【PR】記事内に広告を含む場合があります
「新電力会社が安いのはなぜ?」
「どういう仕組みなの?」
「おすすめの新電力はどこ?」
新電力会社への乗り換えを検討している方には、このような疑問があるのではないでしょうか。
新電力会社の料金が安いと聞いても、理由や仕組みがわからないと不安ですよね。
新電力会社は設備維持や電力調達にコストがかからないため、大手電力会社から切り替えると電気代が安くなります。
この記事では、新電力会社が安くサービスを提供できる理由について解説します。
電気を提供する仕組みやおすすめの新電力会社についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
新電力が安くサービスを提供できる理由
新電力が安くサービスを提供できる理由は6つあります。
大規模な設備を所有していないから
新電力会社は大規模な設備を所有していないケースが多く、設備投資費用が比較的少ないです。
その結果、サービス提供にかかるコストを抑えられ、安価な料金プランを実現できています。
さらに新電力会社は、提携している企業から安価で電力を仕入れられる場合もあります。
設備維持費だけでなく、電力調達にかかるコストも抑えられるので、大手電力会社よりも安くサービスを提供できるのです。
他の事業の利益も得られるから
新電力会社が安くサービスを提供できる理由のひとつに、電力以外の事業から利益を得られる点があります。
多くの新電力会社は、ガスや通信、クレジットカード事業などのサービスとセットで契約を促すことが多いです。
例えばCDエナジーダイレクトは、電気とガスのセット販売や、一人暮らし向けのWi-Fiルーターの販売を行う新電力会社です。
この仕組みからユーザーはセット契約による割引や特典を受けられ、企業側も複数の事業から収益を確保できるため、電力料金を安く設定できます。
ユーザーにとっても企業にとってもWin-Winな関係なんだね。
人件費がかからないから
新電力会社が行う販売方法は、従来の方法よりも人件費がかかりません。
従来の販売方法では、電話対応、訪問対応など多くの人件費がかかります。
一方で、新電力会社はインターネット契約をメインにし、人件費を大幅に節約しています。
新電力なら少人数で運営できるから、オペレーターや訪問販売員の人件費を削減できるよ。
また、支払い方法をクレジットカードに限定したり、紙の検針票を発行せずにオンラインで掲載したりすることで、さらなるコスト削減が可能です。
こうして削減された人件費分を、安価なサービス提供に反映することで、利用者に対して魅力的な料金プランを提示しています。
ライフスタイルに合わせたプランを選択できるから
新電力会社が提供するプランは、ライフスタイルに合わせて選択することで料金を抑えられるのが特徴です。
例えば一人暮らしの方には低使用量向けのプラン、家族で暮らしている方には多使用量向けのプランなど、ターゲット層に応じたプランを用意しています。
大手電力会社は広範囲なターゲット層に一律のプランを提供する傾向にありますが、新電力会社はより個別化されたニーズに対応することで、ユーザーは最適なプランを選べます。
ターゲットを限定することで無駄なコストを削減できるから、結果的に安く電気を販売できるんだ。
新電力会社間の価格競争があるから
新電力会社が競争力のある価格を提供することで、利用者の電気料金が下がることも理由のひとつです。
以前は大手電力会社が市場を独占していたため、価格競争はほとんどありませんでした。
しかし2016年に始まった電力自由化によって数多くの企業が電気小売業に参入し、価格競争が活発に行われるようになりました。
また、各社が提供するプランは多様化しており、利用者は自分のライフスタイルに合ったプランを選択することで、さらにコストを抑えられます。
ただし、安すぎるプランだと市場価格が高騰した際に電力の安定供給が困難になるリスクがあるため注意が必要です。
また、人件費を削減しすぎた結果、サポート体制が不十分な場合もあります。
新電力を契約するときは、長期的に安定して提供されるかどうかを見極めることが大切です。
会社の運営実績や評判、口コミを調べると見極めやすくなるわよ。
支払い方法を制限しているから
新電力では支払い方法を制限することで、全体の運営コストを低減しています。
従来は紙の検針票や請求書を使用していましたが、紙で発行するとその分コストがかかります。
そこで支払い方法をクレジットカードや口座振替に限定すると、紙で発行するコストの削減が可能です。
オンラインなら電気の使用量や電気料金をすぐに確認できるから、利用者にとっても便利だね。
さらに、料金の確認や支払いをインターネットで完結させれば手続きが効率化し、人件費の削減にもつながります。
これらの取り組みは、結果的に利用者にとって経済的なメリットをもたらします。
新電力会社が電気を提供する仕組み
新電力会社の仕組みを理解することで、なぜ安価に電気を提供できるのかがより明確になります。
ここからは、新電力会社がどのように電気を提供しているのかを詳しく解説します。
そもそも新電力会社とは
新電力会社とは、2016年の電力自由化以降に電力市場に参入した、大手電力会社以外の企業のことです。
従来の大手電力会社は、各地域ごとに発電会社を所持し、独占して電気を供給していました。
一方、新電力会社は発電所や電力市場から電気を調達し、小売サービスを提供する形で参入しています。
新電力会社と大手電力会社の最大の違いは、料金が法律で決められていない点です。
大手電力会社には3つのルールが適用されているのよ。
- 原価主義の原則:適正な原価と利益である
- 公正報酬の原則:設備投資の報酬が公正である
- 公平の原則:利用者による料金差別がない
この仕組みを「総括原価方式」と呼びます。
一方、新電力会社は総括原価方式の制限を受けないため、自由に料金プランを設定できます。
この柔軟性により、新電力会社はユーザーのニーズに合わせた多様な料金やサービスの提供が可能です。
電気の3部門のうち小売を担当する
電気がユーザーに届くまでの間、3つの過程が発生します。
- 発電部門…電気を作る部門
- 送配電部門…作られた電気を送る部門
- 小売部門…電気を販売する部門
この中で新電力会社が主に担当しているのは、小売部門です。
新電力会社が電気を提供する流れを具体的に説明すると、3つのプロセスがあります。
- 提携先の発電会社またはJEPXから電気を購入
- 大手の送配電設備を利用してユーザーに届ける
- 新電力会社が顧客情報などを管理する
送配電部門は大手電力会社が担当するため、新電力会社が設備を持つ必要はありません。
だから、新電力会社は設備投資に必要なコストを抑えられるんだよ。
また、使われる電気そのものは大手と同じであるため、電気の質が落ちる心配はありません。
新電力会社は顧客管理や料金設定の自由度を活かし、多様なプランを提供することで競争力を高めています。
新電力会社のデメリット・注意点
新電力会社にはデメリットや注意点がいくつかあります。
料金が高くなるケースもある
多くの場合、新電力会社に切り替えると安くなりますが、場合によっては料金が高くなるケースもあります。
理由はさまざまですが、ここでは例を4つ挙げます。
- 別のサービスとセットにして初めて安くなる
- 燃料調整費の上限がないため高くなる
- 電源調達調整費など独自料金で高くなる
- ライフスタイルに合わないプランで高くなる
中でも確認が必要なのは、燃料調整費の上限の有無です。
上限がないと燃料価格の大幅な上昇に影響を受けるため、結果的に電気料金が高くなります。
燃料価格の高騰で上限を撤廃する会社が多い中、一部では燃料費調整額の上限を設けている新電力もあるよ。
また、電源調達調整費のような独自料金についても確認が必要です。
電源調達調整費は各電力会社によって異なり、独自に設定されています。
市場の動向や新電力会社の運営状況によっては、電気料金が高くなります。
このように、新電力会社に切り替えても料金が高くなる可能性があることを知っておきましょう。
シミュレーションしながら自分に合ったサービスを選ぶことが大切だよ。
急に会社が倒産してしまうことがある
新電力会社の数は年々増加していますが、事業撤退や倒産する企業も少なくありません。
特に、燃料費の高騰や価格競争の激化、円安などが原因で多くの新電力が経営難に直面しています。
例えば、2024年3月には最多となる119社が倒産に追い込まれる事態となりました。
自分が契約する新電力会社もいつか倒産する可能性があることは理解しておこうね。
しかし、万が一新電力会社が倒産しても、電気の供給は途絶えることはありません。
地域の大手電力会社が「最終保障供給」として自動的に電力を提供する仕組みになっているためです。
そのため、利用者は手続きなしで電気を使い続けられます。
とはいえ、切り替え手続きをしないと、電気が使えなくなる可能性はあります。
安心して電気を使うためにも、契約先は会社の運営実績や評判、口コミを確認して選びましょう。
料金の変動が激しいサービスがある
新電力会社の中には、料金の変動が激しいサービスもあります。
中でも、市場連動型プランは電気料金が市場価格に連動するため、料金が高くなるリスクがあるプランです。
例えば、電力取引所の価格が高騰するとその分料金が上がり、大手電力会社よりも割高になることがあります。
しかし、基本的には長期的に見ると安くなる傾向が多いため、ほとんど大きな問題になりません。
契約前に料金の変動について理解して、適切なタイミングで乗り換えを検討しよう。
切り替えにおすすめの新電力会社
切り替えにおすすめの新電力会社は3つあります。
それぞれ詳しく解説します。
シン・エナジー
シン・エナジー | 詳細情報 |
---|---|
供給エリア | 全国 離島など一部除く |
初期費用 | 0円 |
支払方法 | クレジットカード 口座振替 |
解約費用 | 0円 |
シン・エナジーは、シン・エナジー株式会社が提供する新電力サービスです。国内のほぼ全域を対象にしている新電力サービスなので、居住地域に縛られずに契約できます。
他社を圧倒する料金の安さが特徴で、資源エネルギー庁が公表している省エネコミュニケーションランキングで最高ランクを獲得しています。
シン・エナジーは、業界トップクラスの安さで、電気代を節約したい全ての人におすすめです。
\最安クラスに安い/
シン・エナジーは、自分のライフスタイルに合わせて電気代を節約したい方におすすめです。
例えば「【夜】生活フィットプラン」や「【昼】生活フィットプラン」など、時間帯ごとに料金が安く設定されているプランがあります。
適切なプランを選べば、これまでと同じ生活でもお得に電気を使用できます。
CDエナジーダイレクト
CDエナジー ダイレクト | 詳細情報 |
---|---|
供給エリア | 東京電力区域内 |
初期費用 | 0円 |
支払方法 | クレジットカード 口座振替 |
解約費用 | 0円 ※一部プランを除く |
CDエナジーダイレクトは、中部電力ミライズと大阪ガスが50%ずつ出資して2018年に設立されました。
電気の提供エリアは東京電力管内のみですが、独自のポイント制度などが利用者から評価されており、2024年時点の契約実績は70万件(取次事業者の獲得も含む)を突破しています。
CDエナジーの標準的なプラン「ベーシックでんき」と、東京電力の自由料金の標準プラン「スタンダードS」を比べると、基本料金と電力量料金はCDエナジーの方が安いです。
料金プランも従量制からオール電化住宅向けまで多種多様に用意されているので、世帯人数やライフスタイルを問わず契約できるのが魅力です。
電気+ガスのセット割で、一般家庭向けのベーシックガスプランは0.5%割引になるなど、お得な電力会社です。
\首都圏で人気/
電気とガスをセットで契約したい方には、CDエナジーダイレクトがおすすめです。
電気とガスを一括で契約することでセット割が適用されるため、光熱費を節約できます。
また、別々に契約する手間も省け、家計の管理が簡単になる点も魅力的です。
Looopでんき
Looopでんきは、ピークシフトに合わせて電気を使える人におすすめです。
市場連動型プランの「スマートタイムONE」は電力市場の価格に応じて電力量料金単価が変動します。
そのため、市場価格に連動する仕組みを活かして、賢く節約したい人に最適です。
新電力の料金に関するよくある質問
新電力の料金について、よくある質問にお答えします。
- 新電力会社が安い理由は?
- 新電力会社が安い理由は、6つあります。
・大規模な設備を所有していないから
・他の事業の利益も得られるから
・人件費がかからないから
・自分に合うプランを選択できるから
・新電力会社間の価格競争があるから
・支払い方法を制限しているから
大手電力会社とのさまざまな違いにより、新電力会社は低価格を実現できています。
>>新電力が安い理由をくわしく見る
- 新電力会社はどういう仕組み?
- 基本的に新電力会社は発電所を持たず、小売り事業部門にのみ参加しています。
そのため、設備投資費用などがかからず、安い料金プランでサービスを提供しています。
>>新電力会社の仕組みをくわしく見る
- おすすめの新電力会社は?
- おすすめの新電力会社は3つあります。
・シン・エナジー
・CDエナジーダイレクト
・Looopでんき
提供エリアや使用する電力量、生活スタイルに合わせてサービスを選ぶと良いでしょう。
>>おすすめの新電力会社をくわしく見る
まとめ
最後に、新電力会社が安い理由をおさらいします。
- 新電力が安いのは設備コストがかからないから
- 大手電力から切り替えれば電気代が安くなる
- 自分に合うプランを選ぶことが重要
新電力会社が安い理由は、設備維持と電力調達にコストがかかりにくいからです。
そのため、多くの場合大手電力会社から切り替えれば電気代が安くなります。
新電力会社には独自のプランが展開されているため、自分のライフスタイルに合うプランを選びましょう。
電気使用量をもとに乗り換え後の電気料金をシミュレーションするといいわ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。