東北エリアでおすすめの新電力会社は？電気料金プランを比較

「東北電力エリアでおすすめの新電力は？」
「東北電力と比べてどのくらい安くなる？」
「家族の人数に合った安い新電力は？」

電気代の値上がりが気になる昨今、東北電力エリアでおすすめの電力会社を探している人も多いでしょう。

しかし新電力会社は数も多くプランの選択肢も多いため、どれを選べばよいか迷ってしまいがちですよね。。

東北電力エリアの新電力のおすすめは4社です。

• Looopでんき
• J:COMでんき
• TERASELでんき
• idemitsuでんき

どの会社も東北電力以下の電気料金を期待できますよ。

本記事では、東北電力エリアでおすすめの新電力を解説します。

家族の人数ごとにおすすめの新電力を紹介するほか、東北地方各県の電気料金の平均額なども解説するので、ぜひサービス選びにお役立てください。

東北電力エリアでおすすめの電力会社

東北電力エリアでおすすめの電力会社は4社です。

どの電力会社も東北電力以下の電気料金を期待できるので、それぞれの特徴を把握して、自分にぴったりあったプランを選択しましょう。

Looopでんき

Looopでんきの「スマートタイムONE」は、電力市場の価格に応じて電力量料金単価が変動する「市場連動型」の料金プランです。

基本料金、燃料費調整単価がゼロ円で、電気代は基本的に料金単価と使用電力量だけで決まるので、利用者にとって料金に対する納得感の強いプラン内容です。

また電力量料金単価の変動は専用アプリで確認できるので、単価が下がった時間帯に集中して電気を使うことで、電気代を大きく削減できます。

Looopでんきは市場連動型の新電力のなかでも、特に人気が高いのが特徴よ。

ただし市場連動型プランは電力市場の価格の動向に影響を受けるため、場合によっては単価が大きく上昇することがあります。

直近の数ヶ月では目立った単価の上昇はありませんが、契約する場合は燃料費調整額の動向は意識しておきましょう。

J:COMでんき

J:COMでんきはJCOM株式会社の提供する新電力サービスです。

J:COMでんきの「従量電灯B」プランは、各地域の大手電力会社の従量電灯プランから最大3%を割引した単価で設定されているので、普段どおり使うだけでも電気代を節約しやすいのが特徴です。

ただし燃料費調整額の上昇によっては、電気代の総額が逆に高くつくこともあるので注意してね。

J:COMでんきにはポイント還元がありませんが、J:COMモバイルの割引やデータ容量の増量などの特典が用意されています。

J:COMのサービスは組み合わせて契約することで特典を受けられるものが多いので、すでにJ:COM系のサービスをいくつか契約している人には、特におすすめの新電力サービスです。

TERASELでんき

TERASELでんきは伊藤忠グループの関連会社であるエネクスライフサービスの運営する新電力です。

TERASELでんきの料金プラン「超TERASEL東北B」「TERASEL東北B」は、東北電力の従量電灯Bプランと同じ段階制料金プランですが、単価が東北電力よりも安く設定されています。

そのため、TERASELでんきの燃料費調整額単価が東北電力なみであれば、基本的にはTERASELでんきの方が東北電力よりも安くなります。

燃料費調整単価の動向によっては東北電力と料金が逆転する可能性もあるけど、直近の状況ではほぼ同額よ。

またTERASELでんきでは、市場連動型の「TERASELマーケットプラン」も提供されているので、市場連動型プランを利用したい人も、契約を検討してみるとよいでしょう。

idemitsuでんき

idemitsuでんきは、出光興産株式会社が提供する新電力サービスです。

一般家庭向けのプランでは、段階制料金プランの「Sプラン」とオール電化住宅向けの「オール電化プラン」が提供されています。

Sプランは、東北電力の従量電灯Bプランに相当する3段階制の料金プランですが、料金単価は東北電力以下に設定されているため、普段どおり使っていても、東北電力より電気代が安くなる可能性が高いです。

idemitsuでんきが東北電力よりも高くなるのは、idemitsuでんきの燃料費調整額が東北電力を上回った場合だよ。

今は燃料費調整額が東北電力とほぼ同額なので、電気の使用量に関わらず東北電力よりも電気代を抑えられる可能性が高いよ。

また、idemitsuでんきならではの強みとして自動車のガソリン代や電気代の割引が設けられており、ガソリンや軽油の場合、1リットルあたり最大10円が割引されます。

クレジットカードやアプリの給油値引、ポイントサービスと併用ができるので、生活の足に自家用車を使っている家庭には特におすすめです。

出光興産と言えば、ガソリンスタンドだけど、EV車向けの割引も用意されているよ。

自動車のタイプに関わらず、ぜひ特典をチェックしてみよう。

家族の人数別でおすすめする東北電力エリアの電力会社

東北電力エリアでおすすめの電力会社を家族の人数別に紹介します。

ただし家族の人数が同じでも、使用する電力量や電気を使う時間帯によって電気代は大きく変わります。

試算条件も掲載しているので、あわせて確認してください。

家族の人数が同じでも、使用する電力量や契約アンペアが違えば、電気代も大きく異なるよ。

試算条件との違いが大きい場合は、自身の状況をもとに試算しなおしてみてね。

1人暮らしでおすすめの電力会社

東北電力エリアの1人暮らしでおすすめの電力会社は「Looopでんき」と「TERASELでんき」です。

上記の試算は、九州エリアでの1人暮らしを想定して、契約アンペアを30A、使用する電力量を158kWhとして試算しています。

東北電力エリアの1人暮らしにもっともおすすめの新電力はLooopでんきです。

Looopでんきは、市場連動型の「スマートタイムONE」プランを提供しています。

「スマートタイムONE」は基本料金がゼロ円かつ、料金単価が市場に連動して30分ごとに変わるので、単価の低い時間帯に集中的に電気を使うことで、電気代を大きく下げられます。

一般的に市場連動型プランの場合、昼間の単価の方が低く、需要が上がる夜間になると単価が上がるよ。

またLooopでんきは、専用アプリの「でんき予報」で電気料金の単価の変動を簡単に把握できるので、自分のライフスタイルのなかで無理なく節電できます。

Looopでんきは市場連動型プランなので、市場価格の動向によっては東北電力よりも電気代が高くなる場合もあります。

しかし例外的な事情さえなければ、通年では他の電力会社よりも安くなることが多いため、本気で節約に取り組みたい人には、おすすめの新電力サービスです。

2～3人暮らしでおすすめの電力会社

東北電力エリアの2～3人暮らしでおすすめの電力会社は「Looopでんき」と「TERASELでんき」です。

上記の試算は、東北電力エリアでの2人暮らしを想定して、契約アンペアを30A、使用する電力量を297kWhとして試算しています。

東北電力エリアの2～3人暮らしにおすすめの新電力はTERASELでんきです。

TERASELでんきは電力量料金単価が低く設定されているので、東北電力よりも安く電気を使用できます。

TERASELでんきの段階制料金プランには2種類がありますが、使用する電力量が少ない場合は「TERASEL東北B」が、多い場合は「超TERASEL東北B」がおすすめです。

月間の使用電力量が280～300kWh以下ならTERASEL東北Bを、それよりも多いなら超TERASEL東北Bを選びましょう。

一方、Looopでんきのプラン「スマートタイムONE」は市場連動型で、電気代には燃料費調整額が含まれていません。

2～3人暮らしでそれぞれの在宅時間がズレている場合は、電力料金単価の安い時間帯を狙って家電を使えるので、無理なく節約が可能です。

電気の市場価格が高騰することで電力料金単価が上がる可能性もありますが、ゲーム感覚でピークシフトに取り組めるので、ライフスタイルと相談しながら申し込みを検討してみましょう。

4人暮らしでおすすめの電力会社

東北電力エリアの4人暮らしでおすすめの電力会社は「Looopでんき」と「TERASELでんき」です。

上記の試算は、東北電力エリアでの4人暮らしを想定して、契約アンペアを50A、使用する電力量を397kWhとして試算しています。

東北電力エリアの4人暮らしにおすすめの新電力はLooopでんきです。

Looopでんきは市場連動型なので、電力量料金単価が市場価格に連動して30分ごとに変動するのが特徴です。

電力量料金単価は需要の下がる昼間に低下するため、家族の誰かが日中在宅していれば、電気の安い昼間に集中して家電を使うことで、電気代を大きく節約できます。

市場連動型プランは、電力量料金単価の安い時間帯にまとめて電気を使うのが節約のコツだよ。

東北電力から乗り換えた場合、試算上では1年間で14,868円も電気代が安くなる計算で、およそ1ヶ月分もの電気料金を節約できます。

また市場連動型プラン以外を希望する場合は、TERASELでんきをおすすめします。

TERASELでんきの「超TERASEL東北B」プランに乗り換えた場合、年間で6,168円を節約できる試算です。

青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・新潟県の年間の平均電気代は？

総務省統計局が実施した家計調査によると、2023年7月～2024年6月の東北電力エリアの県庁所在地における2人以上世帯の年間電気代はおよそ151,672円です。

全国エリアの同期間の年間電気代である133,121円と比較すると、東北電力エリアの年間電気代は、全国平均よりも25,000円以上高く、九州電力エリアの110,215円と比べると40,000円近く高額です。

また2022～2023年は燃料費調整額の上昇によって電気代の高騰が生じたため、年間の電気代が20万円を突破した県もあります。

地域的には、全国屈指の電気代の高いエリアと言えるでしょう。

しかし電気代の高騰については、政府によって2024年5月まで実施されていた激変緩和措置や、同年8月から3ヶ月間にわたって実施される「酷暑乗り切り緊急支援」の効果もあり、おおむね落ち着いてきています。

2024年に入って以降、「電気代が何倍にも跳ね上がった」という話は聞かないわ。

しかし今後も、電気料金における託送料金の追加請求や容量拠出金の価格転嫁などが見込まれており、電気料金のさらなる上昇が見込まれます。

電気の使い方だけでは電気代の節約にも限界があるので、電気代を安くしたい人は、早めに新電力会社へ乗り換えましょう。

2024年9月25日 激変緩和措置とは？今後の電気料金はどうなるの？

東北エリアで即日開通が可能な新電力会社は？

東北電力エリアで即日開通が可能な新電力会社は2社です。

ただし時間間近の連絡の場合、電力会社で対応ができない場合もあります。

余裕をもって、なるべく早めに連絡するようにしましょう。

また転居先にスマートメーターが設置されていないと手続きできない場合もあるので、開通可能な条件を事前にしっかりと確認しましょう。

新築一戸建てなど、スマートメーターが設置されていない場合は、即日で開通できない場合があるわ。

先に東北電力での手続きが必要な場合があるので気をつけてね。

2024年10月11日 電気契約が即日開通可能なのはどこ？引越し当日でも間に合う？

東北電力エリアの電力会社によくある質問

東北エリアでおすすめの電力会社によくある質問を回答します。

まとめ

最後に東北エリアでおすすめの電力会社についておさらいしましょう。

東北電力エリアは全国平均と比較して電気代が高めです。

電気代が比較的安い九州電力エリアの110,215円と比べると、年間で40,000円近く高額なので、積極的に電気代の節約に取り込むようにしましょう。

新電力ベスト編集部が最新の料金単価にもとづいておすすめする新電力は4社です。

最近では燃料費調整額や電力の市場価格が落ち着いているため、上記の電力会社への乗り換えによって、東北電力よりも電気代が安くなる可能性はかなり高いです。

ただし実際にかかる電気代は、プランの選び方や電気の使い方などによっても変わります。

それぞれの電力会社の特徴をしっかりと把握して、自身の使い方にぴったりと合った電力会社に乗り換えましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。