電気ガスまとめてお得に払えるおすすめ新電力会社

「電気とガスをまとめるならどこが安い?」
「セット割は本当にお得?」
「電気とガスをまとめる注意点は?」

電気のプランでさえ種類が多いのに、ガスとのセットプランも考えると、どこが安いのかわからない人が多いのではないでしょうか。

電気ガスのセット割は本当にお得なのか、疑問に思う人もいると思います。

電気とガスをまとめることが、必ずしも最安ではありません

しかし、電気とガスをまとめるとセット割が適用され、支払いもまとまるので、総合的にお得と感じる人もいるわ。

この記事では、電気とガスがまとまると安くなる新電力会社を解説します。

各都市ガスエリアで利用できるプランを紹介しているので、ぜひ参考にして、電気とガスをお得に利用しましょう。

目次

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電気とガスをまとめても必ずしも最安になるわけではない

電気とガスをまとめても必ずしも最安になるわけではない

電気とガスを同じ会社で契約しても、必ずしも料金が最安になるわけではありません。

電気とガスをまとめると、セット割などの特典が付くことが多いのですが、電気料金とガス料金の単価自体が安くないと料金メリットは大きくなりにくいです。

新電力会社には電気料金の安さに特化した会社や、ガスの安さに特化しか会社もあるので、電気とガスをそれぞれ別々で契約する方が、料金が安くなるケースがあるわ。

「東京ガス」で電気とガスまとめた場合と、電気が「CDエナジーダイレクト」、ガスが「ニチガス」のケースの料金を、3人暮らしを想定し比較しました。

【東京電力エリア】

容量:50A

使用量:400kWh

8月検針分の燃料費調整単価

8月検針分の再エネ発電促進賦課金単価

【東京ガスエリア】

使用量:34㎥

8月検針分の原料費調整単価

電気料金ガス料金セット割合計金額
東京ガスまとめ14,058円5,491円76円19,473円
CDエナジー(電気)
×
ニチガス(ガス)
13,901円5,291円なし19,192円

東京ガスの電気とガスをまとめたプランよりも、電気ガスを別々の会社で契約した方が安い結果となりました。

エリアや使用量にもよりますが、必ずしも電気ガスのまとめプランが最安になるわけではないので、1円でも安く利用した人は、電気ガス別々での契約も検討しましょう。

電気とガスをまとめると安くなる電力会社

電気とガスをまとめると安くなる電力会社

電気とガスをまとめると安くなる電力会社を紹介します。

それぞれ電気のプランと、まとめられるガスのプランについて解説します。

東京ガスの電気(関東エリア)

東京ガス

関東で代表的なガス会社の東京ガスは、電気とガスをまとめるとセット割が適用されます。

東京ガスの「基本プラン」は、東京電力の一般的なプランと比べて、基本料金と121kWh以上の単価が安いので、電気の使用量は関係なく安くなるプランです。

東京ガス
(基本プラン)
東京電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
295.24円311.75円
第1段階料金
(1~120kWh)
29.90円29.80円
第2段階料金
(121~300kWh)
35.41円36.40円
第3段階料金
(301kWh~)
37.48円40.49円
燃料費調整額
(8月分)
-6.31円
(上限なし)
-6.31円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円

東京ガスの電気とまとめられるガスプラン

東京ガスの電気とまとめられるガスのプランは2つです。

  • 一般料金
  • ずっともガスプラン

東京ガスは、電気とガスをまとめると電気の基本料金と従量料金の合計金額から0.5%の割引が適用されます。

 〔 基本料金 + (従量単価 × 使用量) 〕 × 0.5% = セット割

例えば、電気の基本料金と従量料金の合計金額が1万円だった場合、50円の割引です。

一般料金とずっともガスプランの違いは、ずっともガスプランの方が、ガス使用量が20㎥以下の時の料金が高く設定されている点です。

その代わりに、ずっともガスプランはガス料金200円=1円のパッチョポイントが貯まります。

パッチョポイントとは

パッチョポイントとは、東京ガスのWebサービス「myTOKYOGAS」の会員向けポイントサービスです。PontaポイントやTポイントなどの提携ポイントへ交換ができます。

セット割は高額ではないものの、一般料金を選べば高くなることはなく、電気とまとめれば、どの使用量でも安くなります。

ガス会社の最大手という安心感もあるので、なるべく安定した企業でわかりやすいプランを使いたい人は、東京ガスがおすすめです。

Looopでんき(関東エリア)

Looopでんき

市場連動型プランの代表的な新電力会社のLooopでんきも、ガスとまとめられます。

Looopでんきの特徴は5つです。

  • 市場連動型プラン1つのみ
  • 基本料金が0円で、単価は市場価格と連動して30分ごとに変わる
  • 電力市場が高騰すると高くなるリスクがある

Looopでんきのプランは市場連動型1つのみで、基本料金が0円、単価は市場価格と連動して30分ごとに変わるプランです。

Looopでんき東京電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
0円311.75円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
電源料金(30分毎に変動)

固定従量料金14.87円/kWh
29.80円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
36.40円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
40.49円
燃料費調整額
(8月分)
0円-6.31円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円

Looopでんきは市場連動型プランなので、電力市場が高騰すると電源料金が上がり割高になる可能性がありますが、電力市場が落ち着いている時は、電気料金が大幅に安くなります。

Looopでんきの電気とまとめられるガスプラン

Looopでんきのガスのプランは、電気と同様1つだけで「Looopガス」プランです。

Looopガスは基本料金と単価が一律で、電気と同様にシンプルなプランになっています。

Looopガス
基本料金1,000円
単価/㎥128円
原料費調整額
(8月分)
31.54円

Looopでんきでガスもまとめると、セット割で電気料金の単価が1円割引になります。

例えば、3人暮らしで400kWh使用した場合は400円が割り引かれるので、使用量が多ければ多いほどお得なセット割です。

電力市場を定期的に確認して、市場連動型でお得に使いたい人は、Looopでんきでガスもまとめましょう。

CDエナジー(関東エリア)

CDエナジー

CDエナジーダイレクトは、中部電力ミライズと大阪ガスが共同出資して設立された新電力会社です。

電気のプランは使用量帯によって、3種類から選べます。

CDエナジー
(シングル)
CDエナジー
(ベーシック)
CDエナジー
(ファミリー)
東京電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
295.24円276.90円276.90円3311.75円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
30.00円29.90円300kWhまでは
固定料金
10,085.20円
29.80円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
36.60円35.59円36.40円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
40.69円36.50円35.59円40.49円
燃料費調整額
(8月分)
-6.31円
(上限なし)
-6.31円
(上限なし)
-6.31円
(上限なし)
-6.31円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円3.49円3.49円

「シングルでんき」は、東京電力と比べて基本料金のみが安い1人暮らし向けのプランです。

さらに、定額で100円割引されるので、電気の使用量が133kWh以下の人に向いています。

「ベーシックでんき」は2~3人暮らし向けで、基本料金と従量単価が安く、電気の使用量が133~400kWhの家庭がお得だよ。

「ファミリーでんき」は4人暮らし以上向けのプランで、電気の従量料金が400kWhまで固定料金のため、使用量が400kWh未満だと割高になってしまいます。

しかし、401kWh以上の単価が、東京電力と比べて4.9円も安いため、使用量が多ければ多いほどお得になります。

CDエナジーの電気とまとめられるガスプラン

ベーシックガスプランは、基本料金と単価がどちらも安いので、使用量に関係なく安くなる扱いやすいプランです。

CDエナジーダイレクトで電気とガスをまとめると、電気・ガスそれぞれの基本料金と従量料金の合計金額から、0.5%の割引が適用されます。

さらに、CDエナジーダイレクトのWeb会員サービスの「カテエネ」で、100円=1ポイントの高還元率でポイントが貯まるのでお得です。

CDエナジーダイレクトは、電気とガスどちらも料金が安いし、セット割も適用されるので、電気とガスがまとめられる電力会社の中でトップクラスに安いんだ。

東急でんき&ガス(関東エリア)

東急でんき&ガス

東急パワーサプライが提供している「東急でんき&ガス」は、東急関係のサービスが充実しているのが特徴です。

東急でんき&ガスの一般家庭向け「従量電灯B」プランは、東京電力と比べると、1~120kWhの従量単価は高いものの、それ以外の基本料金と従量単価は非常に安くなっています。

東急でんき&ガス
(従量電灯B)
東京電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
286.00円311.75円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
31.39円29.80円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
31.89円36.40円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
36.14円40.49円
燃料費調整額
(8月分)
3.51円
(独自燃調)
-6.31円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円

しかし、東急でんき&ガスの電気は、「独自燃調」と言われる電源調達調整費を採用しているため、基本料金と従量単価だけでは比較できないので気を付けましょう。

独自燃調とは

独自燃調とは、市場価格の変動を電気料金に反映するために独自で設定した調整費のことです。調整費の名目は各会社によって異なります。市場連動型プランは市場価格がリアルタイムで従量単価に反映されるのに対し、独自燃調は市場価格の一定期間の平均が調整額に反映されます。

東急でんき&ガスは、従量電灯Bの他にも、市場連動型プランや時間帯別プランなど様々なプランを提供しています。

東急でんき&ガスの電気とまとめられるガスプラン

東急でんき&ガスは電気とガスをまとめてもセット割は付きません。

しかし、ガス料金自体が安く、一般家庭向けの「一般プラン」は東京ガスと比べると、基本料金と単価がどちらも安く、お得に使えます。

東急でんき&ガスは東急関係のサービスが充実していて、TOKYUポイントが貯まったり、東急のサービスの割引が受けられたりするよ。

東急のサービスをよく利用する人は、東急でんき&ガスを優先的に検討しましょう。

大阪ガスの電気(関西エリア)

大阪ガスの電気

関西エリアの大手ガス会社である大阪ガスも、電気とガスをまとめられます。

大阪ガスの電気は、関西電力の一般的な従量電灯Aプランよりも、最低料金と従量単価が低く設定されていて、使用量に関係なく安くなります。

大阪ガス
(ベースA-G)
関西電力
(従量電灯A)
最低料金466.57円522.58円
第1段階料金
(15~120kWh)
20.21円20.21円
第2段階料金
(121~300kWh)
24.80円
(121〜350kWh)
25.61円
第3段階料金
(301kWh~)
27.72円
(351kWh〜)
28.59円
燃料費調整額
(8月分)
15kWhまで固定料金58.41円
16kWh以降3.89円
(上限なし)
15kWhまで固定料金58.41円
16kWh以降3.89円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
15kWhまで固定料金52.35円
16kWh以降3.49円
15kWhまで固定料金52.35円
16kWh以降3.49円

大阪ガスの電気とまとめられるガスプラン

大阪ガスのでんきとまとめられるガスのプランは3つです。

プラン名詳細
一般料金一般家庭向けプラン
まとめトク料金大阪ガスの電気、またはインターネットを利用している人が対象
もっとまとめトク料金大阪ガスの電気とインターネットを利用している人が対象

大阪ガスのガスはセット割が適用されませんが、電気かインターネットとまとめるとセット限定のプランを選べます。

「まとめトク料金」は、大阪ガスの電気、またはインターネットどちらかとまとめると申し込みが可能で、毎月のガスの使用量が50㎥場合、一般料金より約3%お得です。

「もっとまとめトク料金」は、大阪ガスの電気とインターネットをまとめると申し込みが可能で、毎月のガスの使用量が50㎥の場合、一般料金より約6%お得になります。

どちらのセットプランも、ガスの使用量が15㎥以下だと一般料金より割高になってしまうので、1人暮らしなどで極端に使用量が少ない人は、通常プランの「一般料金」を選ぼう。

eo電気(関西エリア)

eo電気

eo電気は光回線サービスを提供している株式会社オプテージが、関西エリアで提供している新電力です。

eo電気のスタンダードプランは、関西電力と同じ料金設定になっていますが、eo光とセット契約だと、最低料金が0円の割安のプランを利用できます。

eo電気
(スタンダードプラン)
eo電気
(スタンダードプラン)
※eo光セット
関西電力
(従量電灯A)
最低料金522.58円0円522.58円
第1段階料金
(15~120kWh)
20.21円20.21円20.21円
第2段階料金
(121~300kWh)
25.61円25.35円25.61円
第3段階料金
(301kWh~)
28.59円28.30円28.59円
燃料費調整額
(8月分)
15kWhまで固定料金58.41円
16kWh以降3.89円
(上限なし)
15kWhまで固定料金58.41円
16kWh以降3.89円
(上限なし)
15kWhまで固定料金58.41円
16kWh以降3.89円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
15kWhまで固定料金52.35円
16kWh以降3.49円
15kWhまで固定料金52.35円
16kWh以降3.49円
15kWhまで固定料金52.35円
16kWh以降3.49円

他にも、店舗や世帯人数が多い家庭向けの「シンプルプラン」があり、基本料金が高い代わりに従量単価が一律のプランで、631kWh以上使う家庭や店舗がお得になります。

eo電気の電気とまとめられるガスプラン

eo電気の電気とまとめられるガスのプランは、関西電力とコラボした「関電ガス なっトクプラン(eo割)」です。

関西電力の「なっトクプラン」と同じ料金設定で、大阪ガスよりも最低料金と従量単価がお得に使えます。

さらに、eo電気の電気とガスのセット割で、毎月のガスの基本料金と従量料金の合計金額から3%の割引が適応されるよ。

関西エリアで、eo光を利用している人はeo電気の電気とガスまとめを優先的に検討しましょう。

東邦ガスの電気(中部エリア)

東邦ガス

中部エリアで代表的なガス会社の東邦ガスは、ガスの契約の有無によって電気のプランが変わります。

一般的な電気のプランの従量料金は3段階制ですが、東邦ガスの「ファミリープラン」は、10段階に細かく単価が分かれていてます。

基本料金

東邦ガス
(ファミリープラン)
※40A以上
東邦ガス
(ファミリープラン)
※30A以下
基本料金(20A以下)587.28円
基本料金(30A)908.42円
基本料金(40A)1,076.56円
基本料金(50A)1,397.70円
基本料金(60A)1,718.84円

電力量料金単価

東邦ガス
(ファミリープラン)
※40A以上
東邦ガス
(ファミリープラン)
※30A以下
第1段階料金
(1~120kWh)
21.18円21.18円
第2段階料金
(121~200kWh)
25.62円25.32円
第3段階料金
(201〜250kWh)
25.64円25.34円
第4段階料金
(251〜300kWh)
25.66円25.36円
第5段階料金
(301〜350kWh)
26.59円26.59円
第6段階料金
(351〜400kWh)
27.12円27.12円
第7段階料金
(401〜500kWh)
27.73円27.73円
第8段階料金
(501〜700kWh)
28.56円28.56円
第9段階料金
(701〜1,000kWh)
28.58円28.58円
第10段階料金
(1,000kWh〜)
28.60円28.60円
燃料費調整額
(8月分)
2.54円
(上限なし)
2.54円
(上限なし)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円

ファミリープランは、4人家族を想定し契約容量が50Aで月間400kWhで計算すると、中部電力の従量電灯Bと比べて、年間約4,700円程度お得になります。

東邦ガスのWebサービス「Club TOHOGAS」では、電気料金に応じて200円=1ポイントの「がすてきポイント」が貯まり、東邦ガスの支払いに充当できるので便利です。

東邦ガスの電気とまとめられるガスプラン

東邦ガスの電気にまとめられるガスの代表的なプランは「がすてきトクトク料金」です。

がすてきトクトク料金は、通常の一般料金よりも基本料金と従量単価が少し安く設定されていて、月間40㎥使う4人家族で、月間120円前後お得です。

東邦ガスは他にも、床暖房向けのプランやエネファーム向けプランなど、様々なガスのプランを取り揃えているよ。


セット割は、使用しているガス機器によって電気料金から割引が入ります。

割引名割引率
暖房割引電気の基本料金から5%割引
床暖割引電気の基本料金から8%割引
家庭用燃料電池割引
(エネファーム)
電気の基本料金から10%割引

上記のガス機器を使用している人は、優先的に東邦ガスの電気とガスまとめを検討しましょう。

九州電力(九州エリア)

九州電力

九州エリアでは、九州電力で電気とガスをまとめられます。

代表的なプランは「スマートファミリープラン」で、通常の従量電灯Bプランよりも301kWh以上の単価が安く、2年契約をすることで年間777円の2年契約割引が適用されます。

九州電力
(スマートファミリー)
九州電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
316.24円316.24円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
18.37円18.37円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
23.97円23.97円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
25.87円26.97円
燃料費調整額
(8月分)
1.87円
(上限なし)
1.87円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円

スマートファミリープランの2年契約割引は、加入から1年後と2年後のタイミングで割り引かれますが、2年以内に解約してしまうと、今まで割り引いた金額分の精算が必要になるので気を付けましょう。

九州電力の電気とまとめられるガスプラン

九州電力の電気とまとめられる代表的なガスプランは、「きゅうでんガス」です。

きゅうでんガスは、基本料金と従量単価が西部ガスと同じ金額で設定されているものの、電気とまとめると毎月定額のセット割が適用されます。

ガスの使用量電気の契約容量
20A
0〜5㎥100円割引
6〜15㎥200円割引
16〜30㎥300円割引
31〜100㎥500円割引
101㎥〜700円割引
ガスの使用量電気の契約容量
30A
0〜5㎥100円割引
6〜15㎥400円割引
16〜30㎥600円割引
31〜100㎥800円割引
101㎥〜1,000円割引
ガスの使用量電気の契約容量
40A
0〜5㎥100円割引
6〜15㎥400円割引
16〜30㎥700円割引
31〜100㎥900円割引
101㎥〜1,100円割引
ガスの使用量電気の契約容量
50A
0〜5㎥100円割引
6〜15㎥400円割引
16〜30㎥800円割引
31〜100㎥1,000円割引
101㎥〜1,200円割引
ガスの使用量電気の契約容量
60A
0〜5㎥100円割引
6〜15㎥400円割引
16〜30㎥900円割引
31〜100㎥1,100円割引
101㎥〜1,300円割引

一般的なセット割は100〜200円程度ですが、九州電力は電気の容量とガスの使用量によってセット割が千円を超えるので、非常にお得です。

auでんき(北海道・関東・中部・関西エリア)

auでんき

携帯電話3代キャリアのauは、北海道・関東・中部・関西エリアで電気とガスをまとめられます。

auでんきの「でんきM」プランは、基本的に電気の基本料金と従量単価が、旧一般電気事業者よりも0.01円安く設定されています。

旧一般電気事業者とは

旧一般電気事業者とは、電力自由化以前に各地域ごとに電力事業をしていた事業者のことです。例えば、関東であれば東京電力、関西エリアだと関西電力などが挙げられます。

auでんき
でんきM
東京電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
311.74円311.75円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
29.79円29.80円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
36.39円36.40円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
40.48円40.49円
燃料費調整額
(8月分)
-6.31円
(上限なし)
-6.31円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円
auでんき
でんきM
中部電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
321.13円321.14円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
21.19円21.20円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
25.66円25.67円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
28.61円28.62円
燃料費調整額
(8月分)
2.54円
(上限なし)
2.54円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円
auでんき
でんきM
関西電力
(従量電灯A)
最低料金522.57円522.58円
電力量料金
第1段階
(15~120kWh)
20.20円20.21円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
25.60円25.61円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
28.58円28.59円
燃料費調整額
(8月分)
15kWhまで固定料金58.41円
16kWh以降3.89円
(上限なし)
15kWhまで固定料金58.41円
16kWh以降3.89円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
15kWhまで固定料金52.35円
16kWh以降3.49円
15kWhまで固定料金52.35円
16kWh以降3.49円
auでんき
でんきM
北海道電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
402.60円402.60円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
35.34円35.35円
電力量料金
第2段階
(121~280kWh)
41.63円41.64円
電力量料金
第3段階
(281kWh~)
45.35円45.36円
燃料費調整額
(8月分)
-5.69円
(上限なし)
-5.69円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
9kWhまで固定料金31.41円
9kWh以降3.49円
9kWhまで固定料金31.41円
9kWh以降3.49円

auでんきはPontaポイントが貯まりやすいのが特徴的で、電気料金の金額に応じて還元率が変わります。

電気料金ポイント還元率
8,000円以上
(基本料金と従量料金の合計)
1.0%
8,000円未満
(基本料金と従量料金の合計)
0.5%

貯まったPontaポイントは、auの支払いや各提携ポイントに交換が可能です。

auでんきの電気とまとめられるガスプラン

auでんきの電気とまとめられるプランは、各エリアの旧一般電気事業者と提携して「〇〇ガス for au」というプランを提供しています。

旧一般ガス事業者の通常プランよりも安い料金設定で、さらにPontaポイントが貯まる特典が付いています。

旧一般ガス事業者とは

旧一般ガス事業者とは、ガス小売全面自由化以前から都市ガスを供給していた旧来の大手ガス会社を指します。例えば、東京ガスや北海道ガス、大阪ガスなどです。

家族でau携帯にまとめている人は、請求がまとまりPontaポイントも貯まってお得なので、auでんきがおすすめです。

ニチガス(関東エリア・中部エリアの一部)

ニチガス

ニチガスは関東エリアと中部エリアで、電気とガスをまとめられるプランを提供しています。

ニチガスの代表的なプランは「でガ割でんき1」で、200kWhまで定額なのが特徴です。

200kWhまでは割高なので1人暮らしには向いていませんが、201kWh以上の単価は割安なので、2人暮らし以上の世帯に向いているプランです。

ニチガス
でガ割でんき
東京電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
311.75円311.75円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
200kWhまで定額
6,680.00円
29.80円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
34.20円
(201〜300kWh)
36.40円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
37.28円40.49円
燃料費調整額
(8月分)
-6.01円
(独自燃調)
-6.31円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円
ニチガス
でガ割でんき1)
中部電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
300.00円321.14円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
200kWhまで定額
6,680.00円
21.20円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
23.78円
(201〜300kWh)
25.67円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
25.82円28.62円
燃料費調整額
(8月分)
2.24円
(独自燃調)
2.54円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円

ニチガスの電気は独自燃調を採用しているため、基本料金と従量単価だけでは正確に料金比較できないので、気を付けましょう。

ニチガスの電気とまとめられるガスプラン

ニチガスの「でガ割」プランは、基本料金と従量単価がトップクラスに安いです。

また、電気とガスをまとめると定額のセット割が毎月300円適用されます。

一般的な定額のセット割は100〜200円程度ですが、ニチガスは300円なので非常にお得です。

HTBエナジー(関東・中部・関西エリア)

HTBエナジー

H.I.S系列が運営しているHTBエナジーは、関東・中部・関西エリアで電気とガスをまとめられます。

HTBエナジーの代表的なプランは「ベーシックプラン」で、1〜2人暮らし向けのプランです。

HTBエナジー
(ベーシックプラン)
東京電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
550円311.75円
第1段階料金
(1~120kWh)
28.60円29.80円
第2段階料金
(121~300kWh)
36.40円
第3段階料金
(301kWh~)
40.49円
燃料費調整額
(8月分)
10.43 円
(独自燃調)
-6.31円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円
HTBエナジー
(ベーシックプラン)
中部電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
550円321.14円
第1段階料金
(1~120kWh)
28.30円21.20円
第2段階料金
(121~300kWh)
25.67円
第3段階料金
(301kWh~)
28.62円
燃料費調整額
(8月分)
11.09 円
(独自燃調)
2.54円
(上限なし)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円
HTBエナジー
(ベーシックプラン)
関西電力
(従量電灯A)
最低料金330円
(基本料金)
522.58円
第1段階料金
(15~120kWh)
26.30円
(1kWh〜)
20.21円
第2段階料金
(121~300kWh)
25.61円
第3段階料金
(301kWh~)
28.59円
燃料費調整額
(8月分)
15kWhまで
固定料金154.05円
16kWh以降10.27 円
(独自燃調)
15kWhまで固定料金58.41円
16kWh以降3.89円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
15kWhまで固定料金52.35円
16kWh以降3.49円
15kWhまで固定料金52.35円
16kWh以降3.49円

ベーシックプランには、電気には珍しい2つの特典が付いています。

  • 24時間受付の駆けつけサービス
  • 年間3万円までのスマホ保険

駆けつけサービスは、電気や水回り・ガスなどでトラブルがあった際に24時間365日駆けつけてくれます。

スマホ保険は、年間3万円まで通信端末の修理費用の負担してくれるサービスです。

どちらも一般的には月額300~500円程度する付帯サービスが無料で付いてくるので、サービスを利用する場面がある人にはお得なプランです。

HTBエナジーの電気とまとめられるガスプラン

HTBエナジーで電気とガスをまとめると、ガス料金から毎月102円のセット割が適用されます。

ガスのプランは1つのみで、各エリアごとに料金メリットがあります。

エリア料金メリット
関東東京ガスの一般料金より3%お得
中部東邦ガスの一般料金より
100㎥までは5%お得
関西大阪ガスの一般料金より2〜5%お得

1〜2人暮らしで、スマホ保険や駆けつけサービスを利用したい人は、HTBエナジーで電気とガスをまとめましょう。

ドリームでんき(関東・中部・関西・九州エリア)

ドリームでんき

ドリームでんきは、ジャンボ宝くじ付きのプランを提供しているユニークな新電力です。

半年に一度、サマージャンボ宝くじと年末ジャンボ宝くじが贈呈されます。

電気料金は、基本料金が旧一般電気事業者と比べて5%安く設定されていて、使用量が少ない人でもお得です。

ドリームでんき
(ファミリーM プラン)
東京電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
296.16円311.75円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
29.80円29.80円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
36.40円36.40円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
40.49円40.49円
燃料費調整額
(8月分)
-6.31円
(上限なし)
-6.31円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円
ドリームでんき
(ファミリーM プラン)
中部電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
305.08円321.14円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
21.20円21.20円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
25.67円25.67円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
28.62円28.62円
燃料費調整額
(8月分)
2.54円
(上限なし)
2.54円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円
ドリームでんき
(ファミリーM プラン)
関西電力
(従量電灯A)
最低料金496.45円522.58円
電力量料金
第1段階
(15~120kWh)
20.21円20.21円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
25.61円25.61円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
28.59円28.59円
燃料費調整額
(8月分)
15kWhまで固定料金58.41円
16kWh以降3.89円
(上限なし)
15kWhまで固定料金58.41円
16kWh以降3.89円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
15kWhまで固定料金52.35円
16kWh以降3.49円
15kWhまで固定料金52.35円
16kWh以降3.49円
ドリームでんき
(ファミリーM プラン)
九州電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
300.428円316.24円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
18.37円18.37円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
23.97円23.97円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
26.97円26.97円
燃料費調整額
(8月分)
1.87円
(上限なし)
1.87円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円

ドリームでんきの電気とまとめられるガスプラン

ドリームでんきで、電気とガスをまとめてもセット割はありませんが、ガスの基本料金も電気と同様に5%安くなります。

電気ガスの使用量が少なく、宝くじが好きな人はドリームでんきを利用しましょう。

おてがるでんき(関東・中部・関西・九州エリア)

おてがるでんき

おてがるでんきは、インターネット回線事業を中心に行っている企業の新電力ブランドです。

基本料金が0円で、従量単価が一律のプランが特徴的です。

おてがるでんき
(ファミリーM プラン)
東京電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
0円311.75円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
30.85円29.80円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
36.40円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
40.49円
燃料費調整額
(8月分)
不明
(独自燃調)
-6.31円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円
おてがるでんき
(ファミリーM プラン)
中部電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
0円321.14円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
28.9円21.20円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
25.67円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
28.62円
燃料費調整額
(8月分)
不明
(独自燃調)
2.54円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円
おてがるでんき
(ファミリーM プラン)
関西電力
(従量電灯A)
最低料金0円522.58円
電力量料金
第1段階
(15~120kWh)
25.54円
(1kWh〜)
20.21円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
25.61円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
28.59円
燃料費調整額
(8月分)
不明
(独自燃調)
15kWhまで固定料金58.41円
16kWh以降3.89円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
15kWhまで固定料金52.35円
16kWh以降3.49円
15kWhまで固定料金52.35円
16kWh以降3.49円
おてがるでんき
(ファミリーM プラン)
九州電力
(従量電灯B)
基本料金
(10Aあたり)
0円316.24円
電力量料金
第1段階
(1~120kWh)
25.49円18.37円
電力量料金
第2段階
(121~300kWh)
23.97円
電力量料金
第3段階
(301kWh~)
26.97円
燃料費調整額
(8月分)
不明
(独自燃調)
1.87円
(上限あり)
再エネ発電
促進賦課金
(8月分)
3.49円3.49円

あてがるでんきは、おてがる光とまとめると、従量料金からエリアによって1.2〜2.8%の割引が適応されます。

おてがるでんきは、燃料費調整額の他に独自燃調と言われる電源調達調整費を採用しているので、電気料金を比較する際は電源調達調整費を含めて計算しましょう。

おてがるでんきの電気とまとめられるガスプラン

おてがるでんきのガスのプランは、旧一般ガス事業者の一般的なプランより基本料金が5%安く設定されています。

おてがるでんきの電気とガスをまとめると、ガスのプラン自体が安くなり、基本料金がさらに5%(合計10%)お得になります。

おてがるでんきの電気の基本料金は0円なので、電気とガスの使用量が少ない人に向いているセットプランです。

電気とガスをまとめるとは?

電気とガスをまとめるとは?

電気とガスをまとめるとは、電気の契約プランとガスの契約プランを、同一事業者でセット契約をすることです。

同一業者でセット契約することで、セット割などの特典を受けられたり、電気とガスの請求がまとまり管理が楽になったりするんだ。


例えば、電気は東京電力、ガスは東京ガスと別々で契約するのではなく、東京ガスで電気もガスも契約すると、電気料金から0.5%のセット割が適用されます。

請求も東京ガスから電気とガスをまとめて一括で請求がきます。

セット契約をすることで最安になるわけではありませんが、割引を付けて、請求書も一括にしたい人は、電気とガスをまとめましょう。

2016年以降の小売自由化で電気とガスをまとめることが可能に

2016年以降の小売自由化で電気とガスをまとめることが可能に

2016年4月の電力小売自由化、2017年4月のガス小売自由化によって、電気とガスをまとめられるようになりました。

小売自由化前は、電力会社も都市ガス会社もエリアによって特定の事業者しか選べず独占状態でした。

プロパンガスは元から自由料金制

プロパンガスは元から自由料金制を取り入れているため、2017年4月のガス小売自由化前から、自由に事業者を選べます。

自由に事業者を選べるようにすることで、事業者間の価格競争を促し、電気やガス料金の抑制につなげる効果があります。

小売自由化前は、関東であれば電気は東京電力しか選べませんでしたが、現在は数百社以上の新電力会社から自分に合ったプランを選べるようになりました。

電気とガスの品質は小売事業者で変わらない

電気とガスの品質は小売事業者で変わらない

電気やガスの契約会社を切り替えても、電気やガスの品質は変わりません

どこの小売事業者と契約しても、電気の送配電やガスの道管設備の管理は、従来通りの送配電事業者や道管事業者が行うので、停電しやすくなったり、ガス漏れが起きやすくなることありません。

小売部門が自由化になっただけなので、消費者に提供される料金プランの部分だけが、小売事業者によって変わるとイメージすればわかりやすいぞ。

そのため、新電力や新都市ガス会社に切り替えると、シンプルに料金が安くなるというメリットがあります。

電気とガスをまとめてもセット割があるとは限らない

電気とガスをまとめてもセット割がないプランも存在するので、必ず割引が適用されるわけではありません。

例えば、「東急でんき&ガス」はポイントが貯まったり、東急関連の優待サービスが充実していますが、電気料金やガス料金に対するセット割はありません。

電気とガスをまとめることで、何かしらのメリットが生まれる事業者が大半ですが、自分にはメリットがないケースも考えられるので、まとめる際は事前にメリットを確認しておきましょう。

電気とガスをまとめるメリット

電気とガスをまとめるメリット

電気とガスをまとめるメリットは3つです。

詳しく解説します。

セット割が適用されて料金が安くなる

電気とガスをまとめる最大のメリットは、セット割で料金が安くなることです。

電気とガスのセット割の内容は事業者によって様々で、例えば「ニチガス」の電気と都市ガスのセット割は、毎月定額で300円が割り引かれます。

他にも、毎月数%割引というセット割を提供している事業者もあり、使用量が多ければ多いほど割引額が大きくなります。

自分にあったセット割の事業者を見つけて、電気とガスをお得に使おうね。

支払いを一本化できる

電気とガスをまとめると支払いを一本化でき、管理が楽になります。

電気とガスを別々の事業者で契約すると、電気とガスは別の会社から別のタイミングで請求が来るので、二度請求を確認しなくてはなりません。

電気とガスをまとめていれば請求の確認は1回で済みますし、オンライン明細であれば、電気とガスの使用量や料金を一つのページで管理できるわ。


なるべく管理を楽にしてい人は、電気とガスをまとめるのがおすすめです。

ポイント付与が効率的になる場合がある

電気料金でポイントを貯めている人は、ガスをまとめると、ポイント付与が効率的になる可能性があります。

例えば、東急でんき&ガスの電気はTOKYUポイントが貯まりますが、ガスをまとめるとガス料金からも1%ポイントが貯まり、ポイント付与が効率的になります。

電気とガスをまとめれば、ガス料金からもポイントが付いたり、付与率が上がったりするので、電気でポイントを貯めている人はガスもまとめましょう。

電気とガスをまとめるデメリット

電気とガスをまとめるデメリット

電気とガスをまとめるとメリットが多いですが、デメリットも4つあります。

デメリットも詳しく解説するので、電気とガスをまとめる前に確認しておきましょう。

選択できるプランが限定されることが多い

新電力会社には様々なプランが設定されていますが、ガスとまとめるプランが限られている場合があります。

電気のプランには、以下の種類のプランがあります。

種類詳細
通常のプラン一般的な料金体型
使用量が多い人
向けプラン
使用量が多いほど割安なプラン
動力プラン業務用のプラン
時間帯別料金
プラン
エネファームやエコキュート向けプラン
市場連動型
プラン
電力市場と単価が連動するプラン
カーボン
ニュートラルプラン
環境にやさしい電気

すべてのプランがガスとまとめられるわけではなく、時間帯別料金プランや市場連動型プランはガスとまとめられないケースが多いそです。

例えば、東京ガスの電気は、通常プランと動力プランはセット割対象ですが、時間帯別料金プランやカーボンニュートラルプランはセット割対象外です。

ガスも床暖房プランなど様々なプランがありますので、電気とガスでまとめたいプランが見つかった時は、電気とガスがまとめられるプランか確認しましょう。

ガスの種類によってはまとめられない場合がある

ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類あり、ガスの種類によってはまとめられない場合があります。

都市ガスとプロパンガスはまったくの別物で、契約形態も料金形態も違うためです。

例えば、都市ガスは工事不要で料金プランの切り替えができますが、プロパンガスの切り替えはボンベなどの設備も切り替えるため、工事が必要です。

本記事で紹介しているガスのプランは、すべて都市ガスのプランよ。

プロパンガスのプランに電気をまとめることはできますが、電気にまとめるためにプロパンガスを切り替えるのは難しいので、まずは家のガスの種類がどちらかを確認しましょう。

解約に制約が生じる場合がある

電気とガスをまとめて契約することで、解約に制約が生じる場合があります。

電気単体の契約では契約期間の縛りがなくても、ガス側に契約期間が設定されていたり、片方を解約するなら電気ガスどちらも解約しなければならなくなったりするためです。

例えば、HTBエナジーはガス単体の契約ができないため、電気だけを解約したい場合でもガスも解約する必要があります。

しかし、現在の新電力会社は事務手数料や違約金を0円にしているプランがほとんどよ。

契約の前に契約期間と違約金さえ確認しておけば、大きなデメリットにはならないでしょう。

セット割がなく料金以外で還元される場合がある

電気とガスをまとめても、セット割がなく料金以外で還元される場合があります。

還元される内容は、ポイント付与やサービス付帯などが挙げられます。

例えば、東急でんき&ガスはセット割はありませんが、ポイントが貯まり、東急関連の優待サービスが多く付帯されているプランです。

電気とガスのまとめプランは、必ずしも料金メリットがあると限りませんが、自分にライフスタイルにあった特典が付いているプランを選べば、お得に使えますわ。

電気とガスをまとめるとどこが安くなるかによくある質問

よくある質問

電気とガスをまとめると、どこが安くなるかによくある質問に回答します。

電気とガスをまとめるのが一番安いですか?
電気とガスをまとめても、必ずしも一番安くなるわけではありません。
会社ごとに電気が安い会社や、ガスが安い会社があるため、それぞれ最安のプランを別々に契約した方が安くなるケースが多いです。
>> 電気とガスをまとめても必ずしも最安になるわけではないを詳しく見る
電気とガスをまとめると安くなる電力会社は?
電気とガスをまとめると安くなる電力会社は13社です。

・東京ガスの電気(関東エリア)
・Looopでんき(関東エリア)
・CDエナジー(関東エリア)
・東急でんき&ガス(関東エリア)
・大阪ガスの電気(関西エリア)
・eo電気(関西エリア)
・東邦ガスの電気(中部エリア)
・九州電力(九州エリア)
・auでんき(北海道・関東・中部・関西エリア)
・ニチガス(関東エリア・中部エリアの一部)
・HTBエナジー(関東・中部・関西エリア)
・ドリームでんき(関東・中部・関西・九州エリア)
・おてがるでんき(関東・中部・関西・九州エリア)

 
使用量が少ない人向けのプランやポイント還元率が高いプランなど、サービス内容は様々です。
会社によって対応しているエリアも異なるので、自分にあった電力会社を見つけましょう。
>> 電気とガスをまとめると安くなる電力会社を詳しく見る
電気とガスをまとめるデメリットは?
電気とガスをまとめるデメリットは4つです。
 
・選択できるプランが限定される
・ガスの種類によってはまとめられない場合がある
・解約に制約が生じる場合がある
・セット割がなく料金以外で還元される場合がある

 
特に都市ガスかプロパンガスかを間違えると、そもそも電気とガスをまとめられないので、事前に家のガスの種類を確認しましょう。
その他のデメリットも、事前に認識しておけば大きな損失につながる可能性は低いです。
>> 電気とガスをまとめるデメリットを詳しく見る

まとめ

電気とガスをまとめるとどこが安いかについて、おさらいします。

  • 電気とガスをまとめても必ずしも最安になるわけではない
  • 2016年以降の小売自由化で電気とガスをまとめることが可能になった
  • 電気とガスをまとめるとセット割で料金が安くなる
  • 電気とガスをまとめると支払いを一本化できる
  • ガスの種類によってはまとめられない場合がある
  • 電気とガスをまとめてもセット割があるとは限らない

電気とガスをまとめると、請求が一本化されたり、セット割が適用されたりとメリットが多いです。

しかし、どこが安いかは使用量や環境によって変わります。

また、電気とガスをまとめてセット割が付いても、必ずしも最安になるわけではありません。

電気とガスでそれぞれ最安のプランを見つけ、別々で契約した方が料金は安くなるケースも多いです。

まずは自分の電気ガスの使用量やライフスタイルを把握することから始めましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。