アルカナエナジーの料金は安い?東京電力と比較シミュレーション

アルカナエナジーは安い?比較シミュレーション

「アルカナエナジーは安い?」
「東電とどっちがお得?」
「アルカナエナジーは市場連動型?」

アルカナエナジーの料金プランは、東京電力などの他社と比べて安いのか高いか気になりますよね。

基本料金0円で従量料金も安いので、他の料金が高いのでは?と不安に思う人もいるでしょう。

アルカナエナジーは基本料金0円で、東電などの一般事業者より従量料金も安いです。

電源調達調整費は他社の燃料費調整額より高いものの、トータルで計算すると電力使用量が100kWh以下と少ない人、反対に500kWh以上と多い人が安くなる傾向です。

地域別では、北海道や北陸エリアもお得になりやすい地域でおすすめです。

この記事では、アルカナエナジーの料金プランを解説します。

再エネ賦課金・燃料費調整額など全ての数値を含めて、東京電力や他社との比較シュミレーションもしているので、ぜひ参考にしてください。

アルカナエナジーの基本的な料金は安い

アルカナエナジーの基本的な料金は安い

アルカナエナジーが運営する、アルカナでんきの一般家庭向けのプランは「おうちでんき」という料金プラン1種類のみで、沖縄や離島を除く全国が供給エリアです。

おうちでんきは基本料金0円で従量料金は一律固定料金になっているのが特徴で、一般的な三段階制に分かれていません。

従量料金は大手電力会社の第一段階料金より安いため、電気の使用量が多い人ほど安くなります。

第一段階料金とは

東京電力などの旧一般電気事業者の従量電灯プランは、電気をたくさん使うほど単価が上がります。

最も使用量が少ない場合の、最安の単価が第一段階料金です。

基本料金が0円

おうちでんきは基本料金が0円なため、東電などの311〜2,217円と比べると、基本料金分がそのまま安くなっています。

契約容量を下げたり、節電するだけで基本料金分を下げるのは難しいため、アルカナエナジーを選ぶメリットのひとつです。

特に、単身世帯など電気の使用量が少ない人は、基本料金0円の恩恵を受けやすくなります。

エリアアルカナでんき(参考)
大手電力会社
北海道電力0円402〜2,415円
東北電力0円369〜2,217円
東京電力0円311〜1,870円
中部電力0円321〜1,926円
北陸電力0円302〜1,815円
関西電力0円522円
中国電力0円759円
四国電力0円666円
九州電力0円316〜1,897円
※大手電力会社の基本料金は小数点以下を切り捨てしています。

関西電力・中国電力・四国電力は、最低料金が基本料金に相当しており、東京電力のように契約容量によって金額設置が分けられていないため一律料金です。

従量料金も大手より安い

アルカナエナジーのおうちでんきは、東京電力などの旧一般電気事業者よりも従量料金が安いです。

東京電力管内でも使用量によらずアルカナエナジーのほうが安く、電気をたくさん使う人ほどお得になります。

使用電力量アルカナでんき東京電力
基本料金
(10Aあたり)
0円311円75銭
第1段階
(120kWh以下)
29円80銭29円80銭
第2段階
(121~280kWh)
29円80銭36円40銭
第3段階
(281kWh~)
29円80銭40円49銭

大手電力会社は電気を使う量に応じて単価が上がるけど、アルカナエナジーはどれだけ使っても固定価格だよ。

アルカナエナジーの料金プラン

アルカナエナジーの料金プラン

アルカナエナジーの料金プランは3つです。

アルカナエナジー
料金プラン
内容
おうちでんき一般家庭向けの従量制プラン
基本料金0円
電力量料金単価が大手より安い
しごとでんき商店や事務所など
電力使用量が多い人向け
契約容量が6~50kVA
でんき低圧電力工場やエレベーターなどモーターの
動力を使用する人向け

それぞれのプランの内容や料金を解説します。

一般家庭用はおうちでんきプラン

アルカナエナジーの一般家庭向けの料金プランは、おうちでんきプランの1種類のみです。

基本料金は0円のため、東京電力などの大手事業者よりもお得です。

電力量料金は三段階制ではなく一律固定料金で、基本料金と同じく大手と比較して安くなっています。

使用電力量アルカナでんき
おうちでんき
北海道電力
従量電灯B
第1段階
(120kWh以下)
35.05円35.35円
第2段階
(121~280kWh)
35.05円41.64円
第3段階
(281kWh~)
35.05円45.36円
使用電力量アルカナでんき
おうちでんき
東北電力
従量電灯B
第1段階
(120kWh以下)
31.95円29.62円
第2段階
(121~300kWh)
31.95円36.37円
第3段階
(301kWh~)
31.95円40.32円
使用電力量アルカナでんき
おうちでんき
東京電力EP
従量電灯B
第1段階
(120kWh以下)
29.80円29.80円
第2段階
(121~300kWh)
29.80円36.40円
第3段階
(301kWh~)
29.80円40.49円
使用電力量アルカナでんき
おうちでんき
中国電力
従量電灯A
第1段階
(120kWh以下)
28.55円32.75円
第2段階
(121~300kWh)
28.55円39.43円
第3段階
(301kWh~)
28.55円41.55円
使用電力量アルカナでんき
おうちでんき
北陸電力
従量電灯B
第1段階
(120kWh以下)
26.95円30.86円
第2段階
(121~300kWh)
26.95円34.75円
第3段階
(301kWh~)
26.95円36.46円
使用電力量アルカナでんき
おうちでんき
関西電力
従量電灯A
第1段階
(120kWh以下)
25.45円20.21円
第2段階
(121~300kWh)
25.45円25.61円
第3段階
(301kWh~)
25.45円28.59円
使用電力量アルカナでんき
おうちでんき
中国電力
従量電灯A
第1段階
(120kWh以下)
28.05円32.75円
第2段階
(121~300kWh)
28.05円39.43円
第3段階
(301kWh~)
28.05円41.55円
使用電力量アルカナでんき
おうちでんき
九州電力
従量電灯B
第1段階
(120kWh以下)
29.05円18.37円
第2段階
(121~300kWh)
29.05円23.97円
第3段階
(301kWh~)
29.05円26.97円
使用電力量税込み料金
(東京電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
19.88円
第2段階
(120kWh~300kWh)
26.48円
第3段階
(301kWh~)
29.50円

九州電力以外の全ての地域で、アルカナエナジーの方が安いわね。

おうちでんきは電気料金の大部分が電力量料金で決まります。

アルカナエナジーの電力量料金は旧一般電気事業者よりも安く設定されているため、電気の使用量が多い人ほどお得です。

アルカナエナジーの業務用プラン

アルカナエナジーには主に法人向けの電気料金プランが2つあります。

アルカナしごとでんき

しごとでんきは契約容量が60Aを超えて電気を使う人向けのプランで、基本的に事務所や店舗で使います。

旧一般電気事業者の従量電灯Cあるいは、関西・中国・四国電力エリアの従量電灯Bに相当します。

区分税込み料金
基本料金167.50円
電力量料金33.05円
区分税込み料金
基本料金162.00円
電力量料金33.05円
区分税込み料金
基本料金140.00円
電力量料金31.40円
区分税込み料金
基本料金140.00円
電力量料金26.55円
区分税込み料金
基本料金199.00円
電力量料金30.85円
区分税込み料金
基本料金195.00円
電力量料金23.45円
区分税込み料金
基本料金200.50円
電力量料金29.85円
区分税込み料金
基本料金184.00円
電力量料金31.45円
区分税込み料金
基本料金145.50円
電力量料金27.05円
使用電力量税込み料金
(東京電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
19.88円
第2段階
(120kWh~300kWh)
26.48円
第3段階
(301kWh~)
29.50円

アルカナでんき低圧電力

アルカナでんき低圧電力は、一般的に動力と呼ばれるプランです。

エレベーターや業務用の大型エアコンなど、モーターの動力を使う場合に契約します。

区分税込み料金
基本料金698.00円
電力量料金
(夏季)
31.95円
電力量料金
(その他季)
31.95円
区分税込み料金
基本料金698.00円
電力量料金
(夏季)
30.35円
電力量料金
(その他季)
28.95円
区分税込み料金
基本料金898.00円
電力量料金
(夏季)
28.30円
電力量料金
(その他季)
26.70円
区分税込み料金
基本料金698.00円
電力量料金
(夏季)
22.55円
電力量料金
(その他季)
20.45円
区分税込み料金
基本料金698.00円
電力量料金
(夏季)
29.35円
電力量料金
(その他季)
28.35円
区分税込み料金
基本料金698.00円
電力量料金
(夏季)
18.35円
電力量料金
(その他季)
16.25円
区分税込み料金
基本料金698.00円
電力量料金
(夏季)
28.05円
電力量料金
(その他季)
26.85円
区分税込み料金
基本料金698.00円
電力量料金
(夏季)
28.85円
電力量料金
(その他季)
27.45円
区分税込み料金
基本料金898.00円
電力量料金
(夏季)
25.65円
電力量料金
(その他季)
23.65円
使用電力量税込み料金
(東京電力エリア・1kWhあたり)
第1段階
(120kWh以下)
19.88円
第2段階
(120kWh~300kWh)
26.48円
第3段階
(301kWh~)
29.50円

アルカナエナジーの電気料金の計算方法

アルカナエナジーの電気料金の計算方法

おうちでんきの料金は基本料金が0円なので、電力量料金・電源調達費調整単価・再エネ賦課金の3つの単価を足して、電力使用量を掛け算するだけで計算できます。

電源調達費調整単価は独自燃調と呼ばれ、旧一般電気事業者の燃料費調整額に相当します。

▼アルカナおうちでんきの料金計算方法

基本料金(0円)+(電力量料金+電源調達費調整額単価+再生可能エネルギー促進賦課金)× 電力使用量

再エネ賦課金は、どの電力会社も一律に発生するよ。

電源調達費調整単価とは?

アルカナエナジー 電源調達調整単価の仕組み

電源調達費調整単価とは、アルカナエナジーの電力調達コストを反映した料金です。

アルカナエナジーは発電所を持たず、日本卸電力取引所(JEPX)から電気を購入するため、調達コストは市場取引価格に連動します。

発電所を持つ電力会社だと、調達コストが燃料費に依存するから燃料調整費を請求するんだ。

アルカナエナジーのように市場から購入する場合、電源調整費や独自燃調と呼ばれるよ。

アルカナエナジーの電源調達費調整単価には独自の計算式があり、30分ごとに変動する市場価格と供給電力量の加重平均値から計算されます。

電源調達費調整単価が基準価格に収まる場合、電源調達費調整単価の請求は0円です。

電源調達費調整単価が基準追加負担価格を上回ると差額の請求が発生し、基準還元価格を下回ると、差額が還元されます。

▼電源調達費調整額が請求される場合

電源調達費調整単価=市場価格の平均値ー基準追加負担価格

▼電源調達費調整額が還元される場合

電源調達費調整単価=基準還元価格ー市場価格の平均値

例えば東京電力管内では、電源調達費調整額が6~12円の間なら請求は0円です。

電源調達費調整額が5円になった場合、差額の1円/kWhが還元されます。

アルカナエナジーの電力調達コストには、車のブレーキと同じで遊びを持たせてるんだね。

電源調達費調整単価が0円となる幅の存在がユーザーにとってのメリットにつながるため、詳しく解説します。

アルカナエナジーは市場連動型と比較して料金変動が小さく安心

電源調達費調整単価は市場価格に連動するため、本来であれば毎月変動し、電気料金にも影響します。

アルカナエナジーの電源調達費調整単価は変動しても電気料金に対してわずかな金額なので、料金変動を大きく抑えられます。

市場連動型の料金変動リスクが嫌な人も、おうちでんきなら安心して利用できます。

市場連動型とは

市場連動型とは、電力量料金が市場価格に連動して決まるタイプの料金プランの分類です。

30分ごとに変動する市場価格に連動するため、電気が安い時間帯を狙って使えば節約できる可能性が高い一方、月々の料金変動の大きさがデメリットとされます。

 アルカナでんき一般的な
市場連動型
プラン
料金の
変動リスク
低い高い
節約の
しやすさ
低い高い
おすすめの人電気代の急変動を抑えたい人節約意識の高い人

こまめに市場価格をチェックするのが面倒な人も、市場連動型タイプより、おうちでんきのようなタイプが向いてるね。

アルカナエナジーと他社の料金比較

アルカナエナジーと他社の料金比較

アルカナエナジーの電源調達費調整額は、東京電力などの旧一般電気事業者の燃料費調整額よりも高いです。

一方でアルカナエナジーは旧一般電気事業者と違って「基本料金0円・従量料金も安い」ため、総合的な競争力では引けをとりません。

では実際にどちらの方が安くなるのか、具体的な使用量を想定し、旧一般電気事業者と比較シュミレーションします。

東京電力とアルカナエナジーを比較

アルカナエナジーと東京電力で直近5ヶ月分の電気料金を電力使用量別に比較したところ、3点がわかりました。

  • アルカナエナジーは月100kWh未満、あるいは月500kWh以上の使用で割安になる
  • 春や秋など電力需要の少ない時期はアルカナエナジーのほうがお得
  • 真夏・真冬は東京電力のほうが安いケースがある
  • 契約容量:30A
  • 比較した料金プラン
    ・アルカナエナジー「おうちでんき」
    ・東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」
  • 東京電力エナジーパートナーの燃料費調整額
    2024年3月~7月の実際の燃料費調整額(対象月には電気・ガス激変緩和措置を反映)
  • アルカナエナジーの電源調達費調整単価
    2024年3~7月の実際の燃料費調整額(対象月には電気・ガス激変緩和措置を反映)
2024年7月
想定使用量
アルカナでんき
調達調整単価
(5.60円)
東京電力
燃料費調整単価
(-6.09
100kWh3,614円3,655円
200kWh7,228円6,903円
300kWh10,842円10,283円
400kWh14,456円14,072円
500kWh18,070円17,861円
600kWh21,684円21,650円
700kWh25,298円25,439円
2024年6月
想定使用量
アルカナでんき
調達調整単価
(0.62円)
東京電力
燃料費調整単価
(-7.60
100kWh3,391円3,504円
200kWh6,782円6,601円
300kWh10,173円9,830円
400kWh13,564円13,468円
500kWh16,955円17,106円
600kWh20,346円20,744円
700kWh23,737円24,382円
2024年5月
想定使用量
アルカナでんき
調達調整単価
(-1.10円)
東京電力
燃料費調整単価
(-9.14
100kWh3,219円3,350円
200kWh6,438円6,293円
300kWh9,657円9,368円
400kWh12,876円12,852円
500kWh16,095円16,336円
600kWh19,314円19,820円
700kWh22,533円23,304円
2024年4月
想定使用量
アルカナでんき
調達調整単価
(-3.50円)
東京電力
燃料費調整単価
(-9.21
100kWh2,979円3,343円
200kWh5,958円6,279円
300kWh8,937円9,347円
400kWh11,916円12,824円
500kWh14,895円16,301円
600kWh17,874円19,778円
700kWh20,853円23,255円
2024年3月
想定使用量
アルカナでんき
調達調整単価
(-3.15円)
東京電力
燃料費調整単価
(-9.28
100kWh3,014円3,336円
200kWh6,028円6,265円
300kWh9,042円9,326円
400kWh12,056円12,796円
500kWh15,070円16,266円
600kWh18,084円19,736円
700kWh21,098円23,206円

アルカナエナジーの調達費調整単価は市場価格に連動するため、全国的に冷暖房の使用が増える夏・冬は若干高くなります。

しかし、月々の電気の使用量が100kWh以下の人か、500kWh以上を安定して使う人であれば、通年では割安になり、乗り換えで料金メリットが生まれる可能性が高いです。

お得になる使用量の分岐点はエリアによって異なりますが、電気をあまり使わない人、あるいはたくさん使う人ほどお得になりやすい傾向は共通します。

全国の大手電力会社と比較

エリア別に一般電気事業者と比較したところ、アルカナエナジーは特に北海道電力管内と北陸電力管内の人がお得に使えるとわかりました。

  • 契約容量:30A
  • 電力使用量
    ・1人暮らし143kWh
    ・2人暮らし:207kWh
    ・4人暮らし:265kWh
    平成26年度東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査報告書にて集合住宅の世帯数別6月電気使用量を参照
  • 比較した料金プラン
    ・アルカナエナジー「おうちでんき」
    ・大手電力会社「従量電灯B」(関西・中国・四国は従量電灯A)
  • 東京電力エナジーパートナーの燃料費調整額
    2024年6月の実際の燃料費調整額(電気・ガス激変緩和措置を反映)
  • アルカナエナジーの電源調達費調整単価
    2024年6月の実際の燃料費調整額(電気・ガス激変緩和措置を反映)
家族構成アルカナでんき
おうちでんき
東京電力
従量電灯B
1人暮らし4,849円4,760円
2人暮らし7,019円6,827円
4人暮らし8,986円8,700円
家族構成アルカナでんき
おうちでんき
関西電力
従量電灯A
1人暮らし4,0793,822円
2人暮らし5,905円5,713円
4人暮らし7,560円7,426円
家族構成アルカナでんき
おうちでんき
北海道電力
従量電灯B
1人暮らし5,389円5,838円
2人暮らし7,801円8,248円
4人暮らし9,987円10,432円
家族構成アルカナでんき
おうちでんき
東北電力
従量電灯B
1人暮らし5,010円4,774円
2人暮らし7,253円6,777円
4人暮らし9,285円8,593円
家族構成アルカナでんき
おうちでんき
北陸電力
従量電灯B
1人暮らし4,394円4,740円
2人暮らし6,361円6,665円
4人暮らし8,143円8,409円
家族構成アルカナでんき
おうちでんき
中部電力
従量電灯B
1人暮らし4,698円4,812円
2人暮らし6,802円6,775円
4人暮らし8,707円8,554円
家族構成アルカナでんき
おうちでんき
中国電力
従量電灯A
1人暮らし4,464円4,218円
2人暮らし6,462円6,334円
4人暮らし8,273円8,251円
家族構成アルカナでんき
おうちでんき
四国電力
従量電灯A
1人暮らし4,698円4,314円
2人暮らし6,802円6,445円
4人暮らし8,707円8,376円
家族構成アルカナでんき
おうちでんき
九州電力
従量電灯B
1人暮らし4,537円4,212円
2人暮らし6,568円5,973円
4人暮らし8,408円7,569円

今回はアルカナエナジーの電源調達費調整単価が平均的な6月で試算したわ。

真夏や真冬はアルカナエナジーが高い可能性もあるけど、通年で見たら北海道・北陸はほぼ確実に乗り換えメリットがありそうよ。

人気の新電力会社と比較

アルカナでんきと人気の高い新電力2社とで世帯人数別に直近5ヶ月の電気料金を比較すると、電力使用量によらずCDエナジーダイレクトが安いです。

  • CDエナジーダイレクト
  • 東京ガスの電気

詳しい試算条件を記載するので、ぜひ自宅の電力使用量と照らし合わせて参考にしてください。

①1人暮らし

1人暮らしを想定した場合、CDエナジーダイレクトの単身者向けプランであるシングルでんきがお得です。

  • 契約容量:30A
  • 月間の電力使用量
    4月:156kWh
    5月:146kWh
    6月:143kWh
    7月:176kWh
    8月:221kWh
    平成26年度東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査報告書にて集合住宅の世帯数別月別電気使用量を参照
  • 比較した料金プラン
    ・CDエナジーダイレクト「シングルでんき」
    ・東京ガスの電気「基本プラン」
  • 東京ガスとCDエナジーダイレクトの燃料費調整額
    2024年4月~8月の実際の燃料費調整額(対象月には電気・ガス激変緩和措置を反映)
  • アルカナでんきの電源調達費調整単価
    2024年4~8月の実際の燃料費調整額(対象月には電気・ガス激変緩和措置を反映)
2024年アルカナでんき
おうちでんき
東京ガス
基本プラン
CDエナジーダイレクト
シングルでんき
4月4,647円4,856円4,811
5月4,699円4,569円4,512円
6月4,849円4,700円4,639円
7月6,360円5,999円5,977円
8月8,055円7,426円7,459

CDエナジーダイレクトは料金プランが1種類だけのアルカナエナジーと違い、電力使用量に応じて3種類のプランがあるため、自分に最適な料金プランを選べます。

結果的に最安値クラスの電気料金となることはもちろん、都市ガスとセットで使える、ポイントが貯まりやすく支払いにもあてられるなどの魅力から、東京電力管内で大変人気のある新電力です。

CDエナジーは東電エリア限定で、運営が大阪ガスと中部電力という大手インフラの協力タッグだから、安心感も抜群なのよ。

②2人暮らし

2人暮らしを想定した場合、CDエナジーダイレクトのベーシックでんきが割安です。

  • 契約容量:30A
  • 月間の電力使用量
    4月:243kWh
    5月:220kWh
    6月:207kWh
    7月:260kWh
    8月:325kWh
    平成26年度東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査報告書にて集合住宅の世帯数別月別電気使用量を参照
  • 比較した料金プラン
    ・CDエナジーダイレクト「ベーシックでんき」
    ・東京ガスの電気「基本プラン」
  • 東京ガスとCDエナジーダイレクトの燃料費調整額
    2024年4月~8月の実際の燃料費調整額(対象月には電気・ガス激変緩和措置を反映)
  • アルカナでんきの電源調達費調整単価
    2024年4~8月の実際の燃料費調整額(対象月には電気・ガス激変緩和措置を反映)
2024年アルカナでんき
おうちでんき
東京ガス
基本プラン
CDエナジーダイレクト
ベーシックでんき
4月7,238円7,439円7,406円
5月7,081円6,771円6,734円
6月7,019円6,703円6,664円
7月9,396円8,755円8,725円
8月11,846円10,868円11,074円

CDエナジーダイレクトもおすすめですが、すでに東京ガスのガスを使っているなら、電気も東京ガスにまとめるのもよいでしょう。

電気とガスのセット割引で、試算額からさらに0.5%安くなります。

東京ガスの電気ガスセット割を適用すると、CDエナジーとほぼ同額なの。

2人暮らしだとアルカナでんきはちょっと割高ね。

③4人暮らし

4人暮らしでは、電力使用量が多い家庭ほどお得になりやすいアルカナでんきがおすすめです。

試算条件よりも電気の使用量が多ければ、よりお得になる可能性も高いでしょう。

  • 契約容量:50A
  • 月間の電力使用量
    4月:306kWh
    5月:284kWh
    6月:265kWh
    7月:318kWh
    8月:415kWh
    平成26年度東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査報告書にて集合住宅の世帯数別月別電気使用量を参照
  • 比較した料金プラン
    ・CDエナジーダイレクト「ベーシックでんき」
    ・東京ガスの電気「基本プラン」
    ・東京電力「従量電灯B」
  • 東京ガスとCDエナジーダイレクトの燃料費調整額
    2024年4月~8月の実際の燃料費調整額(対象月には電気・ガス激変緩和措置を反映)
  • アルカナエナジーの電源調達費調整単価
    2024年4~8月の実際の燃料費調整額(対象月には電気・ガス激変緩和措置を反映)
2024年アルカナエナジー
おうちでんき
東京ガス
基本プラン
CDエナジーダイレクト
ベーシックでんき
4月9,115円9,912円9,847円
5月9,141円9,266円9,204円
6月8,986円9,109円9,043円
7月11,492円11,285円11,208円
8月15,126円14,577円14,405円

電力会社によってどんな人がお得かは異なるし、電気を使う量も家庭によってさまざまよ。

家族の人数よりも、月々の電気使用量を参考にするといいわ。

アルカナエナジーの支払い方法は3種類

アルカナエナジーの支払い方法は3種類

アルカナエナジーの支払い方法は、口座振替・クレジットカード払い・コンビニ現金払いの3種類に対応しています。

支払い方法補足説明
口座振替可能
クレジット
カード
Visa
MasterCard
JCB
AMEX
Diners
その他
コンビニ
現金払い
現金または各種スマホ決済
・LINEPay請求書払い
・ゆうちょPay
・FamiPay
・楽天銀行
・PayB など

クレジットカード支払いだけしか対応していない新電力会社も多いから、アルカナエナジーは支払い方法が豊富で選びやすい点も良いね!

アルカナエナジー契約前の注意点

アルカナエナジー契約前の注意点

アルカナエナジーに契約する前の注意点は2つです。

  • 1年以内に乗り換えると解約金が発生する
  • 使用量次第では高くなる可能性がある

お金に関わる注意点なので、契約を検討する前にちゃんと知っておきましょう。

それぞれ詳しく解説します。

1年以内に乗り換えると解約金が発生する

アルカナエナジーの電力供給を受けた日から1年以内に契約終了すると、22,000円の解約手数料が発生します。

申し込みする際は、1年以内に乗り換えを検討する予定がないか、転居予定がないかなど確認しておきましょう。

契約から1年未満に転居する場合でも、転居先でアルカナエナジーの電気を使用する場合は解約金はかかりません。

電力供給していない沖縄エリアや離島へ転居する場合も、解約金は原則請求されないから安心できるね。

使用量次第では高くなる可能性がある

アルカナエナジーのおうちでんきは、従量料金が低価格で固定なので、電力使用量が多いほど電気をお得に使えます。

また、大手電力会社の第一段階よりも安い従量料金が設定されているため、電力使用量が100kWh以下など極端に少ない場合もお得になります。

一方で、電力使用量が月に200~400kWh前後の中間層の人は、電力使用量次第で大手電力会社より高くなるケースがあるため注意しましょう。

アルカナエナジーを契約する方法

アルカナエナジーを契約する方法

アルカナエナジーの申し込み方法は、住所が変わる引っ越し先で利用するパターンと、同じ住所で乗り換えだけ行うケースの2パターンで手続きが違います。

詳しい手順を解説します。

今の家で乗り換える場合

同じ住所のままで、電力会社だけアルカナエナジーに乗り換える場合の申込み手順です。

申し込みページへ移動

アルカナエナジーの公式ページから「お申し込み」を選択し、申込みページへ移動します。

申込み方法を選択

申し込みフォームで「他社から乗り換え」を選択します。

契約者情報を入力

名前や住所など必要項目を全て入力してください。

多くの電力会社の乗り換えでは、供給地点特定番号と現在の電力会社のお客様番号を聞かれます。

どちらも契約中の会社のマイページや検針票で確認できます。

入力内容を確認して申し込む

入力した内容と電気供給約款・重要事項説明書・プライバシーポリシーを確認し、問題なければ「同意する」を選択し「申込する」をタップで手続き完了です。

申し込むと、1~2ヶ月で地域の電気の検針日タイミングに電力会社が切り替わります。

切り替え時に立ち合いや工事の必要はありません。

引越し先で使う場合

今の住所から変更し、引越し先でアルカナエナジーに乗り換える場合の手続き方法です。

申込みページへ移動

アルカナエナジーの公式ページより「お申し込み」を選び、申込みページへと移動してください。

申込み方法を選択

アルカナエナジーの申し込みフォームで「他社からの乗り換え」を選択します。


入居予定日の入力

ご入居予定日の部分を選択し、引っ越し後に電気を使い始める日時を入力してください。

契約者情報を入力

名前・住所・電話番号・メールアドレスなどを入力してください。

確認と申し込み

電気供給約款・重要事項説明書・プライバシーポリシーを確認して、問題なければ「同意する」をタップします。

これまでの入力内容に問題がなく、約款や重要事項の確認が終わったら「申込する」をタップで手続き完了です。

引っ越し前の家で使っている電気の解約も忘れずにね!

アルカナエナジーの料金でよくある質問

アルカナエナジーの料金についてよくある質問

アルカナエナジーの料金で、よくある質問にお答えします。

アルカナエナジーは安い?
アルカナエナジーは基本料金が0円で、さらに従量料金も旧一般電気事業者より安いため、アルカナエナジーへの乗り換えで電気代が安くなる可能性が高いです。
特に、電気の使用量が100kWhと少ない人や、反対に500kWhなど多い人、北海道・北陸エリアに住んでいる人はお得になる傾向です。
>> アルカナエナジーの基本的な料金は安いを詳しく見る
アルカナエナジーの料金プランは?
アルカナエナジーの一般家庭向け料金プランはおうちでんき1種類です。
基本料金が0円で、従量料金は三段階制ではなく一律固定料金で、東京電力などの大手よりも安く設定されています。
燃料費調整額にあたる電源調達調整額は、大手よりも高いですが、トータルで計算すると利用シーンによって安くなります。
>> アルカナエナジーの料金プランを詳しく見る
アルカナエナジーの電源調達費調整単価とは?
アルカナエナジーの電源調達費調整単価とは、電力調達コストを料金に反映させるための価格で、大手の燃料費調整単価に相当します。
電力仕入れの基準となる市場価格平均値が、アルカナエナジーが定める基準より高ければ電源調達調整額が追加請求され、基準より安ければ還元される仕組みです。
>> アルカナエナジーの電気料金の計算方法を詳しく見る

まとめ

アルカナエナジーの料金を、おさらいします。

  • 家庭用プランはおうちでんきの1種類のみ
  • おうちでんきは基本料金0円で電力量料金単価は一律固定で、大手よりも安い
  • 燃料費調整額に相当する電源調達調整額は、大手よりも高い
  • 東京電力と比較すると100kWh以下・500kWh以上使用でアルカナエナジーの方がお得
  • 北海道電力・北陸電力エリアは無条件でアルカナエナジーが安くなりやすい

アルカナエナジーのおうちでんきプランは、基本料金0円で従量料金が大手よりも安い一方、燃料費調整額にあたる電源調達調整額は高いです。

ただしトータルで計算すると、100kWh以下や500kWh以上の電力を利用する人は、東京電力よりもお得になる場合が多いです。

地域別では、北海道電力や北陸電力エリアでは、無条件でアルカナエナジーの方が安くなるためおすすめできます。

燃料費調整額にあたる電源調達調整額は、毎月変わる単価だよ。

特に調達コストが安くなる春秋シーズンは、アルカナエナジーのお得度が増す傾向があるね。

アルカナエナジーが安くなる使用量になっていない人や、該当エリアに住んでいない人は、別の新電力会社も検討しましょう。

東京電力エリア内で安くなるCDエナジーダイレクトの他、基本料金が大手より5%安く、さらに毎年ジャンボ宝くじが最大20枚届けてもらえるドリームでんき等のユニークなサービスもあります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。