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「オール電化って何?」
「オール電化のメリットは?」
「オール電化にすると光熱費はお得になる?」
家をこれから建てる方や新居を探している方のなかにはオール電化が気になっている方がいるのではないでしょうか。
オール電化住宅での暮らしは、経験がないとイメージが難しいですよね。
オール電化は条件さえそろえば、光熱費を大きく下げられます。
電気の使い方と料金プラン、導入費用などをしっかりチェックすることが重要です。
本記事ではオール電化の定義とメリットやデメリット、費用面などを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
オール電化とは
オール電化とは家庭で使うエネルギーを全て電気でまかなうことです。
ガスレンジをIHクッキングヒーターに、ガス給湯器を電気式の給湯器に置き換えるなどで、必要なエネルギーを電気のみに集約できます。
オール電化で快適に暮らせる設備が整った住宅をオール電化住宅と呼びます。
オール電化住宅の普及率
2024年3月にマイボイスコム株式会社が実施したインターネット調査では、回答者の約15.3%がオール電化住宅に住んでいると回答されていました。
地方別では中国・四国地方に多く、持ち家一戸建ての3割強がオール電化住宅です。
中国・四国地方は原子力発電所の再稼働が進んでいるため、オール電化住宅のコストメリットを享受しやすいことが理由と考えられます。
オール電化は原子力発電所の稼働を前提としているよ。
原子力発電の稼働状況に応じてコストメリットに変動が生じることがあるからです。
同調査では電気以外にガスなどを併用する人のうち、「オール電化の導入を具体的に検討している」「機会があれば導入したい」が全体の2割強でした。
一方で、「あまり導入したいと思わない」「全く導入したいと思わない」が7割強を占めていました。
2005年3月に実施した第一回の調査以降、調査を重ねるごとにオール電化居住意向者・非意向者ともに割合が上がり続けており、オール電化やエネルギー問題に対する関心の高まりが見られます。
オール電化が普及している理由
オール電化住宅が普及している理由は大きく3つあります。
- 高効率の電気式給湯器「エコキュート」の普及
- 電力自由化の開始
- 原子力発電所の再稼働
それぞれ詳しく解説します。
高効率の電気式給湯器「エコキュート」の普及
エコキュートとは、ヒートポンプ技術を活用して空気の熱でお湯を沸かすことができる給湯機のことです。
エコキュートはガス給湯器に比べてお湯を沸かすコストが1/3から1/4程度です。
効率的にエネルギーを使えるため、節約意識の高い層から支持されています。
電力自由化の開始
2016年に一般家庭向けの電力自由化が開始され、大手電力会社よりも価格を下げやすい新電力会社からもオール電化向けプランが販売され始めました。
2024年6月現在、複数の新電力会社からオール電化向けの電気料金プランが提供されています。
▼オール電化向けプランを提供している新電力
大手電力会社によるオール電化向けプランの販売も後押しとなり、当初は毎年40万戸以上の設置が進みました。
今後さらに多くのプランが提供されることで、競争の激化による値下げが期待できます。
原子力発電所の再稼働
東日本大震災を契機に一部の原子力発電所が運転を停止しましたが、2024年現在は西日本エリアを中心に再稼働が進んでいます。
原子力発電があると夜間に割安な電力供給が可能となるため、エコキュートを備えるオール電化住宅のメリットが大きく、普及も進みます。
電力自由化や一部エリアでの原子力発電所の再稼働に伴いオール電化の導入戸数が上昇しており、オール電化への意識はより高まっていくでしょう。
オール電化住宅の代表的な設備
オール電化住宅を実現するうえで代表的な設備について解説します。
種類 | オール電化住宅で使用される 代表的な設備の例 |
---|---|
給湯設備 | エコキュート・電気温水器 |
調理機器 | IHクッキングヒーター |
暖房設備 | 床暖房・蓄熱暖房機 |
エコキュート・電気温水器
エコキュートとは、ガス給湯器よりも高効率でお湯を沸かすことができる電気式給湯器です。
「オール電化は光熱費が安い」と言われる理由は、単にガスや灯油を電気に置き換えることではなく、エコキュートが少ない電気で高い効率を発揮する点にあります。
エコキュートは「ヒートポンプ方式」でお湯を沸かすよ。
大気の熱を取り入れて熱を移動させる方式で、電熱でお湯を沸かす電気給湯器や一般的なガス給湯器に比べ1/3ほどのエネルギーでお湯を沸かせるんですよ。
給湯は家庭のエネルギー消費の約3割を占めるため、節約効果を期待できるよ。
お湯は断熱材で囲われた大型タンクに高温のまま蓄えられ、保温のための電気を必要としません。
夜間のうちに翌日使用するお湯を沸かしておけば、給湯時に温度調整され、入浴から手洗い、食器の洗浄、床暖房まで不自由なく使用できます。
エコキュートを導入するなら、夜間の電力が安いオール電化向けの料金プランがおすすめです。
エコキュートを夜間に稼働させることで、給湯に必要なエネルギーを削減できるうえ、ガスを使う家庭よりも光熱費を安く抑えられる可能性があります。
エコキュートに代わり電気温水器でもオール電化は実現できますが、エネルギー効率、ランニングコスト、環境への影響、自治体からの補助金制度などからエコキュートが断然人気です。
IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターは、直火を使わずに鍋やフライパンを加熱することで調理を可能にする機器です。
ガスコンロに比べて熱効率が高くスピーディーに調理できる、温度を一定に保てるので揚げ物が簡単、自動湯沸かしやタイマーなど便利な自動調理機能が充実しているなどの魅力があります。
IHクッキングヒーターはコンロの周囲が熱くなりにくいため調理時の体感が涼しく、暑い夏も快適に調理できるわ。
床暖房・蓄熱暖房機
オール電化住宅では一般的にエコキュートを併用していると考えられるため、暖房機器の代表的な選択肢として「エコキュート床暖房」や「ヒートポンプ式床暖房」が挙げられます。
温水式床暖房の一種で、エコキュートで沸かしたお湯を床下のパイプに流すことで床を温められます。
エコキュート床暖房やヒートポンプ式床暖房を使うメリットは3つです。
- 電気代の節約
- 維持費を抑えられる
- 設置スペースの削減
エコキュートで夜間に安くお湯を沸かしておけば電気代の節約を期待できますし、維持費もガス式温水床暖房と比べて半分以下です。
多機能型のエコキュートを導入していれば、床暖房用に熱源機を設置する必要もありません。
床暖房には他にもたくさんの魅力があります。
- 火を使わないため空気を汚さない
- 火災のリスクが低い
- 一酸化炭素中毒のリスクが低い
- 気流が発生しないためハウスダストが舞い上がらない
- 暖房器具の設置スペースが不要でインテリア性が高い
- お手入れがしやすい
床暖房の他には、夜間の割安電気を使ってレンガを加熱・蓄熱して部屋を暖める「蓄熱暖房機」があります。
エアコンと違い強い風がなく、じんわりと部屋中を暖める点が魅力ですが、設置費込みで設備が約25万円かかること、電気代が非常に高いことから、今は導入する家庭がほとんどありません。
初期のオール電化住宅で使用された電気温水器、電気ボイラー、蓄熱暖房機、パネルヒーターに代わり、オール電化の方に嬉しい省エネ性能の高い電化製品が続々と販売されているわ。
オール電化のメリット
オール電化のメリットは6つあります。
- 光熱費を節約しやすい
- 電気とガスの基本料金を一本化できる
- 火災のリスクを大幅に下げられる
- 災害時の復旧が早い
- キッチンの手入れがしやすい
- 火災保険の割引を受けられる場合がある
オール電化のメリットをしっかり把握して、導入について検討してみましょう。
光熱費を節約しやすい
複数の電力会社がオール電化住宅向けの電気料金プランを用意しており、ライフスタイルにあわせて上手に使えば光熱費を節約できる可能性があります。
一例として九電みらいエナジーの電力量料金を見てみましょう。
まずは一般家庭向けプラン「基本プラン」です。
1~2人向けSプラン | 3人以上向けMプラン | |
---|---|---|
最初の 120kWhまで | 29.78円 | 33.74円 |
120kWhを超え 300kWhまで | 36.38円 | 33.74円 |
300kWhを 超える分 | 40.49円 | 40.47円 |
基本プラン電力量料金
3段階制ですが、ここでは単価が最も安い第一段階の120kWhまでの料金単価に着目してください。
Sプランで29.78円、Mプランで33.74円です。
次にオール電化向けプラン「N(ナイト)プラン」です。
N(ナイト)プラン | |
---|---|
夜間(1kWh) | 27.86円 (1時~6時) |
昼間(1kWh) | 35.76円 (6時~翌1時) |
N(ナイト)プラン電力量料金
電気の使用量によらず、夜間1~6時は1kWhあたり27.86円と、基本プランの第一段階より安く使用できます。
基本料金は両プランで同額ですので、夜間の使用量が多くなるほどメリットが大きくなります。
近年は燃料価格の高騰と原子力発電所の運転停止の影響から、大幅に値上がりしたオール電化向けプランもあるよ。
新電力会社も含めて比較検討し、お得に使用できる電力会社を選ぶことがポイントだよ。
電気とガスの基本料金を一本化できる
オール電化ではエネルギーを電気のみに一本化するため、ガスの基本料金を削減できます。
ガスと併用する場合に比べると電気の使用量が大きくなるため電気の基本料金は高くなりますが、ガスの基本料金とのトータルで考えると安くなる可能性が高いと言えるでしょう。
火災のリスクを大幅に下げられる
ガスを使わないため、火災やガス漏れ・ガス爆発などのリスクを減らすことができます。
小さな子どもやお年寄りにも扱いやすいです。
災害時の復旧が早い
地震や台風・大雨などで被災するとライフラインが止まってしまうことがありますが、電気の復旧は水道やガスと比べて早い傾向にあります。
東日本大震災では、電気は被災から3日後に約80%、8日後に約94%復旧しました。
都市ガスはガス管が地下にあることやガス漏れが目に見えないことから、安全を確認できるまでに時間がかかります。
東日本大震災 (2011/3/11) | 阪神淡路大震災 (1995/1/17) | |
---|---|---|
電気 | 6日 | 2日 |
水道 | 24日 | 37日 |
ガス | 34日 | 61日 |
エコキュートのタンクには常に沸かした熱湯が入っているので、災害時には非常用水として使用できることも嬉しいです。
エコキュート内のお湯は飲料用には適しませんが、手や食器を洗ったり、トイレを流したりする際に使えるわ。
キッチンの手入れがしやすい
IHクッキングヒーターは表面が平らで、台ふき等でサッと拭くだけで簡単にお手入れができるというメリットがあります。
火が出ないため焦げ付きもしにくいです。
火災保険の割引を受けられる場合がある
オール電化住宅は火災リスクが低いことから、割引を適用できる保険もあります。
2024年6月現在オール電化住宅割引の適用を確認できた会社
- セコム損保
- AIG損保
- SBI損保
オール電化住宅の普及に伴いオール電化割引を廃止する保険商品が増えており、各会社ごとに細かな適用条件の違いもあるため、申込み前には条件をしっかりと確認しましょう。
エコキュートを導入していれば、エコキュートも火災保険の対象になる保険商品を選ぶと安心だよ。
オール電化のデメリット
オール電化のデメリットは4つあります。
- 停電時に何も使えなくなる可能性がある
- 導入コストが高い
- 電気料金プランによっては逆に高くつく場合がある
- 調理に制約が生じる場合がある
料金面での制約も多いので、デメリットもしっかり把握しておきましょう。
停電時に何も使えなくなる可能性がある
オール電化の最大のデメリットは、停電時に冷暖房やIHクッキングヒーターが使えなくなることです。
災害時に備え、電気が復旧するまでの代替手段を準備しておきましょう。
特に寒冷地域では冬場に部屋や体を暖める手段が必須です。
導入コストが高い
オール電化向けの設備は導入費用、メンテナンス費用ともにガスと併用する場合に比べて高額です。
特に高額な設備がエコキュートで、貯湯タンクの大きさにより価格の幅があります。
初期費用 | 耐用年数 | |
---|---|---|
エコキュート | 40~80万円 | 15年 程度 |
IHクッキング ヒーター | ビルトイン 10~30万円 据え置き型 3万円前後 | 10~15年 程度 |
床暖房 | 30万円以上 (6畳) | 約30年 以上 |
エコキュートの初期費用の相場は約40〜80万円程度ですが、工事費込みで平均55万円ほどかかります。
買換時の負担が大きいです。
初期費用 | 耐用年数 | |
---|---|---|
ガス給湯器 | 20~40万円 | 10年程度 |
ガスコンロ | 5~20万円 | 10年程度 |
ガス給湯器であれば20~40万円なのでエコキュートの半額ほどで導入できます。
初期費用に加え、設置後も定期的な点検や部品交換が必要になることも考慮する必要があります。
電気料金プランによっては逆に高くつく場合がある
オール電化向けの電気料金プランは、ほぼ全ての電力会社で夜間が割安・日中が割高に設定されており、電気の使い方によってはガスとの併用より高くつきます。
日中の電気の使用量が多いと節約効果が小さくなりますが、例えば夏の暑い日に家で過ごす時間が長ければ、電気代が高くても冷房の使用を避けられません。
近年は電気料金の値上がりが続いているため、電気代が気になる方は新電力会社への乗り換えも検討するとよいでしょう。
調理に制約が生じる場合がある
IHクッキングヒーターはガスを使用しないため、直火調理ができない、フライパンや鍋がIH対応商品に限られる、などの制約があります。
ガス火での調理のようにフライパンや鍋を熱源から離すと安全性の観点から電源が切れるIHクッキングヒーターもあり、調理にこだわりがある方にはあまり向きません。
オール電化に必要な費用
オール電化で生活するには、設備費・工事費などの初期費用と月々の電気料金が必要です。
それぞれ解説します。
初期費用の目安
オール電化の初期費用は50~80万円、ガス併用だと20~40万円かかります。
オール電化はIHクッキングヒーターやエコキュートなどの設備費、取り付け費が高いですが、耐用年数が低めです。
エコキュートや床暖房はメーカーや施工会社によって料金が変わるため、必ず複数社で見積もりを取って決定してください。
毎月の電気料金の目安
単身世帯 | 2人世帯 | 3人世帯 | 4人世帯以上 | |
---|---|---|---|---|
一般家庭の 電気料金 | 5,482円 | 9,183円 | 10,655円 | 11,836円 |
一般家庭の ガス料金 | 3,001円 | 4,330円 | 4,930円 | 4,903円 |
一般家庭 その他の 光熱費 | 651円 | 1,311円 | 1,169円 | 878円 |
一般家庭の 光熱費合計 | 9,134円 | 14,824円 | 16,754円 | 17,617円 |
オール電化の 電気料金 | 10,777円 | 13,406円 | 14,835円 | 16,533円 |
以下は総務省統計局が2021年に実施した家計調査と関西電力が同2021年に算出した関西電力のオール電化プラン利用者の会員データです。
オール電化住宅・電気とガスなどを併用した住宅のどちらも、家族の人数が増えるにつれて光熱費の合計額が上がります。
2人以上で暮らす場合、オール電化のほうがガスと電気を併用した住宅よりも光熱費合計金額が下回り、コストカットできます。
オール電化での節約のポイント
オール電化での節約のポイントは4つです。
- エコキュート・温水器の設定をこまめに変える
- 住宅の断熱効率を改善する
- 夜間の電気利用率を上げる
- 太陽光発電を取り入れる
それぞれ解説します。
エコキュート・温水器の設定をこまめに変える
エコキュートや電気温水器はお湯の使用量や季節に合わせて設定をこまめに変更することで、節約が可能となります。
沸かす湯量が多いほど電気の使用量が大きくなるため必要な分だけ沸かし、夏場は自動炊き増しをしないよう省エネモードに設定するなどの工夫が節約に繋がります。
住宅の断熱効率を改善する
住宅の断熱性効率を高めると冷暖房費を抑えられるため節約効果があります。
マイホームを建てる場合には高断熱材や高性能の窓を使用する、断熱効果の高いカーテンや仕切りを効果的に使うなどの工夫をしましょう。
夜間の電気利用率を上げる
オール電化向けの夜間の電気料金が割安の電気料金プランを契約している場合、電気の使用時間帯をできるだけ夜間に集約すると節約効果があります。
洗濯・乾燥や炊飯などタイマー設定できるものを夜間帯に予約したり、衣類のアイロンがけは夜更かししやすい週末の夜にまとめたりする方法があります。
太陽光発電を取り入れる
エコキュートを導入した住宅が太陽光発電を取り入れると大きな節約効果を発揮できる理由は、2つあります。
- 夜間よりもさらに省エネルギーでエコキュートを運転できる
- 電気料金が割高な日中の電気をまかなえる
エコキュートは空気の熱を使ってお湯を沸かすため、夜間に比べて気温も水温も高い日中は夜間以上に省エネルギーでお湯を沸かせます。
一般的なオール電化プランだと日中の電気は割高ですが、太陽光発電の余剰電力を使えるなら日中にエコキュートを運転させると大変お得です。
または日中の電力消費、例えば電子レンジや冷蔵庫を太陽光発電でまかなうと、電力会社からの電気の購入量が減って節約となります。
太陽光発電の余剰電力は自家消費がおすすめ
太陽光パネルを設置した場合、以前であれば売電が第一候補でしたが、現在は売電よりも自家消費がおすすめです。
固定価格買取制度(FIT)による電気の買取価格が下がってしまい、電力会社が売り出す電気料金単価のほうがずっと値上がりしています。
新築住宅でオール電化と太陽光発電を組み合わせるならZEHもおすすめ
これから家を建てるつもりでオール電化と太陽光発電の組み合わせを検討しているなら、ZEH(ゼッチ)住宅と呼ばれる、エネルギーを自給自足できる住宅も選択肢の一つです。
初期費用は高額ですが、今なら政府による補助金を受けられる可能性があります。
オール電化によくある質問
オール電化のよくある質問にお答えします。
- オール電化の最大のメリットは?
- オール電化の最大のメリットは、光熱費の節約が期待できることです。
オール電化向けの電気料金プランを契約し、夜間の安い電気で高効率の給湯器エコキュートを稼働させることを前提としています。
>> オール電化のメリットを詳しく見る
- オール電化とガス併用は結局どちらがお得?
- オール電化とガス併用のどちらがお得かは電気の使い方や契約する電気料金プラン、社会情勢などにより異なります。
オール電化が普及し始めた頃に比べ、2024年現在はオール電化によるコストメリットは小さくなってしまっているため、総合的に判断する必要があります。
>> 毎月の電気料金の目安を詳しく見る
- オール電化住宅のおすすめの節約方法は?
- オール電化住宅で電気代が高くなってしまった場合、電力会社の乗り換えがおすすめです。
エネルギーを電気に集約するオール電化では、電気料金単価が少しでも安い電力会社へ乗り換えることで大きな節約効果を期待できます。
>> オール電化の節約のポイントを詳しく見る
まとめ
最後にオール電化について、おさらいします。
- オール電化とは住宅内のエネルギーを電気のみに集約すること
- 高効率な電気式給湯器エコキュートの使用により光熱費の削減をめざす暮らし方
- オール電化向けの夜間割安な電気を活用することでランニングコストを下げやすい
- 近年は燃料価格の高騰と原子力発電所の停止により、オール電化向けプランが割高な場合がある
- 電気の使い方、契約する電力プラン、導入する設備などを見直すことでよりお得に電気を使える可能性がある
オール電化住宅は導入コストが高い、災害時に自宅の機能が停止するリスクがあるなどのデメリットはありますが、使い方次第で月々の光熱費を下げられる可能性があります。
利用者が年々増えていることからも導入を検討する価値が十分あると考えられますので、興味がある方はぜひ本記事を参考にしてください。
自宅をオール電化にする場合、電力会社の選択が重要です。
近年は複数の新電力会社もオール電化向けのプランを提供しているため、比較検討したうえで信頼できる電力会社のオール電化向けプランを選びましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。