「新築で電気を契約するタイミングは？」
「電気は引っ越しの何日前に申し込む？」
「新居の電気開通はいつから？」
新築への引っ越しを控えて、どのタイミングで電気の開通手続きをすればいいか迷っている人も多いでしょう。
せっかく引っ越したのに電気が使えないという事態は避けたいですよね。
新築住宅で電気を契約するおすすめのタイミングは、転居の2週間前です。
電気の切り替えには供給地点特定番号が必要です。
本記事では新築住宅で電気を契約するベストタイミングや、契約時のポイントを詳しく紹介します。
電気の切り替えに必要な供給地点番号についても解説するので、新築への転居を控えている人はぜひ参考にしてください。
新築住宅で電気を契約するタイミング
新築住宅で電気を契約するおすすめのタイミングは、転居の2週間前までです。
新築住宅に引っ越す際には、新しく利用する電気会社の契約手続きだけでなく、現在使っている電気の解約もしなければなりません。
電気の新規契約と解約のタイミングで、押さえておきたいポイントは2つです。
- 電気契約の手続きは2週間前までが目安
- 現在の住所の解約は同タイミングがおすすめ
契約と解約のタイミングが合わないと、電気代がムダにかかってしまう可能性があります。
新築でスムーズに電気を使い始められるよう、知識を深めておきましょう。
電気契約の手続きは2週間前までが目安
電気契約の手続きは2週間前までが目安ですが、地域の電力会社を使うのであれば、基本的に申込手続きは必要ありません。
電気工事業者が地域の電力会社に申し込み、電気工事を行ってくれるので、入居のタイミングで電気が使えるようになっています。
ただし自分で電力会社を選びたい場合は、2週間前までには手続きをしておきましょう。
繁忙期や大型連休付近は電力会社や電気工事業者が混み合うので、さらに早めに手続きを開始するのがおすすめよ。
電気の契約手続きは、転居予定日の約1ヶ月前から申し込めます。
早く手続きをしても、電話で利用開始日を伝えれば、その日から自動的に利用が始められます。
現在の住所の解約は同タイミングがおすすめ
現在使っている電気の解約手続きは、契約と同じタイミングでするのがおすすめです。
うっかり解約を忘れてしまうと、手続きが間に合わず、ムダな電気代を支払わなければなりません。
契約と同じく、遅くとも2週間前までには手続きをしておきましょう。
解約の際は、引越しの日にちを利用停止日として伝えることで、引越し当日まで電気を使えます。
たとえば3月31日を利用停止日にした場合、3月31日の23時59分まで使用可能です。
電気の切り替えには供給地点特定番号が必要
電気の切り替え時には供給地点特定番号を聞かれるので、事前に調べておくと手続きがスムーズです。
供給地点特定番号とは何か、また供給地点特定番号が分からない場合の確認方法を解説します。
供給地点特定番号とは
供給地点特定番号とは、電気を使用している供給地点を特定するために必要な22桁の番号のことです。
共通地点特定番号はすべての電力会社で共通に利用されています。
「供給地点特定番号」は省略して「地点番号」とも呼ばれているよ。
供給地点特定番号は住所や氏名と同じく、重要な個人情報です。
供給地点番号から個人の住所の特定もできるので、SNSなどネット上にアップするのは控えましょう。
供給地点特定番号の確認方法
引越し先の供給地点特定番号を確認する方法は2つです。
- 電力会社に問い合わせる
- 不動産会社に問い合わせる
不動産会社によっては、供給地点特定番号を把握していない場合があります。
確実に知るためには、電力会社に直接問い合わせましょう。
どうしても分からなければ、供給地点特定番号を知らなくても契約は進められます。
なお、現住所の供給地点特定番号は、電力会社が発行する検針票や請求書で確認できます。
Webサイトのマイページやカスタマーセンターへの問い合わせで確認するのもひとつの方法です。
新築住宅の場合はメーター番号も必要
新築住宅で電気を契約するためには、メーター番号も必要です。
スマートメーターに記載のメーター番号を確認しましょう。
場所が分からなければ、電気工事を担当した施工会社に確認すれば教えてもらえるよ。
なお、新築住宅に供給地点特定番号が振られるのは、電気工事完了後です。
電気工事中には分からないので、電気工事が終わってから確認しましょう。
新築住宅での電気の契約のポイント
新築住宅での電気契約のポイントは2つです。
- 新居に電気が通っている場合でも持ち主の変更手続きが必要
- 契約前に電力会社やプランを検討する
新築に引越す予定の場合は注意点をしっかり押さえ、トラブルや無駄な出費を避けましょう。
新居に電気が通っている場合でも持ち主の変更手続きが必要
すでに新居に電気が通っている場合でも、持ち主の変更手続きが必要です。
施工会社が施工会社名義で電気を通し、そのままにしている可能性があります。
電気が通っているからといって、使い続けるのは危険だよ。
そのままにしておくと、施工会社から後日電気代を請求される場合があります。
引き渡し日以前、引き渡し以降で電気の利用量は分けられません。
そのため、電気を通した日以降の電気代を全額を請求されることもあるので、引き渡しが終わったら必ず名義変更を行いましょう。
契約前に電力会社やプランを検討する
新築住居への転居は、新電力への乗り換えのチャンスです。
自分のライフスタイルに合わせた電力会社に乗り換えると、電気料金が安く抑えられることがあります。
電気工事事業者に手続きを依頼すると、地域の電力会社に契約されてしまうので、自分で選びたい場合は手続きが必要だよ。
最近では地域電力会社よりも安いプランを提供している電力会社が増えています。
たとえば「オール電化向けプラン」であれば、夜間の電気料金が安く設定されているので、エコキュートなどの利用コストを大きく下げられます。
また「市場連動型プラン」では、電力の市場価格にあわせて、30分ごとに電力料金単価が変動するので、在宅時間が長く電気を使用するタイミングをコントロールしやすい人に向いています。
- 市場連動型プラン：電気の市場価格が安い時間帯に電気を使うと、電気料金が安くなるプラン
- オール電化向けプラン：エコキュートや蓄熱暖房機を使う夜間の時間帯の電気代が安いプラン
- 一人暮らし向けプラン：基本料金が安く、電気の使用が少ない人におすすめのプラン
各新電力ではタイプに応じたプランを用意しているので、契約前に試算をしてみることが重要です。
▼市場連動型プラン
- Looopでんき：スマートタイムONE
- TERASELでんき：TERASELマーケット
▼オール電化向けプラン
- ミツウロコでんき：とくとくナイト
- CDエナジーダイレクト：スマートでんき
- idemitsuでんき：オール電化プラン
▼一人暮らし向けプラン
- TERASELプラン：シングル応援プラン
- CDエナジーダイレクト：シングルでんき
- idemitsuでんき：Sプラン
ファミリー向けプランやガスとのセット割プランなどもあるので、自分に合った電力会社や料金プランを見つけて、電気料金を抑えましょう。
新築住宅での電気の契約に関する質問
新築住宅の電気契約のタイミングによくある質問を紹介します。
- 新築住所で電気を契約するタイミングは？
- 引っ越しの2週間前までに契約するのがおすすめです。
電話で利用開始日を伝えて、その日から電気を使えるようにしましょう。
なお、同じタイミングで現在使っている電気の解約も忘れずに行ってください。
>> 新築住宅で電気を契約するタイミングを詳しく見る
- 供給地点特定番号とは？
- 供給地点特定番号とは、電気を使用している場所を特定するために必要な22桁の番号のことです。
電気の切り替え時には供給地点特定番号を把握しておくと、手続きがスムーズです。
>> 供給地点特定番号について詳しく見る
- 電気は即日開通できる？
- 基本的には電気の即日開通はできません。
特に新築住宅の場合はスマートメーターの手続きが必要なので、即日開通は難しいです。
スマートメーターの開通は、電力会社に連絡した後、電力会社が行います。
まとめ
最後に新築で電気を契約するタイミングのおさらいです。
- 電気契約の手続きは2週間前までが目安
- 現在の電気の解約は新しい電気の契約と同じタイミングがおすすめ
- 電気の切り替えには供給地点特定番号が必要
- 新居に電気が通っている場合でも持ち主の変更手続きが必要
- 新築の場合は契約前に電力会社やプランを検討する
新築住宅に転居する場合、手続きは2週間前に済ませておくのがおすすめです。
間に合わないと電気が使えなくなってしまうので、早めに契約しておきましょう。
電気の利用開始日を伝えれば、その日から電気が使えるように設定してくれます。
電気の契約時には供給地点特定番号を控えておくとスムーズです。
電力会社に確認するなどで供給地点特定番号を確認し、しっかり準備して手続きを進めましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。