ると乗り換え前は282kWhで10,148円、シン・エナジーに乗り換え後は322kWhで8,599円なので、電気代が明確に安くなっていることが分かります。

投稿者のように、年間の電気代で比較すると万単位の差が生まれることもあるので、しっかり料金シミュレーションをすることが大切です。

東京エリアの場合、シン・エナジーの従量料金は東京電力より10円/kWh以上安いため、上記口コミのように1,000円以上の差が出ることもあります。

電気代は従量料金だけで決まるものではありませんが、10円/kWhの差はかなり大きく、簡単には埋まりません。

もちろん東京以外のエリアでもシン・エナジーの料金は安く設定されているので、大手電力会社から乗り換えれば電気代が安くなる可能性は非常に高いです。

状況に応じてプランを使い分けられる

状況に応じてプランを使い分けられる

住宅環境やライフスタイルに応じて柔軟にプランを選択できる点も、利用者から評価されていました。

上記口コミの様に、蓄電池や太陽光発電を導入している家庭は、【夜】生活フィットプランがおすすめです。

電力量料金が安い夜間に蓄電池を充電して、昼間は蓄電池を使って家電を稼働させれば、電力消費を抑えつつ節約できるよ。

太陽光で発電した電気を売電すれば、節約効果はさらに高まるんだ。

電気自動車の充電用に、【昼】生活フィットプランを契約している利用者も見られました。

電気自動車を所有していると充電の機会が多くなるため、維持費を節約するためには電力会社や料金プランの選択が重要になります。

上記口コミのように、充電する時間帯がある程度決まっている場合は、生活フィットプランにするとお得に電気を使えます。

https://twitter.com/shiberian_c/status/1356719524276436992

シン・エナジーには、契約中以外のプランと料金を比べられる「ぴったり診断プラン」という機能が用意されています。

「ぴったり診断プラン」を利用すれば、簡単に自分に最適なプランの把握が可能です。

例えば上記口コミの投稿者は【夜】生活フィットプランを契約していますが、きほんプランより600円以上安い診断結果なので、適切なプランを選択していることが分かります。

支払った電気料金でマイルが貯まる

支払った電気料金でマイルが貯まる

シン・エナジーでは電気料金に応じてJALのマイルが貯まりますが、このサービスに魅力を見出している利用者もいました。

シン・エナジー契約中は電気代200円につき1マイルが貯まるほか、JALカードの支払い時も同じ倍率でマイルが付与されます。

マイルが貯まる新電力サービスは他社にはあまり見られないため、旅行好きの人や海外出張が多い人には見逃せないサービスです。

キャンペーンがお得

キャンペーンがお得

シン・エナジーでは定期的にキャンペーンを開催しており、豪華な景品をもらえた利用者による口コミも見られました。

https://twitter.com/mo1017ka/status/1712138686656344527

シン・エナジーは直近でも、電気代が最大3,000円分安くなるキャンペーンを複数回実施しています。

もともと電気料金が安いシン・エナジーですが、キャンペーンに参加すればさらにお得に利用できます。

キャンペーン期間は1ヶ月ほどの場合が多いので、お得に契約できるチャンスを逃さないよう、こまめに公式サイトや公式Xなどをチェックしましょう。

電源調達調整費が高い

電源調達調整費が高い

ポジティブな口コミが多いシン・エナジーですが、唯一、電源調達調整費に関しては不評でした。

電源調達調整費

電源調達調整費とは、日本卸電力取引所(JPEX)の電力取引価格に応じて決定される電気代の項目の1つです。

市場価格が高騰すると電源調達調整費もプラス調整され、電気代の値上げに繋がります。

https://twitter.com/hato556/status/1823360763396022466

基本料金や電力量料金が安いシン・エナジーでも、電源調達調整費の調整額によっては他社より大幅に電気代が高くなる可能性があります。

シン・エナジーの公式サイトでは、毎月20日に翌月の電源調達調整費が発表されるため、定期的にチェックして大幅な値上げに備えましょう。

電源調達調整費は市場価格と連動するから、個人の努力では節約できない費用よ。

極端に調整額が上がった場合は、他社への乗り換えも検討しましょう。

シン・エナジーのメリット

シン・エナジーのメリット

シン・エナジーならではのメリットを、以下4つのポイントを中心に解説します。

  • 電気料金が安くなるケースが多い
  • 生活習慣に合ったプランが選べる
  • 解約金や最低利用期間がない
  • JALマイルが貯められる

多くの利用者から支持されているシン・エナジーの魅力を再確認してみましょう。

電気料金が安くなるケースが多い

他社からシン・エナジーに乗り換えると、電気代が安くなる可能性が高いです。

理由は破格とも言える料金設定で、単純に基本料金や電力量料金だけで比べた場合、シン・エナジーより安い電力会社を見つけるのは困難です。

実際に新電力ベスト編集部が調査した統計データを見ると、新電力の中でも最安級の料金ということが分かります。

また筆者自身もシン・エナジーを契約していますが、同時期の電気代と比較すると、乗り換え前より約2,000円安くなりました。

「Pintでんき」と「シン・エナジー」の電気代比較

電力使用量は異なるものの、電力量料金で比べるとおおよそ半額にまで下がったため、乗り換えによる節約効果は絶大でした。

記事後半では、大手電力会社や他社の新電力と比べてどれくらい安いか解説しているので、あわせて参考にしてみよう。

生活習慣に合ったプランが選べる

シン・エナジーには5つのプランが用意されているため、生活環境に合わせた最適な選択ができます。

プランおすすめな人
きほんプラン・大手電力会社で従量電灯プランを契約している人
・電力使用量が少ない人
【夜】生活フィットプラン・日中は家を不在にすることが多い人
・太陽光発電や蓄電池を導入している家庭
【昼】生活フィットプラン・在宅勤務の人
・ペットを飼っている人
プランB/C・電気自動車を所有している人
・電力使用量が多い人
低圧電力ワイド・大手電力会社で動力プランを契約している人
・三相200ボルトの大型機器を使用する環境

契約後も、マイページの「ぴったりプラン診断」を利用すれば、自分に最適なプランが一目で分かります。

ぴったりプラン診断

もちろんプラン変更はマイページからいつでも行えるため、契約中にライフスタイルが変わった場合でも臨機応変に対応できます。

プラン選びに迷う場合は、とりあえず一般的な従量制プランの「きほんプラン」を契約して、1~2ヶ月使ってみてね。

その後、ぴったりプラン診断をもとに電気代が1番安いプランに変更するのがおすすめよ。

解約金や最低利用期間がない

解約金や最低利用期間がなく、初期費用も0円

シン・エナジーの契約期間は1年ですが、契約中はいつ解約しても違約金は発生しません。

もちろん最低利用期間の縛りもないため、好きなタイミングで他社へ乗り換えられるのがメリットです。

シン・エナジーは他社と比べて割安な料金設定ですが、電源調達調整費により電気代が高騰する可能性もゼロではありません。

毎月の電気代をしっかり確認して、電気代が高くなってきたと感じたら、他社と比較したうえでシン・エナジーより安い電力会社へ乗り換えましょう。

電源調達調整費は毎月変動するから、「シン・エナジーは安い」というイメージにとらわれず、こまめにチェックして電気代の値上げに備えよう。

JALマイルが貯められる

シン・エナジーの電気代200円につき1マイルが貯まる

シン・エナジーの契約情報とJALマイル情報を連携させると、電気代200円につき1マイルが付与されます。

JALマイルは航空券などに交換できるのはもちろん、JAL Payポイントに交換すれば普段のショッピングでも有効活用できます。

飛行機に乗る機会が少ない人でも使い道に困ることはまずないので、シン・エナジーの電気を使いながらお得にマイルを貯めましょう。

シン・エナジーの電気代をJALカードで支払えば、「電気代分」と「JALカードでの支払い時」の両方でマイルが貯まるわよ。

シン・エナジーのデメリット

シン・エナジーのデメリット

シン・エナジーを契約する際は、以下の点に注意が必要です。

  • ガスや光回線などのセット割がない
  • 電源調達調整費がかかる
  • オール電化向けのプランはない
  • 20A以下のプランがない
  • 電気料金が高くなってしまうこともある

乗り換えの際はメリットや良い評判だけではなく、デメリットもしっかり把握しておきましょう。

ガスや光回線などのセット割がない

シン・エナジーは他社の新電力のように、ガスや光回線とのセット割は用意されていません。

そのため、他社で複数のセット割を適用できる人にとっては、シン・エナジーに乗り換えるメリットは薄くなる可能性があります。

ただしシン・エナジーの電気料金はセット割が不要なほど割安なので、他社でセット割を利用するより電気代が安くなるケースが多いです。

セット割がないのは欠点に思えるけど、逆に「ガスや光回線に縛られずに契約できる」というメリットの側面もあるよ。

セット割の適用条件などを確認する手間も省けるから、デメリットばかりでもないんだ。

電源調達調整費がかかる

市場連動型の電源調達調整費は、市場価格しだいで高騰する恐れがある

シン・エナジーの電気代の項目には、電源の調達費用を賄うために電源調達調整費が設けられています。

電源調達調整費は、電力の取引を行う日本卸電力取引所(JPEX)の市場価格に連動する形で増減するため、場合によっては電気代高騰の原因になります。

直近のデータを見ても、2024年8月は複数のエリアで前月比+5円/kWh以上の調整がされました。

電源調達調整費
3月-3.52円
4月-1.45円
5月-1.74円
6月-2.35円
7月-0.70円
8月-0.72円
電源調達調整費
3月0.00円
4月1.05円
5月1.06円
6月1.07円
7月2.38円
8月2.50円
電源調達調整費
3月0.00円
4月0.00円
5月0.00円
6月0.00円
7月0.90円
8月2.74円
電源調達調整費
3月0.00円
4月0.00円
5月0.00円
6月0.00円
7月0.00円
8月3.05円
電源調達調整費
3月0.87円
4月1.22円
5月0.79円
6月0.00円
7月1.01円
8月3.69円
電源調達調整費
3月0.00円
4月0.00円
5月0.00円
6月0.00円
7月0.00円
8月6.06円
電源調達調整費
3月0.00円
4月0.00円
5月0.00円
6月0.00円
7月0.00円
8月5.92円
電源調達調整費
3月0.00円
4月0.00円
5月0.00円
6月-0.29円
7月0.00円
8月6.01円
電源調達調整費
3月0.51円
4月0.37円
5月0.00円
6月0.00円
7月0.82円
8月5.86円
燃料費調整額
(~10kWh)
燃料費調整額
(10kWhを超える1kWhにつき)
3月81.13円8.12円
4月74.19円7.43円
5月69.77円6.98円
6月66.93円6.70円
7月68.19円6.83円
8月69.14円6.92円
※沖縄エリアは、電源調達調整費の代わりに燃料費調整額が適用される

電源調達調整費はシン・エナジーの公式サイトで毎月公開されるので、大幅なプラス調整が続く場合は他社への乗り換えも検討しましょう。

沖縄エリアは、電源調達調整費の代わりに燃料費調整額が導入されているよ。

でも沖縄電力と比べて割高な調整がされるケースが多いから、沖縄エリアに限ってはシン・エナジーの安さは実感しづらいんだ。

オール電化向けのプランはない

シン・エナジーにはオール電化プランがないので、オール電化住宅に住んでいる人には向いていません

公式サイトにも記載があるように、他社のオール電化プランからシン・エナジーに乗り換えると電気代が高くなる恐れがあるので注意しましょう。

オール電化メニューをご利用の場合は、弊社のプランに変えると今より高い金額になってしまう可能性が高いため、お切替えはお勧めしておりません。

引用元:よくあるご質問

夜間に電気料金が安くなる【夜】生活フィットプランは、一見するとオール電化プランに思えますが、他社と比べると割高なケースが多いです。

例えば中部電力のスマートライフプランと比べた場合、夜間の電力量料金は中部電力の方が安いです。

項目【夜】生活フィットプランスマートライフプラン
基本料金
(30A)
708.00円1838.44円
電力量料金
(デイタイム)
24.20円/kWh38.80円/kWh
電力量料金
(ライフタイム/@ホームタイム)
31.60円/kWh28.61円/kWh
電力量料金
(ナイトタイム)
18.33円/kWh16.52円/kWh

基本料金は中部電力よりシン・エナジーの方が安いものの、電力消費量が多いオール電化住宅では、電力量料金の差は無視できません。

もちろん料金シミュレーションの結果シン・エナジーの方が安いことが分かれば、大手電力会社から乗り換えるのもアリです。

【夜】生活フィットプランは、電力量料金の時間帯区分が大手電力会社と異なる点にも注意が必要よ。

シン・エナジーに乗り換えた後も、大手電力会社のオール電化プランと同じ感覚で電気を使うと、電気代が高くなる可能性があるから気を付けてね。

20A以下のプランがない

20A以下の契約は不可能

シン・エナジーの最低契約アンペア数は30Aで、10~20Aの契約はできません

そのため、20A以下の小容量契約をしている人がシン・エナジーに乗り換えると基本料金が割高になり、電気代の総額が上がる可能性があります。

一般的には1~2人世帯でも30Aで契約することが多いから、シン・エナジーへの乗り換えと同時にアンペア変更も検討してみよう。

20A以下の契約だとブレーカーが落ちるリスクが高まるため、消費電力の多い家電を使う場合は最低でも30Aは確保しておきたいところです。

例えば東京電力が公表している家電のアンペア数目安を見ると、エアコンの暖房を稼働させると、その時点で20Aが必要になります。

家電アンペア目安
エアコン(暖房)6.6A
(起動時:20A)
エアコン(冷房)5.8A
(起動時:14A)
ドライヤー12A
IH炊飯器13A
電子レンジ15A

またドライヤーや電子レンジなども同時に使う場合は、20Aでは明らかにアンペア数が足りないので、小容量の契約では心もとないです。

以上のことから、極端に節電する家庭でない限りは、30A以上の契約がおすすめです。

電気料金が高くなってしまうこともある

シン・エナジーは基本料金や電力量料金が割安な反面、電源調達調整費によって他社より電気代が高くなる恐れがあります。

直近数ヶ月のデータでは電源調達調整費が大幅に上がったケースはないけど、市場連動型の費用だから油断は禁物だよ。

ただし、たとえ電源調達調整費が大幅にプラス調整されても、基本料金や電力量料金の安さでカバーできる可能性も充分にあります。

また電力の市場価格が高騰している時は、シン・エナジー以外の電力会社でも電気料金が高くなる場合が多いです。

電源調達調整費の調整額だけにとらわれず、電気代の総額で比較して、他社への乗り換えを検討しましょう。

シン・エナジーの電気料金と大手電力会社を比較

シン・エナジーと大手電力会社の電気料金を比較

シン・エナジーと大手電力会社の料金を比較し、表にまとめました。

1ヶ月の想定
電気使用量
シン・エナジー北海道電力
従量電灯B
1人暮らし
(219kWh)
7,960円9,090円
2人暮らし
(331kWh)
11,809円13,697円
3人暮らし
(386kWh)
13,756円16,071円
4人暮らし
(436kWh)
15,526円18,229円
※契約アンペア数は30Aを想定し、燃料調整費は2024年8月のものを参照。
1ヶ月の想定
電気使用量
シン・エナジー東北電力
従量電灯B
1人暮らし
(219kWh)
7,459円7,466円
2人暮らし
(331kWh)
11,160円11,254円
3人暮らし
(386kWh)
13,072円13,272円
4人暮らし
(436kWh)
14,810円15,106円
※契約アンペア数は30Aを想定し、燃料調整費は2024年8月のものを参照。
1ヶ月の想定
電気使用量
シン・エナジー東京電力
従量電灯B
1人暮らし
(219kWh)
7,335円7,497円
2人暮らし
(331kWh)
11,084円11,385円
3人暮らし
(386kWh)
13,041円13,456円
4人暮らし
(436kWh)
14,821円15,340円
※契約アンペア数は30Aを想定し、燃料調整費は2024年8月のものを参照。
1ヶ月の想定
電気使用量
シン・エナジー中部電力
従量電灯B
1人暮らし
(219kWh)
7,526円7,369円
2人暮らし
(331kWh)
11,191円11,011円
3人暮らし
(386kWh)
13,046円12,916円
4人暮らし
(436kWh)
14,732円14,649円
※契約アンペア数は30Aを想定し、燃料調整費は2024年8月のものを参照。
1ヶ月の想定
電気使用量
シン・エナジー北陸電力
従量電灯B
1人暮らし
(219kWh)
7,035円7,391円
2人暮らし
(331kWh)
10,455円10,999円
3人暮らし
(386kWh)
12,212円12,839円
4人暮らし
(436kWh)
13,810円14,511円
※契約アンペア数は30Aを想定し、燃料調整費は2024年8月のものを参照。
1ヶ月の想定
電気使用量
シン・エナジー関西電力
従量電灯A
1人暮らし
(219kWh)
6,443円6,434円
2人暮らし
(331kWh)
10,042円10,037円
3人暮らし
(386kWh)
11,947円11,925円
4人暮らし
(436kWh)
13,679円13,641円
※契約アンペア数は30Aを想定し、燃料調整費は2024年8月のものを参照。
1ヶ月の想定
電気使用量
シン・エナジー中国電力
従量電灯A
1人暮らし
(219kWh)
6,792円7,059円
2人暮らし
(331kWh)
10,560円11,008円
3人暮らし
(386kWh)
12,519円13,031円
4人暮らし
(436kWh)
14,301円14,871円
※契約アンペア数は30Aを想定し、燃料調整費は2024年8月のものを参照。
1ヶ月の想定
電気使用量
シン・エナジー四国電力
従量電灯A
1人暮らし
(219kWh)
6,647円7,200円
2人暮らし
(331kWh)
10,351円11,229円
3人暮らし
(386kWh)
12,223円13,347円
4人暮らし
(436kWh)
13,924円15,272円
※契約アンペア数は30Aを想定し、燃料調整費は2024年8月のものを参照。
1ヶ月の想定
電気使用量
シン・エナジー九州電力
従量電灯B
1人暮らし
(219kWh)
7,185円6,699円
2人暮らし
(331kWh)
10,695円10,077円
3人暮らし
(386kWh)
12,500円11,856円
4人暮らし
(436kWh)
14,141円13,472円
※契約アンペア数は30Aを想定し、燃料調整費は2024年8月のものを参照。
1ヶ月の想定
電気使用量
シン・エナジー沖縄電力
従量電灯
1人暮らし
(219kWh)
8,708円8,040円
2人暮らし
(331kWh)
13,382円12,430円
3人暮らし
(386kWh)
15,718円14,665円
4人暮らし
(436kWh)
17,841円16,697円
※契約アンペア数は30Aを想定し、燃料調整費は2024年8月のものを参照。

先に確認しておきたいのが、上記の電気代は電源調達調整費が特に高い8月のデータであるという点です。

特に高い月で比較しても、中部、関西、九州、沖縄エリア以外ではシン・エナジーが安くなっています。

電源調達調整費が極端に高くならない限りは、大手電力会社よりも安くなる可能性が高いと言えるでしょう。

実際に別の月を比較してみると、シン・エナジーはさらに安くなります。

ただし、沖縄エリアのみシン・エナジーが高くなるので注意しましょう。

シン・エナジーの申し込み方法

シン・エナジーの申し込み方法

シン・エナジーの申し込み方法を、画像も交えながら解説します。

検針票などを準備する

手続きをする前に、申し込みの際に必要となる下記の3点を準備しましょう。

  • 検針票
  • クレジットカード/口座情報
  • JALマイレージバンクカード
    (JALマイを貯める場合)

検針票が見つからない場合は、「供給地点特定番号」や「お客さま番号」が記載されているマイページ画面などでも代用可能です。

シン・エナジーでマイルを貯めたい場合は、JALマイル会員番号が分かるJALマイレージバンクカードも忘れずに準備しましょう。

アカウント登録を行う

シン・エナジー公式サイトへアクセスし、「お申し込み」をタップしましょう。

シン・エナジー公式サイトの「お申し込み」ボタン

次の画面の名義種別は「個人」を選択し、「初めてシン・エナジーに申し込む」を選択します。

名義種別の選択

アカウント登録フォームが表示されるので、氏名や住所などを入力したあと、「アカウント登録へすすむ」をタップしましょう。

アカウント登録画面

入力内容が表示されるので、間違いがなければ「アカウントを登録する」をタップして登録を完了させます。

アカウント登録内容の確認画面

この後はアカウント仮登録のメールが届くから、メールに記載のURLをタップして、ログイン後に申し込み手続きを行ってね。

契約情報を入力して申し込む

ログイン後の申し込みフォームにて、契約中の電力会社や供給地点特典番号などを入力しましょう。

契約情報の入力画面

続いて支払い情報の登録画面になるので、クレジットカードまたは銀行口座の情報を入力しましょう。

「クレジットカード払い⇔口座振替」の変更はマイページから行えないので、支払い方法は慎重に選ぼう。

申し込み情報を全て入力すると、「お申込み受付完了のご連絡」という件名のメールが届きます。

「お申込み受付完了のご連絡」のメール

メールには申し込み内容や供給開始までの流れが記載されているので、よく読んで大切に保管しましょう。

シン・エナジーの電気が供給開始される

申し込みから約2週間後、「【重要】契約締結のお知らせ(供給開始日のご連絡)」という件名のメールが届きます。

「【重要】契約締結のお知らせ(供給開始日のご連絡)」のメール

供給開始日が記載されているので確認し、問題がなければそのまま電力供給を待ちましょう。

申し込み内容に不備がある場合は、シン・エナジーから連絡がくるわよ。

手続きが進まないとキャンセル扱いになる場合もあるから、着信履歴やメールフォルダの確認も忘れないようにね。

なお乗り換え前の電力会社への解約連絡は不要ですが、引っ越しを伴う乗り換えの場合は、利用者自身で解約手続きをする必要があります。

解約手続きをしないと引っ越し前の住所で電気料金が請求され続けるので、注意しましょう。

シン・エナジー以外でおすすめの新電力は?

シン・エナジー以外でおすすめの新電力

シン・エナジー以外でおすすめの新電力会社を3つ紹介します。

シン・エナジー以外におすすめの新電力

新電力会社の中で特に料金の安いサービスで、大手電力会社からの乗り換えにおすすめです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Looopでんき

Looopでんきスマホ画面
  Looopでんき 
供給エリア離島を除く全国エリア
契約年数1年間
サービスの
特徴
基本料金0円
燃料費調整額0円
30分ごとに電気料金が変わる
電気ガス
セット割
電気料金単価が1円/kWhの割引
ポイント還元なし
オール電化
住宅向けプラン
なし
解約金の
有無
契約期間内の中途解約も
解約手数料0円
支払い方法クレジットカード
デビットカード
プリペイドカード
運営会社株式会社Looop

Looopでんきは、市場の燃料相場で料金が変動する市場連動型を採用したサービスです。

新電力会社の中でも特に人気のサービスで、一人暮らしで電気をほぼ利用しない人や電気が安くなるタイミングで的確に電気を利用できる人に向いています。

Looopでんきは、シン・エナジーとは異なる市場連動型のサービスです。

新電力の中でも特に人気のサービスで、お得に使える人には特におすすめですよ。

Looopでんきの特徴は、30分おきに電気量料金の単価が異なる点です。

〇時~〇時までは電気量料金の単価が安い、△時~△時までは電気量料金の単価が高いなど、日時と時間で細かく分かれています。

お得に利用するには、うまく電気のピークシフトをすることが大切です。

ピークシフトとは

ピークシフトとは、夕方から夜などの電気利用者が多い時間帯を避けて、深夜や早朝に電気を利用することです。Looopでんきにおいては、料金単価が高い時間帯に電気を極力使わないようにし、料金単価が安い時間にまとめて電気を使うことを意味します。

安い時間帯に集中して電力を使うことで、新電力の中でも特に安いサービスになるので、うまく使える人には最もおすすめと言えます。

さらに、東京エリアでは東京ガスとのセット割も適用できるので、東京ガス圏内で利用できる人は優先的に検討してみると良いでしょう。

Looopでんきがおすすめな人
  • 電気の料金単価を都度確認し、電気が安い時間帯にあわせて行動できる人
  • 在宅時間が極端に短く、そもそも電気をあまり使わない人
  • 関東エリアで電気とガスをまとめて使いたい人

CDエナジーダイレクト

CDエナジーダイレクト スマホ画面
   CDエナジーダイレクト
供給エリア東京電力エリア
契約年数初年度は直近の3月末日まで
その後1年ごとに更新
サービスの
特徴
中部電力と大阪ガスの共同経営
料金プランが豊富
ポイントが貯まりやすい
電気ガス
セット割
セットでガス・電気ともに0.5%割引
ポイント還元カテエネポイントを1%ポイント還元
ポイントでんきなら最大6%ポイント還元
貯まったポイントで電気代を支払える
オール電化
住宅向けプラン
あり
解約金の
有無
解約手数料0円
支払い方法クレジットカード
口座振替
運営会社株式会社CDエナジーダイレクト

CDエナジーダイレクトは、東京エリアでのみ契約できる新電力会社です。

電気の使い方に応じた3つのプランが用意されており、一人暮らしでほとんど電気を使わない人から家族暮らしで多く電気を利用する人まで、幅広いユーザーに対応しています。

CDエナジーダイレクトは関東エリアのみで使える新電力会社です。

3つのプランが用意されており、自分の生活習慣に合ったプランが選べますよ。

また、大手電力会社と同じ従量制プランで分かりやすく、今までと同じ感覚で利用できるのも魅力のひとつです。

さらにCDエナジーダイレクトは、同社のガスとセットで契約することができます。

支払いをまとめられるだけでなく、セット割で0.5%の割引を受けられるため、非常にお得に利用できるでしょう。

CDエナジーダイレクトがおすすめな人
  • 安定した価格でお得に電気を使いたい人
  • 大手インフラの電気やガスを安心して使いたい人

TERASELでんき

TERASELでんき スマホ画面
  TERASELでんき
供給エリア沖縄電力と離島を除く全国エリア
(北海道、東北、東京、中部、北陸、関西、中国、四国、九州電力エリア)
契約年数1年
サービスの
特徴
従量制プランと市場連動型プラン
大手エネルギー商社による運営
乗り換え特典やキャンペーンが充実
電気ガス
セット割
なし
ポイント還元月々の支払額に応じて楽天ポイントを付与
以下の税込み合計額200円につき1ポイント
・基本料金または最低料金
・従量料金
・燃料調整費額
オール電化
住宅向けプラン
なし
解約金の
有無
0円
供給設備を新設・増設から1年未満の解約は、
工事費等の請求が発生する場合あり
支払い方法口座振替
クレジットカード払い
・VISA
・JCB
・MasterCard
・American Express
・Diners
運営会社株式会社エネクスライフサービス
(伊藤忠エネクスグループ)

TERASELでんきは、伊藤忠エネクスグループが運営している新電力です。

一般的な従量制プランと市場連動型のプランがあるのが特徴で、自分の生活環境に合ったプランを選択できます。

またTERASELでんきならではのポイント還元などもあるため、しっかり活用することでお得に契約できるでしょう。

TERASELでんきがおすすめな人
  • ガスとセットにせず電気だけでお得に使いたい人
  • 電気代の安さを重視して電力会社を選びたい人
  • プロパンガスの物件で電気代を節約したい人

シン・エナジーによくある質問

シン・エナジーに関するよくある質問

シン・エナジーに関するよくある質問をまとめました。

シン・エナジーの評判は?
シン・エナジーは料金の安さに関する良い評判が圧倒的に多く、総じて利用者から好評です。
乗り換え前と比べて電気代が数千円安くなった利用者も見られることから、年間の節約額が万単位にのぼるケースもあります。
また、ライフスタイルに合わせてプラン選択ができる点も評価されています。
>> シン・エナジーの評判を詳しく見る
シン・エナジーがおすすめな人は?
シン・エナジー最大の利点は低価格な料金設定なので、電気代を節約したい人におすすめの新電力です。
生活フィットプランも提供しているため、昼や夜に電気を多く使う人にも向いています。
ただし、オール電化住宅に住んでいる人がシン・エナジーを利用すると電気代が割高になる可能性があるので、注意しましょう。
>> シン・エナジーがおすすめな人を詳しく見る
シン・エナジーは値上げされた?
シン・エナジーの生活フィットプランは2023年10月に電気料金が見直され、全体的に値上げされました。
東京エリアの場合、基本料金は約10%、ライフタイムの電力量料金は6.56円/kWh上がりました。
しかし、値上げ後も他社より割安な料金設定であることに変わりはないので、乗り換えに際し過度な心配は不要です。

まとめ

最後に、シン・エナジーの評判について大事なポイントをおさらいしましょう。

  • シン・エナジーは料金の安さに定評のある新電力サービス
  • 生活習慣に合ったプランが選べる点も、利用者から好評を得ている
  • セット割やポイントは無いが、電気代に応じたJALマイルを貯められる
  • 電源調達調整費がかかる点はデメリットで、今後大幅にプラス調整される可能性もある
  • オール電化住宅の人には向いていない

シン・エナジーの料金の安さは業界でもトップクラスで、電気代を節約したい全ての人におすすめできる新電力です。

昼や夜に電気料金が安くなるプランも用意されているので、ライフスタイルに応じて自分にぴったりなプランを選べるのも魅力の1つです。

オール電化プランが無い点や電源調達調整費の高騰には注意が必要ですが、それらのデメリットをしっかり把握しておけば、お得に電気を使い続けられます。

電気の質はどの電力会社と契約しても変わらないので、乗り換えの際に利用者が最も重視するべきなのは電気料金です。

その電気料金が格安なシン・エナジーは、自信をもって万人におすすめできる新電力です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。