CDエナジーは東京電力より高い?くわしく比較解説

CDエナジーは東京電力より高い?比較シミュレーション

「CDエナジーは東京電力より高い?」
「一人暮らしはCDエナジーが安い?」
「CDエナジーを最安で契約するには?」

CDエナジーと東京電力の電気料金は、どちらが高いか安いか気になりますよね。

三浦 瞬
三浦 瞬

CDエナジーの標準的なプラン「ベーシックでんき」と、東京電力のスタンダードSの料金を比べると、CDエナジーの方が安くおすすめです。

この記事ではCDエナジーと東京電力の料金をケース別で比較します。

1年分の電気料金を、リアルな数値でシュミレーションしているので、ぜひ参考にしてください。

CDエナジーは東京電力より安い

CDエナジーのベーシックでんきBと、東京電力の従量電灯Bを比べると、基本料金と第二段階からの料金はCDエナジーが安いです。

料金項目CDエナジーダイレクト ロゴ
ベーシックでんきB
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
基本料金
(10A毎)
276.90円311.75円
電力量料金
第1段階
(〜120kWh/月)
29.90円29.80円
第2段階
(120〜300kWh/月)
35.59円36.40円
第3段階
(300kWh/月〜)
36.50円40.49円
※燃料費調整単価はCDエナジーは上限がないが、東電EPの従量電灯Bは上限設定されているため、
燃料価格高騰で上限を超えた場合はCDエナジーの方が割高になる可能性あり。

両社ともに電気料金の構成は、基本料金・電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金の合計です。

燃料費調整額はCDエナジーが東京電力側にあわせる設計で、再エネ賦課金はどの会社でも全国共通で同じ価格です。

価格差がある基本料金と電力量料金はCDエナジーの方が安いため、単純にCDエナジーの方が安くなるという仕組みです。

三浦 瞬(小売電気アドバイザー)
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CDエナジーの方が安くなるという仕組みに注目

CDエナジーの標準的なプラン「ベーシックでんき」と、東京電力の自由料金プラン「スタンダードS」を比較すると、基本料金と電力量料金共にCDエナジーの方が安くなります。CDエナジーの燃料費調整額は、基本的に東電と同じ金額で、再エネ賦課金も同様の価格です。よって、全体的にみると基本料金と電力量料金が安いCDエナジーがおすすめできます。なお、東京電力の従来の料金「従量電灯B」は、スタンダードSとまったく同じ料金で見分けがつきません。従量電灯Bは従来の規制料金タイプのプランに対し、自由料金タイプのスタンダードSプランは東電が自由に値段を変更できます。今後の規制料金から自由料金への移行に対応するため、従量電灯Bに代わる新プランとして、スタンダードSプランが設定されたということです。

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世帯別でCDエナジーと東京電力の料金比較

CDエナジーと東京電力の電気料金を、1人暮らし・2人暮らし・3〜4人暮らしと世帯別に想定し、使用量別に料金比較します。

CDエナジーは使用量に応じたプランが3つあるため、各使用量に応じた最適なプランと、類似する東京電力のプランで比較します。

プラン名CDエナジー
代表的なプランの特徴
シングル
でんき
(一人暮らし)
・使用量133kWh/月以下で安い
・定額で毎月100円割引
ベーシック
でんき
(2〜3人向け
・使用量133〜400kWh/月で安い
・CDエナジーの標準プラン
ファミリー
でんき
(4人〜向け
・使用量400kWh/月以上で安い
・300kWh/月まで定額10085.25円
  • CDエナジーと東京電力の料金計算は、基本料金・電力量料金・燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金と全ての項目を、実際の電気料金計算と同じように使用し実態に近いリアルな数値で試算します。
  • 燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は、CDエナジー・東京電力EPの2023年10月から2024年9月まで1年分の数値を使用します。
  • 燃料費調整額は、国による激変緩和措置を適用した割引は使用せず、シンプルなデータで試算します

1年分の電気代を、実際の利用シーンと同じ条件で試算したから、リアルな金額で比較できるわよ!

一人暮らしのケース

CDエナジーと東京電力の料金比較「一人暮らしのケース」

CDエナジーの一人暮らし向けプラン「シングルでんき」と、東京電力の従量電灯Bを比較します。

電気をあまり使わない1ヶ月で100kWh想定と、一人暮らしでは多めな200kWh想定の2タイプで比べたところ、どちらのケースでもCDエナジーの方が安いです。

1ヶ月100kWh/月使用で30Aで契約の場合

30A契約で100kWh/月使用するケースで、シングルでんきと従量電灯Bを比較すると、年間1,560円分「CDエナジー」が安いです。

100kWh/月 使用
(30Aで契約)
CDエナジーダイレクト ロゴ
シングルでんき
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
お得度東電より年間
1,560円安い
CDエナジー
より高い
電気代合計
(1年間)
40,967円42,527円
電気代平均
(1ヶ月)
3,414円3,544円
※燃料費調整単価はCDエナジーは上限がないが、東電EPの従量電灯Bは上限設定されているため、
燃料価格高騰で上限を超えた場合はCDエナジーの方が割高になる可能性あり。
100kWh/月
(30Aで契約)
CDエナジー
シングルでんき
東京電力
従量電灯B
燃調費
両社共通
2024年
9月
3,497円3,627円-6.37円
8月3,503円3,633円-6.31円
7月3,525円3,655円-6.09円
6月3,554円3,684円-5.80円
5月3,570円3,700円-5.64円
4月3,354円3,484円-5.71円
3月3,347円3,477円-5.78円
2月3,319円3,449円-6.06円
1月3,310円3,440円-6.15円
2023年
12月
3,308円3,438円-6.17円
11月3,328円3,458円-5.97円
10月3,352円3,482円-5.73円
合計40,967円42,527円
平均3,414円3,544円
2024年4月までの再エネ賦課金は1.4円で計算。2024年5月分からは3.49円で計算。

▼CDエナジー「シングルでんき」2024年9月の料金計算の一例

(100kWh/月・30A契約・2024年9月の燃調費−6.37円と再エネ賦課金3.49円)

① 基本料金+(②電力量料金単価×使用量)+(③燃料費調整額×使用量)+(④再エネ賦課金× 使用量)ー100円(シングルでんき割引分)=電気料金

  • ①基本料金:295.24円(10アンペアあたり)×30A(30アンペア分)=885.72円
  • ②電力量料金:30円(第1段階)×100kWh/月=3,000円
  • ③燃料調整額:−6.37円(燃調費)×100kWh/月= -637円
  • ④再エネ賦課金:3.49円(再エネ賦課金)×100kWh/月=349円
  • ⑤シングルでんきの割引:-100円
  • ①から⑤の合計:885.72円+3,000円ー637円+349円ー100円=3497.72円

1ヶ月200kWh/月 使用で30Aで契約の場合

30A契約で200kWh/月使用するケースで、シングルでんきと従量電灯Bを比較すると、年間1,320円「CDエナジー」の方が安くなります。

ただし、使用量の少ない100kWh/月は1,560円安くなっていたため、使用量が増えるとシングルでんきのお得度は減っています。

200kWh/月 使用
(30Aで契約)
CDエナジーダイレクト ロゴ
シングルでんき
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
お得度東電より年間
1,320円安い
CDエナジー
より高い
電気代合計
(1年間)
78,850円80,170円
電気代平均
(1ヶ月)
6,571円6,681円
※燃料費調整単価はCDエナジーは上限がないが、東電EPの従量電灯Bは上限設定されているため、
燃料価格高騰で上限を超えた場合はCDエナジーの方が割高になる可能性あり。
200kWh/月
(30Aで契約)
CDエナジー
シングルでんき
東京電力
従量電灯B
燃調費
両社共通
2024年
9月
6,737円6,847円-6.37円
8月6,749円6,859円-6.31円
7月6,793円6,903円-6.09円
6月6,851円6,961円-5.80円
5月6,883円6,993円-5.64円
4月6,451円6,561円-5.71円
3月6,437円6,547円-5.78円
2月6,381円6,491円-6.06円
1月6,363円6,473円-6.15円
2023年
12月
6,359円6,469円-6.17円
11月6,399円6,509円-5.97円
10月6,447円6,557円-5.73円
合計78,850円80,170円
平均6,571円6,681円
2024年4月までの再エネ賦課金は1.4円で計算。2024年5月分からは3.49円で計算。

▼CDエナジー「シングルでんき」料金計算の一例

(200kWh/月・30A契約・2024年9月の燃調費−6.37円と再エネ賦課金3.49円)

① 基本料金+(②電力量料金単価×使用量)+(③燃料費調整額×使用量)+(④再エネ賦課金× 使用量)ー100円(シングルでんき割引分)=電気料金

  • ①基本料金:295.24円(10アンペアあたり)×30A(30アンペア分)=885.72円
  • ②電力量料金:「30.00円×120kWh/月(第1段階)」+「36.60円×80kWh/月(第2段階)」=6,528円
  • ③燃料調整額:−6.37円(燃調費)×200kWh/月= -1,274円
  • ④再エネ賦課金:3.49円(再エネ賦課金)×200kWh/月=698円
  • ⑤シングルでんきの割引:-100円
  • ①から⑤の合計:885.72円+6,528円ー1,274円+698円=6837.72円

シングルでんきは、133kWh/月以下でお得になるよう設計されています。

「使用量200kWh/月・30A契約」と同じ条件下で、シングルでんきとベーシックでんきBを比べると、133kWh/月 以上のためベーシックでんきBの方が500円ほど安いです。

200kWh/月 使用
(30Aで契約)
CDエナジー
ベーシックでんきB
CDエナジー
シングルでんき
東京電力
従量電灯B
お得度東電より年間
1,896円安い
東電より年間
1,320円安い
CDエナジー
より高い
電気代合計
(1年間)
78,274円78,850円80,170円
電気代平均
(1ヶ月)
6,523円6,571円6,681円
※燃料費調整単価はCDエナジーは上限がないが、東電EPの従量電灯Bは上限設定されているため、
燃料価格高騰で上限を超えた場合はCDエナジーの方が割高になる可能性あり。

CDエナジーでより安く契約するために、電気使用量にあわせたプランを選ぶ点を覚えておきましょう。

2人暮らしのケース

CDエナジーと東京電力の料金比較「2人暮らしのケース」

CDエナジーの基本的プラン「ベーシックでんきB」と、東京電力の従量電灯Bを比較します。

40A契約で300kWh/月想定と、50A契約で400kWh/月想定の2つのケースで比較すると、どちらもCDエナジーの方が安いです。

1ヶ月300kWh/月 使用で40Aで契約の場合

40A契約で300kWh/月使用するケースで、ベーシックでんきBと従量電灯Bを比較すると、年間3,288円「CDエナジー」の方が安くなります。

300kWh/月 使用
(40Aで契約)
CDエナジーダイレクト ロゴ
ベーシックでんきB
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
お得度東電より年間
3,288円安い
CDエナジー
より高い
電気代合計
(1年間)
119,853円123,141円
電気代平均
(1ヶ月)
9,988円10,262円
※燃料費調整単価はCDエナジーは上限がないが、東電EPの従量電灯Bは上限設定されているため、
燃料価格高騰で上限を超えた場合はCDエナジーの方が割高になる可能性あり。
300kWh/月 CDエナジー
ベーシックでんきB
東京電力
従量電灯B
燃調費
両社共通
2024年
9月
10,237円10,511円-6.37円
8月10,255円10,529円-6.31円
7月10,321円10,595円-6.09円
6月10,408円10,682円-5.80円
5月10,456円10,730円-5.64円
4月9,808円10,082円-5.71円
3月9,787円10,061円-5.78円
2月9,703円9,977円-6.06円
1月9,676円9,950円-6.15円
2023年
12月
9,670円9,944円-6.17円
11月9,730円10,004円-5.97円
10月9,802円10,076円-5.73円
合計119,853円123,141円
平均9,988円10,262円
2024年4月までの再エネ賦課金は1.4円で計算。2024年5月分からは3.49円で計算。

▼CDエナジー「ベーシックでんきB」料金計算の一例

(300kWh/月・40A契約・2024年9月の燃調費−6.37円と再エネ賦課金3.49円)

① 基本料金+(②電力量料金単価×使用量)+(③燃料費調整額×使用量)+(④再エネ賦課金× 使用量)=電気料金

  • ①基本料金:276.90円(10アンペアあたり)×40A(40アンペア分)=1107.60円
  • ②電力量料金:「29.90円×120kWh/月(第1段階)」+「35.59円×180kWh/月(第2段階)」=9994.2円
  • ③燃料調整額:−6.37円(燃調費)×300kWh/月= -1,911円
  • ④再エネ賦課金:3.49円(再エネ賦課金)×300kWh/月=1,047円
  • ①から④の合計:1107.6円+9994.2円ー1,911円+1,047円=10,237.8円

1ヶ月400kWh/月 使用で50Aで契約の場合

50A契約で400kWh/月使用するケースで、ベーシックでんきBと従量電灯Bを比較すると、年間8,484円「CDエナジー」の方が安くなります。

400kWh/月 使用
(50Aで契約)
CDエナジーダイレクト ロゴ
ベーシックでんきB
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
お得度東電より年間
8,484円安い
CDエナジー
より高い
電気代合計
(1年間)
162,524円171,008円
電気代平均
(1ヶ月)
13,544円14,251円
※燃料費調整単価はCDエナジーは上限がないが、東電EPの従量電灯Bは上限設定されているため、
燃料価格高騰で上限を超えた場合はCDエナジーの方が割高になる可能性あり。
400kWh/月
(50Aで契約)
CDエナジー
ベーシックでんきB
東京電力
従量電灯B
燃調費
両社共通
2024年
9月
13,876円14,583円-6.37円
8月13,900円14,607円-6.31円
7月13,988円14,695円-6.09円
6月14,104円14,811円-5.80円
5月14,168円14,875円-5.64円
4月13,304円14,011円-5.71円
3月13,276円13,983円-5.78円
2月13,164円13,871円-6.06円
1月13,128円13,835円-6.15円
2023年
12月
13,120円13,827円-6.17円
11月13,200円13,907円-5.97円
10月13,296円14,003円-5.73円
合計162,524円171,008円
平均13,544円14,251円
2024年4月までの再エネ賦課金は1.4円で計算。2024年5月分からは3.49円で計算。

▼CDエナジー 「ベーシックでんきB」料金計算の一例

(400kWh/月・50A契約・2024年9月の燃調費−6.37円と再エネ賦課金3.49円)

① 基本料金+(②電力量料金単価×使用量)+(③燃料費調整額×使用量)+(④再エネ賦課金× 使用量)=電気料金

  • ①基本料金:276.90円(10アンペアあたり)×50A(50アンペア分)=1384.50円
  • ②電力量料金:「29.90×120kWh/月(第1段階)」+「35.59×180kWh/月(第2段階)」+「36.5×100kWh/月(第3段階)」=13,644.2円
  • ③燃料調整額:−6.37円(燃調費)×400kWh/月= -2,548円
  • ④再エネ賦課金:3.49円(再エネ賦課金)×400kWh/月=1,396円
  • ①から④の合計:1384.5円+13644.2円ー2,548円+1,396円=13876.7円

3〜4人以上のケース

CDエナジーと東京電力の料金比較「3〜4人暮らしのケース」

電気をよく使う家庭向けのCDエナジー「ファミリーでんき」と、東京電力の従量電灯Bを比較します。

60A契約で500kWh/月想定と、60A契約で600kWh/月想定の2つのケースで比較すると、どちらもCDエナジーの方が安いです。

1ヶ月500kWh/月 使用で60Aで契約の場合

60A契約で500kWh/月使用するケースで、ファミリーでんきと従量電灯Bを比較すると、年間14,784円「CDエナジー」の方が安くなります。

500kWh/月 使用
(60Aで契約)
CDエナジーダイレクト ロゴ
ファミリーでんき
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
お得度東電より年間
14,784円安い
CDエナジー
より高い
電気代合計
(1年間)
204,103円218,887円
電気代平均
(1ヶ月)
17,009円18,241円
※燃料費調整単価はCDエナジーは上限がないが、東電EPの従量電灯Bは上限設定されているため、
燃料価格高騰で上限を超えた場合はCDエナジーの方が割高になる可能性あり。
500kWh/月
(60Aで契約)
CDエナジー
ファミリーでんき
東京電力
従量電灯B
燃調費
両社共通
2024年
9月
17,424円18,656円-6.37円
8月17,454円18,686円-6.31円
7月17,564円18,796円-6.09円
6月17,709円18,941円-5.80円
5月17,789円19,021円-5.64円
4月16,709円17,941円-5.71円
3月16,674円17,906円-5.78円
2月16,534円17,766円-6.06円
1月16,489円17,721円-6.15円
2023年
12月
16,479円17,711円-6.17円
11月16,579円17,811円-5.97円
10月16,699円17,931円-5.73円
合計204,103円218,887円
平均17,009円18,241円
2024年4月までの再エネ賦課金は1.4円で計算。2024年5月分からは3.49円で計算。

▼CDエナジー 「ファミリーでんき」料金計算の一例

(500kWh/月・60A契約・2024年9月の燃調費−6.37円と再エネ賦課金3.49円)

① 基本料金+(②電力量料金単価×使用量)+(③燃料費調整額×使用量)+(④再エネ賦課金× 使用量)=電気料金

  • ①基本料金:276.90円(10アンペアあたり)×60A(60アンペア分)=1661.40円
  • ②電力量料金:「10,085.20円(第1〜第2段階の固定分)」+「35.59円×200kWh/月(第3段階)」=17203.2円
  • ③燃料調整額:−6.37円(燃調費)×500kWh/月= ー3,185円
  • ④再エネ賦課金:3.49円(再エネ賦課金)×500kWh/月=1,745円
  • ①から④の合計:1661.40円+17203.2円ー3,185円+1,745円=17424.6円

1ヶ月600kWh使用で60Aで契約の場合

60A契約で600kWh/月 使用するケースで、ファミリーでんきと従量電灯Bを比較すると、年間21,084円「CDエナジー」の方が安くなります。

600kWh/月 使用
(60Aで契約)
CDエナジーダイレクト ロゴ
ファミリーでんき
東京電力EP ロゴ
従量電灯B
お得度東電より年間
20,664円安い
CDエナジー
より高い
電気代合計
(1年間)
242,358円263,022円
電気代平均
(1ヶ月)
20,197円21,919円
※燃料費調整単価はCDエナジーは上限がないが、東電EPの従量電灯Bは上限設定されているため、
燃料価格高騰で上限を超えた場合はCDエナジーの方が割高になる可能性あり。
600kWh/月
(60Aで契約)
CDエナジー
ファミリーでんき
東京電力
従量電灯B
燃調費
両社共通
2024年
9月
20,695円22,417円-6.37円
8月20,731円22,453円-6.31円
7月20,863円22,585円-6.09円
6月21,037円22,759円-5.80円
5月21,133円22,855円-5.64円
4月19,837円21,559円-5.71円
3月19,795円21,517円-5.78円
2月19,627円21,349円-6.06円
1月19,573円21,295円-6.15円
2023年
12月
19,561円21,283円-6.17円
11月19,681円21,403円-5.97円
10月19,825円21,547円-5.73円
合計242,358円263,022円
平均20,197円21,919円
2024年4月までの再エネ賦課金は1.4円で計算。2024年5月分からは3.49円で計算。

▼CDエナジー 「ファミリーでんき」料金計算の一例

(600kWh/月・60A契約・2024年9月の燃調費−6.37円と再エネ賦課金3.49円)

① 基本料金+(②電力量料金単価×使用量)+(③燃料費調整額×使用量)+(④再エネ賦課金× 使用量)=電気料金

  • ①基本料金:276.90円(10アンペアあたり)×60A(60アンペア分)=1661.4円
  • ②電力量料金:「10,085.20(第1〜第2段階の固定分)」+「35.59円×300kWh/月(第3段階)」=20,762.20円
  • ③燃料調整額:−6.37円(燃調費)×600kWh/月= -3,822.00円
  • ④再エネ賦課金:3.49円(再エネ賦課金)×600kWh/月=2,094円
  • ①から④の合計:1661.4円+20,762.20円ー3,822.00円+2,094.00円=20695.6円

世帯別で東京電力と比べてみると… どのパターンでもCDエナジーの方が安いのが分かったわね!

オール電化でCDエナジーと東京電力の料金比較

CDエナジーと東京電力 オール電化で料金比較

CDエナジーのオール電化プラン「スマートでんき」は、東京電力の同タイププラン「スマートライフS」よりも電気代が安いです。

深夜帯の安くなる時間帯は午前1〜6時と両社同様ですが、基本料金はCDエナジーが安く、電力量料金は東京電力が安く設定されています。

料金項目CDエナジーダイレクト ロゴ
スマートでんき
東京電力EP ロゴ
スマートライフS
基本料金
(10A毎)
295.24円311.75円
電力量料金
午前1時〜6時
(深夜帯)
28.06円27.86円
電力量料金
それ以外の時間
(主に日中)
35.96円35.76円

実際の利用シーンをベースに計算してみると、どのような使用量でもCDエナジーが安いです。

年間の
電気代比較
CDエナジーダイレクト ロゴ
スマートでんき
東京電力EP ロゴ
スマートライフS
1人暮らしで
200kWh/月 使用
(30Aで契約)
86,971円87,085円
2人暮らしで
400kWh/月 使用
(50Aで契約)
170,399円170,429円
4人暮らしで
600kWh/月 使用
(60Aで契約)
250,284円261,993円
  • 燃料費調整額は、CDエナジー・東京電力EPの2023年10月から2024年9月まで1年分の数値を使用します。
  • 終日電気を使用したと想定し、午前6時から翌日午前1時までの使用量を79%、それ以外の深夜帯の時間を21%として使用量を按分し各時間帯の単価で試算します。

CDエナジーの基本プランと比べると安くなる割合は少し控えめだけど…

オール電化マンション住まいの人なら、少しでも安くできるCDエナジーを検討すべきね。

電気ガスセットのCDエナジーと東京電力の料金比較

CDエナジーと東京電力 電気ガスセットで料金比較

自社提供の電気ガスセットにした場合、CDエナジーと東京電力の料金を比較すると、CDエナジーが安いです。

関東を代表するガス会社は、CDエナジー、東京電力、東京ガスの3社で、基本料金も基準単位単価もCDエナジーが安いです。

基本料金(円/月)CDエナジー
ベーシックガス
東京電力
とくとくガスプラン
東京ガス
一般契約料金
~20m³735.46円736.23円759.00円
21~80m³1,022.38円1,024.32円1,056.00円
81~200m³1,193.39円1,195.04円1,232.00円
201~500m³1,833.02円1,835.24円1,892.00円
501~800m³6,100.61円6,103.24円6,292.00円
801m³以上12,065.05円12,078.44円12,452.00円
※原料費調整単価はCDエナジーは上限がないが、東電ガスの一般料金は上限設定されているため、
原料価格高騰で上限を超えた場合はCDエナジーの方が割高になる可能性あり。
基準単位料金(円/m³)CDエナジー
ベーシックガス
東京電力
とくとくガスプラン
東京ガス
一般契約料金
~20m³140.76円140.94円145.31円
21~80m³126.42円126.54円130.46円
81~200m³124.28円124.40円128.26円
201~500m³121.08円121.20円124.96円
501~800m³112.54円112.67円116.16円
801m³以上105.09円105.20円108.46円
※原料費調整単価はCDエナジーは上限がないが、東電ガスの一般料金は上限設定されているため、
原料価格高騰で上限を超えた場合はCDエナジーの方が割高になる可能性あり。

各社のガスセットにした際の割引額は、0.5%か102円割引のいずれかです。

割引額だけで見るなら、電気ガスの支払い合計が2万円以上でCDエナジーや東京ガスがお得になります。

ガスのプラン電気ガスセット
割引内容
CDエナジー
ベーシックガス
毎月0.5%割引
東京電力
とくとくガスプラン
毎月102円割引
東京ガス
一般契約料金
毎月0.5%割引
※CDエナジーの電気セット割引が適用されるのは、燃料調整額を除いた基本料金と従量料金。
ガスセット割はスマートでんきが対象外で、電気セット割はゆかぽかガス・はつでんガスが対象外。

ただし、光回線やスマホのセット割のように何千円も割引にはならず、割引額としては微々たるものです。

電気とガスは無理にセットにするよりも、それぞれもっと安くなる業者で個別に契約する方がお得です。

CDエナジーと東京電力のその他の違いは?

CDエナジーと東京電力その他の違い

CDエナジーは東京電力と同じ提供エリアのため、東電管内なら切り替えもスムーズです。

また、CDエナジーは中部電力と大阪ガスの巨大インフラ同士がタッグを組んで作られた会社のため、経営的な安定度も郡を抜いています。

提供エリアは同じ

CDエナジーの提供エリアは東京電力と同じです。

関東エリア全域と、山梨県や静岡県の富士川より東側の地域など、一部の中部エリアでも利用できます。

▼CDエナジーの提供エリア

東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県の富士川以東

※ マンション一括受電は供給対象外。 離島を除く。

引っ越しはせず同じ住所でCDエナジーに切り替えるなら、東電への解約手続きは不要で、直接CDエナジーに連絡すれば代わりに手続きしてくれるよ。

どちらも関東を代表する大手事業者

CDエナジーは中部電力と大阪ガスが半分づつ出資し誕生した会社です。

どちらも日本を代表する大手同士のタッグということもあり、設立当時、電力業界でも大きな話題になりました。

内容CDエナジーダイレクト ロゴ
CDエナジー
東京電力EP ロゴ
東京電力EP
設立2018年4月2日2015年4月1日
2023年決算
売上高
1,240億円3,261億円
資本金17.5億円100億円
主要株主中部電力ミライズ50%
大阪ガス 50%
東京電力
ホールディングス100%

燃料費高騰などで撤退を余儀なくされた新電力もある一方、経営母体が巨大なCDエナジーは安心して選びやすい会社と言えるでしょう。

CDエナジーを最大限に安くする方法は?

CDエナジーを最大限に安くする方法は?

CDエナジーをお得に契約する方法は、電気使用量にあわせたプランを選ぶ点と、豊富なポイントサービスをフル活用することの2点です。

電気使用量にあわせてプランを選ぶ

電気使用量にあわせてプランを選ぶ

CDエナジーの基本プランは推奨使用量別に3プランあり、使用量にあわせたプランを選ぶと安くなります。

料金項目シングルベーシックファミリー
推奨使用量133kWh/月
以下
133から
400kwh/月
400kwh/月
以上
基本料金
(10A毎)
295.24円276.90円276.90円
電力量料金
第1段階
(〜120kWh/月)
30.00円29.90円
第2段階
(120〜300kWh/月)
36.60円35.59円定額
10,085.2円
第3段階
(300kWh/月〜)
40.69円36.50円33.59円
特徴定額で
100円割引
基本
プラン
使うほど
安い

例えば、シングルでんきの推奨量は133kWh/月以下のため、100kWh/月以下の利用者ならベーシックでんきBを選ぶより安いです。

200kWh/月程度の利用であれば、ベーシックでんきBが推奨されるため、同条件下でのシングルでんきよりお得になっています。

30A契約で比較シングル
年間電気代
ベーシック
年間電気代
100kWh/月 使用
(シングルが適正)
40,967円41,387円
200kWh/月 使用
(ベーシックが適正)
78,850円78,274円

毎月の電気使用量の目安は、これまで使っていた電力会社のマイページや検針票で確認できるわ。

安くできるポイントで1回確認するだけで終わるから、過去の使用量はチェックすべきね。

CDエナジーのポイントを最大限に活用

CDエナジーのポイントを最大限に活用

CDエナジーは中部電力グループのカテエネポイントが貯まります。

カテエネポイントは100Pを100円で電気料金の支払いに使用できたり、VポイントやJALマイルなどの全国共通ポイントに交換も可能です。

電気代100円ごとに1ポイント貯まる他、誕生日や結婚など人生の節目ごとにもらえる祝割など、複数の手段でポイントが貯まりやすい点も特徴です。

貯める方法詳細
電気の使用電気代100円 (※1)で1ポイント貯まる
祝割ライフイベント毎に貯まる
・3,000P:結婚・出産・新居購入
・1,000P:子供の進学
・100P:誕生日
家族ポイント割二親等以内の親族が利用で貯まる
・1,200P:CDエナジー、中部電力
・1,000円 QUOカード:大阪ガス
※1:再生可能エネルギー発電促進賦課金は除く
※ポイント還元を受けるには、CDエナジーの家庭向けWEBサービス「カテエネ」への会員登録と、電気契約情報の登録が必要。
セット割からの割引適用を受ける場合は割引後の料金から算出。

もともと東電より安いCDエナジーだけど、ポイント分も含めるとさらにお得と言えるわね。

ポイントでんきは安い?

各種ポイントが貯まる「ポイントでんき」と基本プランのベーシックでんきBを、ポイント還元分を反映し料金比較すると、ベーシックでんきBの方が安いです。

ポイント還元含む
1ヶ月の料金比較
ポイント
でんき
ベーシック
でんき
200kWh/月
(30A契約)
6,775円6,698円
400kWh/月
(50A契約)
13,992円13,890円

CDエナジーのポイントでんきは、楽天ポイント・dポイント・Vポイントのいずれかが、最大6%の還元率で付与されるプランです。

ポイントでんきの料金設計は、使用量が少ない人のみ安くなる「シングルでんき」をベースにしているため、ベーシックでんきBと比べると料金的には割高なため高くなる傾向です。

料金項目ポイント
でんき
シングル
でんき
基本料金
(10A毎)
295.24円295.24円
電力量料金
第1段階
(〜120kWh/月)
30.00円30.00円
第2段階
(120〜300kWh/月)
36.60円36.60円
第3段階
(300kWh/月〜)
40.69円40.69円
特徴楽天ポイント
dポイント
Vポイントが貯まる
定額で
100円割引
ポイント還元率必要な
電気料金の条件
1%5,000円未満
2%5,000円〜
7,000円未満
3%7,000円〜
11,000円未満
4%11,000円〜
13,000円未満
5%13,000円〜
15,000円未満
6%15,000円以上
ポイント対象は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。

ポイントは、全部楽天ポイントで統一している!

…なんて人以外は、あえて契約する必要はなく、CDエナジーの通常プランがおすすめね。

CDエナジーでプラン選びの注意点

CDエナジーでプラン選びの注意点

CDエナジーは、一部のプランで解約違約金の発生するプランがあります。

また、他の新電力と同様に、CDエナジーは燃料費調整額の上限が設定されていない点も注意しましょう。

解約違約金の発生するプランに注意

CDエナジーで解約違約金の発生するプランは3種類あります。

いずれも1年契約をベースに途中解約で残月分の違約金が発生する仕組みです。

解約違約金の
発生するプラン
必要な
解約違約金
エンタメでんき400円×残月分
JO1でんき330円×残月分
radikoでんき385円×残月分

エンタメでんきはAmazonプライムの年会費をCDエナジーが負担するプラン、ラジコプレミアムの視聴ができる特殊なプランです。

一般的な通常プランは、どれも解約違約金は発生しないため「いったんCDエナジーを試したい」という人も安心して契約可能です。

燃料費調整額の上限がない

CDエナジーは燃料費調整額の上限が設定されていませんが、これは他の新電力でも同様です。

上限設定されているのは、従量電灯Bのような古い規制料金プランのみで、東京電力の現在の基本プラン「スタンダードS」は自由料金のためCDエナジーと同じく上限がありません。

2022年の国際情勢緊迫時に燃料費調整額が高騰したような特殊な事例では、CDエナジーも東京電力も相対的に値上がりするため、両社を比較するとやはりCDエナジーの方が安いです。

CDエナジーと東京電力の比較でよくある質問

5人家族の電気代でよくある質問

CDエナジーと東京電力の比較で、よくある質問にお答えします。

CDエナジーは東京電力より安い?
CDエナジーのベーシックでんきと東京電力のスタンダードSと比べると、基本料金や電力量料金はCDエナジーの方が安いです。電気料金の計算項目で再エネ賦課金と燃料費調整額は両社とも同じ価格であり、トータルで比べると電気料金を下げられる可能性が高いです。
>> CDエナジーが東電より安い理由を見る
オール電化はCDエナジーが東京電力より安い?
CDエナジーのオール電化プランのスマートでんきと、東京電力のスマートライフSを比較すると、CDエナジーの方が安いです。
>> CDエナジーと東電のオール電化プラン比較を見る
電気ガスセットはCDエナジーが東京電力より安い?
CDエナジーはガス料金も東電より安いです。ただし割引額は0.5%と少ないため、電気とガスを無理にセットにするよりも、個別で安いプランを契約する方がおすすめです。
>> CDエナジーと東電の電気ガスセット比較を見る

まとめ

CDエナジーと東京電力の比較をおさらいしましょう。

  • 東電のスタンダードSとCDエナジーのベーシックでんきを比較すると、基本料金も電力量料金もCDエナジーが安い
  • オール電化や電気ガスセットプランもCDエナジーの方がお得
  • CDエナジーは中部電力と大阪ガスの共同経営で安心
  • 他社よりポイントが貯まりやすいためさらに安くできる

CDエナジーと東京電力の実際の電気料金を1年分計算すると、どの使用量でもCDエナジーの方が安いです。

基本のプランは3つあり、電気の推奨量に応じたプランを選ぶと安くできるため、これまでの電気使用量を把握してから契約するのがおすすめです。

契約アンペアや使用量でも変わるけど、東電よりCDエナジーの方が安くなりやすいね。

CDエナジーは、中部地方を代表する中部電力ミライズと、関西を代表する大阪ガスの2大インフラがタッグを組んだ大手の新電力です。

電気は「安心して契約できる大手が良い」というタイプの人にも、CDエナジーがおすすめです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。