JCOMでんきの料金は安い?特徴や注意点を解説

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「J:COMでんきの料金プランは?」
「大手電力会社より安い?」
「料金の特徴は?」

J:COMでんきは、料金プランが大手電力会社と同じ料金体系で分かりやすく、料金が安くなる新電力です。

J:COMでんきへの乗り換えを検討している人の中には、大手電力会社よりどのくらい安くなるのか、どのプランを選べば良いのか、と疑問を抱いている人も多いでしょう。

吉見 元希
吉見 元希

J:COMでんきは、北海道・東北・東京エリアで大手電力会社よりも安く使えます。

この記事では、J:COMでんきと各エリアの大手電力会社とではどちらの電気料金が安いのかについて解説します。

J:COMでんきの料金プランの特徴や注意点についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

\大手電力会社よりも安く使える/

JCOMでんきは大手電力会社よりも安く使える

吉見元希(小売電力アドバイザー)
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吉見 元希(小売電力アドバイザー)
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JCOMでんきは関西と九州エリア以外で安く使える

J:COMでんきは関西・九州エリア以外では安く使える新電力会社です。以前までは、全てのエリアで安く利用できていましたが、近年の燃料費調整額の高騰が原因で、関西電力と九州電力よりは高くなってしまいました。実際、関西・九州を含む一部のエリアでは、大手電力会社からの乗り換えができない状況になっています。また、中国エリアも高くなる可能性があるため、北海道・東北・東京エリアに住んでいる人には、おすすめの新電力です。

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J:COMでんきは北海道・東北・東京・中国電力エリアにおいて、大手電力会社よりも電気料金が安いです。

40A北海道電力J:COMでんき
200kWh8,791円8,753円
400kWh17,174円17,065円
40A東北電力J:COMでんき
200kWh7,276円7,229円
400kWh14,279円14,075円
40A東京電力J:COMでんき
200kWh7,229円7,182円
400kWh14,412円14,207円
40A関西電力J:COMでんき
200kWh6,025円6,186円
400kWh12,777円13,018円
40A中国電力J:COMでんき
200kWh6,466円6,418円
400kWh13,678円13,466円
40A九州電力J:COMでんき
200kWh6,456円6,522円
400kWh12,620円12,677円

1ヶ月の電気使用量が200kWhの場合と400kWhの場合で試算すると、北海道・東北・東京・中国電力エリアではJ:COMでんきが安くなっています。

しかし、関西・九州電力エリアではJ:COMでんきの燃料費調整額が高いため、大手電力会社が安いです。

そのためJ:COMでんきは、関西・九州エリア以外でおすすめの新電力と言えます。

以前までは、関西・九州でもお得でしたが、燃料費調整額の高騰で立場が逆転しました。

なおJ:COMでんきは、四国や中部など一部エリアで提供しておらず、なおかつ関西・中国・九州電力エリアでは大手電力会社からの乗り換えが制限されています。

上記のエリア以外ではお得に使えるので、東京や東北エリアに住んでいる人は検討してみると良いでしょう。

\大手電力会社よりも安く使える/

JCOMでんきの5つの料金プラン

J:COMでんきの5つの料金プラン

J:COMでんきには、5つの料金プランがあります。

プラン名特徴
従量B(A)・一般家庭向け
・基本料金と3段階の従量制料金
・北海道以外のエリア限定
従量C(B)・電力使用量の多い事務所向け
・基本料金と3段階の従量制料金
・北海道以外のエリア限定
従量B・一般家庭向け
・基本料金と3段階の従量制料金
・北海道エリア限定
従量C・電力使用量の多い事務所向け
・基本料金と3段階の従量制料金
・北海道エリア限定
グリーン
メニュー
・環境価値のあるプラン
・大手電力会社と同じ料金

5つのプランの特徴を、詳しく解説していきます。

J:COMでんき「従量B(A)」

「従量B(A)」は、大手電力会社の従量電灯BやAに相当する一般家庭向けのプランです。

内容
基本料金369.60円/10A
電力量料金〜120kWh:29.47円/kWh
121〜300kWh:36.00円/kWh
301kWh〜:39.11円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円
内容
基本料金311.75円/10A
電力量料金1〜120kWh:29.65円/kWh
121〜300kWh:36.04円/kWh
301kWh〜:39.28円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円
内容
最低料金〜15kWhまで:522.58円
電力量料金16〜120kWh:20.11円/kWh
121〜300kWh:25.35円/kWh
301kWh〜:27.73円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円
内容
最低料金〜15kWhまで:759.68円
電力量料金16〜120kWh:32.59円/kWh
121〜300kWh:39.04円/kWh
301kWh〜:40.30円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円
内容
基本料金316.24円/10A
電力量料金1〜120kWh:18.28円/kWh
121〜300kWh:23.73円/kWh
301kWh〜:26.16円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円

従量Bか従量Aかは、各エリアの大手電力会社と同じで、東京・東北・九州は従量B、関西・中国は従量Aです。

従量B(A)では、基本料金と使用量に応じた3段階の従量制による電力量料金に加えて、燃料費調整額、再エネ賦課金の総額で電気料金が決定されます。

基本的な料金体系が大手電力会社と全く同じなので、電気料金の算出方法が分かりやすいのが特徴です。

実際に電気代を計算する場合の算出方法をまとめます。

毎月変動する燃料費調整額は2024年の平均値を採用し、各年度ごとに変動する再エネ賦課金は2024年度の3.49円を採用して算出しています。

40Aで200kWhを想定
(東京電力エリア)
料金
基本料金311.75円 × 40A = 1,247.00円
電力量料金29.65円 × 120kWh = 3,558円
36.03円 × 80kWh = 2,882.4円
再エネ賦課金3.49円 × 200kWh = 698円
燃料調整額-6.02円 × 200kWh = -1,204円
合計の電気代金7,181円

J:COMでんき「従量C(B)」

「従量C(B)」は、電力使用量の多い家庭や事務所、飲食店向けのプランです。

内容
基本料金1kVA:369.60円
電力量料金1〜120kWh:29.47円/kWh
121〜300kWh:36.00円/kWh
301kWh〜:39.11円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円
内容
基本料金1kVA:311.75円
電力量料金1〜120kWh:29.65円/kWh
121〜300kWh:36.04円/kWh
301kWh〜:39.28円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円
内容
基本料金447.21円/1kVA
電力量料金1kWh〜120kWh:17.72円/kWh
121〜300kWh:20.03円/kWh
301kWh〜:22.81円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円
内容
基本料金1kVA:447.97円
電力量料金1kWh〜120kWh:29.91円/kWh
121〜300kWh:35.79円/kWh
301kWh〜:36.88円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円
内容
基本料金1kVA:316.24円
電力量料金〜120kWh:18.28円/kWh
121〜300kWh:23.73円/kWh
301kWh〜:26.16円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円

従量C(B)も、基本料金、使用量に応じた3段階の従量制による電力量料金、再エネ賦課金、燃料費調整額で電気料金が決まります。

従量C(B)は商店や事務所だけでなく、60A以上で契約したい一般家庭の人にもおすすめです。

J:COM電力「従量B」

J:COM電力の「従量B」は、北海道エリア限定で使える一般家庭向けのプランです。

内容
基本料金402.60円/10A
電力量料金1〜120kWh:35.17円/kWh
121〜280kWh:41.43円/kWh
281kWh〜:44.91円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円

以前までは全国対応でしたが、現在は他のエリアはJ:COMでんきに移行しています。

基本的な料金は北海道電力と同じですが、各段階の電力量料金が0.5%~1%安くなっています。

J:COM電力「従量C」

J:COM電力の「従量C」は、北海道エリア限定で使える電力使用量の多い家庭や事務所、飲食店向けのプランです。

内容
基本料金402.60円/1kVA
電力量料金1〜120kWh:35.17円/kWh
121〜280kWh:41.43円/kWh
281kWh〜:44.91円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円

基本的な料金は従量Bと同じで、60A以上の契約ができるプランです。

グリーンメニュー

グリーンメニュー

グリーンメニューは、CO2の排出量が実質ゼロの電気を使える環境にやさしいプランです。

内容
基本料金402.60円/1kVA
電力量料金1〜120kWh:35.35円/kWh
121〜280kWh:41.64円/kWh
281kWh〜:45.36円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円
内容
基本料金369.60円/10A
電力量料金1〜120kWh:29.62円/kWh
121kWh〜300kWh:36.37円/kWh
301kWh〜:40.32円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円
内容
基本料金311.75円/10A
電力量料金1〜120kWh:29.80円/kWh
121kWh〜300kWh:36.40円/kWh
301kWh〜:40.49円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円
内容
最低料金〜15kWhまで:522.58円
電力量料金16kWh〜120kWh:20.21円/kWh
121kWh〜300kWh:25.61円/kWh
301kWh〜:28.59円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円
内容
最低料金〜15kWhまで:759.68円
電力量料金16kWh〜120kWh:32.75円/kWh
121kWh〜300kWh:39.43円/kWh
301kWh〜:41.55円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円
内容
基本料金316.24円/10A
電力量料金1〜120kWh:18.37円/kWh
121kWh〜300kWh:23.97円/kWh
301kWh〜:26.97円/kWh
その他の費用・燃料費調整額:毎月変動
・再エネ賦課金:3.49円/kWh
契約期間なし
解約金0円

全国6つのエリアに対応しており、燃料費調整額以外の料金が大手電力会社の従量電灯プランと同じ金額です。

大手電力会社と比べて料金が安いわけではないので、電気料金を安く抑えたい人は他のプランを検討しましょう。

JCOMでんきの料金プランの特徴

JCOMでんきの特徴

J:COMでんきの特徴を解説します。

大手電力会社の料金から一定割合割引される

同じ料金システムから一定割合割引される

J:COMでんきの電力量料金は、大手電力会社から一定割合割引された料金になっています。

J:COM電力
(北海道)
J:COMでんき
(北海道以外)
1段階0.5%0.5%
2段階0.5%1%
3段階1%3%

1段階では0.5%の割引しかありませんが、3段階では最大3%の割引が適用されます。

3段階の割引率が最も高いので、1ヶ月の電気使用量が多い人ほどお得になります。

1ヶ月の電気使用量が300kWh以上と多く、少額でも大手電力会社より電気代を安く抑えたい人におすすめです。

燃料費調整額がかかる

燃料費調整額がかかる

J:COMでんきの電気料金には、毎月変動する燃料費調整額が含まれています。

発電に使う原油・LNG・石炭の輸入価格や市場の変動に応じて、月々の電気料金を調整する調整額です。

平均燃料価格が、基準燃料価格を上回る場合は電気料金にプラスされ、下回る場合はマイナスされます。燃料費調整額制度は燃料の市場価格の変動を迅速に電気料金に反映させることで、電力会社の経営の安定を図る目的で請求されます。


2024年8月から10月までの燃料費調整額を、エリアごとにまとめてました。

年月燃料費調整額
2024年8月-5.60円/kWh
2024年9月-5.47円/kWh
2024年10月-5.56円/kWh
年月燃料費調整額
2024年8月-7.14円/kWh
2024年9月-8.5円/kWh
2024年10月-7.02円/kWh
年月燃料費調整額
2024年8月-6.37円/kWh
2024年9月-6.19円/kWh
2024年10月-6.17円/kWh
年月燃料費調整額
2024年8月3.86円/kWh
2024年9月4.01円/kWh
2024年10月4.03円/kWh
年月燃料費調整額
2024年8月-8.19円/kWh
2024年9月-8.13円/kWh
2024年10月-8.19円/kWh
年月燃料費調整額
2024年8月2.21円/kWh
2024年9月2.28円/kWh
2024年10月2.25円/kWh

エリアによって料金が異りますが、基本的に大手電力会社と同じ料金になっています。

関西エリアと九州エリアのみ、大手電力会社の自由プランと同じになっています。

その影響で、規制プランの従量電灯よりも高くなっているわけです。

ただしJ:COMでんきでは、燃料費調整額の上限が撤廃されている点は注意が必要です。

詳しくはJ:COMでんきの注意点で解説しますが、燃料費調整額の上限がないため、今後高騰する可能性があることを把握しておきましょう。

再エネ賦課金がかかる

再エネ賦課金がかかる

J:COMでんきの電気料金には、再エネ賦課金が含まれています。

再エネ賦課金とは

太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを電力会社等が買い取る際の費用を、電力利用者が負担するものです。

再エネ賦課金は国によって一律で定められ、毎年5月分から翌年の4月分までの電気料金に適用されます。

金額
2022年5月
~2023年4月
3.45円/kWh
2023年5月
~2024年4月
1.40円/kWh
2024年5月
~2025年4月
3.49円/kWh

2024年度の再エネ賦課金は3.49円/kWhで、過去最高値になっています。

再エネ賦課金の目的は、再生可能エネルギーの普及と促進です。

国内でのエネルギー自給率の向上を目指し、輸入に依存する割合を低くするために必要な費用になります。

再エネ賦課金は国で一律に決められるので、どの電力会社であっても同じ金額がかかります。

電力会社によって金額の差はありませんが、毎年金額が変わるので、今後も自分で確認すると良いでしょう。

環境に優しいプランが選べる

J:COMでんきには、グリーンメニューという環境にやさしい電気を使えるプランがあります。

グリーンメニューでは、CO2の排出量が実質ゼロの電気を使えます。

CO2の排出量を減らすと、地球温暖化や大気汚染の防止につながります。

普段から環境にやさしい生活を意識している人や環境保護に貢献したい人におすすめのプランです。

ただし、料金については大手電力会社と同じため、電気代をとにかく安くしたい人には向いていません。

環境保護を重視する人はグリーンメニューを利用し、料金の安さを重視する人は他のプランを利用しましょう。

JCOMでんきと大手電力会社の料金を比較

J:COMでんきと大手電力会社の料金を比較

J:COMでんきと各エリアの大手電力会社の電気料金を比較します。

項目北海道電力J:COM電力B
基本料金402.60円/10A402.60円/10A
電力量料金1~120kWh:35.35円
121~280kWh:41.64円
281kWh~:45.36円
1〜120kWh:35.17円/kWh
121〜280kWh:41.43円/kWh
281kWh〜:44.91円/kWh
燃料費調整額
(2024年の平均)
-5.45円/kWh-5.45円/kWh
再エネ賦課金3.49円/kWh3.49円/kWh
推定料金
(40A・200kWh)
8,791円8,753円
推定料金
(40A・400kWh)
17,174円17,065円
項目東北電力J:COMでんきB
基本料金369.60円/10A369.60円/10A
電力量料金1~120kWh:29.62円
121~300kWh:36.37円
301kWh~:40.32円
1〜120kWh:29.47円/kWh
121〜300kWh:36.00円/kWh
301kWh〜:39.11円/kWh
燃料費調整額
(2024年の平均)
-6.82円/kWh-6.82円/kWh
再エネ賦課金3.49円/kWh3.49円/kWh
推定料金
(40A・200kWh)
7,276円7,229円
推定料金
(40A・400kWh)
14,279円14,075円
項目東京電力J:COMでんきB
基本料金311.75円/10A311.75円/10A
電力量料金1~120kWh:29.80円
121~300kWh:36.40円
301kWh~:40.49円
1〜120kWh:29.65円/kWh
121〜300kWh:36.04円/kWh
301kWh〜:39.28円/kWh
燃料費調整額
(2024年の平均)
-6.02円/kWh-6.02円/kWh
再エネ賦課金3.49円/kWh3.49円/kWh
推定料金
(40A・200kWh)
7,229円7,182円
推定料金
(40A・400kWh)
14,412円14,207円
項目関西電力J:COMでんきA
基本料金522.58円
(~15kWhまで)
522.58円
(~15kWhまで)
電力量料金16~120kWh:20.21円
121~300kWh:25.61円
301kWh~:28.59円
16〜120kWh:20.11円/kWh
121〜300kWh:25.35円/kWh
301kWh〜:27.73円/kWh
燃料費調整額
(2024年の平均)
3.17円/kWh4.13円/kWh
再エネ賦課金3.49円/kWh3.49円/kWh
推定料金
(40A・200kWh)
6,025円6,186円
推定料金
(40A・400kWh)
12,777円13,018円
項目中国電力J:COMでんきA
基本料金759.68円
(~15kWhまで)
759.68円
(~15kWhまで)
電力量料金16~120kWh:32.75円
121~300kWh:39.43円
301kWh~:41.55円
16〜120kWh:32.59円/kWh
121〜300kWh:39.04円/kWh
301kWh〜:40.30円/kWh
燃料費調整額
(2024年の平均)
-7.92円/kWh-7.92円/kWh
再エネ賦課金3.49円/kWh3.49円/kWh
推定料金
(40A・200kWh)
6,466円6,418円
推定料金
(40A・400kWh)
13,678円13,466円
項目九州電力J:COMでんきB
基本料金316.24円/10A316.24円/10A
電力量料金1~120kWh:18.37円
121~300kWh:23.97円
301kWh~:26.97円
1〜120kWh:18.28円/kWh
121〜300kWh:23.73円/kWh
301kWh〜:26.16円/kWh
燃料費調整額
(2024年の平均)
1.86円/kWh2.34円/kWh
再エネ賦課金3.49円/kWh3.49円/kWh
推定料金
(40A・200kWh)
6,456円6,522円
推定料金
(40A・400kWh)
12,620円12,677円

比較してみると、燃料費調整額が同じ北海道・東北・東京・中国エリアでは、J:COMでんきが安いです。

一方で、燃料費調整額が大手電力会社よりも高い関西・九州エリアでは、大手電力会社が安くなっています。

本記事でも解説した通り、燃料費調整額の増減が電気料金に直接影響するので、燃料費調整額が大手電力会社と同じエリアのみJCOMでんきを契約する価値があるでしょう。

J:COMでんきと大手電力会社は、燃料費調整額で料金の高低が決まります。

中国エリアは制限があるので、北海道・東北・東京エリアの人は検討してみる価値があるでしょう。

JCOMでんきの注意点

J:COMでんきの注意点

J:COMでんきに乗り換える際の注意点は4つです。

  • 一部のエリアでは利用できない
  • 一部の大手電力会社から乗り換えできない
  • 燃料費調整額が高騰するリスクがある
  • J:COMでのセット割などはない

J:COMでんきは対応していないエリアがあったり、燃料費調整額が高騰するリスクがあったりするので、契約する前に注意点を確認しておきましょう。

一部のエリアでは利用できない

J:COMでんきは全国対応ではないため、一部利用できないエリアがあります。

対応エリア対応していない
エリア
・北海道
・東北
・東京
・関西
・中国
・九州
・北陸
・中部
・四国
・沖縄

対応しているエリアは、北海道・東北・東京・関西・中国・九州エリアです。

対応していない地域に住んでいる人は、J:COMでんき以外の新電力への乗り換えを検討しましょう。

全国対応の新電力には、Looopでんきやシン・エナジーなどがあります。

他にもアルカナエナジーとJapan電力は、沖縄や離島を除いた全国エリアに対応しています。

一部の大手電力会社から乗り換えできない

電気料金が安くなるJ:COMでんきですが、関西電力・中国電力・九州電力からの乗り換えはできません。

乗り換え可乗り換え不可
・北海道電力
・東北電力
・東京電力
・関西電力
・中国電力
・九州電力

現在、J:COMでんきに乗り換えられる大手電力会社は、北海道電力・東北電力・東京電力のみです。

燃料費調整額の影響でJ:COMでんきの電気料金が高くなるので、乗り換えの申し込みができなくなっています。

現在、関西電力や中国電力、九州電力を利用している人は、J:COMでんき以外の新電力への乗り換えを検討しましょう。

燃料費調整額が高騰するリスクがある

J:COMでんきの電気料金に含まれている燃料費調整額は、上限がないため高騰するリスクがあります。

過去を振り返ってみると、ロシアとウクライナの戦争で2022年に燃料費が高騰した事例がありました。

今後も世界情勢の影響で、いつ燃料価格が高騰するかは分かりません。

燃料価格の高騰が心配な人は、燃料費調整額の上限がある大手電力会社を選びましょう。

また、世界情勢以外にも、電気の需要が高まる夏や冬の時期に電気料金が高騰する可能性もあります。

J:COMでんきでは、燃料費調整額が高騰するリスクがある点を理解しておきましょう。

J:COMでのセット割などはない

J:COMでんきでは他のJ:COMサービスと合わせて契約しても、特別な割引は受けられません。

J:COMでは、電気以外にもテレビやインターネット、ガスなど複数のサービスを展開しています。

しかし、電気と他のサービスとのセット割は用意されていないので、ライフラインを1つにまとめて安くしたい人には向いていません。

セット割を利用したいなら、電気とガスのセット割がある東京ガスやミツウロコなどの新電力を検討してみると良いでしょう。

ただし、支払いを1つにまとめられるメリットがあるので、支払いを一元管理したい人にはおすすめです。

JCOMでんきによくある質問

よくある質問

J:COMでんきによくある質問にお答えします。

J:COMでんきの料金プランは?
J:COMでんきには5つの料金プランがあります。
・J:COMでんき「従量B(A)」
・J:COMでんき「従量C(B)」
・J:COM電力「従量B」
・J:COM電力「従量C」
・グリーンメニュー

エリアや対象者に応じてプランを選びましょう。
>> J:COMでんきの5つの料金プランをくわしく見る
J:COMでんきは大手電力会社より安い?
J:COMでんきは北海道・東北・東京エリアで安く使えます。
ただしJ:COMでんきには、燃料費調整額が高騰するリスクがあります。
J:COMでんきへの乗り換えを検討している人は、注意点も確認しておきましょう。
>> J:COMでんきと大手電力会社の比較をくわしく見る
J:COMでんきの料金の特徴は?
J:COMでんきの料金には4つの特徴があります。
・大手電力会社の料金から一定割合割引される
・燃料費調整額がかかる
・再エネ賦課金がかかる
・環境に優しいプランが選べる

最大の特徴は、大手電力会社から一定割合割引される点です。
燃料調整費が同じであればお得に使えるので、北海道・東北・東京ではおすすめです。
>> J:COMでんきの料金プランの特徴をくわしく見る

まとめ

J:COMでんきの料金をおさらいしましょう。

  • J:COMでんきは北海道、東北、東京エリアではおすすめ

J:COMでんきは、大手電力会社と料金体系が同じで分かりやすいメリットに加え、電力量料金が割引になることで大手電力会社よりも料金が安くなります。

J:COMでんきでは、電力量料金から0.5%〜3%の割引が適用されるため、大手電力会社よりもお得です。

割引率は1段階よりも3段階の方が大きいので、電気使用量が多い人に特におすすめです。

ただし、対応していないエリアがある点と、一部エリアでは大手電力会社からの乗り換えが制限されている点には注意が必要です。

また、電気料金に燃料費調整額が含まれているため、いつ高騰するかわからないリスクがあることも知っておきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。